飛騨高山1/2 アニメ氷菓の舞台（喫茶バグパイプ＆煥章館） 伝統的建造物群保存地区と陣屋

2023/10/03 - 2023/10/04

　飛騨高山の濃飛バスがボンネットバスを運行するのに合わせて、飛騨高山に行ってきました。飛騨高山と言えばアニメ氷菓の舞台、放送から10年以上経ち、今更ですがちょっとだけ聖地巡礼してきました。あと、あいにくの雨でしたが旧神岡鉄道の廃線跡を走るレールマウンテンも楽しんできました。
　せっかくなので高山の後は福井まで足を延ばし、リニューアルオープンした恐竜博物館と発掘現場と発掘体験が楽しめる野外恐竜博物館に参加してきました。今回の旅行記は高山市内観光の部分になります。

10/3　火曜日
10:47-12:29 大宮-富山 かがやき509号
13:02-14:26 富山-高山 ひだ 14号
　★純喫茶バグパイプ＆古い町並み
スパホテルアルピナ飛騨高山

10/4　水曜日
　★朝市＆陣屋
13:30-16:00 ★ボンネットバスツアー
スパホテルアルピナ飛騨高山
　　
10/5　木曜日
　★レールマウンテンバイクGattan Go 渓谷コース
17:18-18:54 高山-富山　特急ひだ13号
19:13-19:35 富山-金沢　はくたか571号
19:47-20:33 金沢-福井　特急サンダーバード48号
　福井マンテンホテル駅前

エリア 飛騨高山・古川(岐阜)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

大宮から新幹線で富山へ、富山から特急ひだで高山へ。ひだ14号はたったの2両編成で指定席、自由席とも外国人旅行者の影響で満席、デッキにも人があふれていました。

富山駅 駅

特急ひだはバッテリー搭載の新型車両HC85で、バッテリー活用の様子を電光掲示板で見ることが出来ます。これはバッテリーアシストモードの様子。

特急 ひだ 乗り物

ブレーキ時はバッテリ充電モードにもなります。面白いですね。

飛騨高山へは神通川沿いを南下し、猪谷駅からは神通川上流の宮川沿いを走りました。

1時間20分ほどで高山駅に到着。

高山駅 駅

高山の宿は駅から近く、展望温泉ありという点でこちらのホテルに。この手のホテルでは珍しく源泉かけ流しの坪風呂がありました。

スパホテルアルピナ飛騨高山 宿・ホテル

部屋代を少しプラスして眺めの良いハイフロアの部屋にしました。連泊だったためか、アップグレードされ少し広いデラックスハリウッドツインの部屋になりました。

チェックインした日はまだ冠雪していませんが笠ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳、乗鞍岳など北アルプスの山々が見えました。

自分が登ったことのある山を眺めるのも楽しいです。

まずは旅の目的のひとつ、純喫茶バグパイプに行きました。

バグパイプ グルメ・レストラン

このお店は直木賞作家米澤穂信の青春日常ミステリー「氷菓」のアニメに登場するお店です。

アニメの第3話で主人公の折木奉太郎とヒロインの千反田えるが座っていた座席。アニメの放送から時間が経っているので聖地目的のお客さんもいなくて、アニメと同じ席に座ることが出来ました。

氷菓のアニメのポスター、アニメはあの京都アニメーションが制作。

俗にいうアニメの聖地のお店ですが、純喫茶としてもレトロな雰囲気のとても居心地のよい喫茶店でした。いつかこのお店を訪ずれたいと思っていたので念願かなって良かったです。

