2023/09/25 - 2023/09/28
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2023/09/26
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電車での移動
8:09 大湊発 9:02 野辺地着
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電車での移動
9:43 野辺地発 10:31 青森着
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青森駅周辺散策 青森DX劇場の看板~駄菓子問屋~第三新興街~東奥新街~総菜屋などの店が並ぶ路地
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バスでの移動
12:00 青森駅前発 12:22 三内丸山遺跡前着
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バスでの移動
14:30 三内丸山遺跡前発 15:02 森林博物館前着
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青森市森林博物館
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この旅行記スケジュールを元に
2023年9月25日(月)~28日(木)の3泊4日で青森県・秋田県に行ってきました。
9月も終わりだというのに連日厳しい残暑が続くので、避暑もかねて東北地方を観光しようという計画です。
青森県エリアは恐山、三内丸山遺跡、奥入瀬渓流、十和田湖という超メジャー観光地をバスと徒歩で巡ります。
秋田県エリアでは小坂町と鹿角市の鹿角花輪駅周辺を観光します。どちらもかつて鉱山の採掘で大変に栄えた地域です。
旅行記その2は、下北半島から青森駅に移動して駅周辺のレトロな街並み散策と、世界遺産の観光地である三内丸山遺跡観光です。
青森駅に来るのは10数年振りになります。駅舎や駅前広場がきれいになって大変立派になりましたが、少し町を歩くとまだ昭和時代のまま時が止まったような路地があったりしてなかなか楽しめました。
三内丸山遺跡も25年以上前に来た時とはすっかり様子が変わっていてびっくりしましたが、縄文時代の建築の復元や出土品の展示などが整備されてかなり楽しめる施設になっていました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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部屋の窓からの景色。
少し雲が多いですが、今日も天気は良さそうです。 -
昨日訪れた海上自衛隊大湊地方隊の方を見ると、芦崎の砂嘴が良く見えます。この砂嘴に囲まれた部分が軍港になっています。
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ホテルの朝食バイキング。
オーソドックスなビジネスホテルの朝食メニューですが、おかずは結構美味しかったです。オクラでネバネバさせた菜っ葉のお浸しがすごく美味しかったです。 -
JR大湊線の終点大湊駅。もう電車が停まっていますね。
今日は先ず、この電車に乗って野辺地まで行きます。大湊駅 駅
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野辺地駅までやって来ました。この駅で青い森鉄道に乗り換えて青森駅に向かいますが、ここで40分ほど待ち合わせです。
野辺地駅 駅
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駅前の様子。特に見るべきものはなさそうです。
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やることもないので駅のホームから「日本最古の鉄道防雪林」なるものをボーッと眺めます。公共交通機関を利用して田舎を旅行すると1時間くらいの待ち合わせは普通にあります。これも旅の楽しみです。
日本最古の鉄道防雪林 自然・景勝地
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電車がやって来ました。幼稚園の遠足の一団と一緒の車両になり、たいそうにぎやかで楽しい列車移動になりました。子供たちはどうやら浅虫水族館に遊びに行くようです。
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青森駅に到着。この新駅舎は5代目青森駅になるそうです。ずいぶん立派な施設です。
青森駅 駅
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まだ電車移動しかしていませんが、ちょっと早めの昼食にします。
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駅近くにある「お食事処おさない」というお店。人気のお店らしく、クチコミによると時間帯によっては混雑するらしい。私たちが入った時はまだ空いていました。
お食事処おさない グルメ・レストラン
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昭和の食堂という感じです。店の雰囲気は100点満点です。
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沢山あるメニューの中から刺身定食を注文。みそ汁を「けの汁」という青森の郷土料理に変更してもらえます(250円増し)。けの汁は具だくさんの味噌汁でたいへん美味でした。ホタテの刺身も素晴らしく美味です。
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青森グルメのひとつ、ほたて貝焼みそ定食。ホタテを味噌仕立てで煮て玉子でとじた料理です。真ん中にウニまで乗っています。卵をかき分けるとホタテがゴロゴロ入っています。すごい美味です。
どちらの料理もとても美味しくて、値段もリーズナブルでした。観光客だけでなく、地元の人たちにも人気のお店みたいです。
午前中から一人で腰を据えてお酒を飲んでいるおじさんが数名いました。いかにも東北らしい風景だと思います。 -
アウガ(AUGA)という複合施設の地下にある新鮮市場に行きます。
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地下には海産物がメインの市場が広がっています。
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スジコやウニが並ぶ青森らしい市場です。
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大昔、私がまだ小学生だった頃、青森駅前のバラック市場で買い物をしたような記憶があるのですが、今はビルの地下にこんなに広い市場ができています。
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市場にあるコインロッカー。冷蔵用が200円、普通のものは100円と格安です。駅のコインロッカーは400円でした。ここに荷物を預けて散策を続けます。
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ニコニコ通りという道にやって来ました。アーケードの歩道に面してレトロな雰囲気が充満する商店があります。
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駄菓子の卸をやっているようです。今でも現役で営業中です。
