旧古河庭園と国立新美術館

2023/11/10 - 2023/11/10

2023年明けましておめでとうございます。
元旦から令和6年能登半島地震、続く羽田空港での航空機事故など災害が相次いでいますが、この後、今年一年が平穏でありますように。

旅行記がなかなか追いつかず、昨年11月分からスタートで恐縮です。

遠方より友人Cが上京。リクエストにより旧古河庭園のバラ園と国立新国立美術館で行われている「クリスチャン・ディオール展」を観に行きました。と、私は思っていましたが、ディオールの急死を受けて引き継いだ「イヴ・サンローラン展　時を超えるスタイル」という展示会でした。（9/20～12/11）

写真は旧古河邸。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

日暮里のルノアールで再会。最近友人の定宿は日暮里らしい。

ルノアールのモーニングはしっかりサンドイッチ。多めなので2人でシェア。

早速JR中里駅より歩いて10分ほどにある旧古河庭園へ。

旧古河庭園 公園・植物園

古色蒼然とした古河邸。この日は修復中で中には入れませんでした。

バラ園。見頃は10月とありましたが、今年は暑かったので11月でも大丈夫でした。

桃香（ももか）。2003年京成バラ園で作られたもの。ローズピンクの美しいバラでしたが、終わり頃です。

チェリーボニカ。2013年フランス。ころんとした丸い小ぶりのカップ咲き。

バラ園と旧古河邸。

記憶していたよりずっと小さなバラ園でした。

せっかくなので庭園を散策。

武蔵野台地の斜面と低地を生かして、北側の小高い丘には洋館、斜面に洋風庭園、低地には日本庭園を配したのが特徴ーホームページより。

大きな灯籠が立っています。雪見型灯籠。

少しだけ紅葉が見られます。

日本庭園は京都の庭師、7代目植治こと、小川治兵衛（1860～1933）による作庭。

滝もあります。「大滝」。小川治兵衛が最も力を入れた場所のひとつ。本郷台地と低地の落差を利用して8m落ちる大滝。

数少ない大正初期の庭園の原型を止める貴重な庭。

現存する中で極めて良好に保存されている庭園。

戦後、国へ所有権が移ったが、地元の要望などを受け入れ、現在は都が国より無償で借り受け、管理し一般公開しています。（古河邸は別）

古河庭園の歴史。

元は明治の元勲、陸奥宗光の邸宅。次男が古河家の養子になり古河家の所有に。このときの建物は現存していない。

30000m2ある庭園です。さて、そろそろお暇しましょう。

横から丘へと上がっていきます。なるほど台地に立つ洋館、斜面の洋風庭園、（そして低地に日本庭園）というのがよくわかります。

洋館と洋風庭園は英国人、ジョサイア・コンドル（1852～1920）による設計です。

よく見ると建物はかなり傷んできています。

地下鉄で移動です。あらこんなところに造幣局、東京工場。

六本木到着。まだ江戸時代の坂道が残る六本木。

見えてきました！コロナ禍以降初めての国立新美術館。

国立新美術館 美術館・博物館

早速のエレベーターへ。

ああ、この空間。

黒川紀章のデザインです。

目指すはあそこ。

国立新美術館は2007年1月にオープンなのですでに15年以上経ってます。

非日常。異空間。

「ブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミゼ」でランチ。

ボキューズ（1926年～2018年）は、リヨン郊外の三つ星レストランの創業者。ここはレストランひらまつの運営です。

ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ グルメ・レストラン

友人は肉を選択。

私は白身の魚。

デザートは大きめのクリーム・ブリュレ。

イヴ・サンローラン展は写真撮影不可。最後に少しだけ撮影可の展示があります。

展示の内容がクリスチャン・ディオールのところが妙に記憶に残っています。もちろん引き継いだイヴ・サンローランもすごい人気でしたが。サンローランは、1962年にはパートナーと共に「イヴ・サンローラン」を設立しています。

特徴的なビーズの凝ったカーディガン。

ディオールは現在はLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトングループの傘下のブランドです。日本ではLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンジャパングループのクリスチャン ディオール株式会社が運営しているそうです。長いな名前。

一世を風靡したディオールは1905年、フランスのノルマンディーにて裕福な家庭に生まれました。第二次大戦などの苦難な時を乗り越えて、1946年自身のクチュールメゾンを創りました。1957年に亡くなっているので11年しか活躍しなかったことになりますね。その後、イヴ・サンローランに引き継がれます。

ところで「ミツバチ」がディオールのアイコン、って知ってました？

この日はおしゃれな服を着たファッション業界の方々がたくさん来ていましたよ。そんな方たちを見るのも眼福。

せっかくだから周りの方々のファッションを愛でながら、お茶して帰りました。