陸マイルで行く！初夏のポーランド【2】カラフルな港町グダンスク街歩き～世界で一番大きいレンガの教会の塔に登ってみた～

2023/06/24 - 2023/07/02

ポーランド1日目。

日本出発からほとんど寝ていないので、長ーい1日。

今回は、コロナ禍で中止になった旅の計画で、ポーランドを巡る予定でした。
しかし、コロナ禍に潰れてしまったホテルやレストランが予想以上にたくさんあり、半分くらいは新しく計画することに。

ロシアとウクライナの戦争もまだ続いてますが、グダンスクは観光客で賑わっていて、リゾート地の明るく楽しい雰囲気で満ちていました。

私たちも大勢の観光客に交じって、グダンスクのカラフルな街を楽しみました。

エリア グダンスク(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 航空会社: LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

グダンスク空港から市内へはタクシーで。

タクシー乗り場とUber乗り場に分かれていました。
後日Uberインストールして利用したらタクシーより割安なことが判明。

ポーランドはUberの利用がオススメ！

グダンスク街中のホテルまで107ズロチ(約3900円）

タクシーの運転手さんは英語可。
英語可なんて上から目線で書いてますが、ポーランド人はネイティブみたいに英語話せる人多いです。早すぎて聞き取れないことも頻繁にあり。

運「日本のどこから来たの？」
私「神奈川です。」
運「カナガワ？それは一体どこにあるんだい？？？」
夫「横浜です。」
運「あー、横浜ね！ビッグシティだね！ベリーナイス！！」

神奈川県と横浜の関係性、ポーランドでも日本と変わらない(^^;

ホテルに荷物を置いたらさっそく街歩きへ。
飛行機が遅れ、道も混んでて、予定よりだいぶ遅くなりました。

港沿いを歩いていきます。

スピフシェフ（Spichlerze）島の入口
ミルクカン（Milk Can）門

通りの真ん中をずらっとカフェのテラス席が占領していた。

ヨーロッパはテーブルとイス並べてどこでもカフェにしちゃいますね。

モトワヴァ運河

グダンスクは運河の街
ポーランドで最も美しい街のひとつと言われています。

旧モトワヴァ運河 散歩・街歩き

運河沿いには、カラフルな建物

かの有名なコペンハーゲンのニューハウンを思い出す風景

お屋敷みたいなのは、緑の門（1568年築）

昔、ポーランドの王様が使っていた建物だそう。

緑の門 建造物

ところで「グダンスク」は、ロシアの飛び地「カリーニングラード」にとても近いのです。

このご時世、街や人々はどんな雰囲気なのか？殺伐としてないだろうか？と心配していました。

緑の門をくぐってドゥーギ広場

実際来てみたら、この雰囲気は、、、

私が大好きなヨーロッパのリゾート地！！
日曜日なのもあり観光客でいっぱい。

中世の衣装を身に着けた人々なんかもいて。
ドレスの人が華やかだ～。

楽団の演奏が始まるとあっと言う間に人だかりができました。

6月末だと昼間は日差しがかなり強い。

ただいま夕方4時半。
夕方から夜にかけて、どんどん人が増えてきて、とっても楽し気な雰囲気だったなぁ。

旧市街の中心ドゥーギ広場
広場と言うよりか通りです。

ドゥーギ広場 広場・公園

カラフルな建物が向かい合っていた。

色とりどりの建物はルネサンス様式
中世は貴族の邸宅だったそう。

マンホール

建物が可愛い～(*^^*)

