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サルデーニャの旅も終盤になり、カステルサルドに寄ったあとは、以前から行きたかったサッカルジャ教会、そして少し前に知った初期キリスト教時代の洞窟教会であるサンタンドレア・プリウのネクロポリスにも行きました。島滞在の最終日には朝一番に船でネプチューン(ポセイドン)の洞窟に、午後からポルト・トッレスへ聖ガヴィーノ教会を見るためわざわざ行ってきました。<br />大きな島なので一週間では全然足りません。まだ見残したところだらけなので、また行かねばと思っているところです。<br />カバー写真はカステルサルドです。<br />

サルデーニャの内陸へ その4:カステルサルド、サッカルジャ教会とサンタンドレアのネクロポリス他編

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2023/08/07 - 2023/08/17

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PuellaApuliae

PuellaApuliaeさん

サルデーニャの旅も終盤になり、カステルサルドに寄ったあとは、以前から行きたかったサッカルジャ教会、そして少し前に知った初期キリスト教時代の洞窟教会であるサンタンドレア・プリウのネクロポリスにも行きました。島滞在の最終日には朝一番に船でネプチューン(ポセイドン)の洞窟に、午後からポルト・トッレスへ聖ガヴィーノ教会を見るためわざわざ行ってきました。
大きな島なので一週間では全然足りません。まだ見残したところだらけなので、また行かねばと思っているところです。
カバー写真はカステルサルドです。

旅行の満足度
5.0

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  • サルデーニャ島内には例の「最も美しい村」登録村が少ない(現時点では6村かな)のですが、その一つであるカステルサルドにも行きました。これは中心にある大聖堂の塔です。<br /><br />サッサリからARSTのバスで行くのが通例ですが、私はアルゲーロに泊まっていたので一度サッサリまで出ないといけません。乗り換え時間がもったいないのでこの日もまた加藤さんに専用車をお願いしました(人は楽を覚えてしまうと怠惰になってしまいますね・・)。<br /><br />カステルサルドは中世にはジェノヴァ領だったこともあり、何となく雰囲気がリグーリアっぽいのです。家の外壁の色や街路の作りなどがジェノヴァの高台やリヴィエラの山上の小さな町を彷彿とさせます。<br /><br />ぐねぐね曲がった国道200号を南からカステルサルドに向かって走ると、急に視界が開けてカステルサルドの街の全容が見えてきます。あの眺めは最高でした。写真を撮れなかったので帰国後もストリートビューで見ています。

    サルデーニャ島内には例の「最も美しい村」登録村が少ない(現時点では6村かな)のですが、その一つであるカステルサルドにも行きました。これは中心にある大聖堂の塔です。

    サッサリからARSTのバスで行くのが通例ですが、私はアルゲーロに泊まっていたので一度サッサリまで出ないといけません。乗り換え時間がもったいないのでこの日もまた加藤さんに専用車をお願いしました(人は楽を覚えてしまうと怠惰になってしまいますね・・)。

    カステルサルドは中世にはジェノヴァ領だったこともあり、何となく雰囲気がリグーリアっぽいのです。家の外壁の色や街路の作りなどがジェノヴァの高台やリヴィエラの山上の小さな町を彷彿とさせます。

    ぐねぐね曲がった国道200号を南からカステルサルドに向かって走ると、急に視界が開けてカステルサルドの街の全容が見えてきます。あの眺めは最高でした。写真を撮れなかったので帰国後もストリートビューで見ています。

  • 多分この街はジェノヴァの砦として作られたのではないかなと思います。高台にあり、傾斜がすごいのです。階段ばかりで歩くのが大変です。よくこんなところに今も住むなあと感心します。<br />同じく大聖堂の塔ですが、この周囲も階段だらけです。<br />大聖堂を見て階段を下りたところにクリプタ兼大聖堂博物館があります。大聖堂ゆかりの文物(司教の衣装や装飾品、聖週間の儀式関連品、聖遺物など)が展示されています。しかし・・ここのクリプタはかなり臭いました。古い骨のにおいです。クリプタに行き慣れている人なら何となくわかると思います。他のところはこれほど臭わなかったのですが(いや、一度ドイツの某大聖堂のクリプタで気分が悪くなったことがあったっけ・・)。

