2023年8月26日（土）、４年ぶりに制限なく開催された第95回全国花火競技大会～大曲の花火～に行ってきた。昨年は制限がある中での開催、そして雨や無風といった最悪なコンディションだったが今年はどうか？。天気予報からなかなか「傘」マークが消えない中で前日に出発。さぁ、前夜祭の花火から楽しむぞ！。<br /><br />※こちらは前後の観光などを一部省略した速報版です

動画追加！【速報版】2023.08 第95回全国花火競技大会～大曲の花火～

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2023/08/25 - 2023/08/26

1位(同エリア263件中)

エリア

大曲・大仙(秋田)

旅行の満足度: 5.0

同行者: 友人

一人あたり費用: 1万円 - 3万円

交通手段: 自家用車

旅行の手配内容: 個別手配

明日の天気予報では「夕方一時雨」という不安な状況からスタートした「大曲の花火」を楽しむ旅。前日の今日も夕方から雲行きが悪そうだ。

既に秋田に入り北上しているのだが右側から怪しい雲が迫ってきている。
ちょうど雨雲の際を走っているようで、時折パラパラと雨がフロントグラスを叩く。そしてその雨雲の方には虹が架かっていた。
虹が消えぬ間に今日の目的地である大曲は丸子川・丸子橋脇にある「大曲の花火ウィーク」の会場に到着。
夕方にもかかわらず気温はまだ35℃を切っていない。こんなに暑くて大変なのは100周年（2010年第84回大会）以来だよなぁ。
（個人の感想です）
この暑さの影響で大曲の花火ウィークのステージイベントの中で子供たちが出演する３つの演目が中止となってしまった。出演予定の子供たちは気の毒なのだが、安全を優先して中止を決めた運営と、我慢する子供たちに拍手を送りたい。
日が陰ってもまだまだ暑いイベント会場。18時を過ぎて大曲高校・書道部の演目がステージ上で行われている。こちらも汗だくで見ているのだが、発表している高校生たちは暑さを物ともせずにパフォーマンスしている。
会場や会場横（丸子川ナイトマーケット）では屋台が賑やかだ。私は暑さのために今年はパス。そしてこのあと車を移動させる必要があるのでビールもいただけない。同行者たちは美味しそうに生ビールを呑んでいるが、私も呑めば疲労回復したんだろうな。
ステージのトリを務めるのは地元大仙市出身、キーボードを担いだ吟遊詩人・青谷明日香（あおやあすか）さんが登場。青谷明日香さんのミニライブが楽しみで前夜に大曲入りするとも言えるのだ。

↓ 青谷明日香さんのHP
http://aoyaasuka.com/
ステージが全て終了した後は丸子川にてミニ花火大会。わずか数分の打ち上げなのだが花火玉のクオリティが高く。下手な花火大会を見るよりも満足できる。
地元には４社の花火業者があるが今年は「響屋大曲煙火」の花火が揚がった。

↓ その模様はこちら。

https://youtu.be/6r29w_ZO8Fk

花火を観終わった後は同行者たちがホテルへ移動。私は花火ウィーク会場近くの駐車場から車を移動させ、翌日の駐車場確保のためにスタンバイして車中泊。

車の中で待機していても暇を持て余してしまう。トイレを兼ねて散歩するが....ぜんぜん涼しくないよ。せっかく車内で身体を拭いたのにまた汗だくになってしまった。
結局のところ車内では３時間ほど寝られたのかな？。暑さで一睡もできないことを想定していたのでまだ良いのだろう。明るくなってからトイレを兼ねて朝の散歩。
大曲駅では着々と準備が進んでいるようだ。たった１日しか開かない、伝説の改札口が出来ていた。
こちらは花火会場に近い地場スーパーのタカヤナギ・グランマート。開店前に納品する車が止まっていた。ということは、今年もここでアレが食べられるのね！。
開店（朝９時）と同時にグランマートへ凸。お店に入った目の前に鎮座されます輝かしい赤ラベル！....そう、秋田県は大館市で作られている花善の「鶏めし」。鉄道旅行ファンや駅弁ファンならご存じの、あの駅弁が大曲に大量投入されている。

もちろん購入して朝食にいただいた。久しぶりに食べたけど、相変わらず美味しいっ！。
同行者たちの行動はホテルをチェックアウトしたのち十文字駅へ向かい、路線バスに乗って「横手市増田まんが美術館」へ行ってきたそうだ。もちろん目当ては「エヴァヘラアイス」で、ちゃんと楽しんでこれたようだ。

以前食べたエヴァヘラアイス
https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/15038318

同行者たちと合流したがまだ時間があるのでしばし待機。
当日合流の同行者も合流したところでいい時間だな。ではそろそろ会場へ向けて歩きましょう！。

と言ったものの....暑すぎて移動がキツイっ。今回は４人で行動する予定だったけど、それぞれ別行動で会場の指定場所へ行くことに急遽なってしまった。
おぉ！久々に見たぞ！！大曲の花火名物（だった）保健所看板。

