2023/08/14 - 2023/08/18
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この旅行記のスケジュール
2023/08/18
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今まで四国には何度も訪れていますが、行った事の無い場所はまだまだいっぱいあります。
そこで今回は、四国を端から端まで行ってみようという事で、有名観光地からあまり知られていない穴場スポットまで、四国を満喫しようと思います。
そして、自分のコレクションである証明書もゲットしてきたいと思います。
それでは、四国に向けて出発です!
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2023年8月18日 金曜日 旅行最終日。
おはようございます。
四国を端から端まで巡る旅、最終日の今日は一気に四国の北の端と東の端の2つを目指します。
こちらは昨晩お世話になった、高松での常宿『ゴールデンタイム高松』さん。
また高松に来た際は宜しくお願いします。
という事で、まずは北の端に向けて出発です。ゴールデンタイム高松 宿・ホテル
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高松市街から車で約30分、四国本土最北端に位置する『庵治町(あじちょう)』にやって来ました。
この町は、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で主人公達が高校時代に住んでいた町のロケ地として使用された『映画ロケの町』だそうです。
町内には、映画に登場したスポットが多数あり、セカチューファンにとってはまさに聖地と言える場所です。 -
やって来ました。
四国最北端の地『竹居観音岬』です。
最北端は『竹居観音寺』というお寺の境内にあります。竹居観音岬 自然・景勝地
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四国最北端の竹居観音岬は『竹居岬』や『観音崎』とも呼ばれ、生駒親正(いこまちかまさ)が高松城築城にあたり、城の鬼門(北東)の守り神として馬頭観世音菩薩を祀った事が始まりとされています。
その後に高松城に入った高松藩初代藩主 松平頼重(まつだいらよりしげ)が寛永年間にここに勢至菩薩(せいしぼさつ)と十一面観世音菩薩を併せて祀った事で、古くからパワースポットとされています。竹居観音岬 自然・景勝地
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現在いるのは四国のこの位置です。
って、マップがボロボロで分かりづらいですが、とりあえず最北端の場所にいる事は間違いなさそうです。 -
少々雲っていますが、目の前に見えるのは小豆島です。
小豆島も香川県に属するので、この場所は正確には『四国本土最北端』になります。 -
天気が良ければ淡路島も見る事が出来るそうです。
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それにしても、海水が透き通ってきれいですね。
何だか勝手にパワーを感じてしまいます。 -
竹居観音寺へは、この海沿いの道を歩いて行きます。
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こちらのこぢんまりとした建物が、竹居観音寺の本堂です。
竹居観音 寺・神社・教会
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そして隣接する本堂より立派な授与所で、竹居観音寺の御朱印をゲットしました。
しっかりと『四国北端』の印が押されています。
最北端には到達証明書が無い様なので、こちらを代わりとします。 -
ここから先は竹居観音寺の奥の院で、観音像が祀られた岩窟(いわや)があります。
拝観料は200円也。
ここからは先は神聖な場所なので、つり・タバコ・水着・ペット・花火・自転車は禁止との事です。
水着?
水着で参拝するなんて、そんなバチ当たりな人いるの? -
岩窟までは、海沿いの道を歩いて進みます。
反対側には岩山があり、大師堂や地蔵堂などが祀られています。 -
境内には、ちょっとした砂浜もあります。
天気も良いし、水もきれいで波も穏やかだし、何だか泳ぎたくなりますね。
あっ!
だから水着が禁止だったんですね。 -
せっかくのきれいな砂浜ですが、小豆島を眺めて終わりにします。
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ここからの景色は、『讃岐五景』に選ばれているそうです。
五景って、ベスト5って事!?
確かに良い景色ですが、ベスト5に入っているかと聞かれると・・・微妙なところです。 -
あの鳥居がある場所が、四国最北端 竹居観音岬です。
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ここから先は『子松橋』を渡って行きます。
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岩山には、七福神が祀られています。
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到着しました!