    多分この街はジェノヴァの砦として作られたのではないかなと思います。高台にあり、傾斜がすごいのです。階段ばかりで歩くのが大変です。よくこんなところに今も住むなあと感心します。
    同じく大聖堂の塔ですが、この周囲も階段だらけです。
    大聖堂を見て階段を下りたところにクリプタ兼大聖堂博物館があります。大聖堂ゆかりの文物(司教の衣装や装飾品、聖週間の儀式関連品、聖遺物など)が展示されています。しかし・・ここのクリプタはかなり臭いました。古い骨のにおいです。クリプタに行き慣れている人なら何となくわかると思います。他のところはこれほど臭わなかったのですが(いや、一度ドイツの某大聖堂のクリプタで気分が悪くなったことがあったっけ・・)。

  • 更に高いところを目指して一番高所にあるドーリア城塞に登って行きます。<br /><br />知り合いのイタリア人(シチリア者)にこの写真を見せたら、前を行く二人は絶対100パーセントドイツ人だと言っていた。確かにそうかも。じゃあ右の二人は?フランス人かな?

    更に高いところを目指して一番高所にあるドーリア城塞に登って行きます。

    知り合いのイタリア人(シチリア者)にこの写真を見せたら、前を行く二人は絶対100パーセントドイツ人だと言っていた。確かにそうかも。じゃあ右の二人は?フランス人かな?

  • ドーリア城塞の入り口です。中はこの街に関する物が展示されています。<br />そういえばここは手仕事の籠作りが有名だそうです。土産物屋でもよく売られていますがいまいち私の趣味ではありませんでした。<br />聖週間の行事も有名で、写真があちこち展示されていました。白い被り物の行列が練り歩くそうで、写真を見る限りはセビーリャのセマナ・サンタのようです。ちょっと見てみたいですね。

    ドーリア城塞の入り口です。中はこの街に関する物が展示されています。
    そういえばここは手仕事の籠作りが有名だそうです。土産物屋でもよく売られていますがいまいち私の趣味ではありませんでした。
    聖週間の行事も有名で、写真があちこち展示されていました。白い被り物の行列が練り歩くそうで、写真を見る限りはセビーリャのセマナ・サンタのようです。ちょっと見てみたいですね。

  • 高所だけあって眺めは最高です。

    高所だけあって眺めは最高です。

  • 素晴らしい見晴らしです。かつてはジェノヴァの海の男たちがここで見張っていたのでしょう。そういえばクリミア半島のいくつかの港も彼らの領土だったことがありました。でも今更クリミアよこせなんて言ったりなどしませんよ。

    素晴らしい見晴らしです。かつてはジェノヴァの海の男たちがここで見張っていたのでしょう。そういえばクリミア半島のいくつかの港も彼らの領土だったことがありました。でも今更クリミアよこせなんて言ったりなどしませんよ。

  • 趣ある路地です。とにかくどこも階段だらけです。右の壁にぶら下がっているのはカーニバルの仮面です。サルデーニャは野趣あふれるカーニバルが有名です。「野生の誇り」と形容した人がいましたが、その通りなのでしょう。

    趣ある路地です。とにかくどこも階段だらけです。右の壁にぶら下がっているのはカーニバルの仮面です。サルデーニャは野趣あふれるカーニバルが有名です。「野生の誇り」と形容した人がいましたが、その通りなのでしょう。

  • お店も階段の途中にあります。壁の色がカラフルでリグーリアみたいです。

    お店も階段の途中にあります。壁の色がカラフルでリグーリアみたいです。

  • 昼食後カステルサルドを後にして、サッカルジャ教会に向かいますが、街を出て間もなくのところに「象の岩」と言われている面白い岩があります。象さんのようです。他にもオルビア近くには熊の岩があるそうです。<br /><br />この象の岩の中は実はドームス・デ・ヤーナス(旧石器時代の墓)なのです。中はもう何も残っていませんが、近寄って覗くと明らかに人工的に彫られた墓穴であることが分かります。

    昼食後カステルサルドを後にして、サッカルジャ教会に向かいますが、街を出て間もなくのところに「象の岩」と言われている面白い岩があります。象さんのようです。他にもオルビア近くには熊の岩があるそうです。

