2023/04/28 - 2023/04/28
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azusa55さん
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愛知県と岐阜県の県境も近い愛知県春日井市玉野町。
4月26日~30日まで、旧国鉄中央線廃線の愛岐トンネル群の片道1.7㌔を散策に出かけました。
新緑の時期を迎え、涼しいトンネル群とトンネル出口に広がる瑞々しい新緑がとても眩しく、清々しい気分を味わうことが出来ました。
今回はトンネル群散策ルートの見所の一部を紹介します。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
-
4月26日~30日まで、旧国鉄中央線廃線の愛岐トンネル群の片道1.7㌔を散策に出かける。
新緑の時期を迎え、涼しいトンネル群とトンネル出口に広がる瑞々しい新緑がとても眩しく、清々しい気分を味わうことが出来ました。
R中央線定光寺駅。
その昔は土岐川沿いの観光旅館や定光寺の紅葉を愛でに訪れる乗降客で賑わったこの駅も、旅館の廃業や移動手段の様変わりもあり、今では土岐川沿いの崖っぷちに建つ秘境駅の趣に変ってしまったようです。
そんな秘境駅も春と秋の年二回は乗降客で賑わいを見せます。
普段は閉じられているトンネルの門が開放され、愛岐トンネル群(3~6号トンネル)を徒歩で通り抜けることが出来ます。
但し、料金100円が必要になりますが、涼を求めつつ、途中の野外演奏や展示物を見ながら、往復3.4㌔散策でき、トンネル群整備に充当されると思えば安いレジャーです。 -
新緑を迎えた土岐川、この日は陽気も良く、盛んにウグイスの鳴き声が聞こえてきます。
庄内川(玉野川)沿いは明治頃に多治見から名古屋へ向かう玉野街道が作られましたが、輸送手段の変革により玉野街道は消えていきました。 -
駅を降りて土岐川沿いを上流に向かう事数分、トンネル群の入口が見えてきます。
春日井市と岐阜県多治見市間にある旧国鉄中央線の廃線跡で国登録文化財「愛岐トンネル群」に指定されており、この入口のレンガ発見からトンネル群の記憶が呼び起こされた。 -
1900年の開通当時のまま残されたトンネル群は全14のトンネルがあり、その内の3~6号トンネル1.7キロが開放されています。
写真は最初の3号トンネル(玉野第三隧道)、こちらでボランティアの方に料金を手渡しいざ散策開始。
3つのトンネルには、其々間接照明や蒸気機関車の効果音が流されるなど演出が施され、小さい子供達が恐怖感を感じる事無く散策できるように配慮されていますが、足元は石がゴロ〃なので子供にはライトを与えた方がいいかも。 -
赤レンガ造りのトンネル内はこうして明りが灯され、規則正しく積まれたレンガが浮き立って見えます。
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薄暗いトンネルから抜ける時が樹々の緑が外光に照らされ一番綺麗に見える瞬間。
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廃線跡には多くのもみじが自生し、秋の紅葉は真赤に染まります。
写真は4号トンネル出口に聳える県下最大の大もみじ。 -
5号トンネル出口のSL(C57)の動輪。
後方に自転車がありペダルをこぐとこの動輪が回る仕掛けがあり、動輪一回転させると5.5㍍進んだことになります。
ここはお子様に受けるかもしれないな。 -
愛岐トンネル全体図。
明治33年(1900)国鉄中央(西線)として名古屋から多治見間が開通し、昭和41年(1966)に廃線となるまで日本の近代化から高度成長期を支えてきましたが。
その後はその存在自体忘れ去られ、平成17年(2005)に古老の記憶をもとにトンネルの探索が行われ藪の中に埋もれたトンネル群を発見、保全・解放されるまでになったもの。
トンネル以外にも遺構が多数残り、明治の香り漂う構造物を見られます。
また周囲の自然も廃線後手つかずのままにされていたので、豊かな自然が残されています。 -
6号トンネル出口、目印は正面に生える1本の椿。
-
ここから先は整備が進まず、現状はここから来た道を戻る事になります。
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5号トンネルまで戻り、ここから左手の川沿いの道を進み暗渠を見学に向かいます。
道には案内板や解説もあり整備が行き届いています。
ただ、崖沿いに手摺や柵はないので子供や高齢者の方は要注意です。 -
川沿いから暗渠内の眺め。
入口から注ぐ外光が暗渠内を照らし、幻想的な雰囲気を見せています。 -
暗渠内は直ぐに行き止まり、そこから上を見上げると鮮やかな新緑が。
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駅に戻る土岐川(庄内川)沿いの道筋は、廃線散策路を上に見上げながらの帰り道になりますが、川も近くなることから爽快感も得られる。
廃線散策路には新緑の山々を背景に大きな鯉が泳いでいました。
高額の料金を支払う管理されたものと違い、安全は自己管理が問われます。
散策路には飲料等売店が開かれていますが、食事は弁当持参をお勧めします。
公開時間 午前9時半~午後3 時(入場は2時半まで)
雨天は中止となります。
