紺碧のｴｰｹﾞ海ｸﾙｰｽﾞとｷﾞﾘｼｬ縦断10日間　2023年8月　旅日記　その⑤　6日目 午前から昼

2023/08/07 - 2023/08/16

6日目

6:30 トルコのクシャダスに入港
　　 エフィソス観光(3時間)　
エフィソ遺跡
13:00 クシャダス出港
16:30 パトモス島入港　島内自由散策【OP 聖ヨハネ修道院と黙示録の洞窟観光　83＄】
21:30 パトモス島出港
　　　　
観光5日目。
今日は、今回の旅のメイン日です。旅の目的3つ目。

マリア様の呼称って、宗派によって違う事は「③のアテネ編」で触れましたが、立ち位置は全く別なんですね。(知ってたけど)　「聖母マリアの家」は、実は4トラベルで知りました。エフィソス自体は、テサロニキ同様・今回の旅の目的の１つでしたが、(どんなところだろう?)と投稿を見ていたところ、(エフィソス寄港地観光で、ツアーメンバーの中に、マリアの家に行った方がいた)とあり、(エフィソス遺跡の近くにあるなら行ってみたい)と思ったので、直ぐに阪急交通社へ問い合わせました。「事前予約＆追加料金20＄前払い・英語ガイド」と回答を頂き、本ツアーを離団し参加した次第です。※写真とコメントが合っていませんが悪しからず。

エリア その他の観光地(ギリシャ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ショッピング: 3.0

• 一人あたり費用: 100万円以上
• 航空会社: ターキッシュ エアラインズ
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

さあ、旅のメインが始まる。午前中はツアーを離団し、別のエクスカーションに行くので、皆よりも一足早く船から降りることになっている。

今日のデイリー・プログラム。朝食6:00からとなっているけど、6:00前に入れた。それでも既に沢山の人がいたなぁ～。

裏面。アクティビティは毎日違うみたい。結局何も参加しなかったし・見なかったけど、寄港地観光をすると忙しくて、あまり余裕はないかも。

エクスカーションは初めて。阪急交通社の事前の説明だと「英語ガイド」となっていたから、てっきり外国人に混じっての観光かと思っていたら、日本人・個人客5人(生後7か月の赤ちゃん含む)いて、6人の参加となった。

因みに今回は4つのツアーが乗船。HIS・関西阪急フレンドツアー・クラブツーリズム・我がクリスタルハートで、多分50人はいたのかなぁ? どのツアーでもエフェソス観光は入っていたようだ。「聖母マリアの家」に行ったのは、ツアー客では私だけ。

日本人6名・この車に乗って行きます。人数が少ないので直ぐに出発。ラッキーな事に、女性ガイドさんは日本で語学留学をした経験があって、一応日本語ガイド。

「聖母マリアの家」に行く途中にあったマリア像。クシャダス港から40分弱ぐらい乗っていた。

8:00からオープン。早く着きすぎて15分くらいバスで待った。先に欧米人が乗った大型バスが一台到着していた。セレスティア・オリンピアからは私たちが一番乗りだったので、ラッキー!!

日本語表記の説明があった。　①説明はあるんだけど・webにも色々と紹介があるんだけど…。冷静に考えるとおかしな話になってくる。

先に到着していた人達が列を作っている。ここは１９５１年に建てられたそうです。 ②元々はカトリック教徒のドイツ人修道女がみた「夢」から始まったらしい。確かに聖書には「12使徒のヨハネにマリアを託した」事は書かれてある。だけど、このヨハネがエフェソスに行ったとは何処にも書かれていない。「ヨハネの黙示録」も1章9節に「私ヨハネは………パトモスという島にいた。」とあるけれど、このヨハネが「12使徒のヨハネ」であった確証は未だに掴めていない。何百年もの間に色々と諸説はでたけど、本当の事は分かってない　(わかるはずが無かろう)。それはどこの宗派も研究者も・更にローマ法王庁も承知だ。だからこの「聖母マリアの家」も、初めは「信憑性が無い」とローマ法王庁は認めてなかった。それが1896年ローマ教皇レオ13世がこの地に訪れたのをきっかけに・1951年には、「聖母マリアが亡くなるまでエフェソス近くで過ごしたことを認めた」というのだから、一体どうなってるんだろう? それでは「ヨハネの黙示録」を書いたのも、「12使徒のヨハネ」と決めたことになってしまわないか???……と、頭の中が(・・?マークでいっぱい。

そろそろ入れるかな。③それまでは「聖母マリアが天に召された地はエルサレムである」というのがキリスト教での共通観念で、エルサレムにある「聖母マリア墳墓教会」が聖地であったはずなのに、1961年・教皇ヨハネ23世によって変わり、ここがカトリックの聖地にスライドしたんだそうな。　(もう、よくわからん(笑))

