シニアの2023 神戸メリケンパークオリエンタルに泊まり、伊藤グリル・白鶴酒造資料館などあてもなく神戸をぶらぶらの記

2023/09/19 - 2023/09/20

急に思い立って「久しぶりに神戸にでも行く？」と連れ合いに言うと、一瞬で同意。住んでいる所が京阪沿線の楠葉と言うことで、いつもは近場の京都にばかり足が向いてしまい神戸はとんと御無沙汰でした。
リーズナブルな宿泊場所がないか探してみるとこれまで何度か宿泊しているのですが『神戸メリケンパークオリエンタルホテル』が、ホテル最上層の客室をリニューアルした記念で結構安く泊まれるプランを提供しているのを見つけ即決。エグゼクティブルームの宿泊者のみが入れるラウンジアクセスが含まれており、アフタヌーンティーやイブニングカクテルを楽しめます。
どうせ神戸に行くのならということでお昼は久しぶりに「伊藤グリル」を予約、翌日は六甲をドライブし「白鶴酒造資料館」を訪問しました。当てもないぶらぶら外出で、水曜日はお休みする店が大変多く困り、内容は貧弱ですがよろしければ一読を。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

神戸１日目。
浪花町筋のデビスパーキング2に車を止めました。ここ30分150円とかなりリーズナブルです。
直ぐ傍には重要文化財の「旧神戸居留地十五番館」があります。かってアメリカ領事館として使用された旧居留地に現存する唯一の商館です。
阪神・淡路大震災により全壊しましたが、倒壊前の部材70%を使用し再建、昔の姿を取り戻しました。
でもこのあたり大丸が主体となって店舗が誘致されとてもお洒落で綺麗ですね。いつも神戸に来て思うのですが、何か流れる空気がお洒落ですね。

神戸に行くなら何か美味しいものをということで、久しぶりに「伊藤グリル」を予約しておきました。お昼なら大丈夫だろうと考えたのですが、折角訪れて満席、空振りも嫌なので予約を入れておきました。何年ぶりだろう。

店内の様子です。

お昼なので、高いお肉をぐっと我慢して、120グラムのステーキランチをお願いしました。冷たいスープなめらかでおいしいです。連れ合いはビール、僕は運転があるのでノンアルコールビールです。

もちろんお肉は間違いなし、この赤ワインのソースがとにかく美味しい。4組くらいの方が食事をしておられました。やっぱりここが一番です。店前の中華街の喧騒とは無縁の静かな時間です。

食後元町商店街を当てもなくぶらぶらしました。伊藤グリルからすぐの「グリル一平元町東店」は長蛇の列です。オムライスを食べるのかな。
あるショーウインドウに昔懐かしいトヨタ2000GTが展示してありました。うーんやっぱりかっこいいなー！！ぺこっと上がるフロントライトがかわいくて堪りません。

デンマークチーズケーキが有名な「観音屋」、入店しませんでしたが、店内には違和感一杯の観音様が鎮座しているはずです。
本高砂屋でお彼岸にお参りしていただくお寺さんへお渡しするお菓子「元祖四角六方 薄皮高砂金鐔」を買い、風月堂をひやかし大丸方面へUターン。

バームクーヘンで有名なドイツ菓子店「ユーハイム」でお茶にします。店内にはユーハイムの歴史を感じさせる写真が多数掲示されています。

ユーハイムを出れば、すぐ近くに神戸牛で有名な森谷商店。ここはやっぱり店頭販売されている100円のコロッケを買わなきゃー。今日はラッキーにも全く行列がありませんでした。ついでですが神戸とは全く関係は無いのですが次の写真も見てください。

森谷商店のコロッケをあげたついでに、この神戸とは全然関係がないんですがもう一軒、森谷商店とトップ？？を争う行列のできるコロッケの店です。
神戸を訪れた4日ほど前に、連れ合いの両親の墓参りのため天神橋の「善導寺」を訪れ、久しぶりに天神橋筋「中村屋」のコロッケ（90円）を買いました。ダウンタウンの浜田さんが「ごぶごぶ」で紹介し一躍メジャーになり、上沼恵美子さんがテレビ収録の際にスタッフへの差し入れとして大量に持っていくことでも有名です。
うーん、好みの問題で両店甲乙つけがたいですが、しいて言えば、中村屋の方はシンプルで少し甘目かな。すいません余計なこと付け加えました。

そろそろチェックインします。中突堤の先っぽに立つユニークな形をした「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」です。建物全体が船をイメージして作られています。

