シニアの2024 またまたANA3000マイル大分の誘惑に耐え切れず、ついついキーボードをポチッ（１）（別府八湯・明礬温泉　岡本屋）

2024/01/25 - 2024/01/27

今年度ANA得旅利用の第1号です。大分が出ていたので久しぶりに別府で温泉三昧を楽しもうとキーボードをまたまたポチッ！大分空港はかなり市街地から離れているので当初はレンタカーを利用しようと予約を入れました。ただ２３から２４日の寒波で、天気予報を見ると大分にも雪が降っているようです。これはちょっと危ないかなと、予約した旅館に尋ねると、念のためスタッドレスを用意した方がいいですよとの返事でした。慌てて予約済のTimesレンタカーに連絡するとスタッドレスは扱っていないとの返事（なんじゃそれ）。すぐに他の会社にも連絡してみるが、前日のためすべて空車なしで全滅、仕方なく今回は公共交通機関を利用することにしました。結果から言えばレンタカーでも全然問題はなかったのですが、運転しないのはやっぱ楽ちんです。
更に最初は一泊での帰阪を考えていたのですが、翌日は昼過ぎの飛行機しか空席がなく空港までは時間的にタイトなので、ついでにもう一泊することにしました。
今回の旅行、僕は地獄巡りなどには全く興味がないので、まさしく温泉に入り、食事をするだけの旅行となりました。どこも見学などしていませんがよろしければご一読を。

その他の「ANAたった3000マイルの旅シリーズ」は以下の通りです。

ANAたった3000マイルの旅福岡①（門司・下関・福岡）
https://4travel.jp/travelogue/11871590
ANAたった3000マイルの旅福岡②（柳川・福岡）
https://4travel.jp/travelogue/11872012
ANAたった3000マイルの旅福岡③（福岡散策）
https://4travel.jp/travelogue/11872340
ANAたった3000マイルの旅福島①（岳温泉）
https://4travel.jp/travelogue/11873250
ANAたった3000マイルの旅福島②（野地温泉ホテル）
https://4travel.jp/travelogue/11873683
ANAたった3000マイルの旅福島③（喜多方・天鏡閣）
https://4travel.jp/travelogue/11873822
ANAたった3000マイルの旅（支笏湖・エスコンフィールド・札幌）
https://4travel.jp/travelogue/11875195
ANAたった3000マイルの旅②（別府八湯・御宿 野乃別府）
https://4travel.jp/travelogue/11881845

エリア 別府温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

昨年の福島行きの飛行機乗り遅れに懲りたので、自宅を早い目の７時４０分ころ出発、伊丹（１０時４５分発　ANA1687）→大分（１１時５０分着）
大分交通エアライナーで別府駅着

大好きなプロペラ機（DHC8-Q400）です。

機内

take offした後すぐに、車輪が格納されます。

機内からの神戸空港

機内からの明石大橋

大分空港着

大分空港は荷物レーンにお寿司が出てきます？！

エアライナーで別府駅まで約５０分ほどかかります。結構遠くて不便です。

駅前の油屋熊八の像。別府と湯布院の発展の基礎を築いた功労者。亀の井旅館（現在の亀の井ホテル別府店）を創業。

駅前にある手湯

昼食は開いている店が少なく、「まやかしや」というとり天が売りの店に入りました。

とり天にはせず、鰤の漬丼にしました。まぁーまぁーかな。

別府駅西口３番乗り場から５or４１番バスで地蔵湯バス停に向かいます。

地蔵湯バス停付近、明礬温泉の風景。至る所から噴煙が吹き上がっています。あぁー温泉に来たなーという感じです。

まずここに来たのはブログなどでお湯が大変評判の良かった「みどり荘の湯」に立ち寄り入浴するためです。夫婦二人が立ち寄り湯だけを開いておられます。一時閉められていたようですがまたオープンされたようです。入湯料は５００円、これで極上の硫黄泉に入ることができます。

全部で内湯が３か所あり、どれも同じような造りのお風呂です。どこにはいってもかまいません。
露天風呂は湯量が少なくなり閉鎖されていました。ご夫婦とお話ししましたが、関西からの人は十年ぶりぐらいだとのことでした。

まっさらな源泉かけ流し、湯船だけの大変簡素なお風呂ですが極上の硫黄泉が溢れます。
実に気持ちがよく、昨年度入浴した蔵王温泉の「つるや」の貸切風呂に似ています。

「一夜千両のお湯が湧く」と歌われ別府温泉の中で一番賑やかな鉄輪温泉街に比べ、ここ別府八湯の一つ明礬温泉は数軒の旅館が営業するだけの静かな温泉地で、これが大変に落ち着きます。

明礬温泉マップ

明礬温泉にある、お地蔵さまが祭られている鶴寿泉ですが、閉鎖され入浴できないようです。

今回お世話になった明治8年創業の「岡本屋」正面玄関です。

玄関内部

フロント

案内されたベッド仕様の部屋。

古いタイプの部屋をリニューアルされてベッドを入れられたようです。

まず目についたのは、アメニティー等がどれも旅館には珍しくかなりセレクトされたものが用意されていることでした。シャンプーやボディーソープなどは一人一人に今月宿泊した伊勢志摩観光ホテルベイスイートでも用意されていた御木本製品でした。紅茶はシンガポールブランドの TWG、日本茶は小山園という具合です。

もう一つ素晴らしかったのは、源泉かけ流しの内湯の気持ちよさです。アサインされた部屋には内風呂が付いており、部屋に入るともう既に硫黄の臭いがかすかに漂います。

外の景色を眺めながらのこんこんと湧く源泉１００％かけ流しのお湯への入浴は気持ちが良いものです。

窓外には東九州自動車道の大きな橋のアーチが見えます。今も眺望は悪くありませんが、昔はこのような邪魔なものがなく別府の町や別府湾を遠望できたのでしょうね。

早速一風呂浴びに行きます。まずは内湯です。

すぐ隣には岩風呂があり、窓から光が差し込んでいます。飲泉が可能です。

少し青味がかった硫黄泉です。

外には少し階段を降りたところに広い露天風呂があります。

ミルキーブルーと言われ、青磁の色にもたとえられる青味を帯びた白濁色の明礬硫黄泉（酸性・含硫黄・単純温泉硫化水素型）はここ岡本屋だけにしかない色だそうです。

兎に角ここの硫黄泉は素晴らしいの一言です。宿泊客も少なかったのか、いつ入浴しても誰もおらず、この温泉を独り占めできる愉悦は何物にも代えがたいですね。そんなに多くは経験していませんが、これまで経験した温泉の中で確実に上位に入ります。とにかく岩風呂と内湯が極上で極楽です。

食事処です。６時からの夕食です。

食前酒　かぼす酒
先付　大根ポタージュ

前菜　合鴨ロース・湯葉真丈・しめじ林檎和え・ブロッコリー豆乳寄せ・サーモンと
　　　オレンジサワークリーム

造里　鰤、鮪、鯛

蒸し物　海鮮地獄蒸し　味噌チーズ
温泉の蒸気で蒸した野菜は兎に角甘味が際立ちます

焼物　白身魚（鱸）の羽二重焼　　これはもう一つインパクト無し
油物　蓮根揚げ出し

小鍋　大分和牛の琥珀鍋　　柔らかく美味しい肉でした

ご飯　大分県産ミルキークイーン　香の物　赤だし
甘味　岡本屋元祖地獄蒸しプリン　甘さ控えめでしっかりしたプリンでした
食後再度温泉に浸かると、もう目を開けていられず寝てしまいました。