    この象の岩の中は実はドームス・デ・ヤーナス(旧石器時代の墓)なのです。中はもう何も残っていませんが、近寄って覗くと明らかに人工的に彫られた墓穴であることが分かります。

  • いよいよサンタ・トリニタ・ディ・サッカルジャ教会(バジリカ)です。白黒縞模様が目をひく個性的な外見を一度は見たいとずっと思っていました。来ることができてうれしいです。コドロンジャーノスという村の何もない平原にありますが、公共交通機関では行けないところなので、レンタカーか専用車を使うしかありません。<br />12世紀のピサ様式で、ピサの勢力が入ってきたところにはいくつか似た教会が残っているようです。サルデーニャならブルツィというところにあるサンピエトロ教会や、コルシカ北部の聖ミカエル教会(本当の名称はコルシカ語なので失念・・)も同じような白黒ファサードです。アーチと柱が特徴的です。同じ白黒でもジェノヴァの様式とはかなり違います。

    いよいよサンタ・トリニタ・ディ・サッカルジャ教会(バジリカ)です。白黒縞模様が目をひく個性的な外見を一度は見たいとずっと思っていました。来ることができてうれしいです。コドロンジャーノスという村の何もない平原にありますが、公共交通機関では行けないところなので、レンタカーか専用車を使うしかありません。
    12世紀のピサ様式で、ピサの勢力が入ってきたところにはいくつか似た教会が残っているようです。サルデーニャならブルツィというところにあるサンピエトロ教会や、コルシカ北部の聖ミカエル教会(本当の名称はコルシカ語なので失念・・)も同じような白黒ファサードです。アーチと柱が特徴的です。同じ白黒でもジェノヴァの様式とはかなり違います。

  • この教会は中のフレスコ画も有名です。せっかく来たので入場料に2ユーロプラスして係員のお姉さんの説明を聞きました。<br />作者不明だがビザンツ様式のフレスコ画です。顔などは当時の西欧風ですが、人物のポーズや服装が明らかにビザンツ風なのです。例えばアルカンジェロ(ミカエルのこと)は西欧だと鎧姿ですが、このフレスコではビザンツの宮廷衣装のような服装をしています。そして一番上にはパントクラトール(全能者)キリストが描かれています。下は使徒たち、そして聖書のエピソードです。稚拙といえば稚拙ですが、これは一見の価値があると思いました。

    この教会は中のフレスコ画も有名です。せっかく来たので入場料に2ユーロプラスして係員のお姉さんの説明を聞きました。
    作者不明だがビザンツ様式のフレスコ画です。顔などは当時の西欧風ですが、人物のポーズや服装が明らかにビザンツ風なのです。例えばアルカンジェロ(ミカエルのこと)は西欧だと鎧姿ですが、このフレスコではビザンツの宮廷衣装のような服装をしています。そして一番上にはパントクラトール(全能者)キリストが描かれています。下は使徒たち、そして聖書のエピソードです。稚拙といえば稚拙ですが、これは一見の価値があると思いました。

  • 教会を建立させたトーレスのジュディカートの支配者コスタンティーノ1世です。壁に顔が埋め込まれています。<br />イタリアの中世の教会では、寄進者や建造者はフレスコ画やモザイクの端に小さく描かれて神様やキリストとコミュニケーションしていることが多いのですが、こういう埋め込み像は初めて見ました。

    教会を建立させたトーレスのジュディカートの支配者コスタンティーノ1世です。壁に顔が埋め込まれています。
    イタリアの中世の教会では、寄進者や建造者はフレスコ画やモザイクの端に小さく描かれて神様やキリストとコミュニケーションしていることが多いのですが、こういう埋め込み像は初めて見ました。

  • 教会の横にはかつて存在した修道院の廃墟が残っています。

    教会の横にはかつて存在した修道院の廃墟が残っています。

  • 柱頭も少し風化していますが形はわかります。

    柱頭も少し風化していますが形はわかります。

  • 満足して教会を後にし、次の目的地であるサンタンドレア・プリウのネクロポリスへ。ここもまた野原と放牧地のそばにあり、公共交通機関は通っていません。サッサリよりもむしろボーザの方に近い場所です。<br />なぜわざわざこんな不便なところに行くのかというと、ただのネクロポリスではなく、初期キリスト教時代に岩窟教会として使われていたからなのです(聖アンドレアに献堂)。カッパドキアやマテーラのような岩窟内の壁画美術を見ることができます。