もと貴族の邸宅は、今はおみやげ屋、レストラン、ホテルになっていた。

絵が描かれてる。

グダンスクは1000年の歴史ある街。
ドイツに占領されていた時はドイツ語で「ダンツィヒ」by歩き方

もっと前はハンザ同盟都市だったそう。

屋根に像が立ってた建物。

ドイツ領から現在のポーランド領になる間、どこの国にも属さない自由都市だった時代もあったらしい。

だからグダンスクはポーランドで独特の存在なんだとか。

それにしても可愛い建物がいっぱいで歩くのが楽しかったな～。

ズームしたらモザイクみたい。

白いのはアルトゥスの館（入場可）

アルトゥスの館 博物館・美術館・ギャラリー

アルトゥスの館の前にネプチューンの噴水
ネプチューン＝海の神様はグダンスクのシンボルとのこと。

ネプチューンの噴水 建造物

テラス席はどこもおしゃべりを楽しむ人でいっぱい。

開館時間のタイミングが合わず行けなかった市庁舎。

ガイド本で見たら素晴らしい内装の部屋があった。

ここから西端の黄金の門までが旧市街のメインストリート『ドゥーガ通り』

市庁舎 建造物

ドゥーギ広場の先に聖母マリア教会

18:30までなのでコチラに急ぎます。

聖母マリア教会

レンガの教会の中では世界最大級。
縦も横も大きすぎて1枚の写真に収まらず。

めっちゃ高い～！
そびえ建つ聖母マリア教会の塔。

高さ78メートル。ビルだと26階建てに当たるとか。

聖母マリア教会 (グダンスク) 寺院・教会

塔からの景色はスバラシイ！と言うことで登ることに。
はじめは階段をグルグル回って登ります。

下りの人とすれ違う時は、どちらか道を譲らないと歩けない狭さ。

※塔の入口は教会の中にあります。
教会：無料
塔：16ズロチ（約550円）

日本出発してから24時間以上、ずっと起きてるような寝不足な状態で大丈夫か！？と不安になりつつ、、

私にはタリン（エストニア）の聖オラフ教会の塔に登りきった実績があるから←（しんどかった）大丈夫だと自分にエールを送りつつ、、今100段。

鐘と同じ高さまで来た～。

途中から幅広い階段になり歩きやすかった。

しかし見上げたら塔の壁面に階段まだまだあった！

危険極まりない作りです((+_+))

歩く度、カンカンカーンと音がする非常階段。
隙間から下が見えるの怖いですよね＞＜

400段登りきったら到着！
汗だくで息も絶え絶え。

網の柵越しに景色を眺めることになります。

展望スペースはすごく狭くてアットホームな雰囲気。
すでにたどり着いた人たちが「お疲れ様！」って言う感じで迎えてくれました。

塔の屋根の上が屋上展望台になっています。
まさに頂上からの眺め(≧▽≦)

ちなみにタリンの聖オラフ教会は258段だったので、聖母マリア教会の方が142段も多かった。

これから高い塔に登る時の励みになります。

グダンスクの街綺麗～(*´▽｀*)
素晴らしい眺め！

ビル26階相当からの眺望。

グダンスク緑に囲まれてる。

色んな人が「写真撮ってあげる」って声かけてくれて、夫と並んだ写真が何枚かあります。
アメリカから来たご夫婦もいたなぁ。

市庁舎が下に見えます。

オレンジ色の屋根がヨーロッパらしくて、いいですね(≧∀≦)

