2023/11/26 - 2023/11/27
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この旅行記のスケジュール
2023/11/26
この旅行記スケジュールを元に
以前、東京散策旅行記でも訪れた東京都北区赤羽台に2023年9月15日にOPENした『URまちとくらしのミュージアム』今回は休暇を取って前泊して行って参りました。
1955年に設立された日本住宅公団(現:都市再生機構UR)の団地で、施設は国の登録有形文化財となった旧赤羽台団地のY字型建物に住戸が放射状に配置された『スターハウス』3棟と板状住棟『ラボ41』『ワークショップひろば』『ミュージアム棟』で構成されています。
ミュージアム棟には4つの地区・団地の6住戸が復元され、同潤会代官山アパートメント、蓮根団地、晴海高層アパート、多摩平団地テラスハウスなど。室内に入り見学することが可能で、当時の団地での暮らしぶりを見ることができます。
入館無料ですが、HPから事前予約無料チケット購入要
開催時間は日3回:10:00~/13:00/15:00~
所要時間:約90分
【東京散策102-1】 本当に住みやすい街、北区赤羽を歩く 《赤羽駅周辺~団地住棟初の登録有形文化財となったスターハウス編》
https://4travel.jp/travelogue/11595135
URまちとくらしのミュージアム
https://akabanemuseum.ur-net.go.jp/
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今回は赤羽から2駅の西川口。
お値段手ごろな『COCO STAY西川口駅前』に前泊して翌朝ゆっくりスタートです。COCO STAY 西川口駅前 宿・ホテル
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JR赤羽駅に到着、西口からスタート。
赤羽駅 駅
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駅前の通りを真っすぐ歩きます。
向こうに見えるトンネル横の階段から上がると赤羽台団地です。 -
看板あった!
下側に方向示してますね。 -
歩道脇にも案内看板があるんで迷わないです。
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目の前に登場したのは『スターハウス』
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ここですね。
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ロボットおるんか?
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おった!
福島へ旅行した時の『東日本大震災・原子力災害伝承館』にもあったな。
https://4travel.jp/travelogue/11779561 -
そして正面の木の外壁が洒落てる『URまちとくらしのミュージアム』
天気も快晴で雲一つない!
休暇取って晴れ晴れした気分を反映しているような・・・\(^o^)/ -
イチオシ
その横には板状住棟『ラボ41』
多く造られた標準的5階建板状階段室型住棟で向かい合う2戸ずつに階段が配置された配達人泣かせの一般的な公団住宅で赤羽台団地の41号棟がまるまる保存されています。 -
イチオシ
その他には敷地内に42・43・44棟の3棟が保存されている『スターハウス』
三角形の階段室周囲に各階3戸の住居が放射状に配置され、全住戸が角部屋という居住環境となっているものです。 -
外壁は塗装をし直した感じでキレイになってます。
実際の昭和の団地がそのままこの規模で保存されているのはたぶんここだけかと・・・ -
しっかし、残念なことに内部には入れないみたいです。
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ミュージアム全体の配置はこんな感じ。
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ミュージアムの道路向かいには赤羽団地を再開発した新興団地の『ヌーヴェル赤羽台』の団地が並びます。
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イチオシ
そして道路向かいには、昔の団地とミュージアム。
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ミュージアムの片面はガラス張りになっていて・・・
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内部には、これから見学できる展示住宅が見えます。
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10:00前になり、ミュージアムが開館。
入館には事前にHPから無料チケットを購入してQRコードをスマホか紙で持参する必要があります。 -
受付で1人1人が受付を済ませて待機、館内のルールはこんな感じ。
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ミュージアム棟内の構成はこんな感じ。
順路は1階で動画を見た後、4階へ上がり、順に下って見学します。 -
展示住居には土足で踏み込めるありがたい対応ではありますが、その代わり靴にはビニールを被せて見学するという入念さ(笑)
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最初に7分程度の動画を見てから2階へ・・・
館内のパネル資料や写真類は撮影禁止らしい。 -
そこから始まる復元住戸、1回の開催で定員は20名程度です。
最初に見学するのは『同潤会代官山アパートメント』
いきなり同潤会凄いのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! -
1923年に建てられた、初期のコンクリート建築で単身住戸と世帯住戸が再現展示されており、こちらは単身者用。
扉上にはNHKなど当時のものがそのまんま。 -
これは何かと思ったら、押し入れスペースを活用したベットのようです。
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こちらは世帯住戸の展示、重厚な木の扉を開けて・・・
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部屋に上には番号プレートまである。
1927年、関東大震災の復興のために『財団法人同潤会』が建設した国内初の鉄筋コンクリート造の渋谷に建てられたアパート。 -
ポストもまんま。
ドアは木製に見えるが防火に為に鉄製の扉に木を張っているらしい。 -
お~っ!ちゃぶ台だ!
