2023/11/10 - 2023/11/11
7位(同エリア92件中)
群青さん
この旅行記のスケジュール
2023/11/10
2023/11/11
この旅行記スケジュールを元に
この日の宿は瀬波温泉。
海辺の宿から日本海に沈む夕陽を見てみたくて決めた宿。
だのに、だのに・・・(涙)
昼過ぎから降り出した雨は一向に止む気配もなく、気温もドンドン下がって来る有様。
午後4時を回り急速に暗さを増してくる中、無事にこの日の宿に到着。
スタッフの方々のきびきびとしていながらも温かな接客に迎えられ、ホッと一息。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
(この写真は翌朝撮影したもの)
ナビに従ってイヨボヤ会館から10分そこらで着いたのは瀬波温泉。
大観荘せなみの湯。
宿の前には傘を差したスタッフが複数スタンバイしていて、客が到着するやてきぱきと玄関前のスペースに車を誘導し、同行者と荷物を降ろしたら付近の駐車場の場所を案内するという手際の良さ。
この日はプラス
「駐車場からこちらまでの間にお使いください!」
と、さりげなく傘を手渡すスマートさも。
最近なかなかここまで痒いところに手が届くみたいな接客の宿って少なくなったよなぁ・・・
この1点だけでかなり好印象ッス(笑)新潟県瀬波温泉 大観荘 せなみの湯 宿・ホテル
-
玄関前には鮭がぶら下げられていて風に揺られていた。
-
フロント周辺の光景。
印象の良さはチェックイン時にも続いた。
非常に連係プレーがしっかりしていて案内に迷いがない事と、分かりやすくハッキリとした口調で説明しつつも機械的ではない部分に唸らされた。
コロナ禍以降、部屋までの案内を省略した宿が多くなった昨今にあって、この宿は古き佳き時代の接客も残そうとしているのかな? -
2階のフロントからエレベーターで5階に上がる。
そよ風館の部屋に案内され、鍵を開けたところで仲居さんが退散。 -
踏み込み部分はやや経年劣化を感じるが、概して綺麗に清掃されている。
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部屋は和室13畳。
やや面白い造りの部屋かも・・・ -
障子を開けると、鈍い色をした日本海が広がる。
まだこの時は比較的波音は静か・・・ -
畳は近年新調したらしく、広々快適。
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お着き菓子がテーブルの上に置かれていた他、さらに
「冷蔵庫の中にゼリーを用意しましたのでお召し上がりください」
との案内書き。
早速いただいたゼリーの味は、甘みと酸味のバランスが絶妙なリンゴをふんだんに用いたもの。
とても美味しく、これ一つを食べただけで夕食がますます楽しみになって来た。(笑) -
夕食の時間は18時半から。
その前にひと風呂浴びに行くことに。
エレベーターで1階に降りて、大浴場方面へと進む。 -
大人になったらしたいこと
この吉永小百合はいったいいつ頃のCMポスターなのだろうか・・・ -
大浴場前はこんな感じ。
風呂の写真は撮影厳禁なので、とりあえず宿の公式ホームページのアドレスを貼っておきますね。
https://www.taikanso.senaminoyu.co.jp/onsen/
瀬波温泉の開湯は明治37年。(1904年)
石油の掘削作業の際に湧出した温泉との事で、泉質はナトリウムー塩化物泉(アルカリ性低張性高温泉)。
源泉の温度は86.3℃と高温泉、つまり「熱の湯」です。
ちょっと独特な匂いがしますね。
湯に浸かりながら
「これは何の匂いだろう?」
としばし頭を巡らせて感じた結論は
「ヨードチンキを希釈したみたいな感じ???」
まぁ、よう温まります。
露天風呂に出てみたのですが、首から下はとても温まり、顔と頭は寒風に晒されて冷たいという正反対の状況ながら、ゆっくり浸かってられるんですよね~!
しばらくぶりに温泉らしい温泉に入った!
