2023/12/04 - 2023/12/05
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pedaruさん
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彼は一度入った大学をやめて別の希望校を受験すべく、東京で浪人をしていた。私はというと一目見たジュエリーの職人の世界に取り付かれて、修行の道を選んだ。「目覚むれば 他郷に住める友思う この真夜中に ペンを持つらむ」受験勉強に励む友を想った。
しかし、この頃から、私のコンプレックスは増大していった。大学合格の報を受け心から喜んだが、「栄光の 道行く君は知らざらん 草に埋もれし
若きいのちを」などと自分を蔑んだ。
全く自信のない時期が続いた、あるとき誘われて友人の集まりに出た。青春の真っ盛り、皆快活に近況を話したり、異性の話などで座は盛り上がった。このとき「俺は○○君のことを認めているんだよ、今ははっきり何が、とは言えないが、何かを持っているんだ」。と皆の前で竹馬の友は私のことを語った。
この言葉はことあるごとに、私を勇気づけた。しかし、私のコンプレックスは依然として自分を押しづぶし、同級生たちとも疎遠になってしまった。
彼とは疎遠になりながらも、いつかは彼にふさわしい人間になって会いに行こうなどと思っていた。
私はというと修行のため上京し、何年後かには国際デザインコンテストに入選した。このとき彼に手紙で知らせた。彼は田舎からわざわざ銀座のミキモトの画廊まで見に来てくれていたことを後日知った。うれしかった。
コロナが世間を混乱させている頃、いつも来る年賀状が来ないことがあった。私は胸騒ぎがしてはじめての電話をした。単に遅れただけという返事だったが、今検査中だがパーキンソン病かもしれない、と言っていた。
断片しか知らない病名に非常に心配をした。コロナがようやく沈静化したころ、友に会うべく連絡をして故郷の駅に降り立った。初夏の強い日差しの中、見覚えのある街並みを自転車を走らせた。
裏木戸の前に自転車を停めると、家の中に懐かしい友の顔があった。
変わらぬ巨体の彼は想像したより元気だった。会ったらこう言おう、あのことも話そう、といろいろ考えて臨んだ。昔の初めての二人の旅行に話が及ぶと、
「無鉄砲だったよなぁ、へたすりゃ遭難だよ」などと彼は懐かしく、愉快そうに笑った。
話したいことの大半を次の訪問に譲って、友の家を辞した。彼が尊敬している伊能忠敬の墓の写真をプリントして、手紙を出そうとしていた矢先、田舎にいる兄からラインが入り、彼が他界したという報を受けた。
訪問してから6か月も経っていなかった。自分を鼓舞してやっと会えたのもつかの間、一度だけの再開の喜びの跡を残して、あの世に旅立ってしまった。
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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アイビースクエア
当施設は、江戸幕府の代官所跡に、1889年(明治22年)に建設された倉敷紡績創業の旧工場で、1973年(昭和48年)に改修され、観光施設として再生されたそうです。 -
アイビースクエアの由来となった赤レンガの外壁を覆う蔦は、工場であった頃に内部の温度調節のために植えられたそうです。
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アーチが象徴的な広い東正面玄関は主に宿泊客が利用し、タクシーや観光バスもこちらに乗り入れます。
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日本ならではの町並みだけではなく、倉敷アイビースクエアのレトロな建築やおしゃれな雑貨、岡山県特産のフルーツを味わえる人気店もあり、見どころがたくさん!