竹居観音岬です。
特に何も表記されていませんが、ここが四国最北端の場所です。
硬い岩場に鳥居が建てられています。竹居観音岬 自然・景勝地
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こちらの角度から見ると、鳥居の背後に小豆島を見渡す事が出来ます。
まるでこの鳥居が小豆島を見守っているかの様で、何だか荘厳な雰囲気を感じます。竹居観音岬 自然・景勝地
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貨物船やフェリーなど、結構な数の船が往来しています。
さすが瀬戸内海ですね。 -
岩窟が見えて来ました。
波打ち際はすぐ下です。
岩窟まではさらに『長命之橋』を渡ります。 -
こちらが岩窟です。
洞窟の中にお堂が建てられています。
岩窟には、祭神として前三尊、切戸文殊菩薩、千手観世音菩薩、大黒龍王、銀龍王、八大龍王、成田山不動明王が祀られています。
特に馬頭観世音菩薩の使者と言われる大黒龍王は、商売繁昌の神様だそうです。
岩窟の中は撮影禁止なので、参拝して外から写真を撮ったところで、次の目的地に向かいます。竹居観音 寺・神社・教会
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さて、昼時になったので、そろそろ昼食にしたいと思います。
今日の昼食は『中華そばチーアン』さんでいただきます。 -
徳島県に来たからには、やはり徳島ラーメンは食べておかないと!
という事で、中華そばの肉入り、大盛で700円也。
激安っ!!
見た目は濃厚そうに見えますが、それほど濃くなくて美味。
ごちそうさまでした。 -
チーアンさんの外に出て来ました。
周辺には田畑しかないのどかな場所ですが、ここに来た目的は徳島ラーメンを食べる事とは別にもう一つあります。
実は、そっちの方がメインでもあります。 -
それは、お店の向かいに見えるあの小高い丘。
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ここは国土地理院が認定する、標高6.1mの日本一低い山『弁天山(べんてんやま)』です。
この日本一低い山に登る為にやって来ました!弁天山 自然・景勝地
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3ヶ月前に、仙台にある標高3mの日本一低い山『日和山(ひよりやま)』に登りましたが(※『日本一の山を登りに仙台へ』参照)、あちらは人工的に作られた山。
こちらは日和山より3m高いですが、人間が手を加えていない自然の山としては日本一低い山となります。 -
遠巻きに見ると、ただ木が生い茂っているだけにしか見えませんが、これでもれっきとした山です。
何しろ国土地理院がしっかり山として認定しています。 -
登山口には立派な鳥居が建っています。
-
ここには、山の名前の通り弁財天が祀られています。
かつてこの辺り一帯が海だった事から、海の守り神 市杵島姫命(イチキシマノヒメノミコト)を御祭神として厳島神社が勧請され、古くから弁天様として親しまれて来たそうです。 -
では、いよいよ日本一低い山に登ってみましょう。
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一つ前の写真にある様に、10段ほどの階段と坂道を登った突き当たりを右に曲がると、祠が見えて来ました。
もうここが山頂です。
何しろ6.1mですからね。
時間にして僅か20秒ほど。
絶対に遭難する事がない安全な登山です。弁天山 自然・景勝地
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ここに祀られている弁天様は、日本一低い山の山頂にある事から、『これより下が無い出発の頂上』に鎮座しているという事で、『出世弁財天』とも呼ばれています。
更に、ここの住所が『方上町弁財天8番地の1』で、末広がりの一番とも解釈出来る縁起の良い場所の頂上にある神様です。
ちょっとこじつけ感がありますが、何か良い事がある様に念入りに拝んでおきます。 -
祠の前にガラスケースがあり、お守りや御朱印などが無人で販売されています。
ガラスケースには鍵がかけられていませんが、神様の手前ですから、さすがにお金を払わずに持って行く様な罰当たりな人はいないですよね。
では、いろいろ購入しましょう。
どれどれ・・・ -
日本一低い自然の山の登頂証明書、ゲットです!
