2023/12/22 - 2024/01/02
479位(同エリア951件中)
RKさん
長年ずっと行きたいと思っていたエジプト(カイロ・ルクソール・アスワン)へ、
2023年12月に家族3人で個人旅行で旅してきました。
飛行機代が高かったので、
できるだけ自分達で観光(時にガイドや車をチャーター)&ホテルは居心地良さそうな安宿、
というスタイルです。
自分たちの思い出として、
またこれからエジプトへ行かれる方の参考になればという思いで、
旅行記を綴ります。
●日程
2023年12月22日~2024年1月2日
☆1日目:成田空港からカイロに向けて夜のフライト
☆2日目:早朝カイロ着、ギザ観光と大エジプト博物館、ギザ泊
☆3日目:ダフシュール・メンフィス・サッカラ観光して夜ルクソールへ、ルクソール泊
☆4日目:東岸の観光、ルクソール泊
★5日目:西岸の観光、ルクソール泊
☆6日目:クヌム・エドフ観光をしながらアスワンへ、アスワン泊
☆7日目:アブシンベル観光、アスワン泊
☆8日目:イシス神殿・オベリスク・ ヌビア村など、アスワン泊
☆9日目:朝のフライトでカイロへ、オールドカイロ観光、カイロ泊
☆10日目:イスラム地区の観光、カイロ泊
☆11日目:カイロ観光、夜カイロ発ドーハ乗り継ぎ
☆12日目:夕方に成田着
- 同行者
- 家族旅行
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
この日はルクソール西岸を1日かけて観光します。
ロコタビで知り合った現地の方に、
車の手配と案内をお願いしました。
どこもだいたい6時オープンなので、
あさイチで観光したい場合は5時半に出発するといいのかもしれません。
人も少ないので混雑を避けられるし、
夏場は少しでも涼しい時間帯に観光できそうです。
私たちは朝6時にホテルを出発。
朝食はボックスにしてもらいました。
車の中で食べながら西岸へ移動します。
西岸へは、
ぐるーーーーと大回りして橋を渡るので、
ちょっと時間(30分くらいだったかな?)がかかります。
西岸から気球が次々と飛び立っていました。
王妃の谷・王家の谷・ハトシェプスト葬祭神殿は、
それぞれの入り口でチケットを購入できます(クレジットカード払いのみ)。
それ以外の遺跡はすべて、
メムノンの巨像近くのチケット売り場で購入する必要があります。
私たちはルクソールパス(プレミアム)なので、
チケットの心配はありませんでした。 -
まずは、
1日150人制限と聞いていたので王妃の谷のネフェルタリの墓へ。
パスがない場合は、
2000ポンド(学生料金なし)!!!
ちょっと日本の感覚では考えられない価格な上に、
10分間の制限つきです。
朝早い事もあってか、
私たち以外は誰もいませんでした。
ネフェルタリ独占です。 -
怯む価格ですが、
狭い入り口からお墓へ降りた先の壁画は、
確かに他のお墓とは全く違う雰囲気!
一生に一度、もう二度と来れない?
と考えると見てもいいかなと思いますがどうでしょうか。 -
という事を、
ルクソールパス(プレミアムの方)なら考えずに済みます(笑)。
スマホ撮影は全くOKでした。
3000年前とはとても思えない、
色彩豊かな壁画をじっくり見学します。 -
事前に古代エジプトについて、
歴史や文化、風習、神様など勉強しておくと、
より楽しめると思います。 -
この時は中に2人の係員がいて、
こっちだあっちだ写真はここだポーズはこうだ、
カタコトの英語での案内もありました。 -
チップは20ポンドづつだったかをお渡ししました。
USドルだと1ドルくらいの感覚?