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広場を囲むようにホテル、レストラン、各種宴会場、倉紡記念館などの各種施設が配されています。
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通路を歩きながら、小物や雑貨、興味深い物が並べられて、物色しながら見られます。
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クリスマスをひかえて可愛いツリーが置かれています。
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重厚な柱時計がありました。
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飾ってあった楽器 ストラディボロウス。
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女性が喜ぶ テーブルウエァ
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黒で統一されたティーカップ、ナプキンなど
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ガラス越しに見える中庭
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倉敷アイビースクエアは明治時代に代官所跡に建てられた倉敷紡績所を改修した複合施設。敷地内にはショップやホテル、文化施設などが入っています。
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西側入口はかつて従業員が出入りした通用門で、現在は美観地区側からの徒歩による観光客が多く利用しており、周辺も賑やかだそうです。
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一歩踏み出せば美観地区ですが、帰りは遅くなると門が閉まっていて、ぐるっと遠回りして正門から入る必要があります。
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マンホール 藤の花のようです。
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今は一年中で一番日の短い季節、美観地区は観光客の姿はほとんど見えません。
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ステンドグラスが素敵です。
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ライトアップされた日本庭園
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有名な大原美術館
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岡山県を代表する観光地の一つ倉敷美観地区。江戸時代、米を初めとした重要な物資の集散地として栄え、白壁が織りなす美しい景観で人気の観光地です。
美観地区の建物は9割が戦前の建物だそうですよ。 -
岡山県倉敷美観地区内を流れる倉敷川で楽しめる旅行者におすすめの観光スポットが倉敷川船流し!昔の倉敷川は物資を運搬する船が行き交う場所でした。その頃の光景を再現しているかの様に今でも観光客をのせ川の散策を楽しむことのできる船が運行しています。
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倉敷美観地区の景色を見上げる様に進む船はゆったりとした運行となっており、町並みをじっくり楽しむことができます。(夜間を除く(笑))
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川沿いの道 人影無し
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川沿いの道から離れて歩く 暗くて店も閉まっています。
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ライトアップだけが頼りの暗い道
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夕食を求めて(笑)歩き回った末に入ったお店。年配の板前さんが手際よく
お料理を作っています。
お店の名前はレシートによれば「新粹」 -
魚揚げ物 魚の名前は知らない
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コロッケ 初めて知るコロッケ 美味しい
その他、数点頂きました。どれも美味でした。 -
アイビースクエアに戻ってきました。
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広場を囲んだ建物から明かりが漏れています。
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クリスマスツリーもスタンバイ
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倉庫を改造した2階建、内側の部屋からは中庭が観え、秋は銀杏の紅葉が楽しめる。客室は2020年10月に全館リニューアルを完了し、木の素材を生かしたナチュラルテイストなものとなっている、と説明しています。
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長く続く廊下、廊下とよんでいいのかな?
もとは紡績工場だったそうな。 -
これがなんだったか覚えていませんが、芸術らしき雰囲気です。
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昨日は薄暗い夕暮れに美観地区を歩いたので、今朝はいい写真を撮ろうと、出かけてきましたが、な、なんとこの暗さ、日が暮れるのも早いが、夜の明けるのは遅い。
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動くものも皆無、川の中の白鳥以外は静止状態、川辺の柳の枯れた葉さえ動きません。
