2024/02/24 - 2024/02/24
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Pontakaiさん
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1月初旬からの避寒滞在中、2月24日万佛節祝日カンチャナブリ地方の観光名所行往復列車に乗って旧泰緬鉄道線体験をしました。
6:30フアランボーン駅始発の列車でしたが、途中大幅な遅延があり、BKK駅に戻ってきたのは夜10時近く。疲れました。でもこれがタイでの愉快さ。東南アジア(タイ)には生きた人間がいます。マイペンライ。
最初の長時間停車駅はナコンパトム駅。世界一の高さがある仏塔で有名なプラパトムチェイニィがあります。40分停車中に仏塔見学して次のクエイ河鉄橋へのはずが、なんと列車交換の理由?でそこで3時間近く待つことに。別の列車でお昼過ぎにクエイ河鉄橋に到着。そこで、再び別の観光列車に乗り継ぎ、チョンカイの隘路を抜けて木造の桟橋タムクラセー橋を渡りながらの絶景見学。列車はナムトックから更に奥にまで走り、サイヨクノイ駅で終着停車。そこから滝の見える公園まで徒歩5分くらい。自然の景色をしばし堪能。夕方5:00に出て、同じ経路でフアランボン駅まで戻り。
往復で120THBという驚きの運賃で、丸々一日の旅を終えました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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3月上旬までの避寒滞在予定中の主目的作業がほぼ終わったので、初めて郊外旅行に出てみることに。タイ国鉄のOnLineで一度行ってみようと思っていたカンチャナブリ地方へ行く休日運行観光列車の予約が取れたので、実行。
始発駅はフアランボーン駅。バンスー新駅から乗ってもよかったのですが、滞在中の家からバスで戦勝記念塔経由でBKK駅まで。早朝のせいか、バスはガラガラ。運転手さんのお子さんでしょうか?運転席脇のシートで寝ています。欧米的合理化がどんどん進む中、まだ人間中心のシステムが機能しています。この適度のいい加減さが昭和世代には受け入れることができます。昔は日本もそうだったなぁと感慨にふけります。 -
観光列車909,910号の入線です。この4号車に座席が取れました。座席は画面上で選べたので、進行方向左側の1席を採りました。が、実際乗ってみると右側。なんじゃこりゃ!という感じでしたが、実際はその絶景を見る時になると皆、譲り合って左側に皆さん寄って写真撮影ができました。タイの人々譲り合おうということを心得 ています。
24日は萬仏節という祝日だそうです。この日はお酒はみな飲めません。観光専用列車の中でももちろんだめです。 -
909列車はナムトック方面、911列車はホアヒン方面へとナコンパトムまでは一緒に走ります。われわれは4号車の3等冷房なしの120バーツの客車です。
観光列車のためか、専務車掌さんがいろいろ情報提供したり、食事の予約注文などを宣伝したりしながら取ります。わたしはタイ語全然わかりませんので、心細かったのですが、少し英語の分かるお嬢さんに助けてもらいました。
BKK西側のトンブリからもナムトック行きの列車は出るのですが、こちらは外国人には不評の運賃差別制になっており、名所で乗降するたびに一駅乗っても100バーツということで外国人にはとても不評です。
それに敷き替え、この観光専用列車は休祝日だけの運行ですが、とても割安です。乗客は90%以上がタイの人、友人同士や家族づれのようでした。欧米人が数人。日本人は?英語で何とかなるだろうくらいの楽観主義者でないとちょっと心細いかもしれませんが、タイの人は親切ですし、英語の分かる人もいますからそう心配しないでも大丈夫です。 -
最初の長時間停車駅ナコンパトムです。ここには世界一高い仏塔があるということで名所となっています。24日は万仏節という仏教にちなんだお休みのせいでしょうか?たくさんの人々が詣でていました。
駅からは500メートルくらいの距離です。 -
塔の中には大きな立位釈迦像が輝いていました。修学旅行生?らしき少年少女たちが見学に来ていました。
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駅から参道に沿ってはたくさんのお店が出ており、観光列車の乗客たちは思い思いに食事などもできます。物価はBKKの下町地元民価格とほぼ同じです。品質を見るとすこし良質な分安いかな?
