2023/09/16 - 2023/09/16
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深海1万メートルさん
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江戸時代、江戸・京都を行き来する人々で賑わったという東海道。
当時の庶民にとって、旅行など夢のまた夢で、幸運にも東海道を辿った人々にとっても、一世一代の大冒険であったはずである。
、、、が、当時の市井の方々の夢でありえたということは、現代の技術を用いれば(平日は仕事に追われる)私だって踏破できるはずである。という訳で、夢の技術をフル活用しつつ、東海道を回ってみることにした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 交通手段
- 自転車
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-
突然だが、私は車を持っていない。
東京都、賃貸住まいの、旅夫婦(DINK)とあっては、駐車場代を正当化するほどの稼働率があげられない。とはいえ、何か移動手段が欲しいという気分になって出会ったのが折り畳み自転車だった。
Dahonというよくあるブランドの自転車を買ってきた私は、某Youtuberの企画をみてかねがね行きたいと思っていた東海道踏破に、次の日から早速踏み出すこととしたのだった。「老後やろうは馬鹿野郎」である。
折り畳みや輪行バッグ、肩に乗せた際の重さを乗り越え、えっちらほっちら出発点・日本橋に到着。 -
、、、と言いつつ、少し逆走してまずは腹ごしらえ。
「東海道中膝栗毛」の弥次さん喜多さんも道中名物を楽しんでいたと聞いている。
ならば、現代の私も楽しまねばならないだろう。日本橋と言えば、日本食。日本橋・利久庵さんを久しぶりに訪れることにした。利久庵 日本橋店 グルメ・レストラン
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天ざるを注文。少し高いが、これからの長い道のりを考えると安いものである。
昔は仕事の都合でよく食べにいったのだが、コロナ以降久しぶりにいただいた。思い出も合わさって最高である。
さっと食べて出る。落ち着いてしまっては、これから先の道のりも覚束ない。 -
品川までは案外すぐであった。
運動不足気味の私だが、自転車の性能が高いのか、路面の状態がいいのか、すいすい進む。
京急・北品川駅を越えると、明らかにそれとわかる石畳&現代として少し狭めの道が続いている。ちょっとした公園のようなスペースに、品川宿との石碑を発見した。水分補給しつつ、写真を撮る。 -
看板の下の石畳みは江戸時代当時のものらしい。
もちろん、街道沿いには、海苔や品川巻きを売っているお店もありました。 -
品川宿には多くの人がいて、「こんなに東海道は人気なのか!?」と驚きつつ進んでいくと、高まる一方の人口密度。
途中で見えてきたのはお祭り。そりゃあ集まるか。 -
街道沿いには、「旧東海道」の看板が多数見られた。道幅も相まって、江戸時代の当時の気分を少し感じながら進んでいく。
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この道幅が東海道の幅。車としては少し狭い。
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品川宿からの道が切れ、大きな道路が見えてきたところ、右手に「鈴ヶ森刑場遺跡」が見えてきた。
江戸に入る人々に、「江戸で罪を犯したらこうなるぞ!」との警句を込めて刑場が設定されていたそうだ。今までの品川宿の雰囲気と打って変わり、少し緊張感も漂っている。 -
大きな石碑もある。気軽に寄って気軽な観光ができるのも、自転車旅ならではであろう。
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さて、ついに江戸を抜けよう。
多摩川を「六卿橋」で渡る。江戸時代、この多摩川には橋がかかっておらず、渡し船を使っていたらしい。これも平和と文明の利器がなせる業である。視界も開け、都境であることを感じられる。 -
川崎宿に入る。消火栓?に「ようこそ川崎宿へ」の案内。道幅や石畳と合わさって、東海道の香りが漂う。
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お菓子処「東照」さんにて小休止。江戸時代に川崎宿の名物であった「奈良茶飯」が食べられるそうだ。もちろん、いただくしかあるまい。
御菓子処 川崎屋 東照 東照東田店 グルメ・レストラン
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美味い。栗入りおこわと言ってもいいくらいの美味しさ。しじみの味噌汁も付かれた体に染みる。現代風にアレンジされているのだろうが、私も自転車で来ているので、アレンジはウェルカムである。なお、冷凍でも購入可能だった。
イートインスペースの居心地の良さと疲れた身体が悲鳴を上げて、思ったより長居してしまった。先を急ごう。 -
日が少し傾いてきた。
道端に一里塚の石碑を発見。写真を撮っていたら、地元のおじいちゃんに話しかけれて一回休み。箱根駅伝と東海道はかなりかぶっているらしい。東海道は地元の誇りになっているようだ。日本橋から来たと言ったら若干引かれてしまったようだが、解説ありがとうございます。 -
さらに進むと、高速道路の下に生麦事件の現場を発見。昔勉強した日本史の知識を思い出しつつ見る。歴史の現場がすぐそこにあったのだと実感。ここも道路脇なので、自転車はやはり便利である。
また、驚いたことに、「麒麟ビール」の工場が後ろにあった。飲みたいよ。 -
(注)解説版もある。
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子安周辺を抜けて、神奈川宿に到着。完成な住宅街の中に、松並木。街道と美しい住宅街が共存している。
公民館前に高札場(今で言う掲示板)が置かれている。当然だが、石碑よりだいぶ大きい。インターネットやスマートフォンが普及する前の学校を思い出す。江戸時代がどれほど洗練されていたのかと思う。 -
本覚寺に着。当時の外国宣教師寄宿舎でもあったらしい。やはり横浜、海外との玄関口としての機能が大きかったのだろう。
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近場には井戸も残っていた。住宅街なので迷いがちだが、グーグルマップは正確である。
この後、日も暮れてきたので、横浜ベイエリアまで急いでアパホテルへ。大浴場で一日の疲れを癒しつつ、翌日へ備える。続・2日目。
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東海道を折り畳み自転車で往く(ポタリング)
この旅行記へのコメント (1)
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- ももであさん 2023/11/07 21:30:42
- 大冒険
- はるばる1万メートルの深海から旧東海道までお疲れ様です。
9/16は確かに「しながわ宿場まつり」やってましたね。
自分も荏原神社付近で、おまつり見てました。
膝がくがくの自転車を見たような見なかったような...
こういう人知れずやるイベントっていいですね。
現代だからこそ、一世一代の大冒険だと思います♪
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