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飛行機に乗る都合で、朝食を摂らずに早く出発する都合で、明るくなるまで待てません。
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倉敷、美観地区の印象は?訊かれれば「うーん、一言で言えば暗いところですねー」と答えるでしょう。
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焦りながら広島空港を目指して車を走らせます。 教訓、時間は余裕をもって計画しましょう。
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茶色がかった紅葉をした山を眺めながら走ります。案内、運転、計画、すべて娘任せの旅でした。
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ぎりぎりで広島空港に到着。
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お土産にレトルトの広島お好み焼きを買いました。(妻にはこれだけ)
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この旅行記へのコメント (21)
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- yamayuri2001さん 2024/06/12 14:48:16
- 倉敷・・・
- pedaruさん、こんにちは。
pedaruさんは、二つの大きな才能に恵まれていらっしゃるのですね。
国際デザインコンテストで入賞するような芸術の才能と、
人をしみじみ考え込ませる文学の才能とを、
併せ持っていらっしゃるんですね。
素晴らしいと思います。
倉敷は数年前に訪問しました。
高校時代に感動した大原美術館に、
もう一度行ってみたいと思ったのです。
年を重ねてから行くと、
一層大原美術館の魅力を感じました。
倉敷美観地区は、私も秋に訪問したのですけれど、
やはり夕暮れ近くなると、
コロナ禍だったせいか 誰もいなくなり、
寂しい風情が漂っていました。
私は親友を3人失いました。
1人目は大学を卒業し、子育てをしている時。
彼女は、3人目の子供を産んで癌で亡くなったのです。
どんなにか心残りだっただろうと思います。
彼女とは、大学時代、双子のように一緒に行動していました。
2人目は高校時代の親友です。
彼女はオーストラリアのメルボルンに行ってしまい、
なかなか会えなくなりました。
20年以上前に、彼女が交通事故で大学生だった長男を失い
彼女もメンタルを病みました。
3人目は、就職したての頃からの40年来の親友です。
40年間ずっと共に、
飲んだり食べたりしながら
事あるごとに、職場の愚痴を聞いて貰っていましたけれど、
彼女の娘さんの結婚式の1週間前に、
癌で亡くなりました。
私は親友を失う運命にあるのだろうかと、
一年半前には、うつ病になりそうでした。
けれど、旅が私を救ってくれました。
時々、3人のことを思い出します。
今でも一緒に交流できたらと思いますけれど、
それが叶わないこともあるんですね。
そんなことを重ね合わせながら、
冒頭の作品を読ませていただきました。
yamayuri2001
- pedaruさん からの返信 2024/06/15 15:16:34
- RE: 倉敷・・・
yamayuri2001さん こんにちは
最近4トラベラーで旅行記の一部を削除するよう事務局から求められた方がいらっしゃいました。規約に反している場合削除する場合もある、ということで、私も初めて規約を読んでみました。そしたら公序良俗に反するものはもちろんですが、旅行に関係ない写真や文章は認められない、ともありました。
えーっ 私の駄文はそれに該当するではありませんか?でもまだなんとも言ってこないのでこの程度ならいいのかな?と思っております。文中に無理に旅行の文字を入れようかなとも思っております。
yamayuriさんの親友が他界されてさぞや気持ちが落ち込んだことは想像に難くありません。小さなお子さんを残して他界する人や惜しい人が亡くなるケースもあります。
残された者として、大切に真摯に生きることこそ、彼らにたいする礼儀でもあるとおもいます。
この度の小文は投稿すべきかどうか、大分悩みました。自分のためだけにの感はありますが、友への鎮魂の意味もありました。自分をさらけ出すことに誰でも抵抗はありますが、はたして私はこれで良かったのか?という迷いはあります。
しかし、知られてまずいことはそんなにありません、昔はドロボーだったことくらいしか・・・いえ、これは捏造です(笑)。
pedaru
-
- rinnmamaさん 2024/06/11 19:04:30
- 倉敷に行ったことが無い^^;暗い町?
- prdaruさん、こんばんは
本日(11日)の暑さは真夏並みでした。
2軒先で大きな建物を壊して整地作業をしているので、毎日地震の様な揺れと、埃と騒音で、窓も開けずにおりましたので、クラクラしました。
本日で終わったようですが///^^
何時も終わり掛けのコメントで失礼致します。
前回の旅行記と今回の旅行記の小文が文学的で、pedaruさんは芸術家だと再確認致しました。
国際デザインコンテストに入選。。以前の旅行記の作品が懐かしいです^^
たゆまぬ努力だけでは勝ちとれないものだと思いますので、ジュエリーへの想いと技を極めていかれたんですね。。当時のpedaruさんの葛藤は計り知れないですが、現在の立場は揺るぎないものになって、青春時代のご自分の決断を褒めてあげたくないですか?
素晴らしかったって・・・私の青春時代はプーちゃんだったので、凄いと思いました。
竹馬の友・・友人は多くは要らないと思う私ですが、少ない友人が居なくなった寂しさは計り知れないと思っています。
遠くにいて会えなくても、長い間会えなくても、話し始めたら延々と話が弾み、心に何とも言えない暖かさが広がって行きます。
お互いに支えになっているんですよね・・
倉敷行ったことが無いのです^^;小樽の雰囲気に似ていますね。
日本の暗い夜道は嫌いなので、どうしましょう(笑)田舎暮らしで怖いと思いながら、祖父母の家に走って行った事を思い出してしまうのです・・
田舎道、真っ暗なんですもの。
おばばになっても怖い物があるんですよ(爆)何時も駄文ですみません。
お元気になってくださいね。
rinnmama
- pedaruさん からの返信 2024/06/15 14:10:01
- RE: 倉敷に行ったことが無い^^;暗い町?