100円也。
証明書マニアの自分としては、これをゲット出来て大満足です。
証明書はしっかりナンバリングされています。
自分は第8856号という事で、結構多くの人がこの登頂証明書を購入している様です。 -
御朱印は、書き置きの物が3種類あります。
自分は『日本一低い自然乃山』と書かれた御朱印を購入。
300円也。
徳島市のゆるキャラ トクシィちゃんや、阿波踊りが描かれたかわいらしいデザインです。 -
弁天様が描かれたカラフルな御朱印も購入。
1,000円也。
こちらも『日本一低い自然乃山』としっかり書かれています。
値段は少々お高めですが、通常の御朱印の倍の大きさです。 -
祠の左側には古びた小屋があります。
こちらは『記帳所』になっています。
ちょっと覗いてみましょう。 -
小屋の中にはお札がいっぱい貼られていて、その中央に芳名帳が置かれています。
あっ!?
福山雅治さんの記帳がある!!
まさか、あの福山雅治がここに来たの!?
この記帳により、ここは福山さんのファンにとって聖地になっているんだとか。
福山雅治も、あの登頂証明書を買ったのかなぁ?
という事で、日本一の山を十分満喫したので、次の目的地に向かいます。 -
続いてやって来たのは『蒲生田岬(かもだみさき)』です。
蒲生田岬 自然・景勝地
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ここ蒲生田岬は、四国最東端の場所です。
遂にこの旅のタイトルである『四国を端から端まで旅する』の最後の端に来ました!蒲生田岬 自然・景勝地
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蒲生田岬までは、対向車もほとんど来ない様な海沿いの細い山道を30分以上かけてやって来ました。
そんな辺鄙な場所ですが、駐車場が異常に広いです。
ここは四国最東端という事で、四国で一番最初に日の出を見る事が出来る為、元旦には初日の出目当てで多くの人が訪れるそうです。
しかし、今は自分以外誰もいません。
四国最東端を貸し切りです。 -
四国最東端は、このゲートの先にあります。
最東端には、蒲生田岬灯台が建っています。
では、四国最東端に向けて出発です。 -
ゲートの脇にあるこちらは『波の詩(うた)』という波と風をモチーフにしたモニュメントです。
写真では分かりづらいですが、中央の穴はハート型になっているので、撮影スポットになっているそうです。 -
ゲートを通ると灯台までは遊歩道が続いていて、10分程で行く事が出来ます。
ただし、海岸沿いという事もありフナムシが異常に多いので、虫嫌いの人は灯台までたどり着けないかもしれません。
自分もこの時、一生分どころか十生分ぐらいのフナムシに遭遇して、途中で心が折れそうになりました。
フナムシを踏まない様に、足元に細心の注意を払って進んで行きます。 -
足元のフナムシばかり見ていましたが、周りを見渡すとだいぶ海が荒れてます。
そして波打ち際には、大量の木材が漂着しています。
3日前に紀伊半島に台風が上陸したので、流されて来たんでしょうね。 -
灯台へは、この階段を登って行きます。
最東端はもう目前です。 -
階段もフナムシだらけです。
最後まで気が抜けません。 -
やって来ました!
四国最東端、蒲生田岬灯台です。
これで四国の東西南北の端、全て制覇です!!
