阪急交通社のトルコバスツアー4日目は、コンヤを出発し、地下都市で名高いカイマクルと、今回ツアーの目玉である世界遺産のカッパドキアを訪れる日程だ。いつものように8時にホテルを出発し、バスに乗り込む。幸い皆さん体調は良好のようだ。カッパドキアに先立ってカイマクル地下都市を訪れた。トルコ語と日本語の類似性のせいか、”今夜はコンヤに泊まる”とか、”カイマクルで土産物を買いまくる”とか、ガイドさんからジョークが飛び出して笑わせてくれた。<br /><br />カイマクルの地下都市は、深さ55m、地下8層、各層の収容人数は200人あるそうだ。この人力で掘られたアリの巣のような地下都市は初期キリスト教に始まり、9～10世紀に造られたという。以前ヴェトナム戦争時代に掘られたクチの地下トンネルにもぐった時は、あまりの狭さに閉所恐怖症になりかかった。しかし、ここでは一部天井が低いところはあったが、他は立って歩くことができ、恐怖を感ずるほどではなかった。人間の宗教が与える執念のような力を感じさせられた。<br /><br />そして、カッパドキアに近づくにつれて、帽子をかぶったような奇岩の特異な地形がみられるようになる。現地ではペリ・バジャ（妖精の煙突）と呼ぶそうだ。アメリカのアリゾナ州チリカワにあるバランスロックの風景に似ているところはある。しかし、岩質が異なること、人力により穴が掘られているところが決定的に違う。ここはカイマクルと同様、キリスト教初期にローマ皇帝から、また7世紀にはイスラム勢力により弾圧を受け、この谷に洞窟を掘って隠れ住んだ。ラクダ岩、スリーシスターズなど特徴ある奇岩を眺めた後、伸びるアイスクリーム、ドンドルマを食べて休憩、その後トルコ石の店、陶器の製造販売の店を訪れた。小生にとっては時間が惜しかったが。<br /><br />この日はMDC洞窟ホテルに宿泊、翌日はその後ギョレメ野外博物館に入場、奇岩も見慣れてくると少し感動も薄れてきた。続いて絨毯店に案内されたが、商魂たくましいのもちょっと度が過ぎる気がした。この日はローズバレーで夕日が沈む風景を眺めて同じホテルに宿泊、なおオプションツアーのベリーダンスショー、気球ツアーには参加しなかった。

トルコ世界遺産の旅④：コンヤ～カイマクル～カッパドキア

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2023/08/03 - 2023/08/05

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旅行記グループトルコ周遊の旅

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2023/08/03

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阪急交通社のトルコバスツアー4日目は、コンヤを出発し、地下都市で名高いカイマクルと、今回ツアーの目玉である世界遺産のカッパドキアを訪れる日程だ。いつものように8時にホテルを出発し、バスに乗り込む。幸い皆さん体調は良好のようだ。カッパドキアに先立ってカイマクル地下都市を訪れた。トルコ語と日本語の類似性のせいか、”今夜はコンヤに泊まる”とか、”カイマクルで土産物を買いまくる”とか、ガイドさんからジョークが飛び出して笑わせてくれた。

カイマクルの地下都市は、深さ55m、地下8層、各層の収容人数は200人あるそうだ。この人力で掘られたアリの巣のような地下都市は初期キリスト教に始まり、9～10世紀に造られたという。以前ヴェトナム戦争時代に掘られたクチの地下トンネルにもぐった時は、あまりの狭さに閉所恐怖症になりかかった。しかし、ここでは一部天井が低いところはあったが、他は立って歩くことができ、恐怖を感ずるほどではなかった。人間の宗教が与える執念のような力を感じさせられた。

そして、カッパドキアに近づくにつれて、帽子をかぶったような奇岩の特異な地形がみられるようになる。現地ではペリ・バジャ（妖精の煙突）と呼ぶそうだ。アメリカのアリゾナ州チリカワにあるバランスロックの風景に似ているところはある。しかし、岩質が異なること、人力により穴が掘られているところが決定的に違う。ここはカイマクルと同様、キリスト教初期にローマ皇帝から、また7世紀にはイスラム勢力により弾圧を受け、この谷に洞窟を掘って隠れ住んだ。ラクダ岩、スリーシスターズなど特徴ある奇岩を眺めた後、伸びるアイスクリーム、ドンドルマを食べて休憩、その後トルコ石の店、陶器の製造販売の店を訪れた。小生にとっては時間が惜しかったが。

この日はMDC洞窟ホテルに宿泊、翌日はその後ギョレメ野外博物館に入場、奇岩も見慣れてくると少し感動も薄れてきた。続いて絨毯店に案内されたが、商魂たくましいのもちょっと度が過ぎる気がした。この日はローズバレーで夕日が沈む風景を眺めて同じホテルに宿泊、なおオプションツアーのベリーダンスショー、気球ツアーには参加しなかった。