rinnmamaさん こんにちは
今日も暑いですね、8月頃の猛暑とは異なりますが・・・
我が家の飼い猫の姿が見えないので探したら、洗濯機の中で眠っておりました。
気持ちよさそうなのですが、さすがに暑いかと思い、洗濯機に扇風機の風を当てております。
昔倉敷に家族で行ったことがありましたが、観光化が目立ってあまり興味が持てませんでしたが、感じるものは年齢によって異なりますね。
計画が杜撰だったため、暗い美観地区しか見られませんでした。
女一人英国に留学する勇気があるのに、暗い夜道は怖いのですね。rinnmamaさんのアキレス腱を発見したおもいです(笑)。
私は人づきあいが下手なので、友達は少ないのですが、その少ない友達の2人を既に亡くしております。子供の頃の予防接種の順番を待つような気分で、自分の番が来るのが怖かった思いと同じですね。
若いころから何故か年長者とのおつきあいが多く、いつの間にかお世話になりっぱなしで
先立たれております。
最近ではrinnmamaさんの植物情報が楽しみになっております。畑の収穫物と庭の花情報など気に入っております。ぜひ続けてくださいね。
pedaru
-
- 白い華さん 2024/06/07 01:29:20
- 夜・・の『倉敷 散策』も また、素敵。
- お早う御座います。
往復!の 飛行機・・は『広島』だったんですね~。
岡山『倉敷』・・だと、どんどん『関東』に 近づいている。
けど
飛行場の ある『広島 空港』に、もう一度、戻らねば。
が、ありますからね~。
でも『広島 空港』は、「岡山県! 寄り」なので
高速道路を 1時間半以内・・とは、ビックリ!でした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お嬢様、「きっと 旅行好き・・なんでしょうね」。
今回の『瀬戸内海・・の 旅』の 内容!が どこも・・良くて、
しみじみ「いい~! 旅だなぁ~」と 思いながら、拝見しました。
私も『広島『竹原。鞆の浦』に 岡山『倉敷』と 瀬戸内海・沿い!に 巡りました」ので
この コース!は「それぞれ、変化・・が あって、歴史旅!には うってつけ」って 思いますよね。
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「夜・・の 人が 居ない!『倉敷 散策』」も いいもんです。
昼間は「子供っぽい! お土産店 & 若者が、いっぱい」で がっかり・・でした。から。
私も「倉敷 美観地区!の 側・・に 宿泊した」ので
夜・・の ライトアップされた & 真っ暗!な『倉敷』は、思い出・・です。
朝・・・は、「冬」だとねぇ~。
確か!に「明るい・・中。の『倉敷』も もっと、見たかった」も 解りますよね。
それ!は「前日、夕方・・の 時間配分」と なりますよね~。
旅プラン!も いろいろ・・大変です。
お嬢様・・との「こんな・・素敵な旅」を また、出来るコト!を 待っていますね。
これからもよろしくお願いします。
- pedaruさん からの返信 2024/06/08 14:49:53
- RE: 夜・・の『倉敷 散策』も また、素敵。
白い華さん こんにちは
手のけがはいかがでしょうか?人間て以外に弱いですよね、私の場合たった10センチの高さから足を踏み外し、小指を骨折したことがありましたが、痛いし、治るのに時間もかかりました。松葉づえというのは、思ったより不便ですね、物が持てないのが最大の弱点かと感じました。
足でなく手の骨折で良かったのではありませんか?なんとか旅行を全うされました。4トラベラーの鑑です。
私はギリシャに行く日の前日、自転車でどぶに落ちて(水のない浅い側溝ですが)打撲しましたが、家族には内証で出かけました。多少のケガなどなんのその、行かなかった心の傷は簡単には治りません(笑)。
旅行好きの娘は度々旅行をしていて、いつも貧乏をしています。老後のことを心配するより、今のうちに旅行をしちゃえ、という思想の持主です(笑)。
おかげで手配もプランも娘任せで安心です。ヨーロッパに住んでいたころは、安いのをいいことにたくさんの国に旅行したようです。
このごろは海外旅行にご無沙汰です。それは経済的な理由です(笑)。
元気なうちにまた行きたいなと、希望だけは捨てきれません。
pedaru
-
- mistralさん 2024/05/30 21:51:41
- ご友人との交流
- pedaruさん
こんばんは。
冒頭の文章がずっとこころに残っておりました。
本文となる倉敷の旅行記
薄暗がりの中での街の記録が続きました。
それらのお写真の中でも、ポツンと灯っている明かりだったり
川面にうつる街灯のあかりだったりが、温かさを添えてくれていて
あたかも心の中の拠り所となっているかのように感じられました。
まさに冒頭のperaruさんの文章と呼応しているかのように思われました。
若き日のpedaruさん、苦い思い出、苦しまれた日々のことを書かれ
