2023/07/10 - 2023/07/10
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funasanさん
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今回のヨーロッパ縦断鉄道の旅のハイライトが「ライン川クルーズ」(写真)です。フランクフルトからのローカル線の鉄道に乗って「リューデスハイム」観光をしたのち、2時間くらいのライン川クルーズを楽しみました。ライン川の両岸に次々と古城が現れ、あっという間のリバークルーズでした。写真を沢山載せましたので雰囲気だけでもお楽しみ下さい。ただし、個人旅行の場合、鉄道のアクセスに苦労しました。
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シェラトン・フランクフルト・エアポートホテルの朝食(写真)です。タンパク質補給に十分な食材です。スモークサーモンにレモンをたっぷり絞って食べるととても美味しいです。勿論、新鮮野菜サラダもしっかり頂きます。
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ライン川クルーズの最も景勝地は「リューデスハイム~ザンクト・ゴアルスハウゼン」の間なので、まずはリューデスハイムを目指します。
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このリューデスハイムは幹線鉄道が走るライン川の左岸(上流から下流に向かって左側)ではなく、ローカル線の走る右岸に位置します。よって、フランクフルト空港駅から「Rejonal Train」に乗車します。ICEが発着する「Long Distance Train」とは反対方向なので要注意です。
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さらに地方鉄道なので途中「マインツ」で乗り換える必要があります。ここでも少し混乱します。幹線鉄道が止まる「Mainz Hbf」(マインツ中央駅)はライン川左岸にあり、我々の乗り換え駅はライン川右岸の「Mainz-Kastel」なのです。
注:時間によっては直通もあります。 -
そしてフランクフルト空港駅からのライン川方面のローカル線は「Wiesbaden(ヴィースバーデン)」行が多いのですね。地図(写真)を見れば「Mainz Hbf」「Mainz-Kastel」「Wiesbaden」の位置関係がよく分かります。
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フランクフルト空港駅の地方鉄道のホームの掲示板(写真)には8時45分発「Wiesbaden(ヴィースバーデン)」行になっています。途中駅に「Mainz-Kastel」があります。これで大丈夫です。ローカル線なので料金は安く9.75ユーロ(1560円)でした。
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無事、「マインツ・カステル」駅(写真)に到着しました。ホームには誰もいません。少々心細くなってきます。
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9時19分発「Neuwied」行が来ます。この列車はWiesbaden中央駅発コブレンツ経由となっているのでライン川右岸を通りそうです。
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駅にトイレ(写真)があったので迷わず使います。有料で1ユーロ(160円)です。何だかな~という感じですね。水やトイレが無料の日本はやはり素晴らしい!
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そしてやって来た列車(写真)に乗り込み、リューデスハイムへ。
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リューデスハイム駅(写真)に着いた時にはほっとしました。フランクフルトから2時間くらいの列車の旅でしたが、経路や乗り換え等の様子が分からないので緊張しました。個人旅行の難点です。
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さて、リューデスハイム観光をはじめた途端に元気が出てきました。この町の愛称は何と「ラインの真珠」です。真珠のように小さくて美しい町なのでしょうね。駅前にに古風な建物(写真)がお出迎えです。
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ライン川にそった通り(ライン通り)を歩いていくと「ブレムザー城」(写真)がありました。この内部はワイン博物館になっており、ワイン作りに必要な道具や各時代の様式で作られた貴重なワイングラスなどが展示されているそうです。(入場せず)
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ライン渓谷の中流上部にあるリューデスハイムの周囲はぶどう畑が多く、ワインの名産地でもあります。広い丘陵地帯に整然とぶどう畑が作られています。リューデスハイムは古代からワイン作りを行っていたとされ、古い文献(1074年頃)にも載っているそうです。
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ライン通りには白亜の建物が並んでいて「ラインの真珠」のように輝いています。今日は7月10日、今年のヨーロッパも異常気象で酷暑の夏が続いています。
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しかし、湿気が少ないので日陰に入ると涼しく感じます。ライン通りにはお洒落なカフェ・レストラン・お土産雑貨店など観光地らしい雰囲気が感じられます。歩いているだけでウキウキしてきます。
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リューデスハイムはワインの生産地なので、町の至る所にワイン酒場やワイン専門店がいくつもあります。 街で一番有名な場所は「つぐみ横丁」(写真)という通りです。
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道幅の狭い路地のような通り(写真)の両側にお店が並んでいます。今は午前中なので閑散としていますが、夕方から夜になると大勢の観光客が押し寄せます。ワイン好きな人にはたまらないでしょうね。
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「リューデスハイムに来たら地元産の白ワインを飲まずして帰るな」と言われるほど白ワインが有名らしい。ドイツのワインは8~9割が白ワインであり、主にリースリングというぶどうを使っているそうです。
写真:「つぐみ横丁」のワインショップ -
さて、リューデスハイムに来たからには乗らなければすまされないものがあります。それがゴンドラリフトです。ニーダーヴァルトの展望台まで一気に連れてってくれます。