みたいな満足感に包まれながら部屋に戻る。 -
夕食の時刻が近づいたので再び1階まで降り食事処へ。
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食事会場の入り口から奥まった窓際の席へ案内された。
残念ながら窓の外は漆黒の闇。
幾つかの料理がセッティングされていた。
仲居さんから料理の説明を受け、飲み物をオーダーし・・・ -
やって来たのは麒麟一番搾り生。
乾杯後の最初の一口がたまらなく旨い! -
今宵の献立はこのような料理だとか
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炊き上がりまで時間がかかるので、とりあえずご飯の釜に点火してもらい、前菜から頂くことにする
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御造里 海の幸盛り合わせ
マグロ、鯛、南蛮海老、あと1種類はなんだっけ???
新鮮そのもので弾力もあり美味し! -
洋皿 サーモンの香草パン粉焼き
結構面白い構成で攻めてくるなぁ~!(笑)と思ったが、これ結構美味しかったです。 -
蓋物 新潟郷土料理 のっぺ汁
よく煮付けられていて食感もよく、味も程よい加減
見た目ほどしょっぱさを感じず美味しかった。 -
温物 甘海老真丈霙餡掛け
蒸し物 海鮮茶碗蒸し -
焜炉 国産牛しゃぶしゃぶ
やっぱスタンダードプランだと村上牛とかは出てこないわな~!
これはこれで美味しかったですが、旅なんてたまの贅沢なのだからもうちょっと張り込んだプランにすべきだったかもなぁ・・・
とチト感じた次第。
味そのものはとても美味しかったです! -
焼物 海鮮朴葉焼き
唯一これはちょっと味がビミョー・・・ -
食事 岩船産コシヒカリ 白米御飯
留椀 季節のお吸い物
香の物 二点盛り
新米のコシヒカリ、しかも炊き立て。
これだけで十分に贅沢。
素材の良いものはシンプルなまま食べるに尽きる!みたいな・・・ -
デザート 黒胡麻プリン
このデザートもすごく上品で、欠点の片鱗一つ感じさせない美味しさ。
料理を運んでくるタイミングも抜群だし、料理そのものも美味しい。
村上の地の物をもっと味わうつもりならば、別のプランにした方がより一層満足度が高まると感じた。
その1点が今回の僕の反省材料かな?(苦笑) -
食後の腹ごなしと、売店を見たいという母の希望に添って2階へ。
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売店周辺はこんな感じ。
他に食事を終えた方が数人、土産物選びに興じていたのをよそ目に・・・ -
瀬波温泉のポスター
こんな夕陽を見たかったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ~!(涙) -
スノーボード 男子ハーフパイプの金メダリスト 平野歩夢選手のふるさとは、ここ村上市なんですって!
また村上市はスケートボードの専用施設を瀬波温泉の外れに建てて運営しているってことも初めて知ったわ・・・ -
この鮭のモニュメントの材質は、何と、発泡スチロール!
この後部屋に戻る途中で晩酌用の缶チューハイを買い、部屋でチビチビ飲みながらテレビを見入ってしまったわ(苦笑)
普段ほぼほぼテレビなんて観ないのに、旅に出るとテレビっ子に豹変してしまう僕の謎行動!
中居正広の番組に黒柳徹子が出ていて、2時間見入ってしまった(汗)
「ザ・ベストテン」の数々の映像が懐かしくて堪らん! -
翌朝。
土曜日の朝だというのに、5時過ぎに目が覚めてしまた。
普段仕事に行く日と同じ時間に目覚めてしまうなんて・・・
自分も年を取ったものだ、と哀しくなるのだけどネ。
障子を開けると、海が凄いことになっておりました! -
着替えを済ませ朝風呂に興じることに。
宿の裏手には湯けむりをもうもうと噴き上げているのが見えた。
瀬波温泉は各所でこうした湯けむりを立てている場所が目についたので、かなり湯量が豊富なのかも・・・
朝湯は、チョー寒かったです(笑)
日本海のあの荒波っぷりからある程度想像していたものの・・・
それを遥かに超えてくるほどの強風。
聞こえてくる波音は囂々と容赦なくて・・・
あれはまるで東映映画の最初のシーンに引けを取らない迫力。
最初、露天風呂にも勇気を出して出てみたが、風のあまりの冷たさに敗けてしまい・・・
大浴場でしっかり温まってから再挑戦し、何とか朝風呂の露天風呂には入れた。
満喫というにはタイトすぎる環境だったけどネ。 -
2階ロビーの光景。
この色合いだとそんなに寒々しさを感じないけれど、外は超ハンパない荒れ模様でございます。 -
朝食はビュッフェスタイルで6時半からのスタート。
僕らは7時ちょっと前に行ったら、半分近くの席が埋まっていた。
会社関係などの団体さんが3組ほど宿泊していたからきっとそのせいだな!
