2023/05/21 - 2023/06/21
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powerbookさん
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2023年3月末で夫婦とも完全引退、引退記念旅行としてオランダから欧州入りし、フランスのパリ・ノルマンディ地方・ボルドー・オクシタニー地方を旅し、最後に13回目となるウィーンに立ち寄り、帰国後京都を観光し、1か月の旅となりました。
現役時代にスターアライアンス世界一周ファーストクラスの旅を計画してましたが、ロシアのウクライナ侵攻後にファーストクラス運航ルートが減少したことなどもあり、ANAマイレージ利用でエバー航空ビジネスクラスをメインにした旅に変更しました。
第1巻では、台北経由スキポールで欧州入りし、ハーグとアムステルダムの短期間観光の記録です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- エバー航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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5月21日、記念すべきファーストフライトは、NH774便 新千歳→伊丹。機材はA321neo 座席は非常口横の"お見合い席"で、ベルトサインが消えるまでCAさんと向かい合わせの気恥ずかしい席です。B737と違い、機内に余裕を感じます。
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マイレージの国内乗継1回可のルールを利用し、意味もなく伊丹経由です。引退して時間もたっぷりあるし、職場からの連絡を気にする心配も全くありません 伊丹着陸ルートは、若狭湾から上陸し、奈良市西側で右旋回、生駒山地を越えて新大阪駅上空を通過する、通常ルートです。
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阪急淡路駅付近連続立体高架の通称"淡路要塞"の工事もけっこう進捗していました。
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約1時間の乗り継ぎで、羽田までNH28便、767スペシャルペイント機材です。乗継ぎ時間設定が短すぎ、NHK朝ドラ「おちょやん」のうどん店のモデルとなった「道頓堀今井」で昼食の予定でしたが、機内で菓子パンの昼ごはんになってしまいました。
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今回初めて経験する都心上空を通過するルート"都心遊覧フライト"です。運用開始前はマスコミが格好の話題にしてましたが、同じく大都市上空を飛行する伊丹や福岡進入ルートについては何も触れないで、都民の不安を煽るような記事でしたね。
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左手に赤坂から皇居にかけて、綺麗に見ることができました。
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地方在住者は、こういう景色でも嬉しくなってしまいます。
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羽田着後、京急と地下鉄を乗り継ぎ、六本木1丁目にある住友家の博物館「泉屋博古館東京」を初めて訪問しました。大阪の東洋陶磁美術館が改修のため長期休館中で、その引越し展示です。
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国宝・油滴天目茶碗です。東洋陶磁美術館の主な収蔵品は、かつて存在した安宅産業が倒産した際、散逸を防ぐために住友グループが買い取ったものです。
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「油滴」が示すとおり、暗い水面に油膜が広がったような景色です。
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"美しいな"と思ったのが、重文・木葉天目茶碗です。中の葉は、本物の桑の葉を焼き付けたもので、どう制作したのか、興味あります。
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国宝がもう1作品、青磁の花生も展示されてました。
他にも、中国陶磁や朝鮮半島の陶磁の名品が多数展示されてました。 -
この日の宿泊は、銀座1丁目の「ダイワロイネットホテル 銀座PREMIER」です。宿泊特化型のホテルですが、バスルームが独立し、ゆったり寛げるホテルでした。夕食は松屋銀座のデパ地下弁当です。
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5月22日、エアポートバス東京・成田の銀座8:30発で成田に向かいます。バスの車窓から見る、都心の風景を見るのが結構好きだったりします。銀座発時点で、40%強の乗車率で、東京駅前で満席近くになりました。