その後、高山の古い町並み、伝統的建造物群保存地区に指定されている地区をブラブラ散策しました。思っていたよりも広範囲に古い町並みが保存されていました。

高山の古い町並み 名所・史跡

こちらは上三之町地区の一番南側にある通り。

飲食店や土産物屋が多い有名なメイン通り。

北側の方まで来ると夕方ということもあり、ほとんど観光客がいませんでした。

最後に氷菓のヒロイン千反田えるの飛び出し坊やをチェックし、ル・ミディで食事をしました。

ル・ミディの外観（翌日撮影）。2019年にミシュランプレートに選ばれたお店です。

ル・ミディ グルメ・レストラン

飛騨牛が有名なお店ですが、おすすめに飛騨の洋なしと天然鮎があったので気分的にそちらを食べてみることにしました。

洋梨を使った前菜。

天然鮎です。

もうひとつはお肉ではなく飛騨牛のハンバークにしました。料理はどれも美味しかったです。

翌朝、擬洋風の風情ある高山市図書館の煥章館を観に行きました。
　

高山市図書館 煥章館 / 高山市近代文学館 名所・史跡

こちらも氷菓のアニメの聖地のひとつで18話「連峰は晴れているか」に出てきます。

レトロ建築かと思いきや、明治時代、飛騨地域の近代学校創立の先駆けとなった煥章学校を模して2004年に建築された建物だそうです。内部は撮影禁止で近代的な図書館でした。

その後宮川朝市をブラブラして、陣屋へ。

飛騨高山宮川朝市 市場・商店街

陣屋とは江戸時代の代官・郡代所のことで、幕末には全国に60数ヶ所あった中で当時の主要建物が残っているのはここ、高山陣屋のみだそうです。

高山陣屋 名所・史跡

昭和4年には国史跡に指定されました。

玄関の大床に描かれているのは青海波。海の波を模した吉祥文様で無限に広がる波の模様は未来永劫続く繁栄と平和への願いが込められているそうです。これは復元されたもので原物は御蔵に展示されています。

代官・郡代が執務する部屋。年貢徴収や山林の管理、土木行政、警察や裁判まで地方行政の実務を行う場所です。俗に言う仕事場です。

真向兎（まむきうさぎ）：部屋の長押［なげし］などに打ちつけた釘の頭を隠すための装飾でいたるところにあります。うさぎは子どもをたくさん産むことから、縁起のよい意匠とも、火災から建物を守ってくれる魔除けの意味合いがあるとも言われているそうです。なぜ真向兎にしたのかはよくわかっていないそうです。

嵐山の間、代官・郡代の日常生活に使われた部屋で、奥には茶室も併設。ちなみに嵐山の間は別称であり、本来は御居間と呼ばれています。ここは将棋の名人戦の対局場に使われたことがある場所です。

平成27年、羽生名人対行方八段との名人戦がここで行われました。

庭は意外と殺風景。

高山陣屋のお白洲は白くありません。飛騨には海がなく、お白州に敷くための白い砂が手に入りにくかったので河原のぐり石を敷いて代用しました。

近隣の村々から納められた年貢米を収納する米蔵。

幕府直轄領となった直後の元禄8年［1695］に高山城三之丸より移築されたそうです。現存する江戸時代の米蔵として全国でも最古かつ最大級だそうです。

この旅行記へのコメント （2）

• ポコさん 2023/10/23 22:59:20

  たくさん聖地巡礼されてますね

  marsyさん、こんにちは。
  
  コメントありがとうございます。
  高山の旅行記拝見させて頂きました。
  高山駅が建て替えなのが興味深かったです。
  
  アニメについてですが、
  深夜アニメをそこそこ観ていて。
  好きなアニメはその世界観に浸りたくて
  聖地巡礼してみたくなるのですが、
  やりだすとキリがなさそうで
  今は何かの旅行のついでに、
  というレベルです。
  
  marsyさんは
  たくさん聖地巡礼されてますね。
  少し拝見させて頂きました。
  時間のある時でもゆっくり拝見させて頂きます。

• ｍａｒｓｙさん 2023/10/23 12:50:12

  氷菓

  ポコさんこんにちわ、marsyといいます。
  高山氷菓聖地巡礼、10年前に行きました。
  私の旅行記も、表紙はバグパイプさんです。
  商店街とか学校は回られなかったのかな？
  
  では失礼いたします。ポコさん旅行記にポチッとな！