朝から刺身が出ているのにビックリしたのと、鮭やイクラがとても美味しくてビックリ!!
ただ、やや料理の補充が追いついてないものも数点あり、これがちょっと残念だったところ。
味は夕食同様とても美味しくて大満足。
シンプルに村上の鮭の切り身を食べられただけでも十分でした。
ごちそうさまでした。 -
せっかく海のそばまで来たのだから・・・
と、よせばいいのに(苦笑)海辺へと出てみた。
足湯も設置されているが、さすがにこの陽気では・・・ -
浜辺から大観荘せなみの湯を見上げてみた。
増築を重ねた宿だって事が理解できた。 -
この建物がそよ風館。
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砂浜まで降りる間に髪の毛ボッサボサ!
空気中に波しぶきが含まれているんだろうけど、自分が何か塩臭く感じで萎え。 -
20年ほど前に仕事の関係で、1年間だけ新潟に住んだことがあった。
僕が暮らしたのは上越市なのだが、そこから平日は毎日、海沿いの国道8号線を通って名立・能生・糸魚川・青海といった街を往復していた。
僕が赴任したのは10月で、新潟の環境や仕事に慣れる前に冬がやって来てしまった。
今でもハッキリと記憶しているのは、11月3日の文化の日あたりまではとても温暖で穏やかな天候が続いていたので、やや安心しきっていたところに会社の先輩から
「ある日、雷鳴が轟くとそれを境に冬の季節に入るぞ!」
と言われた事。
あれよあれよという間に、晴れる日はどこかへ去ってしまい、毎日鈍色の空と海。
時には時間が分らなくなるほどのどんよりとした黒い雲に覆われる日が増え始め、海沿いを車で走っていると波の花が舞い寄せる。
あの頃毎日見ていた海の雰囲気に、何となく似ている・・・ -
寒風に吹かれていたらもう少し瀬波温泉街を散策したくなり(笑)
瀬波温泉噴湯公園まで行ってみることにした。
瀬波温泉のメインストリートは賑やかさとは無縁で、一応チラホラと温泉饅頭を扱う店や土産物店があるものの、寂しい感じは否めない。 -
噴湯公園まではこの坂を上るらしい。
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やがて坂の上の眼前に白く勢いある煙が立ち込めている光景が・・・
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噴湯公園とは名ばかりの、鄙びた小屋と案内板
瀬波温泉 噴湯公園 名所・史跡
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与謝野晶子もこの地を訪れたらしい
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句碑
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温泉たまごも作れるんだってさ!
所要時間15分。
お好きな方は是非! -
瀬波温泉の来歴が書かれた看板
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噴湯場の裏手には神社が・・・
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瀬波温泉噴湯公園から遠くを見晴らすと、丘の向こうに微かに海が見えた。
北の方角から徐々に天候は回復基調の様子。
さて、2日目はどこを廻りましょうかね?
ここまで海が荒れて泣ければ笹川流れを考えていたけれど、さすがにこの状況じゃ無理でしょ?
ということで、宿に戻りつつ思案。
9時前にチェックアウト。
ゆったりのんびりと過ごさせていただきました。
兎にも角にもいいお湯でしたね~!