    満足して教会を後にし、次の目的地であるサンタンドレア・プリウのネクロポリスへ。ここもまた野原と放牧地のそばにあり、公共交通機関は通っていません。サッサリよりもむしろボーザの方に近い場所です。
    なぜわざわざこんな不便なところに行くのかというと、ただのネクロポリスではなく、初期キリスト教時代に岩窟教会として使われていたからなのです(聖アンドレアに献堂)。カッパドキアやマテーラのような岩窟内の壁画美術を見ることができます。

  • この壁画が特に知られているようです。4-6世紀のものだそうで、人物の描き方がローマのカタコンベで見たものとよく似ています。中世の絵よりもよほどに写実的です。

    この壁画が特に知られているようです。4-6世紀のものだそうで、人物の描き方がローマのカタコンベで見たものとよく似ています。中世の絵よりもよほどに写実的です。

  • 天井には星が描かれています。

    天井には星が描かれています。

  • 消えかかっていますが、明らかに全能者キリストです。

    消えかかっていますが、明らかに全能者キリストです。

  • 旧石器時代の墓とキリスト教会の二つを堪能できる場所なんて珍しいので、次回の旅行計画に加えてみてはいかがでしょうか。<br /><br />困るのは遺跡入り口から切符売り場などの事務所が2キロも離れていることです。まあみんな車で来るからいいのかなあ・・と思いますが、ガイドの加藤さんはハイキングで来られたことがあったそうで、その時はとても不便だったとか。<br />専用車での移動はこの日まで。アルゲーロまで送っていただいて加藤さんとはお別れです(ありがとうございました)。

    旧石器時代の墓とキリスト教会の二つを堪能できる場所なんて珍しいので、次回の旅行計画に加えてみてはいかがでしょうか。

    困るのは遺跡入り口から切符売り場などの事務所が2キロも離れていることです。まあみんな車で来るからいいのかなあ・・と思いますが、ガイドの加藤さんはハイキングで来られたことがあったそうで、その時はとても不便だったとか。
    専用車での移動はこの日まで。アルゲーロまで送っていただいて加藤さんとはお別れです(ありがとうございました)。

  • 翌日はサルデーニャ最終日。アルゲーロの港から朝一番の船で(といっても9時発)カーポ・カッチャにあるネットゥーノの洞窟へ。船ルートと長い長い階段ルートの二つがありますが、暑い夏の晴天日に654段の階段の上り下りはごめんこうむります。しかも階段までバスで行かないといけないし。船だと港から45分ぐらいで洞窟に到着です。<br />写真を拡大すると階段を降りている人たちが見えます。<br />朝9時なら船に並ぶことなく乗れました。12時前にアルゲーロ港に戻ってきてびっくり、洞窟へ行く船を待つ人たちの列が港に延々と続いていました。

    翌日はサルデーニャ最終日。アルゲーロの港から朝一番の船で(といっても9時発)カーポ・カッチャにあるネットゥーノの洞窟へ。船ルートと長い長い階段ルートの二つがありますが、暑い夏の晴天日に654段の階段の上り下りはごめんこうむります。しかも階段までバスで行かないといけないし。船だと港から45分ぐらいで洞窟に到着です。
    写真を拡大すると階段を降りている人たちが見えます。
    朝9時なら船に並ぶことなく乗れました。12時前にアルゲーロ港に戻ってきてびっくり、洞窟へ行く船を待つ人たちの列が港に延々と続いていました。

  • 洞窟に入ったところです。船でやってきた人と階段でやってきた人の列が交差してなかなか進みません。すごい人でした。

    洞窟に入ったところです。船でやってきた人と階段でやってきた人の列が交差してなかなか進みません。すごい人でした。

  • こんな感じの混みようです。これでもまだましな方で、午後からはすごいと思います。

    こんな感じの混みようです。これでもまだましな方で、午後からはすごいと思います。

  • よく調べずに行ったのですが、ここは鍾乳洞だったのですね。てっきり青の洞窟みたいなところだと思っていました。鍾乳洞はあちこちでよく行ってるからなあ・・スロベニアのポストイナが断トツで規模が大きかったです。<br />まあこちらは船で行く岬の鍾乳洞という点では珍しいかなあ。でも白浜にこういうホテルの風呂ありましたよね。ハロン湾でも似たようなところ行ったっけ。

