開業した北陸新幹線で福井へ

2024/03/16 - 2024/03/16

２０２４年３月１６日、北陸新幹線が金沢駅から敦賀駅まで延伸開業しました。
さっそく開業したその日に北陸新幹線に乗って、福井へ行ってみました。
福井駅、開業した越前たけふ駅、敦賀駅の開業イベントを除いたあと、帰りは第３セクター化された「ハピラインふくい鉄道」に乗って途中今庄宿に途中下車、散策してきました。

https://www.youtube.com/watch?v=onsEU1PxkSU

エリア 南条・今庄(福井)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 新幹線 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日、北陸新幹線が金沢駅から福井県の敦賀駅まで延長開業。
行先が「敦賀」もとても新鮮。
東京から敦賀行なんて初めてかも。

「かがやき」に乗ります。
「かがやき」は大宮駅を出ると一気に長野、富山、金沢、福井まで突っ走ります。

北陸新幹線 乗り物

大宮駅を出て、わずか２時間半で福井駅に到着しました。
速いですね。
かつて東京から福井といえば夜行列車で往復していたころを思えば隔世の感がします。

ただ、福井駅はホーム１本だけ、下り上り同じホームから発車する小さな駅で驚きました。
まだ未完成なんでしょうか。

福井駅 (福井県) 駅

福井駅は新幹線の開業に合わせてきれいな駅になりました。
たくさんの人が来ていて記念撮影スポットには長蛇の列でした。

人がたくさん集まっていたのは、恐竜が歩いているところ。
中に人が入っているのでしょうか。

福井県は恐竜の化石が多く発見されており、「恐竜王国」を宣伝しています。

福井駅も大きな駅舎となり、恐竜のイラストが描かれていました。

このティラノサウルスのロボットは大人気。
恐竜の前に立つと、ティラノサウルスが大きな口を開けて吠えてきます。
泣き出す小さなおこさんもいました。

他にフクイラプトル、フクイサウルス、フクイティタンの３匹の恐竜もいました。

福井駅 恐竜広場 名所・史跡

駅前のイベント会場では、「ふくいごっつお汁」がふるまわれ、また舞台の上では様々なショーが行われていました。

福井駅前のイベントを１時間ほど見て、再度新幹線に乗って、隣の越前たけふ駅へ。
この駅は在来線とは離れた新幹線だけの駅で、今回開業した駅です。

道の駅越前武生 名所・史跡

越前たけふ駅の駅舎は白を基調とした美しい駅です。

駅前のイベント会場の特設舞台では小さな女の子が踊っていました。
その他、地元の福井県、さらには岐阜県の市町村の出店が出ていて、地元の名産品の販売を行っていました。

また越前たけふ駅には「道の駅・越前武生」も併設され、ここでも小さな機関車の運行などのイベントが行われていました。

越前たけふ駅でも１時間ほど開業イベントを見てから再度新幹線に乗って、終点敦賀駅へ。
この駅はとても大きい駅です。

敦賀駅 駅

敦賀駅からは名古屋方面への特急「しらさぎ」、大阪方面への特急「サンダーバード」への乗り換えになります。
乗り換え客が迷わず乗り換えできるように、「サンダーバード」は青のライン、「しらさぎ」はオレンジのラインが引かれています。

新幹線は３階、特急列車はその真下の２階の特別ホームから出発します。
ちょうど大阪行の「サンダーバード」が出発しました。

特急以外の電車は従前の敦賀駅のホームから出発します。
新幹線乗り場の建物です。
巨大な建物で３階が新幹線、２階が特急電車の乗り場になっています。

敦賀駅全景。
敦賀駅はさほど大きな駅ではありませんでしたが、観光案内所＆待合室の大きな建物が増設され、うしろには巨大な新幹線乗り場もあり、大きな駅になりました。
ここ数年開業した新幹線の駅の中ではダントツの大きい駅です。

駅の入り口はすごい行列。
開業日の入場券などを購入する人たちのようでした。

開業イベントもとても活気がありました。
駅前には各自治体などの出店がずらっと並び、特設舞台では地元の女子高生が地元の案内をしていました。

こちらの広場にも多くの出店が出店し、とても賑やか。
福井駅よりもにぎやかでした。

さて、敦賀駅からは旧JR北陸本線で、第３セクター化された「ハビラインふくい」鉄道に乗ります。
車両はまだＪＲの車両が使われているようでした。
２両編成なので車内は大混雑。

敦賀駅 駅

まず途中今庄駅で途中下車します。

電車はＪＲ西日本と同じでしたが、駅名標はブルーのＪＲ西日本のものから、ピンク色のものに代わっていました。
「ハピラインふくい鉄道」のコーポレートカラーはピンクのようです。

今庄駅 駅

今庄駅の駅舎。
今日は「ハピラインふくい鉄道」の開業日でもありますが、特に普段と変らないようでした。
この駅舎は今庄の歴史についての展示のある無料の資料館になっています。

今庄駅周辺は江戸時代は今庄宿でした。
ちょうどここから北国街道の敦賀方面への峠越えもあり、そのための宿場町としてとても栄えた宿場町だったそうです。
現在でも古い町並みが残っていました。

今庄宿 名所・史跡

今庄宿本陣跡。
この本陣の周りに脇本陣、問屋場などが集まっていました。
現在は本陣の建物は失われ、案内板があります。

この本陣には明治天皇も宿泊されました。
本陣の建物は失われ公徳園という公園となっていますが、明治天皇の宿泊された建物だけは残されています。

公徳園(明治殿前広場) 公園・植物園

本陣前の旅籠若狭屋。
「旅籠」は１泊2食付きの今でいう高級旅館になります。
寝るだけの今でいうビジネスホテルは「木賃宿」といいました。

今庄宿には55軒もの旅籠があったそうですが、現在ではこの若狭屋のみ残っています。

旅籠若狭屋は今は古民家カフェとして使われています。
はいりたかったのですが、今日はもう閉店。
残念。

その隣にある京藤甚五郎家。
大酒造の商家であり、脇本陣でもありました。

京藤甚五郎家(今庄宿) 名所・史跡

京藤甚五郎家は無料で開放されています。
中にあった今庄宿の模型。

今庄は江戸時代は宿場町として、明治以降は峠超え前の鉄道の町として栄えました。
今庄駅は現在は無人駅ですが、かつては駅長以下50人以上の駅員が勤務していた大きな駅でした。
ここで機関車に給水して、峠越えしていったのです。
現在でも給水塔は残っていました。

文政の道しるべ 名所・史跡

旧昭和会館。
地元の有力者が昭和5年に建てたもの。
当時としては最先端の建物だったとか。
戦後は役場として使われ、現在は町の公民館となっているそうです。

旧昭和会館 (今庄地区公民館今庄分館) 名所・史跡

今庄宿を散策したあと、今日の宿泊先である福井へ向かいます。
今度の電車はピンク色の「ハピラインふくい鉄道」の電車。
いずれすべての電車がこの色になっていくのでしょう。

ホテルフクイキャッスル 宿・ホテル