2023/11/13 - 2023/11/15
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みーみさん
この旅行記のスケジュール
2023/11/13
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行く予定だった対馬・壱岐への旅がコロナ禍で中止になってから、数年。
ようやく念願の対馬・壱岐旅行に出かけることができました。
まずは対馬編です。
対馬は、最初に生まれた島々の1つとして古事記にも記され、魏志倭人伝にも倭の国のひとつとして登場し、防人や、元寇など、古来から日本の防衛の最前線の島でした。
それは近世になってからもかわりなく、明治時代以降、要塞や砲台が造られました。もちろん、現在も自衛隊が置かれている国境の島です。
- 旅行の満足度
- 5.0
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博多港から対馬まで、ジェットフォイルで2時間15分の船旅。
ジェットフォイルの席は指定席で、飛行機のように緊急時の案内ビデオも流れます。九州郵船 ジェットフォイル 乗り物
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とても天気のいい日で、海も静かでしたが、ジェットフォイルはけっこう揺れました。
対馬の厳原フェリーターミナルに到着です。厳原港フェリーターミナル 乗り物
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フェリーターミナルは新しくてとてもきれいな建物でした。
厳原港フェリーターミナル 乗り物
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厳原港フェリーターミナルから、厳原の町の中心地へ移動します。
ふれあい処つしまはお土産品販売や、観光案内所、食事処、トイレなど、
いろいろな施設が集まった複合施設で、金石城跡や、万松院も徒歩圏内、
とても便利な施設です。ふれあい処 つしま 名所・史跡
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ふれあい処対馬から歩いて宗氏の作った平城・金石城跡へ。
天守の代わりだった櫓門が再建されています。ふるさと創生基金で造られたそうですよ。金石城跡 名所・史跡
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イチオシ
そして、なんといっても、この石垣に目が行きます。
金石城跡 名所・史跡
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ガイドさんによれば、島の石英斑岩が使われており、元々は白いのだそう。
築城当時は真っ白でまぶしかったろうなあ。金石城跡 名所・史跡
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石垣沿いに歩いて行くと、宗氏の菩提寺万松院に到着です。
対馬で最古の建物と言われる山門。朱色の塗られた門が印象的でした。万松院 寺・神社・教会
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本堂は明治12年に宋氏三十三代の宗重正氏の寄進によるものです。
万松院は宗氏の菩提寺で、他の檀家はいっさいいないそうです。現在宋氏の子孫の方は本土に住んでいて、法要の時などに来島されるそうです。万松院 寺・神社・教会
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本堂内には徳川歴代将軍御位牌安置所というのがありました。
なぜ徳川歴代将軍の位牌があるかというと、かつては東照宮があったからです。
江戸時代、万松院の近くに東照宮がありましたが、明治になって廃社となり、御位牌が万松院に移されました。
ただし、家康の位牌はなく、かわりに肖像画があるそうです。万松院 寺・神社・教会
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朝鮮王国から贈られた三具足が現存しています。
万松院 寺・神社・教会
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境内におもしろいものがありました。
「諌鼓」
領主に対して諌言しようとするものに打ち鳴らさせるために設けた鼓で、諌鼓の上に鳥が遊ぶぐらいに諌鼓を鳴らす必要がないほど領主が善政をしいている=諌鼓鳥⇒閑古鳥が鳴くの由来がこれだそうです。万松院 寺・神社・教会
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イチオシ
万松院には日本三大墓地のひとつに数えられる、宗氏の墓所があります。
御霊屋(墓所)へと至る階段(百雁木)がなんともいえない厳かな雰囲気を醸し出していました。万松院 寺・神社・教会
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百雁木。
万松院 寺・神社・教会
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墓所は上御霊屋東部と西部に分かれています。さらに先ほどの階段の途中に中御霊屋というのがあります。
上御霊屋には主に藩主と正室のお墓が並んでいます。万松院 寺・神社・教会
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上御霊屋には宗家19代から32代までの藩主と正室、子の墓がありあす。
万松院 寺・神社・教会
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第十九代宗義智の墓。
元々万松院は対馬藩2代藩主・宗 義成(宗家20代)が、父・義智の冥福を祈って1615年に建立した寺院です。万松院 寺・神社・教会
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第20代・宗義成の墓。
万松院 寺・神社・教会
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第20代義成の正室日野夫人のお墓。
第20代とその正室の墓はずいぶんと立派ですが、これはその子供・吉真の時代が朝鮮との貿易でとても豊かな黄金時代と言われる時代だったから。
宗氏は朝鮮貿易を独占する代わりに朝鮮との外交を一手に引き受けました。万松院 寺・神社・教会
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中御霊屋にはおもに側室や童子のお墓が置かれています。
万松院 寺・神社・教会
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ちなみに、三大墓地のほかふたつは、金沢の前田家墓所と、萩の毛利家墓所です。
万松院 寺・神社・教会
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宋義真の時代、金石城を整備したのと同時に新築した桟原城があった周辺には武家屋敷跡が残っています。
建物自体は残っていませんが、独特の石積みの塀や門等は残っています。旧武家屋敷跡 名所・史跡
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対馬は南北に長い島なので、対馬西岸と東岸を結ぶ運河、江戸時代には大船超瀬戸が、そして明治時代には万関瀬戸が造られました。
その万関瀬戸にかかる万関橋を渡ります。万関橋 名所・史跡
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海に面して建ち、海中に沈む鳥居で有名な和多都美神社ですが、潮が引いている時で、鳥居が海中に沈んでいる様子は見られませんでした。
海神=わたつみ=豊玉彦尊と、豊玉姫命を祀る古い歴史を持つ神社です。和多都美神社 寺・神社・教会
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対馬観光のハイライトのひとつでもある対馬の絶景を眺めることのできる烏帽子岳展望所にやってきました。
烏帽子岳展望所 公園・植物園
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イチオシ
浅茅湾とリアス式海岸の絶景!
