2023秋の乗り放題パス旅（パート３・松任散策から小松へ）

2023/10/12 - 2023/10/12

もうすぐ北陸本線でなくなるため、JRの普通列車タイプのフリーきっぷが使えなくなることを憂いつつ、おそらく最後となる石川県域の北陸本線旅をメインとした本旅の第三編となります。

本編は松任に到着したところから始まりますが、普通に市街地を観光します。丁度、ミュージアム巡りの共通観覧券みたいなのを販売している時期だったので、それを購入して、コンパクトに”芸術の秋”を堪能しました。

そして、乗り継ぎの都合上、次は小松に立ち寄り、駅付近を散策し、北陸本線としての小松駅との惜別も果たし、大聖寺駅から福井県域に入るまでが本旅行記の流れとなります。


尚、これを執筆しているのは2024年1月上旬のことですが、元日に発生した能登地震の影響が現在も尚、生々しく継続している段階でございます。個人的には、何もできないもどかしい日々ですが、この旅行記の1月末までのいいね数×10円分を、今回の能登地震へ募金させて頂きます。貧乏暮らしなので、些細な金額しかお力になれなくて、被災地でご苦労されている皆様方には、申し訳ない気持ちで一杯ですが…。

（表紙：松任のデゴイチさん）

エリア 松任・鶴来(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 私鉄 徒歩

松任に到着したところから、本旅行記は開始となります。

高架駅舎からは霊峰・白山を望むことができますね。

松任駅舎も白山をイメージしているのかな？

ＪＲ駅でなくなっても、この駅舎は維持して欲しいな…。

松任駅 駅

で、市内ウォーキングの開始。

駅から至近の場所に、松任の城址公園がありますね。

色々な見所があります。

松任城址公園 名所・史跡

こんなのもあったよ！

城址公園の脇を抜けて、次に向かったのは…。

聖興寺です。

松任の女流俳人、千代女（千代尼）の所縁の寺として知られております。

聖興寺 寺・神社・教会

千代尼塚は史跡となっておりますね。

このような茶室と思しき庵もございます。

草風庵と呼ばれておりますね。　

聖興寺見物を終えて、一旦大通りへ。

広小路っていう名前なんですね。名古屋の広小路よりは小さいけど～♪

松任は2005年2月に近隣の二町五村と合併して、新たな白山市の中心として栄えている町でもありますね。石川県下では、面積では最大、人口でも金沢に次ぐ2番目の規模（2023年12月現在、約11万人）を誇る都市なんだそうです。

2番目は小松、と思っていたんですが、この合併により、若干人口が逆転していたんですね～。その差は同時点で5000人程なので、また順位の変動があるかもね～。

芸術の秋、なので、屋外彫刻なども楽しみながら散策しましょうね～♪

で、再び、松任駅前へと戻ってまいりました。

松任駅 駅

私の訪問時点では、松任市街地の3つのミュージアムでこんな企画を開催中でした。
せっかくなので、この3つを巡ってみましょうね。

駅傍には立派な藤棚もありました。

で、3つのミュージアムを巡る前にこちらに立ち寄ります。

松任ふるさと館 美術館・博物館

但し、このふるさと館内にも、これから訪問する中川一政美術館の別館があります。

ホントは、このカフェも気になるんだけどね…。

先に別館に行くのもあれかな、と思ったので、ちょうど開館時刻にもなったので、先に本館に入りましょうね。

白山市立松任中川一政記念美術館 美術館・博物館

今回の特別展は、生誕130年を記念したイベントでもあったようで…。

お恥ずかしながら、この方のことは全く存じ上げておりませんでしたが、絵画のみならず書道の作品なども多数展示されていて、とても見応えがありました。神奈川の真鶴の方にも記念館があるようなので、そちらにも足を運んでみたいですね。