室内は基本的には和風で単身者用の住居だそう。 -
キッチンと呼ぶよりも炊事場って感じ。
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トイレもすっかり見なくなった和便だ!
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木製枠の鏡に洗面所。
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2つ目の展示住居はURの前身である『日本住宅公団』で初期に建てられた『蓮根団地』
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鉄製の扉にポスト。
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食寝分離を実現した2DKの間取りだそうです。
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テーブルを備え付けることにより、椅子に座って食事をとる洋風ライフスタイルの室内設計。
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台所のシンクは石造り。
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昭和レトロ家電のオンパレード。
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団地マニア(笑)が見たら喜びそうな昭和レトロなテレビも・・・
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右側の玄関の照明は壁の反対側のトイレと兼用らしい。
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和便トイレから見ると右上に玄関の照明光が漏れてくる。
こういう上手な使い方も当時はあったんだ。 -
これはブレーカー。
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ベランダにも出られるんでそこから部屋を眺める見学者たち。
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イチオシ
展示住居から見たスターハウス。
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ガイドさんの説明を聞く見学者のみなさん。
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3つ目の展示住居は1958年建設の『晴海高層アパート2』
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前川國男が設計した高層集合住宅です。
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ここの柱も鉄骨に木を張って木製に見せた演出。
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そして住居用としては国内初のエレベーターも移設展示。
内部は撮影禁止でした。 -
階数表示もちゃんとありました。
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団地の部屋の案内図ですが・・・
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当時は3フロアー毎にしかエレベーターが停止しないため、止まらない階の住居は階段を上がったり下りたりしてぐるっと回り道して自宅へ辿り着くめんどくさいスキップ構造だったそうな。
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その説明を見て理解するのもめんどくさいですわ (^▽^;)
ここも配達人泣かせの構造ですね。 -
イチオシ
その通路の再現、正面奥に続く通路は作り物のイラスト。
ぱっと見ると本当に奥まで通路が続いているような錯覚に見えます。 -
通路の柵は・・・
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現在のアルミなどの細いものと違い、コンクリート製の頑丈そうな造り。
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では、実際の住居へ・・・
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トイレも洋風に変わり、壁面がブロックを積み重ねています。
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お風呂は木でできてます?
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和室は普通ですが・・・
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欄間もある。
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台所はキッチンになってますね。
因みにコンロテーブルとの間に段差があるのが台所、段差無しをキッチンと呼びます。 -
ナショナルの懐かしいブザーも・・・
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玄関やお風呂上には・・・
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ガラスでの採光取りが工夫されています。
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そして当時を再現した狭い階段を下りて・・・
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下の階の部屋へ・・・
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タンスの上に置かれたモノクロのキャビンアテンダントの写真も雰囲気出してますわ。
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建築家だった『ル・コルビジェ』の絵が飾ってある。
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コンクリートブロックを積み重ねた壁は破壊することで間取りを変更できる狙いがあったとか。
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ガラス窓の内側に障子もある戸建住宅みたいな造りでした。
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四つ目は『多摩平テラスハウス』
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テラスハウスなんで戸建住宅です。
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それが室内にまるごと1軒再現されています。
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当時のまま移築したものらしい。
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黄色の外壁が今でも通用しそうな外観です。
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床下換気口も設けてありますわ。
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これはごみ入れですかね?