烏帽子岳展望所 公園・植物園
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イチオシ
展望所からぐるりと360度展望できるのもポイントですね。
烏帽子岳展望所 公園・植物園
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夕食はお寿司屋さんの「みなと」で。
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あなごやクエなど対馬はやはり海の幸が豊富。
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宿泊は、島の北端に近い比田勝にある東横イン比田勝でした。
東横インの朝食会場はたいてい一階ロビーというイメージですが、こちらはさすがに眺めのよい8階にレストランが設けられていました。
この先の方向の海で、日露戦争の日本海海戦が行われたそうです。
このホテルの建つ丘から、大砲の硝煙南下が見えたんでしょうか。東横イン対馬比田勝<対馬> 宿・ホテル
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朝食会場。(ちなみにカレーライスの夕食もあり)
東横イン対馬比田勝<対馬> 宿・ホテル
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東横インのおなじみ、無料朝食。
東横イン対馬比田勝<対馬> 宿・ホテル
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ホテルの敷地内には対州馬の飼育施設があって見学することができます。
数少ない日本在来種の馬です。名前は「福桜」。
ツシマヤマネコも絶滅危惧種ですが、対州馬も60頭弱と大変少ない状態になっています。東横イン対馬比田勝<対馬> 宿・ホテル
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異国の見える丘展望台にやってきました。
異国の見える丘展望台 名所・史跡
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写真にするとよくわかりませんが、確かに異国(韓国プサン)のビルが見えました。
このあたりは携帯が韓国の電波をひらってしまうことがあるので、通話には注意しないといけないそうですよ。異国の見える丘展望台 名所・史跡
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対馬野生生物保護センターでは、ツシマヤマネコに会えます。
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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全国各地にいるツシマヤマネコ。
全国の動物園でもツシマヤマネコを飼育しているのは知りませんでした。対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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夜行性のツシマヤマネコはセンターでも見れるとは限らないということでしたが、
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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イチオシ
近くに寄ってきてくれたり、
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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木に登ったり、
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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水を飲んだり、なかなかサービス精神(?)旺盛。
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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家猫より耳が小さく丸っこいのがツシマヤマネコの特徴。
対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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センターではツシマヤマネコをはじめ、対馬の自然や、その他の生き物、保護活動などの展示がありました。
現在、ツシマヤマネコは100匹ぐらいと推定されていますが、自動車事故で命を落とすネコも多いそうです。
センターではグッズ販売もあり、寄付も受け付けています。対馬野生生物保護センター 動物園・水族館
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山が多い対馬では水田はあまり見かけませんでしたが、それでもおいしいお米が収穫されるそうで、また、リアス式の静かな湾では真珠の養殖も盛ん。
ふるさと納税しようかな。 -
昼食は、名物「穴子」の天ぷらです。
穴子の天ぷらって食べたことなかったですが、美味でした。対馬グランドホテル 宿・ホテル
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昼食をいただいた対馬グランドホテルは小高い丘に建ち、眺めがとてもよかったです。
対馬グランドホテル 宿・ホテル
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ホテルからのテラスの眺め。
ここの売店は品揃えがよかったですよ。対馬グランドホテル 宿・ホテル
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対馬には展望台がいくつもあって、こちらは今回3つ目の展望台、上見坂展望台からの眺めです。ゲームで有名になった金田城跡も見えました。
明治期の要塞跡もあるとのことでしたが、時間がなかったので行けず、残念でした。上見坂展望台 名所・史跡
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厳原に戻ってきて、対馬藩の御用船を係留した船着き場・お船江を訪れました。これだけ原形をとどめているのは全国的に見てもめずらしいそうです。
対馬藩お船江跡 名所・史跡
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4基の突堤の高さがそれぞれ違うのは、その時の海面の高さによって、使い分けたからだそうです。
対馬藩お船江跡 名所・史跡
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イチオシ
訪問時は潮が引いていましたが、引き潮の状態の時はそのままドッグになりました。
対馬藩お船江跡 名所・史跡
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厳原港から、対馬を後にしてフェリーで壱岐島を目指します。
フェリーはジェットフォイルに比べて時間はかかりますが、デッキに出て、景色なんかを眺められるのはいいですね。 -
山の上に見える横長の建物は今は老人施設になっていますが、昔は病院で、歌手のMISIAさんのお父さんとお母さんが医師として勤務していたところで、MISIAさんも幼少期を対馬で過ごされたそうでね。
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フェリー内の自販機で対馬名物のお菓子「加寿まき(かすまき)」を買いました。
カステラの生地であんこを巻いたお菓子です。
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