グリンデルワルト旅行記(ブログ) 一覧に戻る
スイス4日目の朝。<br />マイエンフェルトから10分のザルガンズで特急に乗換え1時間程でチューリッヒに戻ります。<br /> 欧州の旅でいいなぁと思うのは、コンパーメントやボックス席の相席で大概の方がニコっと笑って下さる事。<br />今回も大学生位のお嬢さんに『空いてますか?』と伺うと反対の座席に上げていた脚をおろし『どうぞ^^』と。大きなブーケを脇に誰かの誕生日でもお祝いに向かう途中でしょうか、静かに読書をされて、スイス人は車中よく本や新聞を読んでいらっしゃる。<br /> <br /> 移動中、車窓間近にチューリッヒ湖面や川が見えたのですが、鮮やかなエメラルドグリーンでした。<br />ドイツのライン川やボーデン湖などでは見ない色だったので調べると、氷河が削った岩や砂の成分(鉄イオンなど)の微粒子が混ざり、入射した太陽光の反射で特定の波長の光が吸収され目にそう映るのだとか。<br /><br /> それはさておき、山岳地帯の登山口インターラーケン東駅まで2時間15分、最後に短い編成の登山電車で35分、約4時間半でグリンデルヴァルトに着きました。<br />登山電車は途中、前後車両の切り離しがあるので後方nach Grindelwaldと表示のある車両に乗ります。前方で運転士さんが<br />「ラウターブルンネン!」<br />と切り離される前車両駅名を告げ、注意喚起してくれました。<br /><br /> グリンデルヴァルト駅では、2日前チューリッヒ駅で預けたスーツケースを受け取ります。<br />駅構内の荷物置き場には沢山スーツケースが並び、引換え証を元に私の物がカウンターから渡されました。<br />前回渡航先のモーツァルトステッカーに加え、前日買ったハイジステッカーを貼り『よっしゃー!』と1人気合いを入れロータリーへ。<br /><br /> 2泊お世話になるその名も『氷河庭園』ホテルは駅から少し歩くので、ご主人自ら迎えに来て下さる手筈。私は白いパンツに青緑のスーツケース携行、送迎車はホテル名の紺のワゴンと事前にやり取りしていました。<br />車なら多分5分の道のりは大渋滞、昔両親と訪れた時あれ程見た日本人は皆無、ベールを着けた中東系の女性や髭の男性、韓国、タイの方達が大勢で10分はかかったでしょうか。<br />「休日だからかすごい人出ですね」<br />「いやぁ冬はスキーで1年中さ。」<br />少し繁華街から離れ、教会と山々を臨む素敵なシャレーホテルに着きました。<br /><br /> チェックインで市内無料巡回バスの説明と、何かオプションで観光するかと訊かれ、すぐそばにロープウェイ乗り場があるので往復チケットをお願いしました。<br />スイス国鉄の半額カード摘要で2300円程とお値頃です。<br />繁華街の混雑にまた出て行くのも億劫で2泊の夕食もお願いしました。<br /><br /> 部屋で荷解きをして、これ迄のホテルで初めて部屋にあったポットとハーブティでひと休み。『もし出来たら山側眺望のお部屋を…』程度にリクエストしていたのですが小さなシングルなのにバルコニー付き、目の前はいきなりアイガーや氷河を頂く山々が!<br />『何てこった、ホテル名は伊達じゃない…!』<br />もう日がなバルコニーチェアで山を眺めていてもよかったのですがフィンシュテック展望台までロープウェイで上ります。<br /><br /> はい、ここも中東系の方々がジャックですね。男性はパリメゾンロゴのTシャツ、結構30℃近くの暑さですが女性は特有の肌を隠す長い衣装、にブランドバッグ。<br />お化粧や香水の薫りが凄いのも富裕層の証しなんでしょうね。<br /><br /> 普通はグリンデルヴァルトからメンリッヒェンなど長距離のロープウェイで登山口に行き、そこから2、3時間ハイキングを楽しむのが定石ですが、14時間半空の旅の後で、そんな鉄の体力がある方々を心底尊敬する私です。<br /><br /> 標高1386mのフィンシュテック(日本なら〇〇平のような所でしょうか)まで来ても暑いけれど折角なので少し登山道を歩こう、と100m程行くものの。<br />突然道幅が50cmもないケモノ道に、しかも容赦ない崖斜面(-。-;<br />脳裏に、今年初めアメリカの山中で行方不明になった英国の名優ジュリアン・サンズの遺体が先頃発見された、というニュースが過ぎりました。<br />まずい、最近は高尾山すら登ってないし独りでこんな山の斜面で転がり落ちたらサンズ氏のように半年後に遺体発見てなる。<br />展望台に戻りアイスを食べて私のヘタレ登山は終了、再び麓のホテルへ帰りました。<br /><br />夕食は19時半。<br />ヨーロッパでは一応コースディナーの席では昼の軽装から着替えるわよね、と携えてきた物がありました。<br />今回の2番目の目的、『日本で暑くて着られない着物を着る』です。<br />絹の薄物が私の夏の勝負着物ですが、予報では雨が降るとグリンデルヴァルトは10度台に下がるとの事で化繊に。海外の方が最も喜ぶ、あざとい迄の虫籠など和柄の浴衣にしました。<br />スイスはレース工芸も有名なので絽の長襦袢にレースの半襟をつけ夏着物風に着付けた所、予想を遥かに上回る反響でした。<br /> ホテルオーナーご夫妻や従業員の方が食事中かわるがわるテーブルにみえ、日本画が大好きでスイスでも催しに足を運ぶという方、食後ポストにハガキを出しに行く道すがら一緒に写真を撮って下さる方…<br />多くは女性が『Kimonoに憧れます』と、反対の通りから横断後、声を掛けに来てくれました。<br /> 翌朝、コーヒーの給仕に来てくれた女性が『あなたの職業は芸者なのか』と尋ねて来られる程、来日した際に和服姿は見かけなかったそうですが。<br /><br /> 2日めは終日小雨が降ったり止んだり。<br />考えたら仕事で傷めた目を休める静養の旅でしたので、近くの教会やカフェなどでゆっくり過ごしました。この日こそテレビを観て、よーく天気予報など気にするべきだった、と翌日後悔する羽目になるのです…<br /><br /> <br /><br />

