2024/01/06 - 2024/01/11
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ごまめ堂主人さん
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コパヨン村滞在5日目。タイの伝統菓子づくりとマッサージ。夕方からラングゥ市場の見学。夜は飛び入りで40年ぶりの伝統舞踊が披露されました。
- 旅行の満足度
- 5.0
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今日は朝から果物三昧。旬の果物が次々に登場。切り込みの入ったのは、緑のマンゴー。甘酸っぱくておいしい。日本じゃ熟した黄色いマンゴーしか見かけないですねえ。右側の皮つきはグアバ。左のはシロップに漬けたのかな?グアバ。
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びわみたいな黄色いのはマパン。みどりのはナツメ。
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リュウガン。ブドウみたいな味ですね。
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こちらはブドウとローズアップル。
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さらには、ごま団子(中のあんは大豆あん)、カボチャ・ドーナツ、そして揚げパンみたいなパートンコー。どれもおいしすぎ。
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今日はタイのお正月に近所の人が集まって作るお菓子を再現してくれます。材料は小麦粉にタピオカ・スターチ、ココナツ・ミルク、そして大量の卵と砂糖。
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卵は30個ぐらいドカドカ入れます。甘みが足りないなあ、と言っては、砂糖を一袋ザーッと入れちゃう豪快さ。後ろで、おじさんたちが炭火の炉を作っています。
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大量にできた材料の汁を、このような鉄板に挟んで炭火で焼くのですが
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汁はサラサラ、鉄板は平板でくぼみはないから、1回に焼けるのは厚さ1ミリ位のクレープみたいなもの。焼き上がると1枚ずつ4つ折りにする。(せっかく「福」とか模様ついてんのに折っちゃう)全部焼き上げるの、どれだけ時間がかかるのか。
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出来上がりはこんな。ちょうどゴーフレットみたいです。サクサクで美味。日持ちがするし、いつまでもパリパリなのが不思議。
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こんな手間ががかかるお菓子なので、村のおばさんたちが4人ぐらいで5時間ぐらいかけて焼き続けます。正月にはこういうお菓子をみんなで大量に作って、分け合うそうです。わざわざ私たちのために作ってくださったまごころに大感謝。
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ココナツの実も削ってみます。専用の削り器に押しつけて中身を削るのですが、見るとやるとでは大違い。なかなかコツがいるのです。
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一方こちらは、パイみたいな揚げ菓子作り。小麦粉と砂糖、卵を練って、寝かしておいて、
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薄くのばして、タピオカ・スターチとオイルを混ぜたもの塗って、クルクルと紐状に丸めて、それを短く切って、細長く伸ばす。
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揚げたら、こんなパイに。粉砂糖を振って出来上がり。これもおいしく、日持ちがする。
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お土産にと、こんなにもらっちゃいました。
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お菓子作りの間に、順番で隣村のマッサージの先生の所へ行きます。市立病院が他県から呼んだ名医だそうですが、病院を嫌って隣村で開業しています。雑誌にも載ったと見せてくれました。いわゆるタイ式のギューッと伸ばしてギェーとうなってしまうようなマッサージではなく、体の痛いところを言うと、そことつながる経絡をもみほぐしてくれます。体の中にたまったガスを抜くのが肝心だとか。私は痛かった首が、1回でも少し楽になりました。
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お昼は手作りの薩摩揚げ。唐辛子が入っていてちょっぴりピリッとしておいしい。それにさっき作ったディップ。空心菜の炒め物。潮干狩りで採った貝の煮もの。ほんとになんでも手作り、スローライフ。
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チュイがちょっと行くよというのでついて行くと、魚の卸屋さん。チュイみずからいけすでカニを見繕い。
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カニや
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獲れたての魚をたくさん買って、今晩はバーベキュー。
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店の隅でカニの身を取り出している女性たち。大変な作業。でも時給は安いのでしょう。
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昼寝のあとは、夕方からラングゥの市場へ。食料品から、雑貨、衣料、アクセサリー、おもちゃまで何でもあります。
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ラングゥはちょっと大きな街
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なに? 寿司の提灯
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日本ではついぞ見たことのないカラフルな寿司。これが結構人気で、客が群がっていました。
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タイの餅米がおいしいので、買って帰ることに。一番おいしいのはどれって、おばさんに聞くと、1キロ37バーツのを勧めてくれました。
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タイの20バーツ均一ショップ。日本語が書いてあるから、こういうのが日本の100均にも輸出されるのかなあ。
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夕ご飯は新鮮魚介類のバーベキュー。平成天皇がタイに養殖を勧めて大成功したという淡水魚ティラピアのバナナ包み焼き。
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これが淡泊な味で、ピリ辛ディップをチョイチョイとつけて食べると、いくらでもいける。魚は本来苦手の私が、コパヨン村に来てからは、もりもり食べている不思議。やっぱり新鮮な魚は違うんだなあ、と実感。
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カニ、魚の煮付け、焼きイカ、イカスミの煮物、揚げ魚、
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魚のスープに、焼いたエビ。チュイのおばさんたちがみんなで作ってくれました。これぞ饗宴。
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今夜も飛び入りで、ショーが行われました。40年ぶりに復活したという、ちょっと呪術的な踊り。40年も中断していたそうで、チュイも見たことがないそうな。村の90才のおじいさんが捨てきれずに保管していた太鼓を、チュイが譲り受け、「なんか日本人来てるらしいから、やってみるか」と急遽開催が決まったそうな。でももう踊りを知っている人は数少ないとか。キッチンの庭に椅子を並べて、にわか作りのステージがいつの間にかできあがっていて、村の人たちが三々五々集まってきました。長老らしきおじいさんから気をもらっているのか、
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太鼓のリズムとともに、いつの間にか始まったのは、格闘技のような舞踊。雨乞いや病払いなどの意味もあるらしい。それにしても、アナウンスもなく、なんとなく始まって、なんとなく休んでたばこプカプカして、思い出したようにまた太鼓たたきはじめて。おばさんたちはキッチンの方で井戸端会議に打ち興じています。そのうち人々はいつの間にか帰っていく。この緩やかさが、いかにもコパヨン村です。でもこんな特別な行事を見せてくれた村の人たち、そして村人の信頼を得ている紗季さんチュイ夫妻に、暖かいまごころを感じた時間でした。
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