それでもそんなpedaruさんの支えとなって下さった友の言葉を記されて
おられました。
「何かを持っているんだ。」と皆の前で語ってくださった竹馬の友の言葉、
どんなに嬉しく励みになったことでしょう、と胸が熱くなりました。
そして国際デザインコンテストでの入賞を果たされたpedaruさん。
その知らせを受けた友は、わざわざ上京されて御木本画廊まで見に来て
下さったとのこと。
そんな交流を重ねられた思い出。
そしてある日、突然知らされた、大切な友とのお別れ。
お別れはやってきましたが、その前に大切だったご友人に会いに行かれた
pedaruさん。
恐らくそのご友人は、ご自身の病状を詳しく語ることもされずに
若かりしころの楽しかった思い出を、お二人で語り合われたんでしょうね。
そんな状況を想像(妄想?)してしまうような
しみじみとした素敵な旅行記でした。
mistral
- pedaruさん からの返信 2024/06/05 06:20:32
- RE: ご友人との交流
mistralさん おはようございます。
友人とは小学校に入った時からの竹馬の友で、背の高かった二人は中学性になってからもバスケットボールの運動部に入りました。
人望のある彼には多くの友人がおり、私とは対称的でした。疎遠になってしまってからも、ときどきは彼の噂を聞き、故郷の町のギャンブル場の設置に反対運動をしたり、日中友好協会の群馬支部長になって、中国をたびたび訪問して友好を築いていました。
同窓会で会う以外は、なかなか機会がありませんでしたが、ようやく彼を訪ねることが出来ましたが、半年もしないうちに永遠の別れをするとは、世の中は残酷に出来た仕組みですね。
死んでも魂は残り、見守っていると古来から言われ、信じている人も多そうですが、お釈迦様は原始仏教の中では、あの世だとか、魂だとかは言ってませんね。誰もそんなことは分からないし、分からないことを信じることはできないと言っています。
私もその言葉を信じ、今を大切に生きることこそ、仏陀の教えだと思っております。・・・・とか言っても、毎日悔いなく生きているかと言うとその逆で、怠惰な一生を過ごしそうです。
心のこもったコメントをありがとうございました。
pedaru
- mistralさん からの返信 2024/06/05 14:04:42
- RE: RE: ご友人との交流
- pedaruさん
ご友人との数々の関わりをお知らせくださり、ありがとうございました。
死んでも、向こうから見守ってくれている存在、、、
私には、そのご友人がpedaruさんにとって、そのような存在であるかのように感じました。
実際に見守ってくださっているかどうかはわかりませんが、
少なくてもお二人のこれまでのご交流、あの時に語ってくださったご友人の言葉、
あの時のご友人の笑顔などなどは
pedaruさんの支えとなったり、励ましてくださっていたかのようです。
と想いますのは、私は臨床スピリチュアルケア師として、ボランティアですが活動しています。
欧米ですと病院などではチャプレン(元々は牧師さま、神父さま)がいますが
最近は宗教家でないスピリチュアルケア師がおなじ役割で常駐していたりします。
日本ではまだまだ有給での方は少ないのが現状ですが。
そんなことから、ご友人の最期は存じ上げませんが、
はるばる訪ねて来てくださった竹馬の友との、楽しい語らいの時を思い出されて
ご友人は穏やかなお気持ちになられただろうと想像しておりました。
今、この時を大切にして悔いのないように生きる。。。
なかなかできない事です。
それでもご友人に会いに行かれたpedaru さんのご決断は、素晴らしいことだったように
想いました。
mistral
> 友人とは小学校に入った時からの竹馬の友で、背の高かった二人は中学性になってからもバスケットボールの運動部に入りました。
> 人望のある彼には多くの友人がおり、私とは対称的でした。疎遠になってしまってからも、ときどきは彼の噂を聞き、故郷の町のギャンブル場の設置に反対運動をしたり、日中友好協会の群馬支部長になって、中国をたびたび訪問して友好を築いていました。
>
> 同窓会で会う以外は、なかなか機会がありませんでしたが、ようやく彼を訪ねることが出来ましたが、半年もしないうちに永遠の別れをするとは、世の中は残酷に出来た仕組みですね。
> 死んでも魂は残り、見守っていると古来から言われ、信じている人も多そうですが、お釈迦様は原始仏教の中では、あの世だとか、魂だとかは言ってませんね。誰もそんなことは分からないし、分からないことを信じることはできないと言っています。
> 私もその言葉を信じ、今を大切に生きることこそ、仏陀の教えだと思っております。・・・・とか言っても、毎日悔いなく生きているかと言うとその逆で、怠惰な一生を過ごしそうです。
> 心のこもったコメントをありがとうございました。
>
> pedaru
>
