2021/06/21 - 2021/06/22
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しなちくさん
この旅行記のスケジュール
2021/06/21
2021/06/22
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今回の目的は商船三井フェリーの大洗~苫小牧航路への乗船。前後のバスとフェリーの2等船室がセットで1万円ちょっとで東京~札幌が移動できる「パシフィック・ストーリー」を利用して船旅をエンジョイしてきました!
時間に追われることが多いこの時代、関東~北海道の移動は間違いなく飛行機か100歩譲って新幹線ですが、あえてフェリーという選択肢を選んだ私。急がない旅を選んでみるのも楽しい面もあるほか、最近のフェリーは(クルーズ船に限らず)バイキングや大浴場など充実した作りとなっており、それらを楽しむのもまた「旅」なのかなと実感させられるところです。
そんな様子を旅行記にしてまとめてみました。
ご覧いただけると幸いです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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旅のスタートは東京駅八重洲口にあるJR高速バス乗り場。
船が出航するのは茨城県にある大洗港ですが、東京~大洗のバスと苫小牧~札幌のバスもセットになった「パシフィック・ストーリー」という企画券が商船三井フェリーより販売されており、こちらの窓口にてチケットを受け取るところから始まります。
※乗船日によって運賃区分が設けられており、閑散期の最安値は9,900円、最繁忙期は20,000円と幅がある点、事前に電話で船会社に予約をしておかなければならないなどの条件があるので事前に商船三井フェリーHPをよく確認してからの利用がオススメです東京駅JR高速バスターミナル 乗り物
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無事にチケットを受け取りいざ乗り場へ。
某感染症が流行する前はもっと本数があったと思うのですが・・・
一部便は水戸駅から大洗フェリーターミナルまで延長していたものもありましたし・・・
とまぁ愚痴ってもしょうがないので、バスを待つことにしましょう。 -
やってきたのは東京駅八重洲口12時30分発、JRバス関東担当の高速「みと」号。JR以外に関東鉄道と茨城交通との共同運行路線となっており、便によって担当社が変わるシステムになっています。
「別にどの会社のでもいいだろ!」という声も聞こえてきそうですが、同じ料金で乗るならやっぱり高級感があるJRバスに乗りたいし(他2社さんごめんなさい)、コンセントやお手洗いの設備なども充実しているので個人的な推しとなっています(笑)高速バス (JRバス関東) 乗り物
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車内の様子。
通常の2+2列シートですが、圧迫感はなく快適に乗車することができました。車内後部にお手洗いが設置してあります。 -
水戸駅までよろしくお願いします🙇♂️
みと号 乗り物
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途中、渋滞に巻き込まれることもなく定刻にバスは水戸駅に到着。
駅前に着くので列車利用と比べても遜色ない利便性かなと。
直行便ではなく途中の高速道路上をはじめとするいくつかの停留所での降車もあり、利用客は全体的に多いように見受けられました。鉄道駅以外にダイレクトでアクセスできるという点では高速バスに軍配が上がるところも多々ありそうです。 -
さて、目的地は水戸駅ではなく大洗フェリーターミナルなので今度は路線バスへの乗り換えとなります。
路線バスというのは複雑怪奇で、どの路線が向かうのか、乗り場はどこなのか、運賃はいくらなのか、支払いは前or後なのか、現金以外に使えるものはあるのか・・・と考え出すとキリがないもので、それだけで敬遠してしまう人もいるのではないかと思われるほど。特に普段使わないエリアでは尚更で、私も某アプリを駆使しながらなんとか乗り場を見つけたところです。