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料金は片道6.5ユーロ(1040円)、往復10ユーロ(1600円)です。時間があれば行きだけゴンドラに乗り、帰りはブドウ畑の小道を歩いて下山する、というハイキングもいいです。
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ゴンドラに乗るとすぐにリューデスハイムの美しい街並み(写真)が一望できます。
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ゴンドラは結構な速さでブドウ畑の上を上っていきます。
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眼下には見事に整備されたブドウ畑が広がり、その上を空中散歩しているような感じで通り過ぎていきます。
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ニーダーヴァルトの展望台(写真)に到着です。ここからの眺めは絶景です。
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滔々と流れるライン川(写真)。戦争が起きようがコロナ等のパンデミックが発生しようが、ライン川は昔も今も流れ続けているのでしょうね。涙は出ませんでしたが、この眺めを見て何か感じるものがありました。外国の見知らぬ所に来ると感受性が強くなります。
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展望台で満足して帰ってはいけません。帰ると一生後悔します。緑深い森を抜けると…
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そこには、壮大な規模の「ゲルマニアの女神」がありました。本当に巨大です。写真の人間の大きさと比べてみて下さい。この記念碑は1871年のドイツ統一を記念して、その12年後の1883年に建てられたものです。
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ゴンドラの下山はあっという間です。ゴンドラ乗り場の周囲(写真)はレストランや土産物売り場があり賑わっています。
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リューデスハイムは小さな街ですから徒歩で何とでもなります。ライン川クルーズが発着する「KDライン観光船船着場」に向かいます。
写真:ライン川右岸を走るローカル列車 -
船着場のチケット売り場に行くと、次のライン川クルーズはKDラインではなく「BINGEN-RUDESHEIMER」で午後1時の便だ、という返事でした。1日2便の午後便です。選択の余地なくこれにしました。
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リューデスハイム発ザンクト・ゴア行、約2時間のライン川クルーズ代金(シニア割り)は16.1ユーロ(2576円)でした。
注:チケット売り場の年配の男性スタッフとちょっと(英語で)お喋りしていてシニア割りを教えてもらいました。 -
午後1時の乗船時間まで時間があったので、近くのカトリック教会(写真)に見学に行ってみました。
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教会内部は静まりかえり、天然のクーラーが効いていて涼しいです。ここでしばらく休憩です。
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KD社のライン川クルーズ船(写真:以下HP参照)です。この船に乗ってライン川クルーズの出発地「マインツ」から終着点「コブレンツ」まで行くと5時間くらいかかります。
https://www.k-d.com/en/ -
全行程の5時間は長すぎでパスです。ガイドブックによるとリューデスハイムからサンクトゴアにかけての100分間のクルーズが見どころ満載のようです。
写真:我々の乗船したクルーズ船の1階レストラン -
この期間はライン川沿いの最古のお城が数多く点在し、変化にとんだ景色で退屈しない。さらに、ラインの宝石と言われる”ラインシュタイン城”やローレライの岩が見えるそうです。よって、この区間の乗船にしたのです。
写真:クルーズ船の1階カフェ・売店 -
いよいよ出発です。2階展望席に座り移り行くライン川の風景を楽しみます。と言う優雅な船旅とは違って、私は展望席を左に右に前に後ろに歩き回りです。
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次々に美しい風景が出てきて写真を撮りまくりなのです。大忙しで休む暇なしです。
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ラインの渓谷にせり出したように古城が建っています。この多くの古城が今やホテルとして営業しているそうです。
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船内放送では両岸の古城や村々の説明がドイツ語と英語で話されていますが、全く理解不能です。話などどうでもよく、私はひたすら写真撮影にまい進です。
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その成果をとくとご覧ください。
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おとぎの国の可愛い家々のような感じです。
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美しい教会も通り過ぎていきます。
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尖塔が鋭くとがった教会、その背後にぶどう畑が迫っています。
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夏の午後の日差しをたっぷりとあびて、山の上の古城が輝いています。
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ホテルとして営業しているようですので、次回は「ライン川古城に泊まる旅」もありですね。
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見るからに現代風な教会?です。ちょっと違和感ありです。
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次々と古城が出てきます。
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ライン川を走る列車です。
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古城を追いかける写真撮影も、ちょっと疲れてきました。
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まだまだ続きます。
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そろそろ終わりか?