ひとり旅ならではのスイス弾丸旅行③グリンデルヴァルト

17いいね!

2023/07/20 - 2023/07/27

219位(同エリア1053件中)

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迷子です

迷子ですさん

スイス4日目の朝。
マイエンフェルトから10分のザルガンズで特急に乗換え1時間程でチューリッヒに戻ります。
 欧州の旅でいいなぁと思うのは、コンパーメントやボックス席の相席で大概の方がニコっと笑って下さる事。
今回も大学生位のお嬢さんに『空いてますか?』と伺うと反対の座席に上げていた脚をおろし『どうぞ^^』と。大きなブーケを脇に誰かの誕生日でもお祝いに向かう途中でしょうか、静かに読書をされて、スイス人は車中よく本や新聞を読んでいらっしゃる。
 
 移動中、車窓間近にチューリッヒ湖面や川が見えたのですが、鮮やかなエメラルドグリーンでした。
ドイツのライン川やボーデン湖などでは見ない色だったので調べると、氷河が削った岩や砂の成分(鉄イオンなど)の微粒子が混ざり、入射した太陽光の反射で特定の波長の光が吸収され目にそう映るのだとか。

 それはさておき、山岳地帯の登山口インターラーケン東駅まで2時間15分、最後に短い編成の登山電車で35分、約4時間半でグリンデルヴァルトに着きました。
登山電車は途中、前後車両の切り離しがあるので後方nach Grindelwaldと表示のある車両に乗ります。前方で運転士さんが
「ラウターブルンネン!」
と切り離される前車両駅名を告げ、注意喚起してくれました。

 グリンデルヴァルト駅では、2日前チューリッヒ駅で預けたスーツケースを受け取ります。
駅構内の荷物置き場には沢山スーツケースが並び、引換え証を元に私の物がカウンターから渡されました。
前回渡航先のモーツァルトステッカーに加え、前日買ったハイジステッカーを貼り『よっしゃー!』と1人気合いを入れロータリーへ。

 2泊お世話になるその名も『氷河庭園』ホテルは駅から少し歩くので、ご主人自ら迎えに来て下さる手筈。私は白いパンツに青緑のスーツケース携行、送迎車はホテル名の紺のワゴンと事前にやり取りしていました。
車なら多分5分の道のりは大渋滞、昔両親と訪れた時あれ程見た日本人は皆無、ベールを着けた中東系の女性や髭の男性、韓国、タイの方達が大勢で10分はかかったでしょうか。
「休日だからかすごい人出ですね」
「いやぁ冬はスキーで1年中さ。」
少し繁華街から離れ、教会と山々を臨む素敵なシャレーホテルに着きました。

 チェックインで市内無料巡回バスの説明と、何かオプションで観光するかと訊かれ、すぐそばにロープウェイ乗り場があるので往復チケットをお願いしました。
スイス国鉄の半額カード摘要で2300円程とお値頃です。
繁華街の混雑にまた出て行くのも億劫で2泊の夕食もお願いしました。

 部屋で荷解きをして、これ迄のホテルで初めて部屋にあったポットとハーブティでひと休み。『もし出来たら山側眺望のお部屋を…』程度にリクエストしていたのですが小さなシングルなのにバルコニー付き、目の前はいきなりアイガーや氷河を頂く山々が!
『何てこった、ホテル名は伊達じゃない…!』
もう日がなバルコニーチェアで山を眺めていてもよかったのですがフィンシュテック展望台までロープウェイで上ります。

 はい、ここも中東系の方々がジャックですね。男性はパリメゾンロゴのTシャツ、結構30℃近くの暑さですが女性は特有の肌を隠す長い衣装、にブランドバッグ。
お化粧や香水の薫りが凄いのも富裕層の証しなんでしょうね。