    よく調べずに行ったのですが、ここは鍾乳洞だったのですね。てっきり青の洞窟みたいなところだと思っていました。鍾乳洞はあちこちでよく行ってるからなあ・・スロベニアのポストイナが断トツで規模が大きかったです。
    まあこちらは船で行く岬の鍾乳洞という点では珍しいかなあ。でも白浜にこういうホテルの風呂ありましたよね。ハロン湾でも似たようなところ行ったっけ。

  • 鍾乳洞好きの方にはいいところだと思います。私は行った甲斐があるかというと微妙かも。これで階段を使って行っていたらがっかりだったかも知れません。

    鍾乳洞好きの方にはいいところだと思います。私は行った甲斐があるかというと微妙かも。これで階段を使って行っていたらがっかりだったかも知れません。

  • アルゲーロに戻って次はARSTのバスでポルト・トッレスへ。イタリア語とスペイン語のミックスみたいな地名です。大型クルーズ船やフェリーが到着する大きな港がある街です。港前がバスの終点なのでそこで降りてしばし海沿いを散策しました。<br />

    アルゲーロに戻って次はARSTのバスでポルト・トッレスへ。イタリア語とスペイン語のミックスみたいな地名です。大型クルーズ船やフェリーが到着する大きな港がある街です。港前がバスの終点なのでそこで降りてしばし海沿いを散策しました。

  • 海沿いにある聖マリア教会。新しい建物なので興味がわきません。横は海水浴場が続いていて、とても混んでいました。今年の7月は天候不順で雨ばかり降った後いきなり40度以上の酷暑で、8月になってようやく天候が安定して海水浴を安心して楽しめるようになったそうです。

    海沿いにある聖マリア教会。新しい建物なので興味がわきません。横は海水浴場が続いていて、とても混んでいました。今年の7月は天候不順で雨ばかり降った後いきなり40度以上の酷暑で、8月になってようやく天候が安定して海水浴を安心して楽しめるようになったそうです。

  • 海辺で意味もなく散策していたのは、この教会が開くまでの時間つぶしなのでした。港からチェントロへ歩いて聖ガヴィーノ大聖堂へ。サルデーニャの守護聖人に捧げられた聖堂だそうです。ガヴィーノという名前の人は100パーセントの確率でサルデーニャ人だとか。ご当地ネームってありますよね。例えばナポリのチロ・エスポジトとかシチリアのサルヴァトーレ・リチトラとか(私はあの故テノール歌手の大ファンでした)。

    海辺で意味もなく散策していたのは、この教会が開くまでの時間つぶしなのでした。港からチェントロへ歩いて聖ガヴィーノ大聖堂へ。サルデーニャの守護聖人に捧げられた聖堂だそうです。ガヴィーノという名前の人は100パーセントの確率でサルデーニャ人だとか。ご当地ネームってありますよね。例えばナポリのチロ・エスポジトとかシチリアのサルヴァトーレ・リチトラとか(私はあの故テノール歌手の大ファンでした)。

  • 実はこの街路樹、オリーブの木なのです。

    実はこの街路樹、オリーブの木なのです。

  • こんなに実がなっていて、しかも大量に落ちているのに誰も取っていません。もったいない。こういう光景、他のところでも見ました。サルデーニャでは珍しくも何ともないのでしょうか。

    こんなに実がなっていて、しかも大量に落ちているのに誰も取っていません。もったいない。こういう光景、他のところでも見ました。サルデーニャでは珍しくも何ともないのでしょうか。