正面入り口です。

吹き抜けにエレベーターが設置されています。

フロントロビーにある噴水です。
ただこのホテルのフロント、たまたまこの時だけかもしれませんが、チェックインを待つ十数人の長い行列ができているのに対応するのは一人だけ、後の係三人が何やらごそごそと相談し対応しません。ロビーの係がPCでのチェックインに誘導してくれました。ただPCは駐車券の扱い等の説明はしてくれません。結局係を呼び二重手間でした。スマートチェックイン改善の余地ありですな。駐車料金は１泊1800円です。

フロント前ではコーヒーやチョコレートなどの無料サービスが行われていました。

アサインされたコンフォートツイン1326号。リニューアルとのことですが、以前とどこが変わったのかなー、印象としてはあまり変わったようには見えません。
部屋は商業施設「モザイク」側の夜景がきれいな部屋です。ホテル自体が船をモチーフとしているので、淡いブルー主体の部屋やベッドサイドのライトの形状など船内のイメージです。

洗面台で奥がトイレになっています。

お風呂はお湯の出が少し悪く、少々イライラします。

部屋のベランダからの神戸ハーバーランドやモザイク大観覧車の眺望です。丁度神戸港クルーズ船「CONCERT」が停泊しています。

同じくベランダからの「ホテル ラ スイート神戸ハーバーランド」や神戸巡りの船の眺望です。

３階にあるラウンジです。ロビーにあった昔のレストランを改装したものです。チェックイン時に一切の説明がなかったので、最初ラウンジがどこにあるかわからず困りました。

結構広く、ラウンジに対応している部屋数も少ないので客自体が少なくゆったりとして静かです。それにしても利用しているのはほとんどが若いカップルで、僕たちはちょっと違和感があるかもしれないなー。

ナッツ類

ケーキやサンドイッチ類。アフタヌーン時もイブニングカクテル時も同じものでした。

イブニングカクテルタイムには、酒類も一応ウイスキー、スパークリング、赤白ワイン、日本酒がそろっていました。

残念ながら連れ合いのこのグラス、飲み口のガラスが欠けていました。目ざとく見つけてよかったのですが、下手をすると危うくけがをするところでした。

ラウンジからの夕景眺望。

部屋からの夜景です。このホテル西側の眺望が一番綺麗だと思います。

「ホテルラスイート神戸ハーバーランド」や神戸巡りの船の夜景眺望です。

丁度「CONCERT」が出航します。

大観覧車の色が次々と変わり綺麗です。

大観覧車の左手に神戸港旧信号所（旧新港第5突堤信号所）がライトアップされています。大正10年に新港第4突堤に建設され、船の交通整理を行っていました。
東洋一の信号所と言われましたが役目を終え、現在地に移築されました。

２日目です。
ラウンジアクセス権を持った宿泊者は別途14階に朝食が用意されています。
メインはセレクトでき、後はブッフェ形式です。
僕はオムレツ、連れ合いはパンケーキです。

朝から食べすぎですかね。

今日は水曜日。とにかく神戸でも水曜日はパン屋さん等お休みの店や施設が多くいくところに困ります。これと言って当てもないので、帰宅前，神戸箕谷線で神戸市立森林植物園に寄ってみましたが（ここも休園！）→明石神戸宝塚線→表六甲ドライブウエイをドライブしました。厳しいカーブが続くドライブコースで何度運転してもわくわくします。
その後一度訪問してみたかった「白鶴酒造資料館」を訪れることにしました。
受付で飲酒ができないラベルを胸に張る間、既にお酒が発酵する良い香りがしてきます。ここは無料で開館しています。

資料館入口です。日本一の酒どころと言われる灘の酒は何といっても「宮水」のおかげですが、阪神間に灘五郷（今津郷、西宮郷、魚崎郷、御影郷、西郷）が点在しています。灘の酒は「男酒」、それに対して伏見の酒は「女酒」と呼ばれています。

この資料館酒造りの工程（洗米→蒸米→放冷→麹室→もと仕込み→三段仕込み→
上槽→滓引き・火入れ→貯蔵→樽詰）が大変よくわかるように展示されています。

各場面ではビデオ画面も用意されわかりやすいでした。

見学の最後がショップになっています。ここでお酒の飲み比べをすることもできます。僕は飲酒不可のラベルを張っているので係の女性に「飲みたいのに、残念ながら飲めないんです」と言うと、アルコールゼロの甘酒を冷蔵庫から出してくれました。これがとってもさっぱりと飲みやすい！！ジュースみたいで美味しかったです。

今まではシングルモルトウイスキーが大好きだったのですが、最近は和食を食べることが多く、日本酒も僕の中では復活し飲む機会が増えました。このショップ限定の純米大吟醸「御影郷」を一本購入、自宅でゆっくり飲むつもりで帰宅しました。