内部は撮影禁止。こちらカトリック教会が管理しているらしいけど、初代教会を模した感じだった。(一方通行なので混雑は無し)　④そんなことを考えるとキリが無いから、説明にある通り「～・～、と信じられています」で終わり。

⑤まぁ、宗派によって見解は違うのだ。思い出すのがアメリカ・イエローストーンの8日間ツアー。参加者24人中・1人参加が3人。この3人、何故か初めから意気投合!　たまたま皆がクリスチャンだった、というのは・途中から知った。

⑥このツアー、最後の観光地はソルトレイクシティ。そう、モルモン教の総本山。この3人・自然と宗教の話になってしまう。で、新たに知ったのがクリスチャン3人が「カトリック・プロテスタント・正教徒」と3宗派!! 普通に話す分には良いんだけど、キリスト教の話になると各々主張する。熱も入る。喧嘩しているわけではないんだけど、他のメンバーからは (後ろで口論してますよ!)　となっちゃったみたい。こういうのは添乗員も止められないよね。

⑦そこで出てきたのが、アメリカ人ガイドのジョン君。(僕が止めてきますよ)とでも言ったのか? ジョン君はモルモン教徒。「ミイラ取りがミイラになる」というか「火に油を注ぐ」というか、批評の矛先はジョン君に変わってしまった(爆笑)　添乗員は顔が青ざめてたらしい。でも私たち、喧嘩したわけじゃないし・信じるものは１つだから仲良くツアーは終わり・帰ってからも暫くは連絡を取り合っていた。

「聖母マリアの家」の見学は軽く40分は居られたと思う。自由時間も10分ほどあった。駐車場に戻ると大型バスがいっぱい! 10台はあった。私達、2番めに着いたからそんなに並ばなかったけど、これだけいたらかなり並ぶよね。

次はエフィソス遺跡。正直ココはあまり興味が無い。(えっ?)

【オデオン・音楽堂】初日のペラ遺跡から始まり・デルフィ・アテネ・エフィソス・明日のクレタ…「遺跡巡り」だなぁ。

ネコが多くて・でも餌になるようなものが無いと思っていたら、餌付けしているそうです。

【ヴァリウスの浴場】う～ん、遺跡を見ても大した言葉が出ないので、またエピソード。⑧ガイドさん、とても気さくな方で良かったんだけど…。「聖母マリアの家」へ行く間の車内、(トルコは羊革製品が有名・日本人大好き! ・トルコ人商売が上手い)って言葉を連発。

⑨一通りの説明を終えた後、何故か私達の職業を聞いてきた。そこで一組の夫婦が(医師だ)と言った途端、ガイドさんの目が光ったのを見逃さなかった(笑)　最後に私が言おうとしたら(もう、いいわ～)だって(笑)

⑩過去の投稿記を拝見し、エフィソス遺跡観光後・革製品＆土産物に行くことは知っていた。まぁ寄港地観光のロジックなんだろうね。客を店に連れて行くだけでキックバックがあるらしいけど、購入すると更に上乗せがあるらしい。ガイドさんも必死になるわなぁ～。

⑪聞くところによると、１台のバスで「1人でも購入者が出れば採算が取れる」んだとか。それが何人もいればウハウハだよね。

目に留まったものをとりあえず撮っています。【ニケのレリーフ】

⑫このガイドさんの良かったところは、くどくどと説明が無かったので自分たちのペースで歩けたところ。これ絶対大事。

やはり「羊は有名」なんだね。

これは、2匹いてお乳を吸っているんだろうな。

ネコが沢山いたので撮ってみたんだけど、ネコより大きいネコのほうが好き。

ってことでチーター!! これはケニアで撮ったんだけど、動物を撮るのが目的なら「草が緑の雨季」がおススメ。乾季だと草が短いので動物を見つけやすいけど、枯れた草と、ライオンやAntelopeなどの体の色が似ているから、あまり映えないんだ。

タンザニアで撮った「豹」。ビック5＝「ライオン・ゾウ・バッファロー・サイ・レオパード」。ライオン・ゾウ・バッファローは一度行けば見られると思うけど、「サイ」と「豹」がなかなか難しい。この豹に出逢うまで、東アフリカ・3回行きました。【以上・大型ネコ科でした】

エフィソス遺跡に到着し、途中までは人も疎らだったのに、何故か段々と人が増えてる。

かなり広い空間なので、我々も全部は見学してないけれど、きっと他の場所を見学してたグループが集まった来たのだろうな。

エフィソス遺跡の一番の見どころ(?)「セルシウス図書館」が見えてきた。元々はローマ帝国のアジア州執政官であった「セルシウスの墓」だったそうな。それを息子のティベリウスが父の業績を記念するために、117年頃・父の墓の上に建造したらしい。

