簡易車椅子押して初ダイヤモンドプリンセス　８日目

2023/11/09 - 2023/11/18

９３歳の母（元叔母）がテレビを観て「豪華客船の旅って意外と安くて１泊１万円くらいみたい。是非一緒に行って！」と言い出したことから、紆余曲折あってダイヤモンドプリンセスのジュニアスイートでのクルーズが決まったのでした（詳細は　https://4travel.jp/travelogue/11870255　のはじめに）。
スポンサーはもちろん母。

横浜から出港し、清水、大阪、高知、広島、釜山、長崎、そして横浜に戻る９泊１０日は、確かに夢のような日々でしたが、巨大な船内の移動、カーペット敷の長い廊下や寄港地での坂など車椅子を押す身にとっては結構な重労働。
こっちが車椅子押してもらってもいい高齢者だっつうの！（苦笑）。
いつもならすぐにアップする旅行記がこんなに遅れたのは帰宅後に疲労から風邪をひき、一難去って又一難・・・去ったはずが又一難（苦笑）と続いたためです。

すっかり元気になったので、８日目の長崎をご覧ください。

エリア 長崎

• 旅行の満足度: 5.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 タクシー 徒歩

朝５時半に目が覚めたときにはまだ船は運航中。
うとうとしてたら７時４５分に船内アナウンスがあってしっかり起こされました。

長崎では特にこれといった食べたいものがない母。
とりあえず長崎駅近くにあるという『かもめ市場』でお土産を買うのと、新地中華街で食べることだけが決定事項。

ダイヤモンドプリンセスが停泊する長崎松が枝国際ターミナルは市街地が近いため、デッキ１４のホライゾンコートからグラバー園も見えました。

食後少し休んで１０時過ぎに下船。
前日釜山を出航だったから入国審査がありました。

大浦海岸通り駅から路面電車に乗って新地中華街で乗り換え長崎駅に。

長崎のお土産ならほぼここで揃うという『長崎街道かもめ市場』は駅隣接でした。

福砂屋のカステラ、よりより、ハトシロールなどを吟味して、軽さを優先し『クルス』を購入。
クリームを薄く挟んだパリっと軽い食感のクッキー（←風月堂のゴーフルのみたいなの）で表面に十字架が。個別包装なのでバラマキにも使えました。

その後また路面電車で『出島』へ。
入場料は１人５２０円。

私のイメージでは、出島は海に独立して突き出た扇形だったけど、周りにも土地があって意外と小さかった。

修学旅行生がいっぱいで、出島の中の建物で借りられるレンタル着物を着た女子生徒や刀を差している男子生徒達も。
学生服よりかっこ良く見えましたよ。

車椅子では階段はもちろん段差がある建物も無理なので、段差のない建物だけ入ってみました。
なので、一部分しか見てないけど満足です。
しかし、時代劇などではそこそこの広さがあるように見えたけど、出島は思ったより小さかったな。

端の方にミニチュア出島があったので記念写真。

出島から徒歩数分の新地中華街へ。
まだ全然お腹は空いてなかったものの、ディナーのレストラン予約時間から逆算すれば今食べておかなくちゃと。

いくつかの候補の店から、コッテコテの中華な外観を持つ『西湖』へ。
外の食品サンプルにジャージャー麺があったから。
私はジャージャー麺が何気に好きなのです。

母は長崎と言えば！のちゃんぽんを麺半分でお願いし、私も麺少なめでオーダーしたんだけど、母のが麺少なめで来て、私のはどう見ても普通の感じ。

頼んだ老酒も忘れられてたし、店員さんは私よりお年だし、修学旅行生らしき男子がいっぱいいて忙しかったんだね。

麺が太丸のもちもち、程よい辛さでエビはプリプリ。
美味しゅうゴザイマシタ！
で、老酒がとっても美味しかったのだ。
母のちゃんぽんもとっても美味しかったらしい。

食べきれずに少し残したのは、反抗的な胃のせいと、量を減らしてもらえなかったせいだから（笑）。
計２５００円ほど。今日も満足いくランチを頂きました！

中華街を出たところでたまたまこちらに向かってくる空車のタクシーがあったため乗り込みました。ダイプリまで７６０円だったはず。
１４時１０分前にはターミナルに入ったのに、船に戻る大勢の乗客で混雑していて、部屋に戻ったのは１４時１０分を回ってました。

今日の最終乗船時間は１５時半なので、母を部屋で休ませ、再度下船してグラバー園に１人観光へ。

グラバー園までは船から徒歩１０分程度とのこと。
１時間ちょっとで帰ってこないとまずいから小走りでした。

坂道が急で石畳だし、グラバー園にはところどころにエスカレーターがあって助かったけど、階段も多い。
「長崎は２度目だから行かない」と言った母を連れて来なくて良かった～！

グラバー園の入場券は６２０円でした。

出島は思ったより小さかったけど、グラバー園は想像より広過ぎた。

グラバー邸に行った証拠写真。
時間が無いので建物の中をじっくり見る余裕はありません。
大浦天主堂も足早に前を通りかかっただけ。
でも一人で自由に走り回って大満足して、１５時ちょい過ぎにダイプリに帰艦。

１７時過ぎだったか、気づくと出航してました。

この日のドレスコードは『おしゃれな服装』です。
セミフォーマルって感じかな。

予約したサンタフェ・ダイニングに向かうと、メニューに『ランド＆シー』がありました。
地のビーフと海のロブスターの強力タッグ。
ダイヤモンド・プリンセスのリピーターの方々の旅行記で知って楽しみにしていた料理です。

前菜は、母に量が少ないことがわかっている牛肉のカルパッチョ、私はレタスとエビのサラダ。メインと被ったっていいんです、好きなんだもん（笑）。
ドリンクはまたまた母にキー・ウエスト・クーラー、私は白ワイン。

ロブスターテールは女性スタッフが殻をテーブルで外してくれました。
母もこういうのは頑張って、前菜とビーフとロブスターは完食。

プリンセスシアターでは『Born to be wild』というショー。
ピンクのキャデラックに乗った４人が移り行く背景映像の前で７０～８０年代ロックを歌い、ダンサーたちが踊る。
１９６０年代後半から１９８０年代にＲＯＣＫ少女だった私にとってはこれも楽しかった～！

デッキ１４のスタンドBARでジャックダニエルのロックと、母に「何かアルコール度数が低くて甘酸っぱいカクテルを」とオーダー。
『ハワイアントロピクス』というカクテルを作ってくれて、それがとても美味しかったらしく、母は大喜び！
その晩もぐっすり眠ってくれました。