蒲生田岬灯台は、高さ11.5m、光の強さは2,200カンデラ、光の到達距離は約19 kmと最西端の佐田岬灯台や最南端の足摺岬灯台に比べると小振りですが、対岸の和歌山県 紀伊日ノ御埼灯台と共に、瀬戸内海の東の出入り口を照らす重要な役割を果たす灯台で、1924年(大正13年)10月1日に初点灯しました。
振り替えると、最北端だけ灯台が無かったですね。
これも四国の端を全部行ったからこそ分かった事です。蒲生田岬灯台 名所・史跡
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灯台からは、天気が良ければ大鳴門橋や淡路島、対岸の和歌山県を望む事が出来ますが、今日の眺めはこんな感じです。
水平線にうっすら見えるのは和歌山かな? -
こちらは淡路島ではなく『伊島(いしま)』です。
四国最東端の有人島で、2023年時点で約110人が生活しているそうです。 -
瀬戸内海の東の出入り口という事で、大型船も行き交っています。
ちなみに、蒲生田岬灯台と紀伊日ノ御埼灯台を結んだラインまでが瀬戸内海だと『領海法』で定義されているそうです。
つまり、ここが瀬戸内海と太平洋の境目となる場所です。
そう考えると、結構すごい場所な気がします。 -
灯台からは、今通って来た遊歩道も一望出来ます。
来る時は足元ばかり見ていたので気付きませんでしたが、遊歩道の片側が芝生広場になっていたんですね。
ベンチも置かれていますが、フナムシがあまりにも多すぎるので、自分にはここでのんびりくつろぐ余裕がありませんでした。
ちなみに、写真の奥に見える砂浜は『蒲生田海岸』で、アカウミガメの産卵地として、5月~8月にかけて多くのアカウミガメが上陸する貴重な海岸です。
では、フナムシに注意しながら駐車場に戻ります。 -
この旅の最後の目的地にやって来ました。
今回の旅の締めは温泉です!かもだ岬温泉 温泉
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こちらは、蒲生田岬から車で5分程の場所にある『かもだ岬温泉保養センター』で、四国最東端の天然温泉です。
入浴料は中学生以上600円也。(タオルは別途レンタルバスタオル100円、フェイスタオル200円)
日帰り入浴のみですが、海の幸を中心とした定食を揃える『かもだカフェ』も併設されています。
辺りには民家も無い様な辺鄙な場所ですが、とてもきれいな施設です。かもだ岬温泉 温泉
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・・・にしても、この遊具のセンスってどうなの!?
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中もきれいで、落ち着いた雰囲気です。
この時は利用者も少なかったので、のんびり利用させていただきました。 -
あっ!!
こんな所に四国最東端の記念スタンプがあります!
四国最東端は証明書の類いが見つからなかったので、これは証明書代わりにいただきましょう。 -
四国最東端のスタンプ、ゲットです!
これで四国の東西南北全ての端に行った証をゲットする事が出来ました。
ミッションを無事コンプリート出来て、感無量です!! -
徳島県阿南市のゆるキャラ『あななん』も喜んでくれていると思います。
・・・たぶん。 -
感動に浸ったところで、これから自宅までの長距離運転という現実が待っているので、旅の疲れを癒しに温泉に入ります。
-
大浴場に露天風呂の他、打たせ湯やサウナと施設が揃っているので、のんびり満喫する事が出来ます。
また、露天風呂からは瀬戸内海の絶景を眺める事が出来るので、とても贅沢な気分になります。
(注:こちらは駐車場から撮った写真ですが、この様な景色を見る事が出来ます) -
といったところで、今回の旅はこれにて終了。
四国最東端の温泉で癒されて体力が回復したので、無事自宅まで帰れそうです。
今回の旅は『四国を端から端まで旅する』という事で、四国の東西南北全ての端に行って来ました。
証明書こそ揃えられませんでしが、代わりに御朱印やスタンプで全ての端に行った証を揃える事が出来ました。
さらに、標高1,982mの四国で一番高い山(西日本最高峰)の石鎚山や、標高6.1mの日本一低い自然の山の弁天山に登ったり、日本最古の温泉と言われる道後温泉に入ったりと、いろいろな日本一も満喫しました。
映えスポットの下灘駅や父母ヶ浜なども行きましたが、それでも四国を回り切った訳ではありません。
四国にはまだまだみどころがいっぱいあるので、またいつか来たいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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