2023/08/07 - 2023/08/09
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TOSHIさん
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宿の朝食がまさかの7:30スタートだったので、時間に余裕があり過ぎました。大出の吊橋などから北アルプスを眺めた後、6:30過ぎにゴンドラのチケット売り場へ向かい、6:45から発売開始の八方アルペンラインチケットを確保しておきました。平日でしたが団体の代表も含まれる20名以上がすでに並んでおり、私のすぐ前の山岳ガイドさんも38名の団体を引率するそうで、千円札の束を数えてもらうのも一苦労のようでした。列の横には唐松岳などへ行く方々が登山届を提出するテントも建てられており、そこには「唐松岳頂上山荘にはペットボトル・天水ともに有りません」という恐ろしい告知が書かれていました。「夕食時も湯呑み茶碗1杯の水しか提供されませんから、ご自身で(2リットルなどのペットボトルで)水を携帯してください」と呼びかけられていましたが、「ビールは売っているそうです」とも言っていて笑いが起きていました。でもお高いんでしょうね。
私たちは朝食は野菜をいつもよりたっぷり補給した後、8:00過ぎに宿を出発してゴンドラ乗り場脇の八方尾根駐車場(1,000円)へ向かいましたが、一番近いAは既に満車で、B駐車場に駐めました。他にもCや臨時駐車場があるようです。
標高770mの八方駅から6人乗りゴンドラ「アダム」で8分間の空中散歩を楽しむうちに標高1400mの兎平(学生時代スキーに来ていた頃はコブだらけのぴょんぴょん平と恐れていたような…)に到着。この高さまではまさに「観光地」ですが、運動靴の方々の多くはほぼここまで。そこから1本目のアルペンクワッドリフト(7分)で標高1680mの黒菱平まで上がり、右手に湿原を眺めながら2本目のグラートクワッドリフトに乗り継げば、足先に草花をかすめつつ5分で八方池山荘近くのグラートクワッド山頂(標高1830m)まで到達出来ます。
脇に建つトイレで気合いを入れ(?)、いよいよ登山道ですが、もちろん私たち夫婦は右の尾根道!ではなく、整備され安全な木道コースを選択し左へ登り始めました。
とは言え、出だしや途中にも岩っぽい所はあるので、ナメてはいけませんよ! 途中に案内図があり、登山道が右に曲がって行った先に第2ケルンがあると書いてあるのですが、なかなか道は曲がらず(笑)苦しい時間帯が続きました。遠~い霧の彼方にケルンが小さく見えて絶望的な気分になりましたが、アレはさらに上の八方ケルンだったようで、ほどなく最後のトイレが下にある第2ケルン(標高2005m)に到着しました。「息(やすむ)ケルン」と書かれています。この直前まで木道がありました。
ここまで来たらもう少し!と信じて頑張ってください。私も好日山荘のお姉さんのアドバイスで新調したトレッキングポールを快適に活用しつつ岩に十分注意して登りましたが、意外に早く標高2035mの八方ケルンに到達し、さらに少し登ると眼下に豊かな水を湛えた八方池が見えて来ました。しかし、そこからすぐに池へは下りて行かず、もう少し頑張って第3ケルンまで登りましょう。標高2080m地点からは八方池の全景と正面右手に白馬三山、左手に不帰ノ嶮などが屹立! しているはずでしたが、あいにくの霧の中・・・。それでも流れる霧の合間から壁のような山肌が顔をのぞかせるので、却ってその間近さと巨大さが実感でき、リベンジを誓うのでした。私たち同様にしばらく粘って晴れ間を待っている方も多く居ました。
回復は見込めないと諦めて八方池の畔にまで下りましたが、多くの人々が思い思いに時間を過ごしていました。
復路もさまざまな高山植物が眼を楽しませてくれました。
ただ、帰りの岩場で長年私の足元を支えてくれていた登山靴が酷使に耐えきれず寿命を迎えました・・・
https://youtu.be/yFPRCH6miEQ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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