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東名高速道路を大井松田インターで降り、南足柄から箱根の仙石原へ抜ける近年整備された県道「はこね金太郎ライン」を走行して登山口に向かいました。センターラインの無い区間も少なくないので、スピードの出し過ぎは厳禁です。<br />https://youtu.be/uoG5wduAVL8?si=tnPFzyse01elwabg<br />といっても目当てのパーキングにはトイレが無いので、一度通り過ぎて以前からの登山口である公時神社の無料駐車場へ。東京方面からの最速は御殿場インターからの乙女峠越えかと思います。此処のトイレは知る人ぞ知る「エヴァ仕様」。写真におさめている親子がいましたが、実は彼らとは後に山頂で再会することになります。<br />私たちは来た道を戻り、トンネルを出てすぐ右の「金時見晴パーキング」からの最短コースで登り始めました。入口には熊出没注意と書かれていましたので、熊鈴も鳴らしながら歩きだしました。<br />明神ヶ岳への登山道分岐を直進し、矢倉沢峠うぐいす茶屋の所で右折します。その辺りまでも少し狭いので、トレッキングポールは使わなくても良いかも知れません。右折しそこねてもその先に金時山は右という表示がありますので心配ありません。しばらくはさほどの登りではなく、左に大きな岩が見えた辺りでふり返ると、大涌谷の煙や神山が眺められます。左手にすすきで有名な仙石原の広がりも感じつつさらに登って行きますが、徐々に岩っぽい感じに変化し、足場も良くない登山道となっていきます。そのうちに左からの公時神社からの登山道との合流地点です。私たちは此処まで35分ほどを要しました。<br />此処までの登りは思っていた以上にキツかったのですが、この先は覚悟していた通りの厳しいものでした。岩場も続くので慎重に登りましょう。そして「ハイカーのみなさんへ」という標識や「←」看板が立つ辺りに差し掛かると登りごたえがあり過ぎる急登でしたが、もう少しと信じて頑張りました。YouTubeでの「予習」はほどほどに。その先を曲がったら、空が開けるあの木々のトンネルかな?と期待して5回ほど裏切られましたが、公時神社からの登山道合流地点から40分弱で目指す天下の秀峰金時山頂(1,212m)に到達できましたぁ! そして、いかにも夏山という装いの富士山もお出迎え!! これだから山歩きはやめられません。芦ノ湖はもちろん、駿河湾や伊豆半島も見えました。<br />神奈川県側の金太郎茶屋に吊り下げられていた「アイスキャンデー」の誘惑に勝てず、ガリガリ君風のを家内とそれぞれ1本ずつ。最高に旨い気がしました。静岡県側には金時娘の茶屋(元祖金時茶屋)も建っています。<br />すると公時神社のトイレで見かけた親子が到着。私たちとさほど到着時間は変わりませんが、訊くとやはり神社からの登山道を1時間半弱で登って来たとのこと。お子さんは小学校低学年かとお見受けしましたが、お父さまと大山や大菩薩嶺にも登っているそうです。元気なはずです。私とはキャリアが違いました(笑)<br />あっという間に富士山が雲に隠されてしまったので、下山開始。岩場は登り以上に慎重に進みました。<br />https://youtube.com/shorts/xDJeEdEuKwc?si=scp3NwVbjrNuEm9x<br />が、かなりヒザにきましたので、桃源台駅経由で「絶景日帰り温泉」を名乗る芦ノ湖畔の龍宮殿本館へ。<br />かつてはプリンスホテルグループの高級旅館でしたが、現在宿泊できるのは別館のみで、本館は入浴施設として運営されています。もちろん駐車場も完備。有形文化財に登録されているさすがの風格ある正面玄関を入ると、左手にあるフロントに下足箱の鍵を預けて受付をし、かわりに脱衣所のロッカーキーを受け取ります。1人2,200円と他の温浴施設とは一線を画した料金ではありますが、浜名湖ホテルを移築した建物は内装も一見の価値ありです。フロントの先の正面階段などは日本を代表するクラシックホテルである奈良ホテルに似ています。その裏に湯休処があってなかなか快適なのですが、階段前を右に進むとまず女性風呂の入口があります。そこで家内と別れてさらに廊下を進み階段を下ると男性風呂、その名も「夢殿」の入口があります。当然ですが清潔感ある脱衣所は狭さを感じることもなく、窓から海賊船などの遊覧船が行き交う芦ノ湖が眺められます。大浴場は元はなんとバーだったそうですが、八角形ゆえに「夢殿」なのでしょう。洗い場も広くゆったりしており開放感がありますが、湯船の温度はやや高めで、長く浸かるとのぼせそうです。蛸川温泉は特徴のない素直な泉質です。露天風呂へ移動すると、屋根のある内湯的なエリアがあり、此処の湯温が最も抑えられているので一番長く浸かっていられました。その先の露天は2つの中間くらいの湯温で、私にはちょうど良い感じでした。富士山も見えます。<br />お食事処は、男性風呂のさらに先にあり、そのすぐ手前に別の玄関らしきものがあるので、おそらくかつては宴会棟として使用されていた所なのだろうと思います。お味は・・・普通でしたが、風呂上がりのノンアルコールビールは沁み渡りました。<br />絶景日帰り温泉としては、リピーターになりたいと思わせる施設でした。<br />元箱根でソフトクリームでも食べて帰ろうと思ったのですが、平日にも関わらず結構混雑しており、無料駐車場は全て満車でしたので、大人しく箱根新道と小田厚で帰途につき、海老名でいつものIDEBOKUというオチとなりました。<br />

