陽気に誘われ奈良で昼呑み。蕎麦を食べ、ワインの有料試飲をし、興福寺境内散策後、 ピンチョス専門店へ！

2024/03/16 - 2024/03/16

陽気に誘われ、久々に奈良市内に出かけた。
奈良市内で人気の高い蕎麦屋で昼食後、奈良女子大近くのワインとベルギービールの専門店でワインの有料試飲をし、興福寺境内を散策、そしていつかテレビのグルメ番組で見たピンチョス専門店を訪問。久々の奈良市内散策＆昼?みを楽しんできました。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

１１時半頃、自宅を出発。
近鉄京都線で奈良に向かう。
新田辺駅と、西大寺駅で２回乗り換え。

新田辺駅 駅

１２時半近鉄奈良駅に到着。

近鉄奈良駅 駅

まずは腹ごしらえ。

奈良は、蕎麦の美味しい店が多い。

今回訪問したのは、某グルメサイトの奈良市内の蕎麦屋でランキング３位。
☆3.56とかなり評価の高い「そば切り 百夜月（ももよづき）」という名の店。因みに、奈良県内の蕎麦屋で見てもランキング６位。
結構人気の店らしく期待が膨らむ。
本当なら、駅から徒歩数分なのだが、ちょっと寄り道していたのでこの店に着いたのは１１時４５分頃。運よく並ぶことなく入れた。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

店内は、大テーブル10席、テーブル２席×２で、大テーブルは比較的ゆったりと座れそうで軟石化開いていたが、２人掛けのテーブル席が二つとも開いていたので、荷物もあったため、テーブル席でもいいかと聞いたらＯＫだったのでそちらに腰かけた。

注文したのは、二八そばの大盛。

まず始めに、蕎麦のつゆと薬味に、そば茶を持ってこられた。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

因みにメニューは、そば料理オンリー。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

こちらのページもそば料理だけ。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

お酒のメニューこれ。

日本酒を飲みたかったが、好みの吟醸香のしない安もんの辛口の酒がなかったため、注文を断念。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

そばが出てくるまでは１０分以上は待ったかな。

出てきたのがこれ。本当に見るからに大盛。刻みのりは載っていなかった。

そばは、冷たくしっかりと締まっていて、結構歯ごたえがあり美味しかった。
ちょっと残念だったのは、つゆが関東圏の蕎麦屋のようにかなり醤油味が強めで、蕎麦湯で割って飲んでもまだ醤油の味がしていたこと。

味については、個人の好みで好き嫌いがはっきり出るので余りいい加減なことを言ってはいけないのだが、個人的な好みとしては、昨秋に斑鳩町の世界遺産法隆寺近くの蕎麦屋「旅木」で食べたそばの方が美味しかった。
しかしその店も、先述の某グルメサイトでは、奈良県内の蕎麦屋では何と４０位。
このグルメサイトもイマイチ信用できないかなと思った。

そば切り 百夜月 グルメ・レストラン

食後、一筋東にある「東向北商店街」に入り、奈良女子大近くにある、ワインの有料試飲ができるワインとベルギービール販売専門店「ワインの王子様」を目指す。
コロナ禍で、暫く有料試飲をやめておられたみたいだが、いつぞやネットで店を検索していたら試飲を再開したと書かれていたので久々に行ってみようと思った。

この東向北商店街にも、なかなか魅力的な飲食店が沢山あったが、目的の店は初めから決めていたので寄り道はせず。

東向北商店街 名所・史跡

近鉄奈良駅から奈良女子大方向に歩くこと５分余りのところにワインとベルギービールの販売専門店「ワインの王子様」がある。

久々に立ち寄ってみると、コロナ禍で中止されていたワインの有料試飲（立ち飲み）を再開した旨、店の入り口ドアに貼紙されていたので入店した。

コロナ禍以前は、ワンコイン（５００円）で試飲用のスタンプカード（スタンプは２７個まで押せる）を購入し、容量ごと、ワインの種類ごとにスタンプの数が決められていて、約１６種類くらいあったワインから好きなワインを、スタンプが一杯になるまで好みの種類、量を試飲できた。
例えば、４０００円強のボルドーの某赤ワインを２０cc試飲するなら８ポイント、４０ccなら１６ポイントを消費し、２７ポイントまではいろんな種類のワインが試飲できるというシステムでした。