  • 大聖堂の中です。美しくすっきりしたロマネスク様式で、行く価値あると思います。フレスコなどは残っていません。

    大聖堂の中です。美しくすっきりしたロマネスク様式で、行く価値あると思います。フレスコなどは残っていません。

  • オリジナルの柱が残っている(らしき)ところと、後から修復した(らしき)ところが混在しています。

    オリジナルの柱が残っている(らしき)ところと、後から修復した(らしき)ところが混在しています。

  • 聖ガヴィーノの像。えらく美形になっています。一体いつの聖人で何をされた人なのか全く知りません。どうせご当地聖人だし。

    聖ガヴィーノの像。えらく美形になっています。一体いつの聖人で何をされた人なのか全く知りません。どうせご当地聖人だし。

  • この大聖堂は正面から入るのではなく横に入り口があるタイプです。また側廊からクリプタへ降りていくことができます。クリプタには聖ガヴィーノのものとされる石棺がありました。その奥には古代の墓所もあり、ここもまたにおいました。クリプタは地下だし風が通らないし仕方ないですが。

    この大聖堂は正面から入るのではなく横に入り口があるタイプです。また側廊からクリプタへ降りていくことができます。クリプタには聖ガヴィーノのものとされる石棺がありました。その奥には古代の墓所もあり、ここもまたにおいました。クリプタは地下だし風が通らないし仕方ないですが。

  • 横からみてもなかなかいい形をしています。

    横からみてもなかなかいい形をしています。

  • アルゲーロに戻ってきて港をゆっくり散策しました。翌日はサルデーニャとお別れです。

    アルゲーロに戻ってきて港をゆっくり散策しました。翌日はサルデーニャとお別れです。

  • 港には観覧車もあります。やっぱり超・観光地です。<br />パレルモやカターニアはこんなにモダンじゃないですね(だからシチリアと比較するのやめろって)。<br />イタリアの港というと治安が悪いところが多いですが(ナポリとかパレルモとかバーリとか・・)サルデーニャではただの一度も治安上の問題を感じたことがありませんでした。イタリアで一番安全な地域ではないでしょうか。

    港には観覧車もあります。やっぱり超・観光地です。
    パレルモやカターニアはこんなにモダンじゃないですね(だからシチリアと比較するのやめろって)。
    イタリアの港というと治安が悪いところが多いですが(ナポリとかパレルモとかバーリとか・・)サルデーニャではただの一度も治安上の問題を感じたことがありませんでした。イタリアで一番安全な地域ではないでしょうか。

  • さて翌朝。行きはITAでカリアリに入りましたが、帰りはAeroitaliaという新興の航空会社でアルゲーロから飛びました。<br />予約したころはネット評さんざんで1つ星評価だったので、しまったどうしようと後悔していたのですが、ちゃんと定刻運航でした。デザインはいいが機体は古いです。ITAといい勝負かも。<br />サルデーニャ、また行きます。

    さて翌朝。行きはITAでカリアリに入りましたが、帰りはAeroitaliaという新興の航空会社でアルゲーロから飛びました。
    予約したころはネット評さんざんで1つ星評価だったので、しまったどうしようと後悔していたのですが、ちゃんと定刻運航でした。デザインはいいが機体は古いです。ITAといい勝負かも。
    サルデーニャ、また行きます。

  • フィウミチーノ到着。昨年と同様にシェンゲンエリア内のEATALYで昼食。非シェンゲンエリアにもありますが狭くて小さいです。

    フィウミチーノ到着。昨年と同様にシェンゲンエリア内のEATALYで昼食。非シェンゲンエリアにもありますが狭くて小さいです。

  • 1泊したローマではコルシーニやファルネジーナなどしばらくぶりの美術館に行ったりして時間を過ごしました。これはバルベリーニのにゃんこさん。眠そうでした。

    1泊したローマではコルシーニやファルネジーナなどしばらくぶりの美術館に行ったりして時間を過ごしました。これはバルベリーニのにゃんこさん。眠そうでした。

  • 正直言ってローマは食事がいまいちな都市で、レストラン探しに困ります。面倒になってテルミニ構内にできたメルカート・チェントラーレ(フードコート)に行きました。フィレンツェの中央市場の上にもありますね。地ビールのスタンドでIPA飲んでご機嫌になりました。<br /><br />サルデーニャ旅行記は以上です。来年の夏はどこに行こうかな・・。

    正直言ってローマは食事がいまいちな都市で、レストラン探しに困ります。面倒になってテルミニ構内にできたメルカート・チェントラーレ(フードコート)に行きました。フィレンツェの中央市場の上にもありますね。地ビールのスタンドでIPA飲んでご機嫌になりました。

    サルデーニャ旅行記は以上です。来年の夏はどこに行こうかな・・。

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