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チェックイン開始まで約1時間あるので、空港内見物です。成田1タミ南のここに立つと、「海外に行くぞ!」という高揚感が湧いてきます。羽田からの出国は、あまり感動ないですね。翌日のアムステルダムまでスルーチェックインして、出国。出国審査も閑散としていて、コロナ禍というより多くの国際線が羽田に移行した影響が大きいようです。免税店街も半数程度の営業でした。
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ANA第5サテライトラウンジで軽く食事をいただきました。第4サテライトラウンジが閉鎖中で、この時は更にプライオリティパス会員も受け入れてるので、混雑してるかと思いましたが、ガラガラでした。
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A滑走路の離発着が正面に見られるユナイテッドのラウンジから撮影しました。昔と比べると、すっかりLCCと貨物機が幅を利かすようになり、残念な限りです。
ユナイテッドのラウンジ、未だ改装されず、昔ながらの「欧米人が考える和風インテリア」のままでした。成田便も減り、投資効果がないからでしょうか。 -
ANAのA380青色の"フライング・ホヌ"が駐機してました。ハワイ便だけだと、運用効率悪いでしょうね。
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Narita TraveLoungeも利用できたので、入室してみました。カレーなどの食事もいただけるようでしたが、飲み物をいただき、北ウイングに出入りする機材を眺めていました。
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南ウイングからはやや距離ありますが、有料でも利用できるようです。
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アシアナ最後の747-400がまもなく出発するところでした。ひと昔は747だらけだったんですけどね。
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これから搭乗する台北・桃園行き BR75便 B787-10です。予約時はA330-300がB787-9に変更、更に-10に大型化されましたが、ビジネス(ロイヤルローレル)クラスはほぼ満席でした。1時間後にも787-10が続航するのですから、混雑路線ですね。
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私の座席、7Aです。座席幅は比較的広いのですが、寝やすさを考慮してるのか、背もたれが平板で薄めなのが気になりました。昔ながらの分厚い背もたれのシートも最近は見かけなくなりました。ウエルカムドリンクはキャロットベースのジュースを選びました。
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4時間弱のフライトタイムでフルサービスするので、CAさんは大忙し。搭乗と同時にウエルカムドリンクと事前オーダーの確認と食事の際の飲み物も確認。東京路線は日帰り行程で負担が高いので、処遇改善を訴えてCAさんがストを打とうとしたのも頷ける感じがします。
ヨメの洋食の前菜、カニの爪です。 -
ヨメが事前オーダーメニューからオーダーしたビーフステーキ、白ワインソースに粒マスタード、マッシュポテト添えです。大変美味とのことでした。
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私も事前オーダーメニューから、評価の高い和食をチョイスしてみました。メインは鹿児島六白黒豚の生姜焼きで、副菜も彩りよく品数豊富、評判通り美味しい和食でした。
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ヨメの洋食デザートは、ベリーのミルフィーユとフルーツ。飲み物は台湾茶をリクエスト。
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和食のデザートは、桜もち。シンプルに美味しかったです。
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機内はこんな感じで、これに各席にドアがついて個室化したら文句ありません。次期主力機のA350では多分そうなるでしょう。短距離路線なので、食事しながら短めの映画1本見るのが精一杯でした。新しい機材なので、ディスプレイも非常に見やすく、操作性も良好でした。
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成田の離陸待ちも短く、約3時間強のフライトで桃園空港到着。桃園では病害虫発生地域からの到着便で食品持込検査を実施しており、日本など非該当地域からの到着便搭乗者には検査不要のカードを渡されま。