 普通はグリンデルヴァルトからメンリッヒェンなど長距離のロープウェイで登山口に行き、そこから2、3時間ハイキングを楽しむのが定石ですが、14時間半空の旅の後で、そんな鉄の体力がある方々を心底尊敬する私です。

 標高1386mのフィンシュテック(日本なら〇〇平のような所でしょうか)まで来ても暑いけれど折角なので少し登山道を歩こう、と100m程行くものの。
突然道幅が50cmもないケモノ道に、しかも容赦ない崖斜面(-。-;
脳裏に、今年初めアメリカの山中で行方不明になった英国の名優ジュリアン・サンズの遺体が先頃発見された、というニュースが過ぎりました。
まずい、最近は高尾山すら登ってないし独りでこんな山の斜面で転がり落ちたらサンズ氏のように半年後に遺体発見てなる。
展望台に戻りアイスを食べて私のヘタレ登山は終了、再び麓のホテルへ帰りました。

夕食は19時半。
ヨーロッパでは一応コースディナーの席では昼の軽装から着替えるわよね、と携えてきた物がありました。
今回の2番目の目的、『日本で暑くて着られない着物を着る』です。
絹の薄物が私の夏の勝負着物ですが、予報では雨が降るとグリンデルヴァルトは10度台に下がるとの事で化繊に。海外の方が最も喜ぶ、あざとい迄の虫籠など和柄の浴衣にしました。
スイスはレース工芸も有名なので絽の長襦袢にレースの半襟をつけ夏着物風に着付けた所、予想を遥かに上回る反響でした。
 ホテルオーナーご夫妻や従業員の方が食事中かわるがわるテーブルにみえ、日本画が大好きでスイスでも催しに足を運ぶという方、食後ポストにハガキを出しに行く道すがら一緒に写真を撮って下さる方…
多くは女性が『Kimonoに憧れます』と、反対の通りから横断後、声を掛けに来てくれました。
 翌朝、コーヒーの給仕に来てくれた女性が『あなたの職業は芸者なのか』と尋ねて来られる程、来日した際に和服姿は見かけなかったそうですが。

 2日めは終日小雨が降ったり止んだり。
考えたら仕事で傷めた目を休める静養の旅でしたので、近くの教会やカフェなどでゆっくり過ごしました。この日こそテレビを観て、よーく天気予報など気にするべきだった、と翌日後悔する羽目になるのです…

 

旅行の満足度
5.0
観光
4.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
3.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 飛行機
航空会社
スイスインターナショナルエアラインズ
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
エクスペディア
  • お世話になったホテル、グレッチャーガルテン。<br />可愛い登山電車のテーブル、グリンデルヴァルトの登山客の方々。

    お世話になったホテル、グレッチャーガルテン。
    可愛い登山電車のテーブル、グリンデルヴァルトの登山客の方々。

  • ここはグリンデルヴァルト~インターラーケン車中脇の川です。リュチーネ川だったか?<br />やはりエメラルドグリーン。

    ここはグリンデルヴァルト~インターラーケン車中脇の川です。リュチーネ川だったか?
    やはりエメラルドグリーン。

  • ホテルのバルコニーから。<br />斜めコーナーのお部屋のバルコニーでもティータイム中の方々が私に気づくと、カップを掲げて『乾杯♪』と^^

    ホテルのバルコニーから。
    斜めコーナーのお部屋のバルコニーでもティータイム中の方々が私に気づくと、カップを掲げて『乾杯♪』と^^

  • 駅周辺の広場で。雨が降っていなければ映えスポットなのでしょう。

    駅周辺の広場で。雨が降っていなければ映えスポットなのでしょう。

  • ホテル裏手のシャレー。<br />長期滞在用?

    ホテル裏手のシャレー。
    長期滞在用?

  • 車中にもある、スイスの可愛い絵地図を見るのが大好きです。<br />フィンシュテック展望台へのロープウェイ待ちに。

    車中にもある、スイスの可愛い絵地図を見るのが大好きです。
    フィンシュテック展望台へのロープウェイ待ちに。

  • ホテル前の美しいパン屋さん。

    ホテル前の美しいパン屋さん。

  • ホテル近くの教会。<br />ヨーロッパにいる事を感じさせてくれる鐘の音に癒されます。<br />扉は自動開閉式で防犯カメラ付き、ステンドグラスが尊い。

    ホテル近くの教会。
    ヨーロッパにいる事を感じさせてくれる鐘の音に癒されます。
    扉は自動開閉式で防犯カメラ付き、ステンドグラスが尊い。

  • ホテルでの夕食。<br />一泊めは日本人ご夫妻にお会いしました。

    ホテルでの夕食。
    一泊めは日本人ご夫妻にお会いしました。

  • スイスの中心で着物愛をさけぶ。

    スイスの中心で着物愛をさけぶ。

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