最近の「えすでーぢーず」に真っ向から反対する保健所看板だ。放送では「残っても持ち帰らないように」としていて猛暑ならではの食中毒対策だ。
チケットを購入した５エリアに到着。以前はコンパネ敷いただけの桟敷席が中心だったが昨年よりテーブル席が設定された。そして今年はテーブル席が２ランクに分けられ、私はスペースに余裕があるテーブル席のチケットを購入した。
こちらのテーブル席は５エリアに限定されて販売されるので、会場の端になる可能性が低い。なので多少お高くても....でも、以前に比べたらかなりチケット代が高くな....おっ、誰か来たぞ。

第95回全国花火競技大会は明るいうちにスタート。まずは昼花火なのだが暑すぎて写真を撮らずに観覧する。今年は煙竜が多かったなぁ。

そして夕闇迫る中、まだ空に蒼さがわずかに残るところでいつものテーマソング「夢の空 / 津雲優」が流れてきた。

https://youtu.be/LEDFdNub66o

800mナイアガラ付スターマインで大曲の花火が開幕。
大曲で行われる全国花火競技大会では昼花火の部（煙竜または割物で５玉）と夜花火の部（10号芯入割物、10号自由玉、創造花火）で行われる。そして昼花火の部と夜花火の部を総合的に審査して内閣総理大臣賞を授与する権威ある花火大会なのだ。

今年の内閣総理大臣賞を受賞したのは茨城県の花火会社である「野村花火工業」。
その花火はこちらから。

https://youtu.be/gnGl4tYfK9c

創造花火も良かったけれど、10号芯入割物の「昇曲導付五重芯変化菊」が見事だったなぁ。
競技花火の合間には協賛スポンサーによる仕掛け花火（スターマイン）が華やかに打ち揚がる。

仕掛け花火（スターマイン）その１
https://youtu.be/lv7B636C8oA

仕掛け花火（スターマイン）その２
https://youtu.be/uqZklp1GabA

２番組連続の仕掛け花火（スターマイン）
https://youtu.be/r58ntddbYhs

競技花火の間に揚がる仕掛け花火が競技大会に華を添えていた。

『特別番組』
前年内閣総理大臣賞を受賞したマルゴーによる特別プログラム。

https://youtu.be/fWsr8H-2Yf4

もうお腹イッパイ！。でもまだまだ花火の打ち上げは続く。
「たぁい～かぁい～てぇ～きょ～」会場にそうアナウンスされると会場から大きなどよめきと拍手が鳴る。皆が楽しみにしている「大会提供花火」がいよいよ打ち上がる。
雄物川の河川敷900mをフルに使った花火に圧巻！。

↓ 動画はこちらからご覧くださいませ。
https://youtu.be/LFpL16jTsUU

今年は天気が良く、風も上流側から下流側に向けてあったので煙はけが良かったので抜群のコンディションで感涙物だった。

こんなに喜ぶにも理由があって、昨年はこんなんでしたから（泣。
https://youtu.be/uMmx5f2NA8U

徹夜してチケット買って、雨降りの中を頑張って花火を鑑賞して....
そしてお楽しみが煙に巻かれるという状況....

今年もそんな悪夢から逃れられないのではないか？という不安を持って大曲まで来たが、そんな不安を吹き飛ばすような環境で良かったよ。
そしてエンディング。津雲優の「いざないの街」が流れてくる。
４秒ごとに打ち上がる10号玉。
大会提供花火のような派手さは無いのだけれど、日本人の心に響く花火だと思う。花火の中でこの10号早打ち30連発が一番好きだ。

https://youtu.be/qkVWFAjXNWs

打留からのエールの交換（画面酔いに注意）。
全ての打ち上げが終了して花火大会は終了。でも大曲の花火はこれで終わらない。南こうせつの「満天の星」が流れると番組表（プログラム）にも載らない出来事が目の前で起こる。それは花火師と観客のエールの交換。観客は素晴らしい花火を打ち上げてくれた花火師たちに感謝を込めて懐中電灯やイルミライトを大きく振り、花火師たちも観てくれてありがとうとトーチを振る。「これがたまらんのですよ」とは地元出身の柳葉敏郎氏談。ほんと同感。大曲の花火を観に来る人は懐中電灯などを持って最後まで楽しんでほしい。

さて、これで撤収して帰りましょう。

このあとはFMはなび（87.3MHz http://fmhanabi.com/ ) の交通情報を聞きながら横手まで下道・裏道を走り、横手からは秋田道・東北道と走り26時過ぎに帰宅。

今年も無事に大曲の花火を楽しめた。もちろん来年も行くぞ！。