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このナコムパトム駅で8:40発ということで列車に乗って待っていましたが、待てど暮らせど発車しません。2,30分したら突然列車を替えるから全員降りてください、とのこと。みんながぞろぞろ降り出したので、わたしも牛のように黙って追随。そのあと待つこと2時間近く。それでもタイの人々は駅員に食って掛かるような人はいません。穏やかなものです。わたしは今日はもうキャンセルして、バンコクへ戻ってまた明日か明後日予約しなおそうかなどと考えたりしていました。情報がないので(言葉が分からないので)ただただ我慢。参りました。
で、結局11:00頃別のナムトック行きの列車が来たので、それに乗車しました。 -
車窓から山の姿が見え始めました。山肌が赤茶けていてアリゾナの山々を思い出しました。カンチャナブリ地方に入ったようです。
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列車はお昼過ぎにクエイ河鉄橋駅に到着しました。みんなが下りるので後をついて行きます。
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鉄橋は復元再建部と旧来部(アーチ形橋梁)とは橋桁の形が違うということですが、どちらにせよ映画「戦場にかける橋」とは異なったもののようです。
ただ、泰緬鉄道敷設にあたっては、日本人(鉄道工兵隊)、英国人や連合国軍捕虜、タイ人、ビルマ(ミャンマー)人、マレーシア他多くの人々の犠牲があったことは確かです。建設を急ぐ突貫工事による過酷な重労働と並んでマラリア、コレラなどの疫病の蔓延が犠牲者をいたずらに多く生み出してしまったようです。いづれにせよ今日的視点から見れば、かなり非人道的な労働が国籍を問わす強いられたということでしょう。皆さん、戦争の犠牲者です。 -
鉄橋上の退避場所で列車通過を待つ人々
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クエイ河鉄橋より水上レストラン群を眺める。
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遠方にミャンマー国境に位置する山並み。
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山岳部は険しそうだが、鉄道沿線はかなり広大な平地が続きます。狭隘な崖と川辺に挟まれた厳しい鉄道工事が行われた場所区間は極めて短い例外的な場所(区間)だったようです。
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チャンカイの切通しとして有名な狭隘路。列車の車窓から岸壁を手で触れる近さ。しかし区間距離は数十メートルという感じ。
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ディーゼル気動車で単線走行です。騒音と振動も列車旅の楽しみの一つ。
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クエイ河に沿って走る車窓から
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観光列車のハイライトシーンになるタムクラセー木造桟橋の上からの左側クエイ河沿いの景色です。水煙は人工的にあげています。下はリゾートホテルとなっているらしい。
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イチオシ
タムクラセー木造橋通過中の車窓からリゾートホテルを望む。
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狭隘な桟橋鉄路の右側は岸壁が迫っています。列車はゆっくりゆっくり走りますので、窓から手を伸ばして岸壁にタッチする人が多いです。これもこの列車旅の楽しみの一つというところです。
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イチオシ
右に迫る岸壁、左は崖直下にクエイ河。列車はこの狭隘な木造桟橋路をゆっくりとゆっくりと走り抜けます。列車が来ない間にはこの桟橋鉄路を歩いて渡ることができます。今日のこの観光列車ではできません。滝を見るつもりがなければ、この近くの駅で降りて桟橋鉄路を歩いたり、線路脇すぐ傍にある洞窟見学などもできます。
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イチオシ
今通って来た木造桟橋路が見えます。狭隘な鉄路であることがよく分かります。
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この木造桟橋区間は「死の鉄路」と呼ばれています。「戦場にかける橋」の英国人捕虜将校が自軍捕虜たちを必死に動機づけて建造した木製橋のイメージはこちらの方がクエイ河橋より強いでしょう。故に「死の鉄路」と名付けられたのか?実際この木造橋は映画のようには破壊されていないかと思いますが…?
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列車はナムトックに向かって快走します。途中の山肌は焼き畑のように黒く焦げ跡が残っています。
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赤土の畑などが広がります。
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列車は終着駅サイヨクノイ駅に到着しました。この観光列車だけがここまで来るようです。トンブリからの列車はナムトック止まりです。
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滝への入り口の国立公園の表示
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滝の上部のアップ写真
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滝も水の色は薄茶色の濁った水。それでも子供たちは大はしゃぎで水遊びです。
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家族連れのピクニックで来ている人々が思い思いに過ごしています。一大キャンプ地もある様子。
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イチオシ
滝の上部の全貌です。滝壺はなく子供の腰位の池状のたまり水場があります。散歩する時は水で滑りやすいので注意が必要です。
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鉄道路の下には車道があり、より山奥へドライヴで向かうことができます。車道より停車中の列車を撮影。
復路は列車交換もなく、17:00発、フアランボーン駅には21:45頃到着しました。お疲れ様の旅でした。丸一日タイ国鉄にお世話になりました。 -
今回の観光列車の到着地の地図です。列車での旅はここまでであることが分かります。もう一つ有名なエラワン滝には自動車でないと行けないようです。
タイ国鉄の観光列車は他の路線でも走っています。来年はまた別の路線旅をしてみようかなと思います。
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