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前回はトランジット、今回が初めての入国です。入国カードはwebで事前登録、入国審査も電子化が進んでいます。スーツケースもないので空港内を探索です。オブザベーションデッキは北側と南側にあります。こんな楽しそうなオブジェもありました。
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当初の予定では夕食は空港のフードコートでローカルフードを楽しむ予定でしたが、機内での遅い昼食でお腹も空いてなく、空港内のファミリーマートでおにぎり(日本で買うのと同じ!)に急遽予定変更。フードコートも新型コロナの影響からまだ脱してないのか、半数程度は閉店した状態でした。
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宿泊は空港から一番近い「ノボテル桃園空港」です。空港からは30分おきに無料送迎バスが出てます。ホテル前地下にはMRT駅もあり、桃園市街や台北市街まで出るのも可能ですが、明日は早いのでホテルでのんびりしました。
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チェックイン時に翌朝のバスを予約、5月23日は余裕を見て5:30発にしました。予約数に合わせて2台運行してたので、予約さえすれば乗れないという事はないでしょう。外は真っ暗です。
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チェックインは成田でスルーチェックイン済み、出国審査もまだ朝の出国ラッシュ前で、スムーズに出国できました。ラウンジ内は混雑してたので撮影を控えました。ラウンジの豊富な食材で面白かったのが、ホットドックマシーン。溝が掘られたグリルでソーセージがぐるぐる回転して焼き上げられる本格派でした。
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今日、バンコク経由でアムステルダムまで搭乗する BR75便 B777-300ERです。当初予約時はB787-10でしたが、更に大型機へ変更となりました。777は重機のように唸るようなエンジン音が好きではないのですが、前方3列目を選んだので、あまり気になりませんでした。シートはリバースヘリンボーンタイプで、シートの厚みもたっぷりあり、座り心地のよいシートです。
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私が事前予約したのは、鼎泰豐の牛肉麺と伝統的惣菜というメニューです。牛肉がたくさん入り、機内食とは思えない仕上がり。美味しくいただきました。
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ヨメは、事前予約メニューから、中華粥と伝統的惣菜のメニューをチョイスしました。こちらも美味しかったそうです。
3時間30分弱のフライトで、経由地のバンコクに到着です。 -
バンコクでは、アムステルダムまで通す旅客も全員降機し、トランスファーゲートで手荷物チェックを受け、出発フロアに上がります。通しの乗客はあまりいないのか、ゲートの若いお兄さんがチケットを不思議そうに眺めていました。バンコクにはエバー航空専用ラウンジがあり、ここで搭乗時刻までしばし休憩です。
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フライトナンバーは変わらずBR75便、約12時間の長距離フライトです。周囲に台北から通しでの旅客は見当たらず、Cクラスはほとんど入れ替わったようです。
CAさんも全員交替し、上昇を終えるとメインの食事の始まり。アミューズは、シーフードのカナッペ。グラスのシャンパーニュは、ローランペリエのグランシエクル。ルフトハンザのファーストクラスでいただいた以来の再会です。(自腹で飲めるお値段ではありません)
ただ以前はヴーヴクリコのグランダムで、飲んだことがなく楽しみにしてたので、ちょっと残念でしたが、大変バランスの取れた美味しいシャンパーニュです。 -
前菜は、伊勢海老にキャビアのせ。
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エバーの長距離便では、スープもサーヴされます。記憶が定かでありませんが、サフラン風味のスープだったような。現在、エバー航空では紙のメニューが配布されなくなり、記録し忘れてしまいました。
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デザートワゴンから、好みのデザートを取り分けていただけます。ジジイになっても、デザートワゴンが来るとワクワクします。
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ヨメがセレクトしたデザートです。(貰い過ぎ!)