記念館からすぐ傍の場所にいらっしゃるのがこの子。　

仕様はこちらで。

デゴイチさんはどこでも見かけますけどね…。

でも、北海道民的には、屋外に置かれている以上、冬の管理のことがちょっと気になる…。この辺も結構雪降る土地だと思うけど、冬囲いとかするのかしら。兼六園みたく…。

詳細はこちらで。

で、先程入口だけ眺めたふるさと館にも入りましょう。

ここも歴史的建造物なので、詳細は松任　紫雲園　とかで検索してね～。

松任ふるさと館 美術館・博物館

こういうところに来ると、私のようなダメ人間は、寝泊まりしてみたいな～、って思ってしまう。

庭も素敵でしたね～。
色々な灯篭や石とかが並んでいました。

ちょっと変わった形のも。

小豆島の石使ってるんだ～。

元高松市民としては、何となく愛着を感じてしまいます…。

スズメバチの巣まであるよ。
この状態だと関係ないけど、現役なら怖いな～。

で、ふるさと館との境界が曖昧ですが、先ほど観覧した中川一政記念美術館の別館にも足を運んでみましょう。

因みに、私は有料入館している富裕層（？）ですが、別館だけですと無料で観覧できます。カフェもあるので、併せて楽しまれると良いですね。

改めて、簡単な中川一政氏の経歴はこちらで。

因みに、先ほど購入したチケットがこちら。

400円で三館観覧することができます。

角っこが切られると、変な形の半券（半分じゃないけど…）が残るな…。

という訳で、次はこちらの俳句館へ。

カエルの季語の解説に反応しちゃった～。

千代女の里俳句館 美術館・博物館

この俳句館、色々な趣向が凝らされていて楽しかったよ。
今どき、っちゃ、今どきな感じだけどね。

で、残るもう一つのミュージアムへも足を運びましょう。

その途中で見かけたお宮さん。

最後にやって来たのはこちら。
白山市立博物館です。

白山市立博物館 美術館・博物館

こちらの特別展の告知の様子。

白山も山岳信仰の山ですしね。

いつか登りたいと思っている山の一つです。

うわっ、カエルさん発見！

と思ったら、一茶記念館のイベントの告知でした。

行ってみたいケロ～♪

この博物館、色々見所があって、一番凄いなと思ったのは、火災で一部を残して焼失してしまった法隆寺壁画を復刻した展示でした。

こちらは撮影禁止だったので、次に興味深かった鉄道系のジオラマでも。

北陸本線、という言葉に思わず反応してしまうわ。

という訳で、芸術の秋を楽しんだ松任ともそろそろお別れです。

駅へと戻ってきました。

松任駅 駅

一本前の福井行きは丁度行ってしまったタイミングでした。

まあ、石川県域のどこかでもう一回途中下車する予定だったので、次の小松行きに乗って、プチ小松散策を楽しんでみましょう。

これからも真っ当な人生を歩んでいけますように…。

さらばじゃ、松任！

明峰駅。

このJR西バージョンの駅名標眺めるのも、これで最後かもな…。

明峰駅 駅

駅ホームには北陸本線の距離標。

こういうのはそのまま残されるのかしら？

で、小松にとうちゃこ。

ここは来春からも高速鉄道駅としてJR駅継続なので、ブルーの駅名標はまだ残るんだろうな。両サイドの駅名が変わっちゃうだろうけど…。

小松駅 駅

高速鉄道推しはもうお腹いっぱい…。

小松といえば、空港の最寄でもありますが、JR在来線がなくなっちゃうと、空港アクセスも不便になるな…。まあ、富裕層には関係ないだろうけど…。

北陸本線駅としてのスタンプも押しておきましょうね。

韓国から小松空港にとうちゃこして、安宅関見物したこととかもありましたね～。
北陸本線駅としての記念スタンプは貴重。

こういうのはもういいわ。
さいなら。

小松駅界隈も随分と変わった印象。

高速鉄道駅が開業すると、いつもこういう負の歴史を繰り返すという印象。

巨大化した小松駅。

敦賀駅を見た時と似たような感慨がありますな。

乗り継ぎ時間を利用して、駅前をフラフラするだけの、北陸本線時代最後の小松駅界隈。

小松駅といえば、こちらも有名ですね。

こまつの杜 公園・植物園

子供の夢を乗せて運ぶのは、高速鉄道には無理だな。
金銭面で富裕層しか乗れない乗り物、という現実は教えてくれるだろうけど…。

まあ、地元の方の高速鉄道開業への期待は大きいんだろうけどね。

正直、地域経済にはあまり貢献してくれないと思うよ…。

約半年後に開業を迎える高速鉄道向けの偽善的な繁栄をよそに、私はひっそりとこちらへと足を運びます。

土居原1号公園 (土居原ボンネット広場) 公園・植物園

JNRのロゴが眩しいですな～。

小松のマンホール。

デザインがシンプル過ぎ～('◇')ゞ

では小松駅を出発しましょう。

これが恐らく、北陸本線としては最後の石川県域乗車ということになりそうです。

小松駅 駅

ここで乗車するのは、勿論福井行きです。

石川県域最後の大聖寺駅。

本当なら、この駅界隈も散策しようと思っていたんですけどね。
松任で想像以上に時間を費やしてしまったので、今回は通過しちゃうことに。

本当の意味でさいなら～、北陸本線仕様の大聖寺駅名標さん～(;´Д｀)。

大聖寺駅 駅

で、間もなく北陸本線石川県域ともお別れ。

惜別の意味で、5パーセントキリンポイント還元付きの、キリンコンビニフードでも頂きましょう。

という訳で、ここからは福井県域へと戻ってまいりましたので、本旅行記はこれにて終了となります。

最後までご閲覧下さり、どうも有難うございました。

そして、今回の能登地震にて特に甚大な被害が出てしまった石川県の1日も早い復興をお祈り申し上げます…。