温泉いくつ入れる？「露天風呂の日」黒川温泉湯めぐり旅行

2023/06/25 - 2023/06/26

熊本の自然豊かな山奥の地にある黒川温泉は、様々な泉質が楽しめる興味津々な温泉地のひとつでした。日常の疲れをリラックスしようと温泉宿でゆっくりステイの計画をしたところ、たまたまこの日が「露天風呂の日」ということで、温泉街の様々な旅館の露天風呂に無料で日帰り入浴ができるという特別日。これはラッキーです。というわけで、念願だった黒川温泉、1泊2日の経験とは思えないほどにめいっぱい楽しむことができました！

エリア 黒川温泉・杖立温泉(熊本)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

黒川温泉は熊本県の奥、大分や福岡にも近いところにありますので、阿蘇からバスで行きます。そのためまずは熊本市内から阿蘇へ、JR九州の観光列車「かわせみやませみ」に乗車します！

熊本駅 駅

車内は高級感があって、椅子もふかふか広々といい感じです☆

観光特急かわせみやませみ 乗り物

熊本駅で買った駅弁「鮎屋三代」をいただきました。
実はこの駅弁、15年以上も前に鉄道雑誌で紹介されていたのを見て心に残っていたものでした。遂に食べられて嬉しかったです。

車内販売の阿蘇ミルクアイスもいただきます(⁠^⁠^⁠)

楽しい鉄道旅でした！

阿蘇から九州横断バスで1時間ほど、黒川温泉に到着です。

「黒川温泉一旅館」をキャッチフレーズにして、温泉街が一体となって盛り上げている黒川温泉、とても楽しみです。

黒川温泉 温泉

まずは本日のお宿「御客屋」さんにチェックインします。創業はなんと江戸時代の享保年間とのこと。ゆっくりリラックスしたいという旅だったので、歴史ある良いお宿を選びました。

黒川温泉　歴史の宿　御客屋 宿・ホテル

客室は純和風の、落ち着いた雰囲気。ゆっくりできそうです。

入室して心地よく感じたのがこちら。お茶のお香が焚かれていて、とてもリラックスできる空間になっていました(⁠^⁠^⁠)

ウェルカムスイーツの「農おこめクッキー」も美味です。限定販売ということで、お土産に買って帰りました。

この日は雨模様。そんな旅もありますが、そういうときほど温泉旅館におこもりが似つかわしくもあるものです。

御客屋には5種類もの温泉浴場がありますので、これらを心ゆくまで味わえるのは宿泊者のアドバンテージとも言えます！

まったり湯めぐりステイを楽しみます。

ロビーにある囲炉裏も雰囲気が素敵です。

さて、夕食の時間になりました。
熊本の料理の数々に舌鼓、やはり馬刺しはとても美味しかったです！

夜になって雨も止んだので少し温泉街を歩いてみます。ふれあい広場には和傘がカラフルにライトアップされていて、幻想的でした。

翌朝、おはようございます。
美味しく朝食をいただいて黒川温泉2日目です！

昨日とは打って変わってこの日は晴天。温泉街を散策するには絶好の日和ですね。

温泉街でのまったり街歩き、やっぱりわくわくします。

しかも、この日は偶然にも年に一度の「露天風呂の日」！
温泉宿の露天風呂が10時から15時までの5時間、なんと無料で開放されていて、好きなだけ日帰り入浴を楽しめるのです。

黒川は様々な泉質が集まっていることもあり、これは非常に楽しみです。無料給水所の開設があるのもとてもありがたいですね。

というわけで温泉ハンティングスタートです！

一発目は「山の宿　新明館」さん。泉質は炭酸水素泉であっさりしています。

黒川温泉 山の宿 新明館 宿・ホテル

こちらの名物は洞窟の穴風呂。川べりで地下鉄気分の入浴を味わえました^⁠_⁠^

朝は晴れていた空がまたもや雨模様になってきました。梅雨時の旅行では致し方ありません。

傘を差しながら坂道を上がって、温泉街中心部よりは高度のあるところに佇む、「旅館　壱の井」さんのお風呂を目指します。

黒川温泉 旅館 壱の井 宿・ホテル

こちらの泉質は硫黄泉で、お湯はよく濁っていて香り豊かです。さきほどの炭酸水素塩泉とはすっかり雰囲気が違っていて、同じ温泉地というのはびっくりです。

続いて3発目、日本の名湯秘湯百選宿に選出されていることもあってか人気で賑わっていた「いこい旅館」さん。塩化物泉（正確には含食塩・硫黄・硫化水素泉）です。露天風呂はかなり広々としており、打たせ湯があったりとエンターテイニングでした。

黒川温泉　いこい旅館 宿・ホテル

温泉ハンター（笑）に勤しんでいるときは、塩分不足に注意しなければなりません。グッドタイミングで温泉卵の無人販売所を見つけました(⁠^⁠^⁠)

1つ購入して、側のベンチで食べました。半熟感のある卵と塩気のマリアージュが心地よかったです。

塩味のあとは甘味も食べたくなる、、、というわけで（笑）引き続いて蜂蜜屋さんに寄ってしまいました。

杉養蜂園 (黒川温泉店) 専門店

巣蜜のトッピングされたハニーソフトクリーム！
とても美味しかったです(⁠*⁠´⁠ω⁠｀⁠*⁠)

もう十分に温泉を堪能したところですが、無料デーの終了時刻15時までもう少しあります。迷いましたが、やっぱり入りたい！
ラストは南城苑さんの露天風呂で締めくくり。宿泊した御客屋さんと同じ硫酸塩泉ですが、わりと雰囲気は違っていました。

そういえば御客屋のスタッフの方が熊本地震の前後で泉質が変わったというようなことも話されていたのを思い出しました。自然物である温泉とは奥が深いものです。

黒川温泉 南城苑 宿・ホテル

帰りは福岡行きの西鉄高速バスで帰ります。黒川温泉、宿泊してほぼ丸1日じっくりと楽しむことができて最高でした！

おまけ：ラウンジクーポンで福岡空港のサクララウンジに初来訪したのですが、おしゃれで眺望もよく、とても気に入ったラウンジでした！

サクララウンジ 福岡空港国内線 グルメ・レストラン

こうして福岡の夜景とともに、温泉で癒やされた気持ちに満たされながら日常へと帰還したのでした。