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私は、モーベンピックのアイスクリームとケーキをセレクトしました。アイスがやや溶け気味だったのが残念でしたが、久しぶりのモーベンピックを美味しくいただきました。日本では見かけませんが、スイスの高級アイスで、エバーのラウンジでも提供されています。
その後、映画を見たり、エバーのサイトからダウンロードした雑誌をiPad miniで読んだりして過ごし、暫し仮眠を取りました。 -
途中の軽食に海鮮麺があり、食べようかとも思ったのですが、2食連続の機内食で満腹、断念しました。若い頃は幾らでも入ったのに、トシですね。
アムステルダム到着1時間30分くらい前から、リフレッシュメントが始まりました。 -
選んだメインは、焼きリンゴとエビを添えたフレンチトーストです。
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デザートもしっかり提供されました。最近は各社アメニティキットの簡略化が進んでますが、エバー長距離便では、しっかりしたアメニティキットが提供されます。現在はフェラガモで、台北発がハードケースタイプ、帰路はソフトポーチです。長距離便では、機内着も提供されます。
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順調に飛行し、予定時刻より20分ほど早着しました。ウクライナ情勢を心配してましたが、大きな迂回ルートもなかったようです。
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スキポールの入国審査では審査官から簡単な質問がありますが、前に着いた大韓航空便の団体客が"無言の行"の状態で、審査官も困惑してました。「何日滞在するの?」との質問に、「オランダは2泊だけどヨーロッパに4週間いる」と答えたら、「オー」っと軽く驚かれました。まあ日本人の観光は、カミカゼ観光で有名ですからね。なお、問答は英語でOKです。
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スキポール空港内にある、航空グッズもあるスーベニアショップです。航空グッズでは特に欲しいものがなく、ヨメがミッフィの小物を購入していました。
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元KLM機の737初期型の機首がショップの前に展示されてます。
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ヨーロッパ初日の宿泊は、デン・ハーグで、スキポール地下の鉄道駅からは概ね1時間に2本程度デン・ハーグ中央駅行きが出ていて、約30分の乗車です。駅の横にある高層ビルの一角にある「バビロンホテル」です。
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ビルの規模が大きく、ホテル入口を探して、ビルをほぼ一周してしまいました。
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建設されてから結構年数を経ているようですが、設備は整っていて、快適に過ごせました。
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5月24日はホテルで朝食です。豪華ではありませんが、オランダの新鮮な農産物を美味しくいただきました。
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開館まで時間があったので、旧市街地中央部になるホフ湖周囲を散策しました。小さな長方形のホフ池の周囲に、美術館や国会議事堂が集積し、対岸のプロムナードは散策コースになっています。
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この美しい建築群は、オランダの国会議事堂「ビネンホフ」です。本当はここを見学するはずだったんですが・・
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ハーグに宿泊したのは、マウリッツハイス美術館を訪問するため。ネットで、事前に時間指定のチケットを購入してたので、スムーズに入館できました。エントラス部分は、5年くらい前の大改修で、建物前の地下に新設したスペースです。
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ここで青いターバンの少女(真珠の耳飾りの少女)に再会するのは、2002年以来です。いつ見てもため息が出るほど、美しい絵です。2012年、東京でのフェルメール展を含めて3度目になります。
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私の得意技、「開館即メイン展示へGO」で、ほぼ貸切状態でゆっくり鑑賞できました。他の美術館と比較するととても狭い展示室で、最近出没している"環境活動家"に狙われたりしないか、ちょっと心配になりました。
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デルフトの眺望など、他のフェルメールの作品がアムステルダムに貸し出されているせいか、こんな絵?も飾ってました。
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この美術館のもう一つの至宝、レンブラントの「デュルプ博士の解剖学講義」です。群像絵画ですが、死刑囚の解剖を見世物にしてたとは、悪趣味ですね。
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美術館中央の階段室です。17世紀に建設された邸宅ですが、美しく保存されています。