>
- pedaruさん からの返信 2024/06/08 14:17:32
- RE: RE: RE: ご友人との交流
- mistralさん こんにちは
たいへん重いお仕事をなさっているということを知り、いかなるものかは分かりませんが、迷い苦しむ人の友となって、少しでも心のケアの手助けをするお仕事のように感じました。
臨床スピリチュアルケア師に特に関心を持ったのは、最近長兄が癌になり、高齢のため治療の手立てがないと宣告され、順番だから仕方がないよ、と明るくふるまっておりますが、
何歳になっても、死の恐怖は克服できるものではないと私は思っております。
兄を元気づける言葉はないか、などと思い、思いつく言葉などを選んだりしていますが、どれも空しく、かつ己の無力を痛感しております。
幸か不幸か我々兄弟は、神とか奇跡とか証拠のないものを信じられないように育ってきましたので、彼に安らぎを与える言葉を知りません。狭く,浅い知識をもとに判断しておりますので、不遜だと思われる方も多いかと思います。
と言う訳で今一番の関心事です。とりとめの無いことを申し上げましたがお許しください。
pedaru
- mistralさん からの返信 2024/06/09 15:35:23
- RE: RE: RE: RE: ご友人との交流から。
- pedaruさん
何度ものコメントを失礼致します。
その後、どうして自分のことをあれ程書いてしまったのか、書かなければ良かったなどと想いがいきつ戻りつしていました。
いろいろなことを想ってみますと、pedaruさんとご友人との交流は、スピリチュアルケアをお互いになさっておられたかのように感じ、こころを打たれたんだと想い至りました。
そして今回の旅行記の冒頭の文章には、もしかしたらお兄さまへの想いも繋がっておられたのかもしれない、などとも感じました。
人には危機的状況になると動き出すスピリチュアリティの機能というものがあるようです。宗教的な支えがないとしても、誰でも自分のこころの拠り所となるものを探し求めるそうです。そんな状況下で、特別な言葉をおかけしなくても、ただおそばにおられるだけで、その方のやすらぎになれるでしょうし、ご友人と交わされたような若かりしころの思い出を話しあわれるだけでも、静かなお気持ちになれることでしょう。
今までpedaruさんがなさってこられたままの在り方で、向き合われますことで大丈夫なのではないでしょうか。
今、この時はお大切に、どうぞお過ごしになってくださいませ。
余計なことを書きましたがどうぞお許しください。
mistral
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- mom Kさん 2024/05/30 09:57:41
- あの町は、夜こそ
- 冒頭のお話、身に沁みました。大事な従弟を見送って以来、
”会いたい人に会っておく”を信条に暮らしております。
以来12年、会っておいてよかったと思うことが多くなりました。
思い起こせば、アイビースクエアに泊まったのも40年以上前になります。
お部屋のクローゼットが戦前の家具のようだったのと、倉敷の夜の散策が印象に残っています。変えない町ですね。お写真を拝見して思いました。町びと尊敬します。
数年後、泊まらずに、美術館とカフェグレコにもう一度と訪れましたが、大変な人出
でしたから、夜こそ倉敷の神髄に触れられますね。あの静寂と水辺の柳に白壁。
灯りも考えられていますから。貴日記でこれらが鮮明によみがえりました。感謝です。
お嬢様との旅とは、その思い出は最高の財産と思います。
- pedaruさん からの返信 2024/05/31 07:01:48
- RE: あの町は、夜こそ
momKさん おはようございます。
「会いたい人に会っておく」これは正に私への警鐘に聞こえました。会いたい人が沢山いましたが、なかなか会えずに後悔ばかり残ります。
商売をしているので、会いたくない人も沢山いますが、会わざるを得ません(笑)。
アイビースクエアってそんな前からホテルになっていたのですね。クラボウと言う言葉が倉敷紡績で、その工場をリノベーションしてホテルその他の施設にしたと聞いていましたが。
確かに混雑するところでは街の良さは味わえない気がしますから、夜の町もいいものだと思えるようになりました、しかし、明るい時の町も見たかったなぁー(笑)。
pedaru
-
- cheriko330さん 2024/05/30 01:27:59
- 倉敷散歩♪
- pedaruさん、こんばんは☆彡
お嬢さんとの旅の最後は倉敷だったのですね。アイビースクエアにお泊りで
私も以前に宿泊はしていませんが、訪れたことはあります。赤レンガで蔦が
印象的でした。
夕暮れ以降は、人も少なくなり街の様子もしっとりとして風情がありますね。
暗闇に浮かび上がった大原美術館も素敵です。
運河になまこ壁の建物が映りこんで、とってもきれいですね。控えめな
