2023/11/14 - 2023/11/14
387位(同エリア696件中)
naoさん
奈良県との県境に位置する大阪府交野市は、市域を流れる天野川を、夜空を流れる「天の川」になぞらえ、この地が『織姫と彦星』にまつわる物語の舞台だとされたことから、古来「七夕伝説の里」といわれてきました。
これが縁となって、七月七日には市内各神社での七夕行事をはじめ、市民の皆さんによる「天の川七夕まつり」も行われるようになり、今では「星のまち交野」と呼ばれています。
稲作中心の農村集落だった倉治には、立派な門を構えた入母屋屋根の重厚な建物のあるお屋敷が連なる町並みが残っています。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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倉治にやって来ました。
七夕伝説の織姫様として有名な「天棚機比売大神(あまのたなばたひめおおかみ)」を御祭神とされている、機物神社の駐車場に車を停めさせてもらって町歩きを始めます。 -
入母屋の大屋根に、寄棟の下屋をおろした町家です。
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敷地の形状に合わせて、「へ」の字に曲げた平面形状の土蔵です。
ここで一旦町並みを外れて、少し北にある「二平川の洗場」へ向かいます。 -
突き当りに「二平川の洗場」らしき所が見えています。
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ここが「二平川の洗場」になります。
「二平川の洗場」は倉治の共同洗濯場のひとつで、昭和50年(1975年)頃まで使われていたそうです。 -
倉治には他にも洗場はあるようですが、この「二平川の洗場」が最も保存状態が良いそうです。
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石段を下りた手前には足場になる板石があり、流れを挟んだ向かいに洗濯物を洗う際に使う「たたき石」が並んでいます。
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今でこそ洗濯機が出来て便利になりましたが、昔はみんな手洗いしていたんですね。
当時は、洗濯時になると奥さん連中が集まってきて、「ワイワイ、ガヤガヤ」とさぞ賑やかだったでしょうね。 -
町並みへ戻ってきました。
チラッとですが、かつての茅葺屋根をトタン板で覆った町家が見えています。 -
交野市の汚水桝の蓋。
市の木「さくら」、市の花「つつじ」、古歌に詠まれるなど古くから交野にゆかりの深い市の鳥「きじ」、市の中心部を流れる「天野川」がデザインされています。 -
先ほどの、かつての茅葺屋根をトタン板で覆った町家です。
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倉治の町並みです。
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立派な長屋門を構えた町家です。
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倉治の町並みです。
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先ほど見えていた、茅葺屋根をトタン板で覆った町家です。
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倉治の町並みです。
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ここにも、かつての茅葺屋根をトタン板で覆った町家がありました。
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こちらの町家は、土塀にのぞき窓が開けられています。
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倉治消防会館のペントハウスに、歴史のありそうな古い半鐘が下げられています。
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こちらの町家は、いわゆる掃き出し窓ではなく、上下2段に分かれたガラス窓が使われています。
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こちらは、昭和4年(1929年)に西洋の中世城郭をモチーフとして建てられた、交野無盡金融株式会社の社屋だった建物です。
現在は交野市立教育文化会館として運営されています。 -
館内には、交野市内の歴史や民俗に関する資料を集めた「歴史民俗資料展示室」が設置されています。
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立派な門を構えた町家です。
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高生垣で囲われた中に、かつての茅葺屋根を金属板で覆った町家が見えます。
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こちらは奈良東大寺二月堂に参拝するために結成された講中によって建てられたと考えられる二月堂燈籠。
裏面には天保8年(1837年)の文字が刻まれています。 -
高生垣にそって先へ進みます。
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先ほど、高生垣の中に見えていた茅葺屋根を金属板で覆った町家です。
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倉治の町並みです。
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厨子2階に小さな窓のある町家です。
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白漆喰で塗り籠めた虫籠窓のある町家です。
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白と黒のコントラストが印象的な町家です。
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細い脇道に入ると、門構えのある町家が見えてきました。
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回り込んで門全体を見ると、長屋門になっていました。
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こちらは出格子窓のある町家です。
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細い脇道にある町家を振り返った光景です。
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細い脇道を抜けて通りに出ました。
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通りの先にある、出格子窓のある長屋門を構えた町家です。
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長屋門の壁全体が押縁下見板張りになっています。
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柿の木がある町家です。
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こちらも長屋門を構えた町家です。
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主屋には白漆喰で塗り籠めた虫籠窓が見えます。
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こちらは土蔵のある町家です。
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その土蔵に続いて長屋門が設けられています。
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倉治の町並みです。
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こちらの町家は、土塀の中に見越しの松が植えられています。
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かつての農村集落の姿を彷彿とさせる農作業用の納屋。
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石積み基礎のある町家です。
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長屋門を構えた町家です。
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柿の木越しに見える主屋には、白漆喰塗り籠めの虫籠窓が見えます。
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町のランドマークになりそうな荒壁仕上げの土蔵。
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倉治の町並みです。
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土塀の中に植えられた見越しの松が枝を伸ばしています。
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長屋門を構えた町家です。
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その町家の先には、曲がりくねった路地が続いています。
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土塀にはさまれた路地伝いに進むと、こんな光景が現われました。
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こちらの町家も、かつての茅葺屋根をトタン板で覆った大屋根がのぞいています。
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反対に回って道路側の屋根の形をよく見ると、奈良県・大阪府河内地方・京都府南部などの農家に見られる建築様式のひとつである、「大和棟」が使われているのが判ります。
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そのお隣にも、かつての茅葺屋根を金属板で覆った町家が並んでいます。
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こちらの町家の屋根は、入母屋造りになります。
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白漆喰塗の土蔵が並ぶ町家です。
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その土蔵の奥には、かつての茅葺屋根を金属板で覆った主家が控えています。
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白黒のコントラストが鮮やかな町家です。
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鮮やかなコントラストを生む要因として、焼杉板の腰壁も大いに貢献しています。
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こちらの町家の下屋部分は、道路なりに緩やかな弧を描いています。
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かつての茅葺屋根を金属板で覆った町家です。
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茅葺屋根の常として、防火のおまじないの「水」の字が掲げられています。
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土蔵の奥の主屋には、白漆喰塗り籠めの虫籠窓がしつらえられています。
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収穫期を迎えた柘榴の実が枝先で揺れています。
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ここも共同洗濯場のようです。
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ちなみに、この水路は「二平川の洗場」に繋がっています。
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