フェリーターミナルまで向かう便もあるのですが、出発時間が後だったことと時間に余裕をもって到着しておきたかったので那珂湊行のバスに乗り込むことにしました。乗り場は北口3番乗り場です! バスがひっきりなしに発着するので事前に案内所で時刻や乗り場はしっかり確認を。(来るバス毎に聞いていたら顰蹙買うと思います)路線バス (茨城交通) 乗り物
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水戸駅を出た時は席が全て埋まるほどの乗車率でしたが、停留所を過ぎる毎に降りてゆき車内はスカスカに。
水戸駅から30分ほど乗車し「大洗派出所入口」で下車。歩いてターミナルまで向かいます。
※旅行記執筆にあたり最新の情報を調べたところ、現在は「大洗地区交番入口」という名前に変更されて(?)いるようです。ご注意下さい
ここで少し雑談。
茨城交通はSuicaやPASMOなどの全国交通系ICカードに対応しておらず、支払いに利用することができません。写真左側に写っている車載器は独自カードの「いばっピ」にのみ対応しているので、それ以外のカードをかざしても反応しないようになっています。今回はセット券だったので乗務員へ手渡しする形になりましたが、実費で利用する際は注意が必要です。 -
バス停から歩くこと5分強。
私と同じバスからもう一人の方が一緒に降りたのを見ていたのですが、まさかの目的地が同じという(笑) 私の方が速力があったので一足先にターミナルへと到着したのでした。
中のカウンターでチケットを確認してもらい乗船券と引き換えます。
「パシフィック・ストーリー」に付いてくるのはツーリストという大部屋だったのですが、差額を支払うことによって上級客室へとアップグレードができるのである程度のプライバシーが確保されるコンフォートへ変更。(最初の申し込み時に電話でお願いをしていました) 差額の支払いは確かこのタイミングでやるような気がしましたが・・・大洗フェリーターミナル 乗り物
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そしていよいよ今晩お世話になる「さんふらわあ ふらの」とご対面!
以前に同 さっぽろは使ったことがあったのですが、こちらはお初にお目にかかります状態。船内設備も同じ夕方便ということで特に変わりはないのですが、やっぱり船が違うと気分も違う!ということでテンションあげあげで行きましょう!!!さんふらわあ (商船三井フェリー) 乗り物
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横からもパチリ📸
開いているタラップのところからはトラックや乗用車が出入りしています。
撮影時は少し早い時間だったので作業は行われていませんでした。
マイカーで北海道ドライブ・・・憧れます😍 -
乗船開始までまだ時間があったので周囲の散策へ。
こちらは大洗海浜公園の中にあるサンビーチ。パラグライダーを楽しんでいる人たちの姿はありましたが、シーズンからは外れていることもあり遊泳している人の姿はありませんでした・・・大洗海浜公園 公園・植物園
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ここにも震災の記憶が残されています。
日常の生活の中でも(高台に限らず)避難場所を確認しておくのは大切ですね。 -
岸壁沿いを歩いていると深夜便に使われている「さんふらわあ だいせつ」を発見。西日を一身に浴びているその姿はカッコいいなと思うのは私くらい・・・か(苦笑)
通常であれば深夜1時台出航の19時台到着なので、この日は休航日だったようです。トラック輸送がメインなので週明け月曜日はお休みなのかな? -
船体に大きく描かれた太陽のマーク。
西の関西航路でも同じデザインとなっており北は北海道、南は鹿児島でこうした船舶を目にすることができます。
夕方便も良いけど、よりカジュアルでディープな深夜便もいつか乗ってみたいところ・・・ -
右端にトラックのシャーシが写っていますが、柵の外からの撮影です。もう少し絶妙なアングルで撮りたいのですが立ち入れるような場所ではなさそうなので自主規制しました、、、
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今回乗船するのは大洗19時45分発の苫小牧行。大洗~苫小牧を日に2往復というのはちょっと輸送力過剰では?と思ってしまう向きもありますが、本当はこれだけではなくひたちなかから貨物専用で運航している航路もあるのでほんとに船舶需要というのは大きいんだなと感じるところです。