程よいライトアップもちょうど良くて、ゆっくり散策できますね。
倉敷から広島空港まで行かれたのですね。遠いのでは?って思ったら
1時間30分もかからずですか?広島空港は山の方でしたね。以前に何度か
行きました。朝、ゆっくりできるとなお良かったですね。
お嬢さんの後をついて行くだけの旅、良かったですね。私もしてみたいです。
pedaruさんも青春時代、色んな思いをされていたのですね。
ご友人に会いに行かれていて本当に良かったです。
国際デザインコンテストに入選のことは、違う旅行記で拝見しましたが
ミキモトで表彰式もあったのですよね。修行の数年後とは、さすがで
ございます。その作品は今は?ちょっと気になりました。最後の倉敷の
印象には大笑い、ありがとうございました。
また次のシリーズも楽しみにしています。
cheriko330
- pedaruさん からの返信 2024/05/31 06:42:55
- RE: 倉敷散歩♪
cherikoさん おはようございます。
明け方から酷い雨でしたが、今、小降りになりました。今日は小岩(川向こうの東京都)まで自転車で通勤なのでほっとしています。雨が酷ければ、娘に車で送ってもらうのですが。
cherikoさんは何処にでも出没する妖精のような人ですが、沖縄、北海道はおろか、広島にも訪問済みで、アイビースクエアもとっくにご存じでした。
倉敷は観光化され過ぎている先入観で、期待をしていませんでしたが、私の認識不足でした。とっても良い一流の町ですね。明るい時に行きたかったです(笑)。
デザインコンテストのこと、自慢しているようにとられては嫌なので、なかなか旅行記はアップできませんでした。(自慢をしているのですが(笑))4トラベルの中には、これ以上のお仕事を達成されている方が大勢いらっしゃるのは想像に難くありませんので。
表彰式はホテルオークラで行われました。合計3回入選しています。
小学校写生大会で入選したことと合わせて、人生2度だけの栄光でした。(笑)。
pedaru
-
- じんべいさん 2024/05/29 13:54:01
- 辛い別れ
- pedaru様、冒頭のお話を小説のように読ませて頂きました。
私事ですが、先日博多に行った折、知人からある方が亡くなったのを知ってる?と聞かれました。
同じファンとしてサイトを通じて知り合った方の中のお一人でした。年上の彼女には可愛がってもらいました。メンバーも泊まるホテルで彼を出迎えた後、煙草をふかす彼女の部屋に呼ばれて深夜まで語り明かしました。
ファンである彼が亡くなった後はライブに行かなくなった彼女とは連絡も途絶えてしまいました。
ご主人が連絡をして回っていたそうですが、メールのやり取りが主だったため、もしかしたら知らない電話番号を着信拒否したかもしれません。
メールのやり取り位しておけば良かったと悔やまれます。孫が生まれて喜んだ彼女、一人で出かけた博多の写真を送ってきてくれた彼女。色々と思い出されます。
出会いと別れはつきものの人世とはいえ、pedaru様の人生のそばにいた方との別れの辛さは想像に難くありません。
生きている者は前を向いて行くしかありませんね。
倉敷の暗さが心情を物語っているようでした。
じんべい
- pedaruさん からの返信 2024/05/30 06:50:28
- RE: 辛い別れ
じんべいさん おはようございます。
心のこもったコメントをありがとうございました。付き合いが楽しければ楽しいほど別れは辛いものですね。
この世は旅行など楽しいことが沢山ありますが、かけがえのない家族や友人とも必ず別れる時が来ると思うと、なんて残酷な仕組みなんだろうと思いますが、それだけによく言われることですが、今生きている時を大切に、いつ死んでも後悔のない人生を歩みたいものです。
倉敷の散策は時間の都合で、暗い所ばかりしか見ていません。私の心情をものがたっているかのよう、とは優しいお言葉でした。ありがとうございました。
pedaru
-
- fuzzさん 2024/05/29 11:54:35
- 会える時が会う時
- pedaruさん、こんにちは。
冒頭のお話。とても興味深く拝読しました。
息子が大学時代に、しょっちゅう上京しては中学時代の友達と会っていました。
最初は二人、次は数人、最後は10人と集まる友達が増えて行きました。
あの時が私にとっての二度目の青春かもしれません。
息子が大学を卒業して就職してからはその旧友たちと会っていません。
それから二人、他界しました。会える時が会う時ですね。
一人のお葬式には行きましたが、もう一人はコロナ禍の事で行けませんでした。
その事を思い出しました。
pedaruさんの旅行記では、以前は旅行記の最後にご自身の作品の写真がありましたね。私はジュエリーが好きで。そんなに高級なものはナカナカ買えませんが、譲る娘もいないのに結構買ってしまいました。国際デザインコンテストで入賞ですか!素敵!