もっとくれとも言われなかったし、
かといって喜ばれもしなかったので、
相場なのかもしれません(笑)。 -
次は、
ディル・エル・メディーナ(職人の谷)へ。 -
王家の墓や遺跡を造るために働いた人々が住んでいた跡や、
小さな神殿、墓がありました。
当時の一般庶民の生活の様子がわかる壁画が見れておもしろい。 -
けれども、
王家の谷などと比べるとサササッと描いた感がぬぐえません(笑)。 -
ピラミッドほど大変ではありませんが、
階段の上り下りもそれなりにあるし、
こんな狭い所を通っていく場所もありました。 -
アメンナクトの墓室。
冥界の神アヌビスがミイラ作りをしている場面でしょうか。 -
パシェドウ墓の鮮やかな壁画。
オシリスとウジャトの目とホルスを礼拝する死者。 -
暗い冥界へ行くには明かりが必要で、
死者がオシリスから明かりをもらうのを待っている様子だそうです。 -
続いて貴族の墓へ。
素晴らしい壁画が残っているにもかかわらず、
規模が小さく団体ツアーがほとんど来ないようで、
ゆっくり静かに鑑賞できました。 -
センネフェルのお墓へは、
こんな感じの通路をくぐっていきます。
いい運動になります・・・。 -
ガラスケースで覆われている壁画が多くあまり写真は撮りませんでしたが、
ネフェルタリとはまた違った色彩で綺麗でした。
天井たくさんに描かれたぶどう棚が美しい。
古代エジプトでもワインを作っていたようですね。 -
切り立った断崖の下に建設されたハトシェプスト葬祭殿。
紀元前1500年頃、
にエジプトで最初の女王が造った太陽神アメンラーを祀る神殿です。
お昼前だったからか大混雑。
もしかしたら、
職人の谷や貴族の墓を後回しにして先にこちらへ、
朝早いうちに来た方が良かったのかもしれません。
もしくは、
午後の遅い時間帯は王家の谷も含めて空いているそうなので、
(団体ツアーは午前中に観光する)
回り方を考えるといいと思いました。 -
入り口から葬祭殿まで、
少し距離があるので有料のトラムに乗ると楽々。
葬祭殿は3階建てで、
各階に広いテラスがあります。
アムン神やオシリス神など特定の神が住む場所であり、
神官がお祈りする場所である神殿に対し、
葬祭殿は王個人の為に造られた礼拝用の建造物。
やがて王の功績を表す役割へと変化を遂げていった。 -
当時のエジプトでは女性はファラオになれなかったので、
ハトシェプストは顎鬚をつけるなど男性に見えるように腐心していたそう。
残っている像やレリーフも男性の姿で描かれています。 -
1997年11月17日午前9時、
日本人10名を含む62人がテロリストにより殺害された、
ルクソール事件の現場でもあります。 -
ハトホル女神礼拝所。
ハトホルは、
愛と喜びの女神で人々を幸福に導く女神で、
ホルスの妻。
大きな太陽を載せた牝牛の角を持った姿で描かれることが多い。 -
プント(今のソマリアやエチオピアなどの紅海周辺の地域)と、
金や香料を求めて貿易を行なっていた時代。
壁画には、
プントから来た動物や鳥、魚、飲物などが色鮮やかに描かれています。 -
ところどころ壁画が削られているのは、
その後ファラオになったトトメス3世(ハトシェプストの義理の息子)が女王を失脚させ、
女王の像や壁画を破壊したからだそう。 -
メムノンの巨像。
本当は通り道だったのであさイチに寄る予定だったのですが、
お昼ごはん時に立ち寄り。 -
ツーリスティックなレストランではなく庶民的なお店を!
と伝えてドライバーさんにお任せで連れてこられたレストラン。
は、
入り口こそ質素でしたが2階に上がると思いっきり観光客向けでした・・・。
しかーも高い!
エジプトで食べたご飯の中で一番高く(1人600ポンド!)メニューを見た瞬間すぐに出ようとしましたが(笑)、
お店の方が2人分のオーダーでいいというので、
4人(私たち3人+ロコタビの現地の方)で2つのメインを選びました。
ドライバーさんはきっと、
コンプリなんでしょうね(旅行業界ではよくある事)ー。 -
失敗した、と思ったものの、
お料理がとっても美味しい!!
このトマト味のお野菜の煮込みもグツグツ湯気を立てて運ばれてくるし、 -
メインの1つお魚のグリルなんて、
エジプトで食べたお料理の中で一番おいしかったかも!
ここのお魚があまりにも美味しくて、
その後ちがうお店で何度かお魚をオーダーするも、
ここより美味しいのには出会えませんでした。 -
2人分のオーダーというのはつまり、
メインを2つ選んだという事で、
パンやライス、お野菜などは食べ放題だそう。
量が多すぎて食べきれませんでしたが・・・。
このライスも、
ほんのり味がついていて美味しかったなぁ。
景色も良かったし美味しかったし、
結果オーライのお昼ごはんでした。 -
ランチの後は、
ロコタビの方のお勧めでセティ1世のアメン・ラー神の葬祭殿へ。
セティ1世の父ラムセス1世も祀っていたそうです。 -
ナツメヤシ?