夕方便も深夜便も旅客・トラック共に乗船できますが、設備が充実しているのは夕方便なので初めての方は(運航ダイヤの面でも)夕方便の利用がオススメ。 -
出航の1時間半前となりようやく乗船することができたので中へと入っていきます。
日本語以外にも英語や中国語での表記がありましたが、中国語での「さんふらわあ」は「向日葵」と訳すそうでなんだか可愛らしいなと(笑) -
窓口での段階で軽く触れたコンフォートのお部屋。左右それぞれ4つずつ寝台が設けられており、外は見えませんが快適性はそこそこ高いかなと感じました。
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私は下段だったので靴を脱いですぐ布団という感じですが、上段でも上り下りに苦労することは無さそうです。
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手すりも付いているので安心。
バリアフリー化が進んでいますね! -
ターミナル越しに西の方向へと沈んでいく太陽を拝みます。
夕方6時半ごろでしたが、まだまだ明るいんですね(驚) -
出航までに夕食を・・・ということでやってきたのは船内レストラン。
夕/朝食それぞれバイキング形式となっており、夕食単体で2,000円ほどと船内価格。そこをどう捉えるかですが、私が見た中では食料を事前に買い込んで自室やパブリックスペースで食べているような方もいたので、そうした形もアリかなと。
今回はせっかくなので両方利用できるセット券(2,700円)を購入し食事を楽しむことにしました。厚焼き玉子やウィンナー、お茶漬けやみそ汁など子供でも楽しめる内容となっており家族連れなどには良いのかもしれません。さんふらわあ レストラン グルメ・レストラン
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そうこうしているうちに出航時間が近づいてきたのでその様子を見学するために再度デッキへ。
先ほどまで見えていた太陽の姿はどこへやら、あっという間に空は暗くなっていきます。 -
ファンネルからモクモクと煙を出すフェリー。
確かにトラックよりもCO2排出量は少ないかもしれませんが、これを見るとビミョーな気持ちになってしまう私なのでした・・・ -
タラップも外され出航!
すぐ脇には先ほど眺めた「さんふらわあ だいせつ」の姿も。
ターミナルの明かりに照らされる姿も美しいものです。 -
出航して15分くらいは街の明かりが見えていましたが・・・
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30分もすると辺りは漆黒の闇に包まれたのでした。
外のデッキを照らすのは月の光。これも雲に隠れてしまうと暗さに恐怖を覚えるほどだったので室内へと退散(笑)
その後は大浴場でゆっくりとお湯に浸かり一日の疲れを取り、寝室に戻っておやすみなさい😪 -
誰もいないパブリックスペースからおはようございます。
時刻は朝の4時。
なぜこんな時間から活動しているかと言いますと、、、 -
おぉーっと!
向かいからやってきたのは同じく昨晩、苫小牧を出港してきた「さんふらわあ さっぽろ」ではないですか!
そうです。僚船の反航です。
デッキは風がビュービュー吹いていましたが、中からだと光がガラスに反射してしまうため死に物狂いで撮影した一枚です🤣
太平洋フェリーのようにイベント化しているわけではないので天候などによってすれ違う場所は異なるようですが、今回はラッキーなことに非常に近い場所でその姿を拝むことができたのでした。 -
真横に近づいたタイミングでもう一枚📸
朝早くてまだ暗いし、外は曇っているし、速度があるからシャッタースピードを上げなければいけないし・・・ということで画質ザラザラのポンコツ汚写真ですが(笑)
時刻は4時15分前後でした。
もちろん周囲は寝静まっているので事前放送等もなし。
静かな離合となったのでした。 -
そのまま後続で南下してくる船も狙うことにしましたが、あまりの風の強さに身体が悲鳴を上げたので中へ避難。
遠目に写っているのは太平洋フェリー「きそ」(と思われる)。
こちらは苫小牧から仙台を経由し愛知県の名古屋までという国内最長航路となっています。以前、操舵室下の特等を利用しましたがなかなか楽しかったのを覚えています。機会を見つけてまた乗りたい・・・(笑)
