ヨーロッパ縦断鉄道の旅（第15回）シェラトン・ハノーファー・ペリカンホテル

2023/07/11 - 2023/07/12

次なる目的地はハノーファーHannover（ドイツ語：注）です。フランクフルトからICEに乗って3時間強と結構距離はありますが、幹線鉄道沿いなので自分の都合のいい時間帯に駅に行けばいいです。
注：英語読みにするとハノーバー

今夜のお泊りは「シェラトン・ハノーファー・ペリカンホテル」です。１泊のルームチャージが220.15ユーロ、１ユーロ160円換算で35224円もします。素泊まり料金でこの値段なのでホテル代金は高くなっています。

しかし、洗練されたクラブラウンジ（写真）があり、アフタヌーンティー、カクテルタイム、そして、朝食はビュッフェレストランで頂き、充実したホテルステイができました。おまけにマリオットのスイートナイトアワード申請でデラックス・スイートに宿泊することもでき、マリオット・プラチナ会員特典の凄さを感じました。

私のホームページに著書紹介、旅行記多数あり。
※新著紹介あります。
（『がん患者よ、旅に出よう！』のキンドル版出版しました）
『第二の人生を豊かに』
http://www.e-funahashi.jp/work/index.htm

エリア ハノーバー(ドイツ)

フランクフルト空港駅（写真）からまずはフランクフルト中央駅に行きます。ここまではRejonal鉄道の方が便利です。フランクフルト中央駅で乗り換えてハノーファーに向かいます。

ドイツが誇る新幹線ICEでもフランクフルトからハノーファーまで３時間かかります。乗車予定のICE690号（写真）はドイツ南の大都市ミュンヘンを出発し、フランクフルトを経由し北ドイツの大都市ハンブルクに向かう長距離列車です。

料金は２等車で１人96.3ユーロ（15408円）でした。３時間も超特急に乗車するので高くはないでしょう。

乗車してみると車内（写真）はガラガラで安心しました。幹線鉄道を走るICEは1日に何本もあるので座席予約する必要はないでしょう。

大きなテーブルがある４人用座席に座って３時間の車窓の旅を楽しみます。妻はガイドブックを出してハノーファー観光の予習です。

私はパソコンを持って食堂車（写真）に行ってみました。ここでコーヒーやサンドイッチなどテイクアウトもできます。

私はエスプレッソ・マキアートを注文してテーブル席で頂くことにしました。料金はミドルサイズで3.6ユーロ（576円）でした。

時間はたっぷりあります。まずは移り行くドイツの車窓の眺めを楽しみながらコーヒーを頂きました。その後、ここでパソコンです。デジカメで撮った大量の写真をパソコンに落として整理します。

午後３時過ぎにハノーファー中央駅に着きました。残念ながら本日のホテルは駅前にはありません。市内電車に５分ほど乗って「ハノーファー・ペリカン通り駅」で下車。

駅から徒歩５分も歩けば赤レンガの古風な建物が見えてきます。この一画にシェラトンホテルがあります。堂々たるホテル構えを想像した私はすぐに見つかると思ったのですが、エントランスを見つけるの非常に苦労しました。

大きなスーツケースを引っ張りながらホテル入口を探すと白い壁に「シェラトン」の表記がありました。間違いありませんが背後に背の高い煙突も見えホテルらしくないです。とりあえず、この路地を進みました。

しかし、どうもホテルらしい入口が見つかりません。何となくオフィスのような雰囲気の建物（写真）がつながっています。

突き当りを右に進むと天井がガラスで覆われた広い場所に出ました。ここは何？てな感じで、まだホテルが発見できません。

結局、周囲を一周して再び同じ場所に来ました。そして、今度はよくみて見ると、赤レンガの壁に「シェラトン」のロゴ標識がありました。ここがシェラトンホテルの入口だったのです。

狭い入り口を入ると中は立派なシェラトンホテルのフロントロビー階（写真）でした。

白い壁とブラウンの太い支柱、大理石？の床。内装は重厚でシェラトンらしいホテルで嬉しくなります。

今回は事前に申請したスイートナイトアワードが通り「デラックス・スイート」になりました。独立したリビングルーム（写真）が出迎えてくれます。

窓側に大きなデスク（写真）があります。ここにパソコンを置いて仕事をしてみたい、そんな感じです。

コーヒーメーカーとボトルの水

バスルーム（写真）は広くて、洗面台・シャワーブース・バスタブがそれぞれ広くとってあります。でも、真中に大きな柱があります。何となく奇妙ですね。この理由はあとで判明しました。

便座の横に手洗いのようなものがありますが、ここでフルーツ等を洗わないでください。ここはトイレを使ったあとに汚れを洗い流すものです。日本のウオッシュレットは革命的に素晴らしい。

リビングルームの天井にかかっているランプはアートを感じます。また、壁にペンで書いた落書き？のようなものがかかっています。

窓からの眺めです。

さて、リビングルームの扉（写真）を開けると…、

大きなベッドルーム（写真）になります。枕元の上にペリカン万年筆の写真がかかっています。ペリカンは世界が認める万年筆の最高品質ブランドです。

実はこのホテルはドイツの筆記具ブランド「ペリカン」の製造工場として長年使われてきた建物を活かし、現代的な内装にデザインされたシェラトン系列のホテルだったのです。

これで異様に高い煙突（写真）が残っている理由が判明しました。敷地内にはホテル同様工場の建物を再利用したオフィスや幼稚園があったりと現地の生活に自然に溶け込んだ環境となっています。

シェラトンクラブラウンジ（写真）に行ってみましょう。時刻は午後４時頃、アフタヌーンティータイムです。

フルーツやナッツ類、そして大きなドーナツもあり、おやつタイムになりそうです。

それらを適当にピックアップして私のコーヒータイムにしました。カフェマキアート（写真左）はスタッフに作ってもらいました。

クラブラウンジは早朝の６時から夜の11時までオープンしています。スタッフは常駐せずルームキーで入室するシステムです。ディナータイムは午後６時からはじまり、アルコールと料理の提供があります。

ドリンクメニュー（写真）はビール、白ワイン、赤ワイン

食事メニューとしてビュッフェではなくホットメニュー２品からの選択でした。妻と私で別々の料理をオーダーしました。

メイン料理は月曜日から日曜日まで日替わりで提供されます。ペンネの１品

Sliced turkey /Vegitable/Hash brown

フロントでフィットネスジムがあるかどうか聞いてみると、隣のビルのスポーツクラブが無料で利用できる、という返事でした。こそで見学に行っていました。そこは本格的なジムでした。

マシンが充実してスタッフが個別にプログラムも組んでくれます。時間がないので見学だけしました。

朝食は朝６時３０分から開始で、天井が高い吹き抜けのレストラン（写真）でビュッフェの朝食を頂きます。

新鮮野菜からチーズ、魚、フルーツを盛り合わせ、暖かい紅茶と一緒にゆっくり朝食を頂きます。至福の時です。

お次はミニハンバーグ、ソーセージ、ベーコン、半熟卵等のタンパク質補給をします。

最後は甘いパンケーキとコーヒーです。

明るいホテルのレストランで優雅なビュッフェの朝食を頂くのは旅の大きな喜びです。

レストランの外は広い中庭になっています。２杯目のコーヒーは外で頂くことにしました。
→ハノーファー観光に続く