練馬すずしろの道散歩

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2023/08/14 - 2023/08/14

265位(同エリア407件中)

エリア

練馬(東京)

旅行の満足度: 3.0

観光: 3.0

交通: 3.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 1万円未満

交通手段: JRローカル徒歩

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出発地点、西武池袋線中村橋駅。
平成９年に高架化され、すっきりしました。

中村橋駅駅
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駅近くの街路灯。旧駅舎をイメージシタデザインになっているそうです。

中村橋駅駅
駅南口を出てすぐにある千川通りを東へ進むとある緑地帯の中に現れる成田山新勝寺中村不動尊。
成田山新勝寺とありますが、新勝寺の７１の子院には含まれていません。
おそらく熱心な信者たちは個人的に勧請したもののようです。
訪問時も２組ほどお参りする人がいました。
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千川通りから南下するとある糀屋三郎右衛門。
都内で唯一の味噌蔵です。

糀屋三郎右衛門専門店
さらに南下すると草の繁る空き地のようなところに良辨塚があります。
良辨は近くの南蔵院というお寺の開祖で、諸国の霊場を廻り、それが終わったので妙経を塚に埋めたのがこの良辨塚です。
良辨塚の脇には「石幢七面六観音勢至道標」という石碑もあります。
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良辨塚から東へ向かうとほどなくある南蔵院。
開基は布目ながら、延文２年（１３５７）、先ほどの良辨が中興したと伝えられるお寺です。

南蔵院寺・神社・教会
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南蔵院本堂。

南蔵院寺・神社・教会
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南蔵院薬師堂。

南蔵院寺・神社・教会
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南蔵院閻魔堂。

南蔵院寺・神社・教会

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南蔵院鐘楼。
薬師堂、閻魔堂、鐘楼などは宝暦３年（１７５３）に建立されました。

南蔵院寺・神社・教会
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首継地蔵尊。
首の無い地蔵が立っていましたが、別の所に保存されていた首を継ぎ合わせたらぴたりと合ったそうです。

南蔵院寺・神社・教会
南蔵院の５００ｍほど南東にある富士稲荷公園。
小さな児童公園ですが、その名の通りお稲荷さんがあります。
公園内にあるクスノキの大木です。
高さ１７ｍ。
さらに東進して豊玉氷川神社。
説明板もありますが、詳細は不詳とのこと。
豊玉氷川神社拝殿。
境内にある「ビール麦の金子ゴールデン」碑。
金子ゴールデンビール麦は、練馬区が発祥の国産初のビール麦品種です。
明治３３年（１９００）に作られたそうです。
今、この麦を使った練馬金子ゴールデンビールが練馬区のJAによって復刻されています。
境内には、若者の力だめしに使われた力石も置かれています。
氷川神社の隣にある正覚院。
長禄年間（１４５７～１４６０）の創建とのこと。
正覚院本堂。

正覚院多宝塔。
やけに派手な朱色の塔です。
近くの徳田公園。
機関車を模した遊具が可愛らしい。
公園内にある「區劃整理碑」。
昭和１６年５月の日付が見えました。
さらに東へ向かい、江古田氷川神社。
１４６０年に建てられたという歴史ある神社です。
江古田氷川神社拝殿。
江古田氷川神社神楽殿。
弘化４年（１９３２）に建立されたものです。
旧本殿です。
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江古田氷川神社に隣接する東福寺。
創建年代は不詳。
江戸時代には三代将軍徳川家光の鷹狩りの際の御膳所（休憩所）になっていたそうです。

東福寺寺・神社・教会
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東福寺本堂。

東福寺寺・神社・教会
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東福寺の北に広がる江古田の森公園。
この一帯は将軍や大名の鷹狩場でした。
現在の公園には、多くの木々の中に遊歩道が設置されています。

江古田の森公園公園・植物園
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小さいながらビオトープもありました。

江古田の森公園公園・植物園

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散歩道からは少し外れますが、気になったので掲載するのが唐澤博物館。
個人美術館で、教育史研究家・唐澤富太郎が集めた教材・教具数万点の中から７，０００点余りが展示されています。
建物自体が怪しげで、ちょっと入りづらい雰囲気です。
入館は予約制で、入館料大人７００円です。

唐澤博物館美術館・博物館
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散歩道の終点、中野区立歴史民俗市旅館。
「宝仙寺三重塔」「御囲」「哲学堂公園」「江古田獅子舞」「鷺宮囃子」の５つのテーマを紹介する常設展示室が面白いです。

練馬すずしろの道と名付けられた散歩コースでしたが、大根はおろか、畑もほとんど見なかったと思います。
練馬区で北西部のほうが畑が残っている印象ですが、この散歩道あたりは完全に住宅街で農業の匂いはしませんでした。
ただ、名所というほどではないですが、点在する寺院を見て歩くのが楽しい散歩道でした。

山崎記念中野区立歴史民俗資料館美術館・博物館