7つのコンサート　ドイツ音楽三昧12日間の旅【3】3日目　ライプチヒ2日目　グラッシー博物館とコンサート２　トーマス教会でモテット

2024/02/22 - 2024/03/05

とあるルートで2月のヨーロッパ行き格安航空券の存在を知り、急遽ドイツへコンサート三昧の旅行をすることにしました。
決定から出発まで19日間しかなく、短い期間でのあわただしい準備でした。

旅程は下記の通りです。

（　）は交通手段、『 』はコンサート、＠は会場、●は見学、※は食事、▲は宿泊、☆はこの旅行記、を表します。

1日目　成田ー（JL407便）ーフランクフルト　▲フランクフルト泊

2日目　フランクフルトー（ドイツ鉄道1回目）ーライプチヒ　▲ライプチヒ3泊

　　　『コンサート１』　＠ゲヴァントハウス
　　　　レオニダス・カヴァコス「チャイコフスキーバイオリン協奏曲」
　　　　ゲヴァントハウス管弦楽団「チャイコフスキー交響曲第5番」
　　　　指揮：アンドリス・ネルソンス

☆3日目　●グラッシー博物館

　　　『コンサート2』　＠トーマス教会
　　　　「モテット（宗教声楽）」を聴く　
　
4日目 『コンサート3』 ＠メンデルスゾーンハウスミュージックサロン
　　　　声楽とピアノ「手紙と音楽で見るショパン」

　　　『コンサート4』　＠ゲヴァントハウス
　　　　ミヒャエル・シェーンハイト：バッハ作品パイプオルガン演奏
　　　　シェーンハイトが病気のため,ダニエル・バイルシュミットに変更となりました

5日目　ライプチヒー（ドイツ鉄道2回目）ーミュンヘン　▲ミュンヘン4泊
　　　 ●ドイツ博物館　
　　　 ※ ホーフブロイハウス

6日目　●モダンピナコテーク
　 　　 ●ブランドホルスト美術館
　　 　 ●アルテピナコテーク　

7日目　●レジデンツ博物館

　　　『コンサート5』　＠ナショナルシアター
　　　　オペラ　ドニゼッティ「愛の妙薬」

8日目　●バイエルン国立博物館

　　　『コンサート6』　＠ヘラクレスザール
　　　 バイエルン放送交響楽団
　　　 ドビュッシー「春」
　　　 ドホナーニ「交響的小品op36」
　　　 サティ「グノシエンヌ3、ジムノベティ1」
　　　 ラヴェル「ダフニスとクロエ組曲2」
　　　 リゲッティ「ピアノと管弦楽のための童謡による変奏曲」
　　　 指揮：イヴァン・フィッシャー

9日目　ミュンヘンー（ドイツ鉄道3回目）ーフランクフルト　▲フランクフルト3泊

　　　『コンサート7』　＠アルテオペラ（旧オペラ座）
　　　　アレクサンダー・マロフェーエフ「パガニーニの主題による狂詩曲」
　　　　フランクフルト放送交響楽団
　　　　ショスタコーヴィチ「交響曲第4番」
　　　　指揮：アラン・アルティノグリュ

10日目　●デパートガレリアで買い物
　　　　 ●フーゲンドゥーベル書店

11日目　●ハイデルベルク日帰り　(ドイツ鉄道4回目)

12日目　※ギリシャ料理「アリストン」
　　 　　●クラインマルクトハレ（市場）→※ワッカーズカフェ→ レーマー広場

　　　　フランクフルトー（JL408便）ー成田

エリア ライプツィヒ(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

節約のため朝食はスーパーで調達しました
リンゴはホテルにチェックインのときにいただいたものです

きょうはグラッシー博物館見学のあとトーマス教会でモテットを聴きます
ライプチヒは10年前に訪れているので、バッハ博物館や市庁舎歴史博物館など前回見たところは割愛しました

アンペルマンの信号

アップで

左右逆向きバージョンもありました

赤のアンペルマン

トラムでグラッシー博物館へ

入口

最初チケットの販売所が分からず、いきなり入口へ行くと、1階のチケット売り場を教えられました
チケットを購入しましたが、なんと無料でした。
パンフレット、片方はロシア語のものをもらってしまいました（右側）