アクセス公共交通機関のみ / JR中央線定光寺駅から徒歩3分
詳細は愛岐トンネル群保存再生委員会のHPを -
さてここからはトンネル群の概説とトンネル群の小さなスポットを取り上げます。
明治33年(1900)国鉄中央(西線)として、名古屋から多治見間が開通し、日本の近代化から高度成長期を支えてきました。
やがてSLによる単線の輸送は、日本の高度成長に追いつかず、新たに複線の電化されたJR中央線として開業を始めると昭和41年(1966)に廃線となり、その後はその存在自体忘れ去られていきました。
平成17年(2005)に古老の記憶からトンネルの探索が行われ、土岐川沿いの藪の中に埋もれたトンネル群を発見、保全・解放されるまでになったもの。
愛岐トンネルの建築に際しては難関があり、トンネル崩落や土砂の崩落、幾多の犠牲者を伴いながら近代化を歩み始めた当時の智恵と技術が注ぎこまれ完成を見たもの。 -
玉野第四隧道。
両サイドの壁柱や壁面、綺麗な曲線を描く迫石など、赤レンガを使用したもので、近代工法のトンネルにはない造形美と温もりがある。
この玉野第四隧道の右の「山の神とんがり岩」を取り上げます。 -
玉野第四隧道解説。
土岐川右岸の散策路入口から二つ目のトンネルで通称4号トンネル。 -
山の神とんがり岩は4号トンネルを出た左の山肌にあります。
-
山の神とんがり岩全景。
土岐川(玉野川)右岸の岩肌に注連縄が巻かれた巨岩が聳え立ち、その下に素木鳥居が立てられています。
左手からとんがり岩の直下に続く小路が作られており、間近で拝めるようです。 -
遊歩道脇にも鳥居と解説板が設置されています。
解説は以下。
「“山の神”(とんがり岩)
山の神は女性(女神)だと云われます。
そのため昔は女性がトンネルに入ると女神が嫉妬して山が崩れるといわれ、女人禁制でした。
またトンネル工事などで、作業員の妻が出産した時は、女神の嫉妬を恐れ一週間坑内に入らないという決まりもありました。
正面のトンガリ岩を見あげると女神さまのお姿に観えませんか。
周囲のトンネル群を見渡せる高台にあり、まるでトンネル通行の安全を祈って いるようです。
ちなみに俗称・山の神とは、結婚後「ヤカマシクなった妻」のこと。
特に怖い奥さんのことを「山の神が怒る!」と言います。
「山の神」が短縮されて“カミさん”になったという説も・・・・。
また、トンネルの山の神は、トンネル工事が無事貫通したことから“難関突破” ”初心貫徹”の意味につながり「合格祈願」にもなります。
きっと拝んで損はありません!
特例*箱根駅伝 山登り5区の “山の神” は男性である」 -
女神の全景。
山の神は多くの場合、男神なら大山祇命、女神の場合は木花咲耶姫をさす事が多く、この女神はやきもち焼きで、解説にある坑内女人禁制や産後の一週間…のくだりはこうした業界では知られた話の様です。
今では草食男子に変わり女性技術者が多様な業種に活躍し、そんな縁起を担ぐことはないようです。
「怖い奥さんをかみさんと言う」については全くその通り、女神は一旦怒らせると大魔神になり、一旦噴火するとしばらくは鎮まらない、息をひそめ少し離れて時の経過を待つしかない。 -
護り稚児地蔵は4号トンネルを過ぎ、次の隠山第一隧道(通称5号トンネル)の入口右に安置されています。
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入口右の隠山第一隧道解説。
玉野第四隧道と隠山第一隧道では右の壁柱から斜めにウイングと呼ばれる壁が作られているのが特徴で、山側の圧力を分散する地形に合わせた技法なのだろう。 -
護り稚児地蔵はこのウイングに寄り添うように安置されています。
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護り稚児地蔵全景。
赤レンガで小さな祠が作られ、赤い前掛けが付けられた小さな地蔵が安置されています。
愛岐トンネル群の調査・整備中に付近の土中から少女形の地蔵が発見され、護り稚児地蔵として安置されたもので、祠に使われている赤レンガは明治期のものを用いて建てられています。 -
「護り稚児地蔵
トンネル群調査・整備活動中にこの近くの土中からモルタル製の少女のレリーフが彫られた「稚児地蔵」を発見しました。
右側は「昭●二七●十二」の文字、左側の文字は「鈴木 仲二郎?」と読めます。
どなた何方かのご供養か? どんな経緯で作られたものか定かではありませんが、「トンネルと廃線敷」一帯の安全と「豊かな渓谷の自然」が永久に続きますようにと願いを込めて、廃線跡から集めた明治の赤レンガで祠を作り安置させていただきました。 合掌
平成22年5月 愛岐トンネル群保存再生委員会」 -
銘が刻まれているとありますが、前掛けで隠れている事もあり、自分にはそれらしき文字は見当たらず、像の表情も伺い知れない状態でした。
こうした思いの込められた地蔵や古い建造物が打ち捨てられ撤去されていく中で、トンネル保存整備中の偶然とはいえ、再び安置された事はトンネル保存会の思いも現れているようでもある。
トンネル群を訪れる機会は年二回と限定されますが、トンネルを形作るレンガの造形美の他にも、こうした小さな見所もあります。
また一つ手前の高蔵寺駅から旧玉野街道沿いには古くからの寺社も多く見所は多い。
愛岐トンネル散策路 「山の神とんがり岩と護り稚児地蔵」
所在地 / 春日井市玉野町
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