乗鞍高原散策

2023/07/31 - 2023/08/02

真夏は涼しい所を選んだ結果で乗鞍高原だった。
昔乗鞍岳頂上から徒歩でふもとまで戻った事があるので、今回は楽して優雅に過ごそうかと思ったが意外と歩かされた。
7/31
本庄～新宿～松本～新島々～番所大滝～乗鞍BT～ピーポロ乗鞍
8/1
～まいめの池～休暇村～善五郎の滝～休暇村乗鞍高原
8/2
～牛留池～休暇村～松本～長野～本庄早稲田

エリア 乗鞍(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス 自転車 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2023
7/31(月)
本庄～(湘南新宿ﾗｲﾝ)～新宿よりE353系特急「あずさ」で出発
最近は列車が入線してから発車までの時間がどんどん短くなっている。

夏雲わく諏訪湖付近を通過

松本で乗り換え

松本電鉄上高地線　(正式名称はアルピコ交通上高地線）
松本駅の一番端７番ホームで乗り継ぐ。
スイカなどのICカードは使用不可。

北アルプスの山々をめざして平坦な路線が続く。
かつては国鉄急行も乗り入れ実績あり。
松本～新島々　14.4km　14駅　単線電化(1500V)

　

元京王電車(3000形)2両編成が活躍中。
制限速度は40～50km程度　

新村　　　
20100形松本行きと交換
当線の車両基地があり凸型機関車もあり楽しそう。

凸型電気機関車ED301(保存機)
正面から見て非対称な姿は味がある。Nゲージの模型に欲しい。
元信濃鉄道(大糸線）米国ボールドウィン/ウェスティングハウス製造

渕東(えんどう)
松本電鉄オリジナルデザインによるイメージキャラクター「渕東なぎさ」が駅員姿で描かれている駅名標がいいのだが隣駅名が小さすぎて読みづらいのは困ったもんだ。

2022年からはweb予約の自転車無料持ち込みも１部駅で実施中。
渕東なぎさ仕事してるな。

新島々に到着

機回し線の先は廃線跡
1985年に新島々～島々間(1.3km)が災害のために廃止となった。
　　

廃止前の貴重な光景(前の写真と同じ場所1980年代）
モハ10形２両編成が島々から到着。
当時は松本電気鉄道上高地線で昇圧前の750V電化路線(現在は1500V)。
バスターミナルは既に新島々に移っていた。

な、なんと電鉄３社でコラボしている！3人とも和装がｲｲﾈ
どういう因縁かよくわからない。
　神戸市交通局北神線　　北神弓子
　アルピコ交通上高地線　渕東なぎさ(新村駅の駅員設定)
　京福電気鉄道嵐山線　　福王寺ひかる

珍しい鉄道神社
上高地に奥社を持つ穂高神社(あずみの市)から分霊された小さいが本格的なもの。
＊ほかにはJR小海線の最高地点、ひたちなか海浜鉄道の阿字ヶ浦駅にもある。
渕東なぎさ、ここでもお仕事。

電車/バスの待合室
奥の時計のような物は「ディスクオルゴール」
文字盤の位置の円盤がまわりオルゴールの音色を奏でる♪♪

新島々駅前は上高地、乗鞍高原、平湯温泉などへのバスターミナル。
アルピコ交通のバスは白地にレインボーカラーでよく目立つ。
以前は松本から電車に乗らず直行できるバスもあったが今は全てここから。

