2024/03/01 - 2024/03/02
128位(同エリア212件中)
nao520さん
- nao520さんTOP
- 旅行記148冊
- クチコミ83件
- Q&A回答10件
- 192,759アクセス
- フォロワー29人
2024年3月第一週の週末、本当は二泊三日で荊州まで足を伸ばす予定が日曜日に予定が入ったため荊州は諦めて武漢だけに。武漢は2000年ごろ行った事がありますが、なにせ20年以上前で随分と年月は経っているし、記憶も僅か黄鶴楼しかないので初めての街と同じ感覚で行ってみたかったのと当時はまだ展示されていなかった越王勾践の剣をぜひ見てみたいと思っていた。
3月1日(金) 高鉄 北京発14:00 武漢着18:11
3月2日(土) CA8213 武漢天河発20:05 北京首都着22:10
行って分かった事、武漢は広い。行くところ、泊まるところによっては武漢駅より漢口駅の方が近い。武昌駅もあるが高鉄は止まらず。地下鉄で武漢駅から黄鶴楼駅まで約一時間、黄鶴楼駅から天河飛行場まで一時間という距離感。地下鉄はどこへ行くにも便利だが直接距離で目的地に行けるわけでもないので時間がかかったりする。適宜タクシーを組み合わせると機動的にまわれる。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
PR
-
金曜日の午後2時、北京西駅。さほど混んでいないのは春節明けだからかな。北京に戻ってくる人は多くても地方に行く人は少ないようす。
-
18:11分。武漢までは約四時間。鄭州のざっくり2倍の距離感。
-
巨大な武漢駅。
-
空港から4号線で一本なので、ホテルチェックイン前に夜の黄鶴楼を見に行くことにする。
-
司門口黄鶴楼駅のA出口を出るとバーンと出てくる。
-
西門までは直線では行けず回り込むような感じで10分歩く。夜はライトアップショーと演劇などを組み合わせたチケットしかなく平日130元、週末150元もする。ショーに興味はないのと、夜は冷え込んで0℃近いので今日はここから見上げておわり。
-
ごく近くに戸部巷が見えたので歩いてみることにする。
-
よくある屋台通り
-
初めて見る食べ物、居並ぶB級グルメ屋台の中ではかなりグレード高そうなので一個買う。
-
三鮮豆皮という武漢名物らしい。
-
初めて見る鸚鵡占い。これも武漢名物?
-
そのまま、通りを流れに任せて歩いて駅のC出入り口に着く。
-
そこに良さげな珈琲店発見。
-
中も良さそうなので入ってみる。
-
本格珈琲、サイフォンで入れるスタイル。色々聴いてみると9ヶ月前にオープンしたという。珈琲関係の仕事だったが興味があったので自分で店開いて一人でやっている。
-
これは友達が日本から持って帰ってきたお土産で結構高いんだと見せてくれた。その場で調べてみると7700円もするブルーマウンテン。次日本に戻った時買ってみよう!
-
中もレトロな調度品。全部自分の趣味で統一したと。
-
何より、2階のソファー席からは黄鶴楼が丸見え。これはポイント高いんじゃない?
-
いい味出してる喫茶店だった。これは思わぬ収穫。旅の楽しさだ。
-
チェックインは、ヒルトン。武漢で眺めの良いホテルランキングNo.1とあったので素直に信じて決定。ただし、長江が全景できる部屋の価格は高い設定。素泊まり普通部屋は590元、朝食付き長江全景の部屋は890元。
-
鸚鵡長江橋がめのまえにみえる。
-
対岸には黄鶴楼と長江大橋が見える。
-
10時過ぎには全てのライトアップが消灯になる。静かに流れる長江を様々な船が行き来するのをボーと観ているだけでも飽きない。時の経つのをつい忘れてしまう。
-
朝の長江
-
昨日駅で食べた熱干面は不味かったが、ヒルトンの朝食のは実に美味しかった。
-
ゴールデンゲートブリッジを見ながら取る朝食はこんな感じなのだろうか?