はこね金太郎ラインから金時山と龍宮殿本館へ

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2023/08/25 - 2023/08/25

693位(同エリア1498件中)

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TOSHI

TOSHIさん

東名高速道路を大井松田インターで降り、南足柄から箱根の仙石原へ抜ける近年整備された県道「はこね金太郎ライン」を走行して登山口に向かいました。センターラインの無い区間も少なくないので、スピードの出し過ぎは厳禁です。
https://youtu.be/uoG5wduAVL8?si=tnPFzyse01elwabg
といっても目当てのパーキングにはトイレが無いので、一度通り過ぎて以前からの登山口である公時神社の無料駐車場へ。東京方面からの最速は御殿場インターからの乙女峠越えかと思います。此処のトイレは知る人ぞ知る「エヴァ仕様」。写真におさめている親子がいましたが、実は彼らとは後に山頂で再会することになります。
私たちは来た道を戻り、トンネルを出てすぐ右の「金時見晴パーキング」からの最短コースで登り始めました。入口には熊出没注意と書かれていましたので、熊鈴も鳴らしながら歩きだしました。
明神ヶ岳への登山道分岐を直進し、矢倉沢峠うぐいす茶屋の所で右折します。その辺りまでも少し狭いので、トレッキングポールは使わなくても良いかも知れません。右折しそこねてもその先に金時山は右という表示がありますので心配ありません。しばらくはさほどの登りではなく、左に大きな岩が見えた辺りでふり返ると、大涌谷の煙や神山が眺められます。左手にすすきで有名な仙石原の広がりも感じつつさらに登って行きますが、徐々に岩っぽい感じに変化し、足場も良くない登山道となっていきます。そのうちに左からの公時神社からの登山道との合流地点です。私たちは此処まで35分ほどを要しました。
此処までの登りは思っていた以上にキツかったのですが、この先は覚悟していた通りの厳しいものでした。岩場も続くので慎重に登りましょう。そして「ハイカーのみなさんへ」という標識や「←」看板が立つ辺りに差し掛かると登りごたえがあり過ぎる急登でしたが、もう少しと信じて頑張りました。YouTubeでの「予習」はほどほどに。その先を曲がったら、空が開けるあの木々のトンネルかな?と期待して5回ほど裏切られましたが、公時神社からの登山道合流地点から40分弱で目指す天下の秀峰金時山頂(1,212m)に到達できましたぁ! そして、いかにも夏山という装いの富士山もお出迎え!! これだから山歩きはやめられません。芦ノ湖はもちろん、駿河湾や伊豆半島も見えました。
神奈川県側の金太郎茶屋に吊り下げられていた「アイスキャンデー」の誘惑に勝てず、ガリガリ君風のを家内とそれぞれ1本ずつ。最高に旨い気がしました。静岡県側には金時娘の茶屋(元祖金時茶屋)も建っています。
すると公時神社のトイレで見かけた親子が到着。私たちとさほど到着時間は変わりませんが、訊くとやはり神社からの登山道を1時間半弱で登って来たとのこと。お子さんは小学校低学年かとお見受けしましたが、お父さまと大山や大菩薩嶺にも登っているそうです。元気なはずです。私とはキャリアが違いました(笑)
あっという間に富士山が雲に隠されてしまったので、下山開始。岩場は登り以上に慎重に進みました。
https://youtube.com/shorts/xDJeEdEuKwc?si=scp3NwVbjrNuEm9x
が、かなりヒザにきましたので、桃源台駅経由で「絶景日帰り温泉」を名乗る芦ノ湖畔の龍宮殿本館へ。
かつてはプリンスホテルグループの高級旅館でしたが、現在宿泊できるのは別館のみで、本館は入浴施設として運営されています。もちろん駐車場も完備。有形文化財に登録されているさすがの風格ある正面玄関を入ると、左手にあるフロントに下足箱の鍵を預けて受付をし、かわりに脱衣所のロッカーキーを受け取ります。1人2,200円と他の温浴施設とは一線を画した料金ではありますが、浜名湖ホテルを移築した建物は内装も一見の価値ありです。フロントの先の正面階段などは日本を代表するクラシックホテルである奈良ホテルに似ています。その裏に湯休処があってなかなか快適なのですが、階段前を右に進むとまず女性風呂の入口があります。そこで家内と別れてさらに廊下を進み階段を下ると男性風呂、その名も「夢殿」の入口があります。当然ですが清潔感ある脱衣所は狭さを感じることもなく、窓から海賊船などの遊覧船が行き交う芦ノ湖が眺められます。大浴場は元はなんとバーだったそうですが、八角形ゆえに「夢殿」なのでしょう。洗い場も広くゆったりしており開放感がありますが、湯船の温度はやや高めで、長く浸かるとのぼせそうです。蛸川温泉は特徴のない素直な泉質です。露天風呂へ移動すると、屋根のある内湯的なエリアがあり、此処の湯温が最も抑えられているので一番長く浸かっていられました。その先の露天は2つの中間くらいの湯温で、私にはちょうど良い感じでした。富士山も見えます。
お食事処は、男性風呂のさらに先にあり、そのすぐ手前に別の玄関らしきものがあるので、おそらくかつては宴会棟として使用されていた所なのだろうと思います。お味は・・・普通でしたが、風呂上がりのノンアルコールビールは沁み渡りました。
絶景日帰り温泉としては、リピーターになりたいと思わせる施設でした。
元箱根でソフトクリームでも食べて帰ろうと思ったのですが、平日にも関わらず結構混雑しており、無料駐車場は全て満車でしたので、大人しく箱根新道と小田厚で帰途につき、海老名でいつものIDEBOKUというオチとなりました。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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