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これは排気筒かな。
風呂とかにあったやつかと・・・ -
室内も見学できます。
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玄関ドアはアメリカンハウスのようなお洒落なデザイン。
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ドア内側には大き目の郵便・新聞受けポストと覗き窓。
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覗き窓から玄関外を見るとこんな感じ。
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室内は・・・
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レトロな照明。
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キッチンも現代に近づいてますね。
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でもお風呂は・・・(^▽^;)
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板で出来た床下収納庫もあった。
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和室は畳部屋。
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トイレは和便。
当時は便所と言ってましたね。 -
洗面器はTOTOの前身、東洋陶器のロゴがある。
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団地マニアにはたまらない展示住居を見た後は、壁面に展示された住居に使用されていた住宅部材の展示コーナー。
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実際に使用されていたドア1枚まるごと!
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住居のネームプレートや玄関外の備品類。
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同潤会の潤の文字が入る鋳鉄製のマンホールの蓋。
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東洋陶器(現:TOTO)の洗面器やトイレ排水の説明。
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洋式便座は木製、紙巻器もあるわ。
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こちらはスイッチやコンセント類。
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ドアロック部まで展示(笑)
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日本住宅公団の成瀬駅前ハイツ1号棟のプレートまで飾ってある。
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玄関のブザー類。
通電しており、実際に押すと音の違いが分かります。 -
ドア内側の新聞・ポスト受けまであるわ。
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掲示板の注意書きまで当時のまんま展示(笑)
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ミュージアム内の展示は90分くらいで終了し、そのまま解散。
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外の展示物を最後にもう一度。
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このサイロみたいな建物は・・・
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ミュージアム内に展示あった『晴海高層アパート』の円形階段。
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ガラス張りにされていますが、目が回りそうな螺旋階段が見えます。
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そして見終えて会場を後に赤羽駅へ・・・
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帰路では乗換の上野駅の『上野の森さくらテラス』で海鮮丼を戴きました。
上野の森 さくらテラス 名所・史跡
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本日は休暇を取得してのお出掛け、昭和の団地や建築物に興味がある方へはお薦めのミュージアムですよ。
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この旅行記へのコメント (2)
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- Juniper Breezeさん 2023/12/10 22:23:27
- めちゃめちゃ見学に行きたい!
- jh2fxvさん、こんばんは。
URまちとくらしのミュージアムに行かれた旅行記をとても楽しく拝見しました。 こういう団地って住んだことがないのですが、昭和時代にタイムスリップ出来る実物展示、めちゃくちゃ気になります! jh2fxvさんの旅行記を何度も読んだらもう十分!っていうくらい詳しく書かれていましたけど、やっぱり自分の目でも見てみたい!と思って、年末に海外旅行に出発する前に東京に行く日が1日あるので、その日に行ければ…と思ったら、ちょうど水曜日の定休日でした…超残念。 でも、ここは絶対にいつか事前予約して見に行きたい場所としてメモさせて頂きました。
素敵なスポットを教えて頂き、ありがとうございました。
Juniper Breeze
- jh2fxvさん からの返信 2023/12/11 05:13:03
- Re: めちゃめちゃ見学に行きたい!
- Juniper Breezeさん
いつも訪問ありがとうございます。
全国に今でもURで点在するこの類の団地、住んだことが無い人や団地マニアでもない人でも十分昭和気分を味わえます。
難しい知識や展示物の歴史などはガイドさんから説明戴けるので事前の知識も不要かと・・・
年末は海外旅行ならば、これ以上の楽しみですね。
ちょっと早いですが、今年もお世話になりました。
来年もよろしくお願いします
jh2fxv
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