-
さて、チェックアウトして、団体客が来る前の10時前に黄鶴楼へ。タクシーで直接南門へ乗り付けて入場。まだそんなに人はいない。公園内を突っ切ってとにかく黄鶴楼へ登る。
-
行列ができる前になんとか入場。各階にはタイル装飾があったり、土産物屋があったりとする。
-
有名な詩もたくさん紹介してある。
-
なるほど、昔の長江このあたりはこういう風になっていたのか。今とはずいぶん違うなあ。
-
今は岸からずいぶん離れている。
-
長江の逆側
-
ヒルトンの方
-
最後に、昨日来た西門の方から。
-
西門から階段を下まで降りたところにバス停があり、湖北博物館にも行くので飛び乗った。約45分ぐらいで到着。でもここからがまた歩く。
-
ここもまだ入り口ではない。出口のみ可。アプリで入館時間を指定して入場。皆さんその場でやってたね。比較的人が少ない昼飯どきの12時ごろを狙って入館。
-
この博物館の最大の宝。入ってからまっすぐ2階の越王勾践の剣展示室へ。既に70mぐらい並んでいた。15分ぐらいでしょうか。混雑してくる午後2時以降の列はかなり長くなっていて30分は待つ感じ。
-
勾践の8本の名剣のうちの一つ。
-
出土して棺を開けた時に光に当たり輝いていたというのはこの剣が2000年以上経っても錆びていなかったから。錆びていなかった理由は謎とされたが、分析の結果、単純な銅剣ではなく幾つかの金属の合金だからだという。詳しい作り方は謎。
-
これは、刀素人の目からしても名剣だろう。オーラ発している。
-
中国鑑定団による認定により、勾践自らのものとしてこれを作るとある。
-
発見されたのは勾践の墓ではない。そもそも勾践は越の人、この辺り今の湖北省は楚の国。何故に越の名剣が楚の国に。
-
剣の主ははっきりした名は分かっていないが、楚の悼王の孫と記述がある。
-
どうして越の剣が楚にあるのか。楚の昭王の妃は勾践の娘なのでその際に嫁入り道具として楚に来たのか、それとも共同戦線の為の贈り物か。はたまた楚の戦利品かも。
-
湖北博物館は河南博物院ほど巨大では無いものの文物はそれぞれとても質の高いもので美しい。その中でも曹候乙の墓からの出土品がまとまって展示されている。
-
昔、ここに曹という小国があったそうで、その王の墓。
-
棺の一番外で、
-
2番目の箱
-
この人物模様が不思議。
-
これが内部の木棺
-
鶴だそうです。
-
曹國についての展示室もかなり大きい。
-
造形が素晴らしい。
-
9個の食器は紛れもなく王のしるし。
-
それぞれ整っている。
-
この時期の墓によくある車馬坑
-
馬具も一通り揃っている。
-
完全な形で残っているのが素晴らしい。
-
美しい彩色が一部に残っている。
-
かなり精巧にできた紋様
-
蜻蜓眼玻璃珠。古代エジプトからも発見されておりこれは西方から輸入されたものであろう。
-
楚国って800年も続いたのか。
-
呉王夫差の矛。これも有名な矛だが越王の剣とは扱いに随分差がある。
-
夫差が自分のものとして作らせたという刻印あり
-
呉王夫差の剣。錆びちゃっているから人気ない?
臥薪嘗胆のお話は遥か昔、2400年も前の物語としか感じられなかったが、こうやって実際に勾践の剣、夫差の矛を目の前にすると現実感が出てきてあれは作り話ではないんだなという感慨が出てくる。古代ロマン。 -
小国は皆楚によって滅亡か併合。
-
春秋期の琴。日本は縄文時代。
-
鐘を含む当時の楽器での音楽演奏会は50元。入館後地下の演奏館窓口か入口付近にQRコードでの予約ができる看板があるのでそこから。すぐに予約は満席になる。
-
この銅の鐘と、石の木琴みたいな楽器での曲を聴いたのは初めてだった。
-
30分の興味深い演奏会だった。
-
さすがに三時間以上いると集中力がなくなってくる。見たいものは見たので4時前に博物館を出て、長江を渡河する為中華路フェリー乗り場へ。地下鉄を乗り継ぎ昨日来た司門口黄鶴楼駅に行きそこから10分歩きでフェリー乗り場。
-
相変わらず人は多いね。
-
遠くに長江大橋が見える。今回は歩いて渡ることはできなかったな。こんな川に長江イルカはまだ生存しているのだろうか。
-
フェリー乗り場から漢江駅へ10分歩く。
-
天河空港は地下鉄で一時間もかかる。到着6時過ぎ。8時発のフライトで北京に戻ります。この日のこのフライトチケットは高鉄よりも安く片道500元で帰ることができた。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
武漢(中国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
90