再開された今回は、店頭でまず１枚２００円のコインを購入。

そして、購入したコイン１枚を試飲器のコイン投入口に入れると、１回試飲ができるシステムになっていた。

大体、コイン３～４枚で通常お店で飲むワイン１杯分程度の量になるそう。

好みのワインがあれば、上のボタンを押し、こんな感じでワイングラスに注ぎます。

ワインの種類は、少し減って１２種類に。
価格帯は、１７６０円のワインから３３００円のワインまでありました。

もちろん本来この店は、ワインとベルギービールの販売専門店なので、試飲用のワインとは違う好みの赤ワインを１本購入しました。

因みに、その店の約１００ｍくらい北に、奈良女子大学の正門がある。

奈良女子大学 名所・史跡

近鉄奈良駅方面に戻り、東向商店街に入る。

インバウンド客であふれかえっていた。

１５０mくらい商店街の中を行くと、左（東）に曲がる少し上り坂の道があり、そこを進むと 世界遺産の 法相宗大本山　興福寺 の境内に入る。

興福寺境内に入ってまず始めに目にする建物は、北円堂（国宝）

興福寺北円堂 寺・神社・教会

前を向くと、正面には、左前方に３０１年ぶりに再建され、２０１８年に落慶法要が行われた「中金堂」が大きく見える。

その奥の方に、国宝の「東金堂」と同じく国宝の「五重塔」が見える。

興福寺 寺・神社・教会

「西国三十三所」の第九番札所でもある『南円堂（重文）』。

現在の建物は創建以来４度目のもので、寛保元年(1741)に立柱、寛政元年(1789)に再建されたもの。

興福寺 南円堂 寺・神社・教会

陽の関係で色合いが上手く出なかった。南横から見るとこんな色合いのお堂。

興福寺 南円堂 寺・神社・教会

南円堂のすぐ横にある鐘楼。
時を知らせる鐘として使われており、大晦日の除夜の鐘としても撞かれている。

中金堂。

興福寺伽藍の中心になる最も重要な建物で、寺伝では創建者を当時の日本の律令制度をまとめ、藤原氏の栄光の基礎を築いた藤原不比等(ふひと)とされているそう。
創建より６回の焼失・再建を繰り返していた。文政２年（1819）、町屋の寄進により規模を縮小した「仮堂」を再建されたが、老朽化が進んだため、平成12年(2000)に解体、発掘調査等を経て、再建に着手され、平成30年(2018)に再建落慶を迎え復元された。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

五重塔（国宝）。

高さおよそ５０ｍで、国内で現存する木造塔としては京都・東寺の五重塔（国宝）に次いで２番目の高さ。

奈良時代に建立されたあと焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられたもので、傷みが激しくなっていたため、令和５年から明治時代以来となる大規模な修復工事に入っており、令和１３年に保存修繕工事が完了する予定とのこと。

興福寺五重塔 寺・神社・教会

興福寺から猿沢池の方に下りてきた。

時刻は午後２時半頃。この時間頃は、猿沢池の南西辺りにベンチがいくつか設置されており、昼下がりのひと時をゆっくり友人らと会話楽しんでいる人も多い。

今度は、今日初めて訪問する次の目的地『奈良料理 mikado（ミカド） 』という店を目指す。
この店は、以前、俳優の三田村邦彦さんが出ておられる「おとな旅あるき旅」という番組で、三田村さんらが訪問されていた店で、スペイン料理のピンチョスの専門店。

開店時間は午後２時なのでもう開いているはず。
距離にすると猿沢池南西端から１００ｍ余り。
スマホの地図を頼りに店を探すが、少し路地に入ったところにある店のようでなかなか見つからず。

猿沢池 名所・史跡

１０分後、ようやく発見。

２０２２年８月８日開店の比較的新しい店。

テレビでは、立ち飲みの店のように紹介されていたように思っていたが、立ち飲み用のカウンター以外に、最大１０人程度が座れるちょっとしたテーブル席もあった。

注文したのは、この二品。

どちらの品についても、オーナーが、見た目だけでは分からない食材や調理方法等について、ちょっとした説明をしてくれたのだが覚えきれず。

因みに左側のピンチョスは、三田村邦彦さんによって「大葉かやろう！」と命名された、大葉のジェノベーゼ、椎茸、クリームチーズ、生ハムのピンチョス（４００円）。
お洒落でなかなか手が込んでいる。

右側のピンチョスは、「奈良漬とクリームチーズ（４００円）」。
奈良漬とクリームチーズが絶妙な味のハーモニーを醸していた。

上の二品を注文した時に、それに合うワインをと頼んだら、出してくれたのがこのワインで、酸味やタンニンがあまり主張しすぎない、確かに料理をより美味しく頂くことができる味のワインだった。

日本酒もちょっと飲みたかったので、オーナーに辛口の冷酒をと頼んだら、奈良の「百楽門」という名の酒をチョイスして出してくれた。

酒器は、日本酒がよりおいしく飲める錫製だったのが嬉しい。

メニューもなかなかお洒落で、ピンチョスについては、全てこのように写真よりもわかりやすい絵で書かれており、簡単な食材の説明が添えられていた。

しばし、ピンチョスとお酒を楽しんだ後、帰りは近鉄ではなく奈良の街を散策しながら少し離れたＪＲ奈良駅から帰路につくことにした。

まずは「もちいどのセンター街」を北上し...

奈良もちいどのセンター街 市場・商店街

三条通り（暗越奈良街道）を西に向かい...

暗越奈良街道 名所・史跡

ＪＲ奈良駅から、奈良線で帰途につく。

JR 奈良駅 名所・史跡

ＪＲ奈良線の始発駅なので、電車が入ってきたときはこのように当然ガラガラだったが、すぐにインバウンド客で席が埋まっていった（笑）

奈良駅 駅