こちらの時刻は4時40分前後。 -
こうしたフリースペースは乗船直後や食事後などはグループによって占拠され(言い方←)、盛大な酒盛りが開催されていることが多いのですが朝方は人っ子一人いないので優雅に貸切状態。
あいにくの天気ではありましたが、窓の外を流れる景色を見るのにはもってこいの場所であることに異議を唱える人はいないでしょう。
このあたりで睡魔が襲ってきたので一度自室へ戻り仮眠。 -
時間を遅らせること2時間強。次にやってきたのは同じく商船三井フェリーの深夜便「さんふらわあ しれとこ」
大洗に停まっていたのは???と一瞬思いましたが、深夜便が出航するのは日付が変わった後なのでこうした反航が見られるようです。
それにしてもこいつはめちゃくちゃ遠かった・・・
時間は7時20分前後です。 -
レストランで朝食を頂いた後に向かったのは船内の売店。
やはり就航地だけあって、北海道と茨城の土産物が多く置かれています。
食べ物系が多く置いてありましたが、フェイスタオルやスリッパなど船旅をより充実させてくれる商品も。見ているだけで楽しめる場所ですが、スペースがあまり広くないので混雑時は譲り合っての利用を心掛けたいところです。 -
太陽もすっかり昇ると朝の雲たちはどこへやら、青空が広がっていました。
やっぱり船旅はこうでなくちゃ!といわんばかりの快晴です。
この時既に青森県沖を進んでいたこともあり、スマホは圏外。
ただ、何も考えずぼーっと海を眺める至福のひと時。
これは乗船した人にしか味わうことができない特権だと思います(笑) -
船は苫小牧沖から湾に入り減速。
左側には樽前山と苫小牧の工場地帯が見えてきました。
他の乗客もデッキに出てきてその様子を眺めています。
6月とはいえ船上は風もあるので少し寒く感じる場面も。ほとんどの人は長袖の羽織ものを着ていたようでした。 -
操舵室越しに見えてきたのは先着していた仙台からの太平洋フェリーと、個人的に「苫小牧東港といったらこれ!」というサイロ。
これを見ると北海道に来たなぁと毎度実感させられます! -
海鳥の姿も。
かなりの数が併走するように飛んできましたが、そんなに皆、上げているのでしょうか・・・ -
ここからぐるりと反転して・・・
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太平洋フェリーを右手に望みながら・・・
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着岸です!
苫小牧東港フェリーターミナル グルメ・レストラン
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ということで苫小牧東港から上陸!
ほっかいどうは!!!!!!!
でっかいどーーーーー!!!!
(大変失礼いたしました)苫小牧東港フェリーターミナル グルメ・レストラン
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大洗港では近くで撮れなかった船名と船籍地。
さんふらわあは全て大洗所属となっていますが、これには何か理由があるのでしょうか? -
北海道の海の玄関口といっても過言ではない苫小牧東港。
利用した大洗便と合わせ、計4か所8便が本州各地とを結んでいます。
今、私たちが使っているものもこうした船便で届いているかもと考えると物流の偉大さとありがたさが感じられるかもしれません。 -
と、ここまででフェリー編はおしまいとなりますが旅は続きます。
この後はターミナルから出る北海道中央バスに乗り込んで一路札幌へ・・・という形になりますが、私は所要のため苫小牧駅で下車。(バスのチケットは途中下車はできますが、前途放棄という形になり返金はありません)
さんふらわあの夕方便に合うように一本設定されているので、待ち時間もほとんどなくスムーズに乗り継ぐことができます。
この日、ターミナルから乗ったのは10名強。徒歩乗船の人はかなりの割合で利用したのではないのでしょうか? -
拙い文章に写真ばかりのお見苦しいものとなりましたが、このあたりで終わりとさせていただきたいと思います。
今後、フェリーを使って旅に出られる方の参考になれば嬉しいです😊
最後までご覧いただきありがとうございました!高速バス(北海道中央バス) 乗り物
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