またいつか作品の紹介を待っております。
fuzz
- pedaruさん からの返信 2024/05/30 06:25:22
- RE: 会える時が会う時
fuzzさん おはようございます。
お忙しいfuzzさんからコメントいただき嬉しく思います。
私はfuzzさんの掲示板を見ると、あまりにもたくさんのコメントに足がすくみ、手がすくみ
緑内障と脊柱管狭窄症が再発する気がして、ついコメントの仲間に入れずにいます。
東京に出かけては、お友達に会い、その輪が広がって、同窓会のようになってしまったとはいかにも人の中心になるfuzzさんの人柄らしいエピソードだと思いました。
私でさえも長い人生ですから、沢山の人と出会っていますが、いつも遠慮してと言うより、気後れがして、良いチャンスを逃していました。
自分に鞭打って(少し大げさですが)一番の友人に会っておいて良かったと思います。
私はお迎えがいつ来ても不思議でない歳ですので、会えるときに会っておく、というのは確かに名言です。
分かりやすいように国際コンテストと書きましたが、正式にはインターナショナルパールデザインコンテストです。こんな長い名前では「朝鮮民主主義人民共和国」と同じでつい
「北朝鮮」で済ましてしまうのと同じです(笑)。
pedaru
-
- norisaさん 2024/05/29 11:42:31
- 国際デザインコンテスト
- pedaruさん
こんにちは。
お久しぶりです。
私も親戚の入院などであわただしく、旅行もせず、もちろん4トラから遠ざかっています。
しかし、国際デザインコンテストに入選とは!
さすがpedaru師匠!
どれほどのものかわかりませんが、日本とか国際と付くのは相当な賞に決まっています。
その実力と栄光で現在の巨万の富を築かれたと想像します(笑)
しかし、友のあえない最期は残念でした。
古希を超えると次々と親戚、友人が亡くなり滅入りますーー。
さて、倉敷アイビースクエアにお泊まりでしたか。
ここは大浴場が少々残念ですが、宿泊や食事、散策には素晴らしいですね。
特にリニューアルした部屋は良いですね。
夜の倉敷美観地区も趣向が変わって良いですね。
倉敷アイビースクエアには二度宿泊しましたが、どちらも夕食の酒で満足して夜の散策を省略したのが悔やまれます(笑)
norisa
- pedaruさん からの返信 2024/05/30 05:53:27
- RE: 国際デザインコンテスト
norisaさん おはようございます。
必ず定期的に旅行記をアップされるのがnorisaさんの定番ですので、このごろ少し遅れているかな?と気になっておりました。それより、自分のことを心配した方が良いのですが。
冒頭の小文を出すべきか、いや止めた方がいい、などと逡巡しているうち、いたずらに時間が経過して、沢山削除してやっと投稿の運びとなりました。
コンテストのことは真珠がテーマのコンテストなので、日本が催行し海外からも沢山応募があったようです。今は景気の関係か、コンテストは行われておりません。
あのころ稼いだお金はバブルのように、いや、お風呂の石鹸のように、溶けてなくなってしまいました。今では遺跡のなかの竪穴式住居に住んで、生きながらえております(笑)。
アイビースクエアに泊まり、倉敷の街を散策したのは、偶然とはいえ深い縁を感じます。
写真で見ると、norisaさんたちのほうが、部屋が豪華な気がします。コンテストと財力は関係がない事を痛感しました(笑)。
pedaru
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