世界最大級だけあって聖母マリア教会の塔から聖母マリア教会自身が見えます。

ドゥーギ広場のカラフルな建物

おもちゃみたいに可愛い。

指で、つまめそうな気がする。。

上から見てもグダンスク可愛い街でした！
しんどかったけど登ってよかった^^

聖母マリア教会（1343年から約160年かけて完成）

無事に塔から降りてきました！

レンガの教会の中では世界最大級の教会も、中は華美な装飾はなくとてもシンプル。

黄金の祭壇とステンドグラス。

教会の建物は第2次世界大戦で破壊されたけど、
ステンドグラスは戦火を免れて当時のままだそう。

15世紀に造られた天文時計。
時計も健在。

後ろにパイプオルガン

パイプオルガンは豪華。

オルガンの下側に天使がいた。

とてもいい雰囲気だったマリアツカ通り

道の両側に琥珀のお店が軒を連ねています。

マリアツカ通り 散歩・街歩き

別名『琥珀通り』

ポーランドは琥珀の生産量世界一。
ここグダンスクはその中心。

置物みたいなのもあり高いのは何百万もしたような。

お店の外でも売っていて、探せばリーズナブルなのが見つかります。

小さい琥珀のピアス購入。
44ズロチ（約1600円）

琥珀って色がきれいですね^^

しっとりした雰囲気でマリアツカ通りとてもよかったです。
カフェも何軒かあったので時間があればお茶したかったな。

暑いのであちこちにあった「ロディ」

ロディはポーランド語でアイスクリーム、前回覚えたポーランド語。

2個で28ズロチ（約1000円）

前ポーランドに来た時は、物価が安くて喜んだけど、今のところ物価の安さはまだ感じられず。

夕食はカシューブ料理を食べに行きました。

タベルナ メストウィン(Taverna Mestwin)というお店

タベルナ メストウィン 地元の料理

お店の中

ポーランドのバルト界沿岸には、カシューブ語を話すカシューブ族と言う少数民族がいます。

こちらはポーランドの伝統料理とカシューブ料理を食べられるお店。

ポーランドの観光地では珍しく全く英語が通じず。
でも店員さんはとっても親切。

ハリーポッターに出てくる食堂のみたいな長ーいテーブルとイス

お店はカシューブ族の伝統的な農家の家をイメージした内装。
重厚な木のインテリアで素敵。

テーブルセッティング

英語は通じないけど英語メニューはあり。
メニューに「カシューブ××」って書いてるのを探して注文。

カシューブ族の民芸品が飾られていて購入もできるようです。

料理の食器が可愛かった^^

カシューブ風ニシン
ニシンをサワークリームで和えたもの。

脂がのったニシン、美味しいけど塩辛かった。
でもリンゴやレーズンが入ったサワークリームと一緒に食べると◎

茹でたジャガイモが日本のスーパーで見るのよりか大きかった。

巨大なカシューブ風ポテトパンケーキ
全然甘くなくて、お好み焼きに通じる味。

上に載っているのは焼いたチキンとサワークリーム
サワークリームを使うのがカシューブ料理の特徴なのかな。

どれも量が多くて一皿を二人で分けてちょうどいいぐらい。

カシューブ風ニシン
英語メニューの名前は違ったけど、一皿目とほぼ同じ料理だった(^^;

サワークリームが美味しかったなぁ。
珍しいカシューブ料理が味わえて満足です。

写真のにお水プラスで142ズロチ（約5000円）

運河沿いを散歩しながら帰りました。

街はまだまだ人でいっぱい。

夜8時半ごろ

なかなか日が沈みません。
長い1日が余計に長ーーく感じたポーランド1日目でありました。

グダンスクの宿泊は
ホテル ポデヴィルス（Podewils Old Town Gdansk）

私の大好きな邸宅ホテル
小さいアットホームなホテルです。

1728年に建てられた石造りの邸宅

玄関は木のドア。

邸宅のリビングルームがフロントとロビーになっています。

フロント

ホテルのスタッフはいつも同じ男性ひとり、女性ひとりだけ。
もしかしてご夫婦で経営されてるのかも。

暖炉がある家

誰かの家に滞在してるみたいな気分になれます。

お部屋は2階（エレベータなし）
段数が少ないので苦にならず。

荷物は私の分は運んでもらえました。
夫は自分で。

可愛いお部屋

3泊したせいかリバービューにアップグレードしてもらい、すごく嬉しかった^^

25平米
ソファスペースもあり。

壁紙やカーテンが薄い水色。
大好きな色でしあわせ。

バラが生花^^
ウエルカムドリンクとチョコレート

小物も色々可愛かった～

天使のランプ

目の前にモトワヴァ運河と旧市街。ちょうど新・旧運河の分岐点。

陽が落ちるとオレンジの灯りで照らされてとても綺麗。

旧市街のマリア教会や海洋博物館の木のクレーンが見えます。

対岸の旧市街へは海洋博物館の渡し船が使えると直接行けて便利そうなのですが、埠頭改修で当面運休でした。
旧市街の緑の門まで、運河沿いをぐるっと歩いて10分ぐらいになります。

別の窓からはヨットが停泊しているマリーナ。

旧市街へはモトワヴァ運河沿いを歩くので楽しい散歩道です。

水回り

清潔で快適。

広いバスルーム
窓が付いてました。

お隣の部屋もピンクですごく可愛かった^^

空室でドアが開いてたので隙間から撮影。

素敵な朝食ルーム

地下なのに外にテラス席あり。
段差に建っているのか？

朝食とても美味しかった。
卵料理も作ってもらえます。

ポーランド名物ナレシニキ（Naleśniki)

パンケーキみたいに分厚いけどポーランドではクレープ。

名物ニシンやサーモン

ポーランド前来た時よりずいぶん物価上がってたけど、幸運なことに宿泊代はまだお安かったです。

3泊朝食付1部屋2230ズロチ(約81000円)なり。
こちら5つ星ホテルで美味しい朝食付きで1泊ひとり13500円はお得感ありです！