バスは上高地方面へ梓川に沿ってさかのぼる。

稲核(いねこき)ダム
途中梓川にかかる3つのダムのひとつで最下流にある発電用のダム。

途中下車して番所大滝を見にきた。
遊歩道を下りたところに立派な観瀑台がある。

番所大滝は、
落差40ﾒｰﾄﾙ幅11ﾒｰﾄﾙで小大野川へ向けて一気に流れ落ちる
乗鞍岳の旧溶岩に刻まれた迫力の大瀑布。

番所大滝から移動

乗鞍観光センター前で下車
乗鞍高原の中心地で乗鞍登山バスも出ている。
宿泊施設は付近にもあるが高原の広域にちらばっている。
　

今夜の宿「ピーポロ乗鞍」
バス停から徒歩10分程度でスキー宿から始めた山荘の雰囲気が気に入った。
詳細は別途クチコミ投稿あり

本物の暖炉とランプと喫茶カウンターは年季が入ったベテランの領域。

部屋は普通の感じでエアコンは無いが、涼しいからそれで過ごせた。
全12室の規模ながらも夕食は個室対応だった。

森の中の露天風呂
「乗鞍高原温泉」は乗鞍岳の中腹から自然湧出する酸性硫化水素泉。
源泉かけ流しの湯は乳白色で時折湯の花も見られて本物の価値がある。

8/1(火)
様々なハイキングコースがありなるべく負担のないルートを選んだ。
乗鞍岳頂上はまだ顔を出してくれない。

まいめの池入口

まいめの池
一ノ瀬園地の脇にある標高1460ﾒｰﾄﾙの静かな池。
乗鞍岳方向を見ると池に映るのだが天気次第でちょっと力不足だった。

立ち枯れが不気味

水鏡が見事

まいめの池は、北海道ニセコの神仙沼のイメージに似ていた。

午前中に休暇村へ移動
最近は山の中でもトランクの人が多くなっている。長期滞在なのか？

休暇村乗鞍高原
標高1600ﾒｰﾄﾙの自然に囲まれた温泉付き一軒宿で路線バスの終点。

休暇村から善五郎の滝への遊歩道は結構長い。

高原といえば白樺林が美しい。

滝下の渓流

善五郎の滝
大野川の里に住む木こりの善五郎が大イワナにひきずりこまれそうになった話に由来する。

落差21.5ﾒｰﾄﾙ、幅8ﾒｰﾄﾙ、
直下型の滝で前回来た時は虹を見ることができた。

近いと水しぶきがすごい

大形ではないが迫力ある滝だった。

休暇村に戻る。
詳細は別途クチコミ投稿あり

吹き抜けのロビーで中央に喫茶カウンターがあるのは珍しい。

中庭の空間が広い。
今回は8/1のみをかろうじてとれたのだが本当は連泊で過ごしたかった。

このカーブしたデザインが気に入った。

和室１０畳は改装後か…きれいだった。

温泉大浴場の外側に露天風呂がある。
源泉は地下1300ﾒｰﾄﾙから湧出する自家源泉。
「安曇乗鞍温泉」無色カルシウムマグネシウム炭酸水素塩泉で湯ざわりも良し。

天が露だから解放感バツグンで夜は星も眺める事が出来た。

食事はバイキング「信州うまいもんビュッフェ」
ライブキッチンメニューもある美味い夕食に満足できた。
バイキングの牛ステーキでは当たりはずれがあるがここのは結構いけた。

全席衝立付きで安心。
マスクは勧めるが毎回面倒な手袋はなくなって助かった。

8/2(水)
休暇村から牛留池へは車椅子でも行けそうな良く整備された遊歩道が続いていた。
普通に歩くのも気持良くて楽だった。

牛留池を望む東屋

牛留池
乗鞍岳の溶岩台地のくぼ地にできた池。
原生林に囲まれて足元以外は全くの自然が保たれている。
広角で収めたので小さく見えている。

乗鞍岳を背景に定番の構図
やや曇ったのが残念だった。

乗鞍岳へズームイン
剣が峰(主峰3026m)→蚕玉岳→朝日岳、右端奥が畳平のバス停。

参考
もうかなり前になるが、乗鞍岳登頂成功の証拠＼('▽')/　
頂上からは、穂高連峰～槍ヶ岳などを初めて見て感激したのを記憶している。

参考
当時は天気に恵まれて下山途中に改めて乗鞍の山容を眺めることができた。
雪渓を滑る夏スキーヤーの数が多かったことに驚いた。
更につづら折りの登山バスルートを横切る山道を伝いふもとの乗鞍高原ユースホステルまで単独で歩いて帰った事を今思い出すとぞっとする。

昼頃に休暇村から新島々へ下りていく。
この奥はスキー場になっていた。

新島々からは20100形電車で松本へ
20100形は元東武鉄道からの輿入れで改造されたもの。

松本から特急「しなの」で長野まで乗車したがかなり空いていた。
振り子式電車381系は古さを感じさせない流麗なスタイルがかっこいい。
但し反対側は貫通型の顔。

長野から北陸新幹線で本庄早稲田へ無事帰着。
新幹線で直接自分の町へ帰れる場合は楽でいい(1日に数本)。

*************************************
　ここまでの閲覧に感謝申し上げる。<(_ _*)>