他の神殿や墳墓では見かけない樹木が印象に残っています。 -
少し外れた所にあるからから、
訪れる人も少ないようで静かでしたが、
この後に王家の谷のセティ1世のお墓を見学するわけで、
そういう意味でもここに立ち寄って良かったのかもしれません。 -
この後カーターハウスにも行き、
最後に訪れる王家の谷へ想像力を膨らませます。 -
この日の最後は王家の谷。
古代エジプト(新王国時代)の王たちの墓が集中していて、
現在まで24の王墓を含む64の墓が発見されています。
これ、
模型なんですがわかりますでしょうか。
ピラミッドに似た三角山がある険しい岩肌に囲まれた岩窟墓になっていて、
盗掘を免れる為に地下深くへ深くへと道が続いている様子を表しています。 -
エジプトといえばピラミッド!
または世界遺産が生まれるきっかけになったアブシンベル神殿!
という印象があったけれど、
今回の旅で最も印象に残ったのはこの王家の谷でした。
こんな険しい岩窟の中に、
あんなに色鮮やかな壁画があるなんて!!
とにかく広大なのと、
冬とはいえ午後はさすがに気温が高くなってきたので、
移動はカートで(有料だけどお手頃)。 -
まずは、
世紀の大発見となった有名なツタンカーメンの墓から。
他のお墓と比べるとかなり小さく、
壁画も控えめ。
それでも、
カーターがこの墓を発見した時の事を想像すると、
胸が高鳴りましたー。
黄金のマスクはカイロですが、
本物のミイラはここで見る事ができます。
(写真撮影も可能)
今でも王家の谷で眠るたった一人のファラオなわけで、
そう考えるとすごい歴史ロマンだなぁと。
因みにツタンカーメンの表記はTut ankh amen
トゥト・アンク・アメン(アメン神に生き写しという意味)で、
英語ではKing Tutと呼ばれてるそう。
ツタンカーメンと言っても伝わりません。 -
次にラムセス6世のお墓。
ラムセス5世が作っている最中に王位を継いだラムセス6世が、
自分のお墓ににしてしまったとか。 -
壁一面に描かれたヒエログリフが、
とにかく美しい! -
どこまでも続く壁画の素晴らしさ。
ネフェルタリとはまた違う色彩だけれど、
ここも本当にお勧め! -
天上画もお見事です。
神話などのエピソードが描かれているので、
ここは案内してもらえる方がいるとより面白いと思います。 -
案内していただいても私たちはすぐに忘れてしまうわけですが、
それでもその時その場ではなる程!
と思う事がいっぱいで、
観光がより充実しました。 -
奥に眠る石棺。
王家の谷は、
午前中に訪れる方が多く大混雑なようなので、
朝一番か夕方の遅い時間が良さそうです。 -
とっても見ごたえがあるお墓でした!
私はここが一番強く印象に残りました。 -
セティ1世のお墓かな・・・。
ネフェルタリと並んで超高額な入場料が必要なお墓ですが、
この他にもいろいろ見過ぎて何が何やらわからなくなってきました。
記憶もあいまいだし。 -
セティ1世の息子が建築王ラムセス2世。
新王国はこの頃に最盛期を迎える。 -
セティ1世のお墓は、
地中へ深く深く潜っていき、
王家の谷では最も長い140メートル近くの長さだとか。 -
時間帯のせいなのか、
あまりにもチケットが高いからか、
人があまりいなかった。
たまたま観光局の撮影カメラマンに、
観光している様子をモデルとして撮らせてほしいと言われた娘。
もしもし採用されたら、
世界のどこかで娘がエジプトのPRの一役を担う事になるかもしれません?? -
朝6時スタート、
張り切って観光に出かけたものの、
あまりに見ごたえありすぎる上に暑さと疲れもあり、
お腹いっぱいになりました。。。
確か帰着は16時ごろ、
10時間みっちり観光していた事になります。
ホテルに戻りお部屋で一息。
そうそう、
安宿なのにこんなタオルアートは毎日されてましたよ。 -
疲れていたので、
夜ごはんはホテル屋上のレストランでいただく事に。
ナイル川の向こう、
西岸に太陽が沈んでいく様子が本当に美しい。 -
レストランは手ごろな価格とこの眺めで、
とっても人気のようでした。 -
すごく素敵なレストランに見えるかもしれませんが、
安心してください(笑)、
値段それなりです。 -
ファティールという、
エジプトのパンケーキというかピザみたいな感じのお料理。
中に野菜やチーズが入っています。 -
モロヘイヤのスープ。
もエジプト定番のお料理。
お腹いっぱいになってバタンキュー、
早めのご就寝となりました。
ルクソール、
本当にすごかったです!!
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