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ハーグ中心部からトラム1号線で30分弱、海岸沿いのリゾート地、「スヘフェニンゲン」(発音が難しい)です。
是非訪問したいと思っていたところ、晴天に恵まれ美しい情景を堪能できました。 -
ピアにはレストランのほか、ウィンドサーフィンを体験できるショップ、ゲームコーナーや観覧車、先端にはバンジージャンプなど、アトラクションが盛りだくさんです。
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この大きな建築物は、スヘフェニンゲンのランドマーク「クーアハウス」という高級リゾートホテルです。
この日も暑い日でしたが、真夏になるとビーチも人で埋め尽くされるんでしょう。 -
クーアハウスの正面です。ここを中心に、カジノや多くのレストラン、リゾートマンション?や別荘が集積してます。今度、是非ここに宿泊して、ハーグを中心に観光してみたいものです。
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トラムで中心部に戻る途中、国際司法裁判所が入る「平和宮」前で降りました。
100年以上前に建築された美しい建築物です。敷地内には入れなかったので、柵の間から撮影しました。 -
トラムで中心街まで戻って来ました。
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ビネンホフ見学ツアーを申し込んで、集合指定場所がここ。何と歴史的建造物のビネンホフ改修中のため、国会はこの現代的建物の中で開催されてるんでした。
チケットオフィスのお兄さん、それならそうと教えてくれたらよかったのに。 -
短いながらも充実してたハーグ見学を終え、中央駅からアムステルダムに向かいます。中央駅の2階をトラムが貫通している、珍しい構造です。ハーグはトラム路線網が充実しており、フェルメールが住んだ街デルフトまで通じています。
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アムステルダムまでは約40分、2階建電車です。アムステルダムに入ると、新しいオフィスビルが集積する地区を通り、車内は結構混雑してました。
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実は今回の旅行のホテル選びで一番苦慮したのがアムステルダム。欧州の若者がハメを外す街としてアムステルダムが人気のせいか、宿泊料が高騰しています。
今回見つけたのが、駅の正面にある「A-Trainホテル」小さなホテルですが、立地条件は最高です。
保護シートの隣がホテルの正面ファサードで、奥に長く2つの建物をつないだ造りです。 -
早速ホテルにチェックイン、部屋から見たアムステルダム駅です。ヨーロッパの大規模駅には珍しく、通過駅となってます。
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このホテルでは広めの部屋で、ミニキッチンもあり長期滞在も可能な造りです。参ったのが、深夜に火災警報が鳴り響いて叩き起こされたこと。この後も今回の旅行ではホテルでマイナートラブル続出でしたが、それも今となっては楽しい思い出です。
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コンサートまで時間があるので、駅北側の北海まで繋がる大きな運河まで散策。丁度、客船が出航したところでした。
経費&時間削減で、駅のスーパーで夕食を購入しました。 -
今夜のメイン行事は、欧州を代表するコンサートホールの一つ、コンセルヘボウでのコンサートです。
駅前からトラムで街の中心部を通り抜け、15分程度です。 -
オケはフランス・ブリュッヘン(故人)が設立した古楽オーケストラの「18世紀オーケストラ」です。
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今日のプログラムは、「ベートヴェン・フェスティバル」と銘打って、前半はピアノ協奏曲「皇帝」。何とフォルテピアノという、当時の楽器(レプリカでしょうが)での演奏です。モーツァルトではよく耳にしますが、ベートーヴェンをフォルテピアノで聞くのは初めて。
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休憩中、コーヒーでも飲もうとロビーに出たところ、見なりのよい紳士が聴衆に向かって演説?しており、飲み物が無料で振る舞われましたが、オランダ語で内容不明。
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2曲目は交響曲第3番。ブリュッヘン指揮のCDは数枚所有していますが、今回の演奏は、あまり古楽オケを感じない演奏でした。素晴らしい演奏と、コンサートホールの音響を楽しみました。
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5月24日、ホテルの朝食です。決して品数は多くありませんが、どれも美味しくいただきました。
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このホテル、A-TRAINという名前のとおり、鉄道がテーマのホテルで、写真や鉄道グッズがたくさん展示され、鉄道ファンの私としては最高のホテルでした。(深夜の非常警報がなければ完璧でしたが・・)
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ホテル前には、運河クルーズ船の発着場があります。運河クルーズは結構多くの会社が運航していますが、駅前発の船は、大型船が中心です。