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この通りはなかなか味のある店が並んでいます。
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細い路地に入ります。
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青森DX劇場の看板が見えます。ここには本州最北のストリップ劇場があったそうです。
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なかなか独創的なかたちをした家がもあります。
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現代アートみたいな長屋建築。
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今にも崩れそうな、危ういバランスの建築。
さすがにこの路地は通行禁止になっていました。 -
第三新興街。こちらはまだ営業しているお店が残っているようです。
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やはり東北にはこんな街並みが似合います。
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余所者を寄せ付けない超排他的縄張り意識をヒシヒシと感じます。
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反対側の出口に出ました。左側は駐車場になっています。昔はもっとたくさんの飲み屋が軒を連ねていたのでしょう。
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演歌が似合う街です。
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青森のっけ丼で有名な青森魚菜センターの裏手に来ました。
東南アジアのような風景です。 -
惣菜などを売っているお店のようです。
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あと10年もしたら多分きれいに消えてしまうのでしょう。
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1日でも長く生き残ってほしい風景です。
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ニコニコ通りに戻って来ました。何かを売っているおばあちゃんがいます。
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八百屋さんの商品が歩道の両側に並んでいます。
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栗、ニンニクが山盛りです。ニンニクは青森の特産品ですね。
青森駅周辺の散策はひとまず終わりにして、青森市営バスで三内丸山遺跡に移動します。 -
駅周辺の昭和レトロ路地の雰囲気から一転、世界遺産認定の観光名所です。
特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡
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昔は殺風景な広場にポツンと建つプレハブ内に、出土した土器が無造作に並んでいただけだったような記憶があるのですが、ずいぶん立派な施設になりました。
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縄文時代の衣装を借りて施設内を見学できます。
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縄文時代前期から中期の遺跡で日本最大級の集落跡である三内丸山遺跡の一部が復元されています。
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南盛土。
大量の土器や石器、土偶やヒスイ製の玉などが土と一緒に捨てられ丘のようになった場所。発掘時の様子を保存しています。 -
竪穴建物の復元。
中に入るとなんだか異常に煙臭いです。どうやら燻蒸作業を行ったばかりだったようです。 -
掘立柱建物。
遺跡の中央部にまとまって建っています。ここもすごく臭かった。 -
発掘調査の状態で保存されている大型竪穴建物跡。
この穴から古代の人々の暮らしを色々想像するのが考古学の楽しさなのでしょう。
素人の私にはよくわからない世界です。 -
三内丸山遺跡のシンボル的な建造物、大型掘立柱建物が見えます。
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こちらはその発掘現場。
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直径・深さともに2mの穴が6個あります。穴の間隔は全て4.2m、中に直径1mのクリの柱が残っていました。
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これだけの建物を作る技術が縄文時代にすでにあったというのが面白いです。
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大型竪穴建物の復元。
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縄文人たちはここで何をやっていたのでしょう。
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現在51才の私が歴史の授業で習ってきた縄文時代の知識というものが、全く通用しなくなっているということがよく理解できました。
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縄文時遊館という博物館も併設されています。
縄文時遊館 公園・植物園
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土器や土偶の展示が充実しています。
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私は土偶の顔が大好きです。
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網籠。ヒノキ科の針葉樹の樹皮を編んだもの。
こんなものまで出土しているのは驚きです。隣には漆塗りの櫛なども展示されていました。日本の漆塗りは縄文時代までさかのぼることができるらしい。 -
大きな黒曜石。
北海道遠軽町白滝産の黒曜石が三内丸山遺跡から出土しています。縄文時代からすでに津軽海峡を越えて交易が発達していたことがわかります。 -
「れすとらん五千年の星」でお茶にします。
五千年の星 グルメ・レストラン
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縄文パフェとマロンde珈琲。
栗を使ったクリームが大変美味です。三内丸山では縄文時代にすでに栗の木の栽培が始まっていたそうです。縄文人もやっぱり栗が大好物だったのでしょう。
これにて三内丸山遺跡観光は終了。帰りはフェリーターミナルや主な観光施設を結ぶルートバス「あおもりシャトルdeルートバス(ねぶたん号)」を使います。 -
森林博物館前で下車します。
バス停で降りるとすぐに博物館があります。青森市森林博物館 美術館・博物館
