阪急交通社のトルコバスツアー3日目は世界遺産のパムッカレ・ヒエラポリスを訪れて、コンヤへ移動し宿泊する。バスの走行距離は300㎞以上、最も移動時間は長い。デラックスVIPバスというだけあって、横２＋１席、全30席を14人＋添乗員＋ガイドの16人で使用しており、贅沢なツアーだ。トイレはあるが使用はできないとのこと。しかし、トイレストップは2時間以内に設定されており、特に不自由は感じなかった。ただ冷房が効いているので、上着は不可欠だった。<br /><br />さて、パムッカレ・ヒエラポリスはセットでユネスコ世界遺産に登録されている。ヒエラポリスとは聖なる町を意味する。紀元前1世紀ごろにローマ側についたエウメネス2世が町を築いた。トロイとエフェソスを見た後ではあまり印象には残っていないが、野外劇場、アポロン神殿など見逃せない。また遺跡の上に湧き出した温水プールになっており、多くの人が温水浴していた。<br /><br />パムッカレは山から湧いている天然温泉が下の平原に流れ込む間に冷却され、炭酸カルシウム分が棚田状に石灰の大地が形成された、世界的に例を見ない地形である。遠くから眺めても、この地域のみ白い石灰岩でおおわれていることが一目瞭然である。少々心配なのは、写真で見えるように地下水の量が減少し、大多数の石灰棚が水で満たされていない。主たる原因は降水量の減少らしいが、この地にも気候変動の影響が出ていることは否めない。一つの棚田だけは靴を脱いではだしで水に入ることができる。非常に滑りやすく、足つぼマッサージのように足の裏が非常に痛い。慎重に転ばないように、皆さんと一緒にゆっくりと歩いて、記念写真を撮って、同じように慎重に戻って、バスに乗り込んだ。<br /><br />昼食はトルコ風ピザをいただいて、コンヤ市に向かった。近代的なトラムが走る200万人の大都市であり、イスラム教の伝統を色濃く残す町である。メヴラーナ博物館は入場して観光した。イスラム神秘主義のメヴラーナ（導師）ルーミの霊廟であるそうだ。手の込んだイスラム流の内装が素晴らしく、黒ずくめの婦人も多く訪れていた。<br /><br />この日はコンヤの街からは少し離れたグランドホテルに宿泊した。この周囲では抜きんでて高いホテル。10分ほど歩いたところにショッピングモールがあり、トルコの日常生活を垣間見た。

トルコ世界遺産の旅③：パムッカレ～ヒエラポリス～コンヤ

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2023/08/01 - 2023/08/02

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2023/08/01

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阪急交通社のトルコバスツアー3日目は世界遺産のパムッカレ・ヒエラポリスを訪れて、コンヤへ移動し宿泊する。バスの走行距離は300㎞以上、最も移動時間は長い。デラックスVIPバスというだけあって、横２＋１席、全30席を14人＋添乗員＋ガイドの16人で使用しており、贅沢なツアーだ。トイレはあるが使用はできないとのこと。しかし、トイレストップは2時間以内に設定されており、特に不自由は感じなかった。ただ冷房が効いているので、上着は不可欠だった。

さて、パムッカレ・ヒエラポリスはセットでユネスコ世界遺産に登録されている。ヒエラポリスとは聖なる町を意味する。紀元前1世紀ごろにローマ側についたエウメネス2世が町を築いた。トロイとエフェソスを見た後ではあまり印象には残っていないが、野外劇場、アポロン神殿など見逃せない。また遺跡の上に湧き出した温水プールになっており、多くの人が温水浴していた。

パムッカレは山から湧いている天然温泉が下の平原に流れ込む間に冷却され、炭酸カルシウム分が棚田状に石灰の大地が形成された、世界的に例を見ない地形である。遠くから眺めても、この地域のみ白い石灰岩でおおわれていることが一目瞭然である。少々心配なのは、写真で見えるように地下水の量が減少し、大多数の石灰棚が水で満たされていない。主たる原因は降水量の減少らしいが、この地にも気候変動の影響が出ていることは否めない。一つの棚田だけは靴を脱いではだしで水に入ることができる。非常に滑りやすく、足つぼマッサージのように足の裏が非常に痛い。慎重に転ばないように、皆さんと一緒にゆっくりと歩いて、記念写真を撮って、同じように慎重に戻って、バスに乗り込んだ。

昼食はトルコ風ピザをいただいて、コンヤ市に向かった。近代的なトラムが走る200万人の大都市であり、イスラム教の伝統を色濃く残す町である。メヴラーナ博物館は入場して観光した。イスラム神秘主義のメヴラーナ（導師）ルーミの霊廟であるそうだ。手の込んだイスラム流の内装が素晴らしく、黒ずくめの婦人も多く訪れていた。

この日はコンヤの街からは少し離れたグランドホテルに宿泊した。この周囲では抜きんでて高いホテル。10分ほど歩いたところにショッピングモールがあり、トルコの日常生活を垣間見た。