ここで本体ツアーと一時合流。

この遺跡は高さがあるだけあって、やはり見応えがありました。「かつては1万冊を超える蔵書があった」らしいけど、手書きの時代に1万冊って凄いなぁ～と思った。

刻まれた文字は後付けだろうなぁ。

見納めの「セルシウス図書館」

本体ツアーは先に移動しました。

【足形】当時、図書館からすぐ近くにある売春宿まで秘密の地下通路があったそうです。この足型より小さい人は「売春お断り」という意味だとか。

また人が疎らになり…多分「商業アゴラ」

とにかく広いです。

と、横にそれたところで何やら衣装を着た人達が。

寸劇をしていた。

残念ながら途中から見たのでストーリーは分からなかった。

最後に役者さん一同が御挨拶。ただ一同が向いている先に観客はいなかった。トルコ人だとイスラム教徒が多いのかなぁ? もしかしたら向いている方角がメッカだったのかも知れない。

出口に向かいます。並木道…今までとは異なった風景で、一番ココが気に入りました。

来た時とは違う場所。バスに行く間に土産物屋が何軒もあった。ガイドさん、ここはスルー。

来た来た・お土産屋さん第一弾。ここは普通の? 菓子やらハンドクリームやら雑貨などを扱うお店だった。大型バスは一台あった。(多分「聖母マリア」一番乗りの人達)　ただ店内には誰も居なく・外でくつろいでいました。ガイドさんの様子を伺っていたら、予想通り・医師と名乗った御夫婦にベッタリ。この後、もう一軒。ザクロジュースが2ユーロだったので、それは飲みました。

3件目の革製品のお店。ここで先に到着していた本体ツアーと再会。始め・20分ぐらいのファッション・ショーがあった。一番目に登場したモデルさん、(めっちゃセンス良い!)と思ったら・見覚えが…。なんとツアーメンバーの奥様!! どうやら客を何人かをステージに上げたようだった。その後、30分ぐらいショッピングタイム。(悪いけど、荷物増やしたくないし、衝動買いはしない)。ガイドさんのお相手は、ここでも「医師」と名乗った御夫妻に任せました。(本当は……、いいんですよ。旅先では職業を偽ろうが楽しめばいいんです(笑)　ちゃんと買ってくれたから良かった。

クシャダス港に戻ってきました。13:00頃、クシャダス港出航。

一旦部屋に戻ったら、ベッドの上にオクトパスのタオルアートが! 可愛い。(見たのはこの時だけで、午後の寄港地観光から戻った時には無くなっていた)

昼食はアラカルト・メニュー。スープとビーフハンバーガーを頼みました。と、朝はツアー・メンバーとは会わなかったのでわからなかったが、一組の御夫婦はエフィソス遺跡には行かなかったらしい。我々よりも先に戻られて、6人一緒のテーブルをキープして下さってた。(ありがとうございました!!)

お味・美味し。大きいので中身のビーフと野菜とポテトフライでギブアップ。

これで大きさがわかるかなぁ? こんな感じで～す(^^♪

クシャダス港の近くにあるギュウェルジン島（鳩の島）。ここの散策もしたかったけど、時間が無くダメでした。

14世紀に建てられたクシャダス城。ベネチアやジェノバの商人達の盛んな交易の拠点となり、オスマン朝に征服されてからは海軍がこの地に駐屯したらしい。

クシャダス、おそらく次に来ることはないだろう。さようなら。

【旅日記・後付け】帰国してからこの説明をマジマジ読んだ。「聖書にもとづく言い伝えで、『その際、ヨハネ福音史家はエフィソス方面の教会を担当することになり「ヨハネの黙示録1章4節』とあるけど、(ヨハネ福音史家はエフィソス方面の教会を担当することになり…) って、こんな言葉は日本語訳されているどの聖書にも書かれていない。また少なくてもギリシャ語・英語・西語・仏語・伊語・独語原文の聖書にも無い。単なる観光客は兎も角、巡礼者・聖書学者がかなり訪れているはずだ。4トラだけでなく・様々なブログ・ネットを見ると、ココに触れている記事を見たことが無い。おかしいと思わなかったのか? 気が付かなかっただけだろうか? それとも…〇×〇×なのか?　

気を取り直し…「聖母マリアの家」には聖水の泉があり…という事で汲んできました。「左・中・右」もしかしたら違ったかも知れないけど、言い伝えはこのようです。御利益「幸福」は見事にありましたよ。今まで探し求めたものが、この旅でようやく掴めました。I'm happy!(^^)!

昼食を終え、次のパトモス島まであと1時間ちょっと。シャワーを浴び・少しお昼寝です。