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この旅行記へのコメント (6)
-
- polnpolnさん 2024/03/13 15:28:28
- はじめまして
- 群青さん
はじめまして群青さん、polnpolnと申します。
近々、実質初めての新潟旅行の予定がありまして
燕三条や弥彦やイヨボヤ会館に行き、大観荘にも宿泊する予定なので
大変興味深く旅行記を拝読させていただきました。
(燕三条ではストックバスターズか地場産センターの
どちらに行くか検討中です)
弥彦やイヨボヤ会館の情報は大変参考になりましたし
大観荘は宿泊するのが楽しみになりました。
(因みに私も母を連れていきます)
また、群青さんの丁寧な作りの旅行記は読み応えがあり
その意味でも大変参考になりました。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。
- 群青さん からの返信 2024/03/13 21:55:44
- Re: はじめまして
- polnpolnさん
はじめまして。
コメント頂きありがとうございます。
新潟へ家族旅行されるとの事、大変楽しみですね。
一方で初めての場所を訪れるとなると、僕自身も結構熱を入れてあれこれ調べる性質なので、旅行記の一端がpolnpolnさんのお役に立てて嬉しく思います。
瀬波温泉の大観荘、温泉がとても良く、波音を聞きながら過ごす時間は格別のものになるでしょう。
天気に恵まれて、素晴らしい夕陽を見られますように!と願っております。
どうぞ存分に新潟を満喫なさってくださいね!
そして、今後とも宜しくお願い致します。
群青
-
- 旅猫さん 2023/12/19 07:47:40
- 大観荘
- 群青さん、こんにちは。
瀬波温泉に泊まられたのですね。
しかも、大観荘!
私も昔泊まったことがあります。
当時から、とても感じの良い宿でした。
食事も悪くなかったようですね。
私は、かなり前なので、あまり記憶が無く(^^;
露天風呂が横に長く、気持ち良かったのは覚えています。
村上の鮭が出てきましたか!
鮭は好きなのですが、本物の鮭は日頃食べることは出来ないのが悲しい。
スーパーでは、銀鮭か紅鮭しかなく、いわゆる鮭(白鮭)は売っていない。。。
村上に行って、鮭が食べたい。
旅猫
- 群青さん からの返信 2023/12/20 17:41:13
- Re: 大観荘
- 旅猫さん
こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
大観荘せなみの湯。
とても良い宿だと感じました。
露天風呂のあの広さ、日本海の波音を聞きながら海風に吹かれつつ浸かる湯は本当に感動ものでした!
あの湯はまた浸かりに行きたい!(笑)
食事の鮭も美味しかったのですが、朝食バイキングで食べたイクラの新鮮プリップリ加減が強烈に印象に残っています。
やはり海のそばは海鮮が美味しいなぁ~!と。
自分が暮らす北関東内陸の海なし県では、なかなかあそこまでの鮮度は難しいなぁ・・と
群青
-
- ちーちゃんさん 2023/11/27 23:57:52
- 夕日(*^_^*)
- こんばんは~(*^▽^*)
瀬波温泉は1度は行きたいと思っている場所です。
行くなら鮭の取れる時期が良いなと思いつつ、1度も行けずにいます(笑)
海が見える開放的なロビー!とてもステキですね!
温泉と海。どちらも大好き(*´∀`)♪
せっかく来たんだから、と言う群青さんの気持ちよーくわかります。
私も絶対に行くと思います。
いや、絶対行きますね!群馬県人ですから。
冬の日本海はあまり見た事無いので、
こんな感じなのかと、興味深く見させてもらいました。
さあ次はどちらへ?
楽しみに待ってまーす!
- 群青さん からの返信 2023/11/28 20:53:33
- Re: 夕日(*^_^*)
- ちーちゃんさん
こんばんは。
コメント頂きありがとうございます。
瀬波温泉、良かったですよ!
ちーちゃんさんなら瀬波温泉のあの独特の匂い、何と表現するかなぁ・・・
やっぱり行っちゃいますよね!海辺!!(笑)
海なし県の人ならば必ずそうなると確信します。
冬の日本海、荒れるとこんなもんじゃないです。
波の花という海水が泡状になったものが飛んできて、海沿いの道路などを走っていると気持ち悪いくらい車に付着します。
そのままにしておくと車の塗装が錆びてしまう!という困った物でしてね・・・
僕も20年近くぶりにこんなに荒れた海を見て、若かりし頃の日々をふと思い出しました(汗)
旅の2日目は、行く予定の先に辿り着けず・・・
迷走しまくりましたが、一方で興味深い場所にも行けました。
予定通りに進まないところが旅の醍醐味かもしれませんネ。
群青
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