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旧林野庁青森営林局の建物を利用しています。展示よりもどちらかというと建物を観たくて立ち寄りました。1908年(明治41年)に、日本三大美林の1つに数えられる青森ヒバ林の木材を使って建設された建物です。
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入場料は一般250円と格安です。
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森林や林業に関する専門の博物館があるというのがいかにも青森県らしいです。
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展示内容にはそれほど興味がなかったので、流して見学します。
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古いスキー板の展示。
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旧局長室。
飾りは少なめのすっきりした部屋です。 -
木材の流通には森林鉄道が活躍していました。
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実際に下北半島の森林鉄道で活躍した機関車が庭園の隅にある別館に展示されています。
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戦後、トラックによる輸送が発達すると、森林鉄道はその役目を終えました。建物目当てで訪れた博物館でしたが、案外面白い展示を見る事ができました。
ここから青森駅まで徒歩で移動します。 -
青森駅の連絡通路。
リンゴ箱をイメージした木の壁が展示スペースになっています。
とてもオシャレな通路になっています。 -
東口に出て、「ねぶたの家 ワ・ラッセ」を見学します。
ねぶたの家 ワ ラッセ 美術館・博物館
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青森県といえばねぶた祭です。
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館内には巨大なねぶたが数基展示されています。
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大昔に一度だけ祭りを見たことがあります。巨大なねぶたが街を移動する姿は大変勇壮なものでした。
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実際の祭の時期に訪れるのはちょっと大変なので、この施設でねぶたを観られるのはありがたいですね。
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でもやっぱり動いているねぶたを観たい気もします。
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1950年代の古いねぶた。
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竹で骨組みを作っていました。現在のように針金を使用するようになってより細かい表現が可能になったそうです。
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青森ベイブリッジを見上げながら青森県観光物産館アスパムを目指します。
青森ベイブリッジ 名所・史跡
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海に面した青い海公園側からアスパムに入ります。
青森県観光物産館アスパム 名所・史跡
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13階の展望室からの眺め。
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸が見えます。青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸 美術館・博物館
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こうして見ると青森市は結構大きな町です。
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2階の青い森ホールに入ります。
マルチスクリーンによる3D映像を見ました。青森の冬の景色とか、ねぶた祭の様子をうつしたものでした。まぁそれなりに面白かったです。 -
1階では青森のお土産がたくさん置かれていました。
先ほど三内丸山遺跡の売店で縄文のまほろば茶というものを購入しているので、ここでは何も買わなかったのですが、ここのお土産売り場はとても充実していたと思います。 -
そろそろ薄暗くなってきました。ホテルに向かって歩いて行きます。
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駅前銀座という所に入ります。
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これが青森の駅前銀座です。ショボいですね。
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ロッカーに預けた荷物を回収します。
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本日のお宿、ホテルセレクトイン青森。
菓子パンサービスや夜食カレーなど炭水化物サービスが充実しています。 by 公共交通トラベラーkenさんホテルセレクトイン青森 宿・ホテル
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部屋はトリプルでした。禁煙室で予約したのですが部屋に煙草の匂いが染みついていました(しばらくしたら気にならなくなりました。)トイレとバスルームがとても狭くて使いにくかったです。値段がかなり安かったので文句を言う気もありませんが。
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チェックインの時にもらったもの。
工藤パンという青森市に本社がある会社の菓子パンを貰えます。このパン屋は青森ではかなり有名らしい。青森のソウルフードの一つなんだそうです。 -
夕方に振る舞いカレーがあるのがホテルセレクトインの特色。以前香川県旅行でザ・セレクトン 高松というホテルに泊まった時も同じカレーが出てきました。
少しルーがネチョネチョしているところも同じでした。
格安ホテルに泊まる客層には、炭水化物を大量に投与するのが効果的です。お腹がふくれると機嫌が良くなって大人しくなります。 -
カレーだけでは足りないので、Celest(セレスト)というスーパーで買っておいた弁当や総菜を追加で食べます。砂ぎもとかゴボウサラダなど、なかなか美味しい惣菜でした。
青森市は父の実家があるので子供の頃に何度か遊びに来たことはあるのですが、最近はすっかり足が遠のいていました。大人になって改めて観光してみると、かなり独特な文化をもったディープな地域だと感じました。
明日は奥入瀬渓流と十和田湖を観光してそのまま秋田県に抜ける予定です。予報では午後から次第に天気が崩れるということだったので、せめて十和田湖まではもってほしいと願いながら就寝しました。
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旅行記グループ 2023年9月25日~28日青森・秋田旅行
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