階段を上って入口へ
窓ガラスがすてきです

応用工芸博物館という範ちゅうで、名前の知られた作家のものではない生活の品々や宗教に関する作品の展示でした

無料ということもあって、1､2部屋くらいかなと思って見始めたのですが、じっさいは何部屋もある大きな博物館でした

ステンドグラス

陶製の祭壇

グラスなど

タペストリー

真ん中のは櫛でしょうか？
それにしては大きすぎる・・・

祭壇

グラス

陶芸
サラダを大盛りにして使ってみたいです

よく見ると、ちょっとエッチな絵です

リボンの模様がかわいい

教会の内部でしょうか

隣の人との境目の木彫が細やかです

ゴジラみたい！
説明では、熊がハチミツを持っている、と書いてあったような・・・

お皿の中に魚？
料理を盛り付けるわけにはいかないですよね、装飾用？

からくり人形

実際に動いている動画が見られるディスプレイが隣りにあり、それはそれはなめらかな動きですばらしいものでした

布製の祭壇もどき

布製の騎士たち

ユニークなボトル

ユニークなガラスボトル

蓋付きボトル

布製のキリスト

レースの襟飾りいろいろ

こんな風に使ったのですね

中国趣味の部屋

陶製人形
右側のはイヤミの「シェー」ポーズです

門扉のデザイン、オシャレです

ビーズの巾着、ステキです

ハープシコード？
竪琴のような装飾がすばらしいです

またしてもお皿の中に立体の魚

すてきな染め付けの便器

展示物があまりに多くて疲れてきました
もう帰ろうか、と思ったら、係員に「あなた方はこちらを見ていない＃＄”＃＊－％」みないな内容をドイツ語で言われ、仕方なく見学を続けることに
しかも次の部屋のドアを開けてくれる係員までいて、やめることができません

時代が現代に近づいてきました
なつかしいダイヤル型の電話機がありました

昔はふつうに使用していたものが時代を経ると博物館に展示されるのだな、としみじみ自分の年齢を感じました

赤ちゃんのゆりかご
逆さにすると、動く自動車になる、なんてすばらしい発想でしょう

なつかしいトースター、
ミシン、掃除機まであります

やっと見学が終わり、博物館内にあるカフェへ

向こうが私がたのんだジャガイモニョッキ、
手前は夫がたのんだクスクス
2人で40ユーロほど

はじめはおいしいと思って食べ始めましたが、食べても食べても減らないのです
なぜだろう、と不思議でしたが、原因がわかりました
皿の中央がくぼんでいるので、見た目以上にすごい量なのです
そして、ソースのとろみがとても濃厚なので、それでお腹いっぱいになってしまう・・・

ふたりとも残してしまいました
ホテルに戻ってから胃薬を飲みました

カフェの窓から見えた木

木の左上に鳥の巣のようなかたまりが見えます
おそらく宿り木です

列車の車窓からの景色でも、宿り木がクリスマス飾りのようにてんこ盛りについているものが見えました
私は日本ではあまり見たことがなかったのでとても印象に残りました

水仙がようやく咲き始めていました

いったんホテルに戻り、休憩した後、徒歩でトーマス教会へ
市庁舎の前を通りました

トーマス教会バッハ像
10年振りですね、また来ましたよ

モテットを聴く為の予約は必要ありません
プログラム代として1人3ユーロを払います
そのほか出口で寄付をつのっていました

バッハのステンドグラス

メンデルスゾーンのステンドグラス

事前のゲヴァントハウス紹介動画で知ったのですが、メンデルスゾーンの肖像の下に楽譜が描かれているとのこと

楽譜は確かに確認できました
何の曲の楽譜なのかは私にはわかりませんでした、マタイ受難曲？
お分かりの方がいらしたら教えて下さい

ルターのステンドグラス

こちら側にもステンドグラス

バッハのお墓

ひと月ほど前に亡くなった小澤征爾を追悼して、ボストン交響楽団がG線上のアリアを演奏していましたよ、と報告して手を合わせました

15：00開演に向けて、人が集まってきました

まず牧師さんの話（説教）から始まります
あくまで宗教行事の一環ということです
でもドイツ語なのでよくわかりませんでした
時々立ち上がって、お祈りを捧げます
私たちもお付き合いで、立ち上がりましたが、なかには座り続けているカップルも
他宗教の信者か信念のある無神論者なのでしょうか

モテットを合唱するのがトーマス教会少年合唱団だと思い込んでいた私たちは、実際には大人による演奏で少々ガッカリしました。
でも、美しい歌声は、歌詞の内容がわからなくても心にしみるものでした

教会入り口
モテットの案内板

帰りにカフェリケーに寄ってみました
カフェカンドラー、カフェバウムは先回行きましたので、今回はこちらです

前身は東アジア・オリエント圏の貿易商だったからでしょうか、入口の象のモニュメントがユニークです

中は大変混雑していました

なので、テイクアウトでバッハトルテを購入し、ホテルで夕食代わりにいただきました
しつこくなくて、とてもおいしかったです
夕食は、他にスーパーで買ったビーツサラダやハム、ビールであっさりいただきました

カフェリケーを目指しているときでした

ウクライナ支援のデモ隊に遭遇です
そういえば、2年前のこの日、ロシアがウクライナに侵入しました
欧州人は胸板が厚いせいか、腹の底から吠えるような声が響き渡ります

早く戦争が終結してほしいものです