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街を散策しながら美術館まで向かいます。アムステルダムのトラムには、ラッピングのように今でも車掌が乗務していて、車内でチケットを購入することができます。(他の都市では、車内に大型券売機を据えつけてることろもあります)
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ダム広場前の王宮です。朝早いせいか、まだ閑散としてますが、もう少ししたら観光客で溢れかえることでしょう。
26年前、研修で初めてここを訪問した際、マリファナ売りに声を掛けられた事があります。日本人は決して手を出してはいけません。 -
王宮の裏側にある2本尖塔が特徴のネオゴシック建築の重厚な建物が、マグナ・プラザというショッピングビルです。かつての中央郵便局庁舎をリノベしたもので、研修の時に入ったことがあり、重厚な建築を生かした空間に最先端のお洒落なショップが入ってました。
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さて、国立美術館Rijksmuseumにやってきました。
チケットは入館時間指定で事前購入しています。
観光客には近くにあるゴッホ美術館の方が人気のようですが、1箇所しか見学する時間がなければ、断然こちらがお薦めです。 -
実はこの美術館予約で大失敗が。この時、これまで世界最大級のフェルメール展を実施していたのですが、その情報を知ったのが出発1月前で、その時には追加販売も含めてSold Out、事前情報収集の重要性を痛感した次第。
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ドキュメント映画にもなった約10年の大規模改修工事で増設された、地下のエントランスロビーです。
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階段を上がり、フロア中央「名誉の間」の正面に鎮座しているのが、レンブラントの代表作『夜警』。
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絵の前では社会見学?の小学生が体育座りして、先生から解説を聞いていました。欧州の美術館でよく見かける光景です。
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約2時間、絵画を見学。フェルメールの作品は別館のフェルメール展に移動していて見る事できず。残念!
エントランスを見渡せるカフェで、昼食にしました。
カフェの下は、ミュージアムショップです。 -
予定通り、美術館裏から運河巡りのスタートです。
ここからは2社が運航していますが、駅前と違って味わいのある小型船が中心で、それもあってここから乗船することにしました。 -
船は、船べりを背に取り囲むように座る造りで、中央には各種飲み物が用意してあり、客のリクエストでおねえさんが作ってくれます(有料)。出航してすぐ自己紹介となりましたが、半数以上はアメリカ人。アメリカ人はこういうアクティビティが好きですからね。アジア系は私達夫婦だけでした。
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後方は、オランダ名所の跳ね橋です。
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運河の両側には、これまたアムステルダム名物のボートハウスが並んでいます。プランターを並べたり、犬が昼寝したりと、マンションと変わりありません。
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観光船やボートの往来が頻繁にあり、跳ね上げ風景も船上から見る事をできました。
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細い運河に橋が連なる場所で、船頭さんが「カメラチャンスだよ!」と声を掛け、みんなで撮影大会です。
1時間の楽しい運河巡りでした。 -
跳ね橋を近くで見てみたくなり、船着場から静かな街の中を1キロほど歩き、跳ね橋までやってきました。
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この後、電車の中での夕食用に、ガイドブックで見た惣菜屋さんまで行き、ローストビーフをたくさん挟んだバーガーや揚げたてのクロケットを買い、下町の雰囲気がある商店街をそぞろ歩きしながら、短いながらも楽しかったアムステルダム観光も終了です。
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ホームは最も運河寄りの15番ホームです。発車時刻10分くらい前に入線してきました。日本のようにホームに号車番号表示がないので、表示盤を参考にアルファベットで表示されているブロック付近で入線を待ちます。
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17:11発のタリス9376号で、パリに向かいます。早く予約したので、比較的安い運賃でした。TGVベースの車両なので、1stクラスでもあまり余裕のない車内です。
車内は満席で、途中駅で下車した後にもすぐ次の乗客が乗る状態でした。 -
今夜の夕食は、ローストビーフバーガーとクロケットです。ローストビーフが沢山入って、美味でした。
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パリ北駅には定刻20:35に到着です。(この時季は21時過ぎまで明るい)ヨメがかつてこの駅でタクシー待ちで苦労した経験があり、ホテルまではタリスのサイトで予約した、Taxiサービス利用です。車は普通の乗用車で、Uberのような感じでした。
翌日からパリ観光の始まりです。第2巻も是非ご覧ください。
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