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でも、続きます。
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突然、大型のリバークルーズ船(写真)が通り過ぎていきます。これはライン川を1週間かけてクルーズする河川用の豪華客船です。客室数・乗客数が少ない分、クルーズ代は高額になります。
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ライン川クルーズのハイライト「ローレライの岩山」(写真)に差しかかりました。
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この岩山はスイスと北海をつなぐライン川の中で、一番狭いところにあるため、流れが速く、また、水面下に多くの岩が潜んでいることもあって、かつては航行中の多くの舟が事故を起こしたという。
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この「ローレライ付近は航行の難所である」ことが、「岩山にたたずむ美しい少女が船頭を魅惑し、舟が川の渦の中に飲み込まれてしまう」という伝承に転じ、ローレライ伝説が生まれたそうです。
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では、皆様、鮫島有美子の澄み渡ったソプラノの歌「ローレライ」をお聞きください。
https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%ac%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%81%ae%e6%ad%8c&mid=6AEC964FE21796FA066F6AEC964FE21796FA066F&FORM=VIRE -
このクルーズ船の終点「ザンクト・ゴアール」はライン川の左岸にあり、フランクフルト・ケルンの幹線鉄道が走っています。都合がいいのでザンクト・ゴアール下船予定でしたが…
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念のために、船内のカフェのスタッフにフランクフルトへ帰る鉄道の時刻を聞いてみました。すると彼はスマホで調べてくれて、ライン川右岸にある「ザンクト・ゴアルスハウゼン」からローカル鉄道でフランクフルトまで帰る列車が一番早い、と教えてくれました。
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しかも、マインツでの乗り換えなしで直通でフランクフルトに行くという。これは有難い情報なので即決して「ザンクト・ゴアルスハウゼン」(写真)で下船しました。そして急いで駅に向かいました。
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「ザンクト・ゴアルスハウゼン」の波止場前の広場です。
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ザンクト・ゴアルスハウゼン駅(写真)は小さな無人駅でした。
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幸い15時27分発の列車に間に合いそうです。
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無人駅なので切符は自販機(写真)で買うしかありません。もう既に何度も使っているので違和感なくチケットを購入しました。これが使えないと無賃乗車になり、ちょっとヤバイですね。
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そして時刻通りにやってきた列車に乗車です。
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ザンクト・ゴアルスハウゼンからフランクフルト空港駅までローカル線で直通で、1時間30分くらいで帰れます。これは非常に有難い。
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午後5時過ぎ、我が家の「シェラトン・フランクフルト・エアポートホテル」に帰ってきました。窓からはANAの飛行機が見えます。シャワーを浴びベッドで少し休憩してからシェラトンクラブにgoです。
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ラウンジでは既にカクテルタイムがはじまっています。まずは新鮮なサラダ類をピックアップします。私の好きなチーズが多品種そろっているのも嬉しいです。
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お酒は飲み放題です。赤ワインにしますか?それとも、リューデスハイムで飲まなかった白ワイン?
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それらを取り揃えて乾杯!明日はハノーファーに移動します。
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