2023/07/14 - 2023/07/14
214位(同エリア1980件中)
ロク69さん
7月14日はツェルマット最後のハイキングとなりました。前日の天気回復がそれほどでなく、目的地としたグレッチャートールまでたどり着けなかったことが心残りです。
本日は晴れの予報、前にも行ったことがあるシュテーリゼー(Stellisee、2538m))経由、フルーエアルプ(Fluealp、2617m)からスネガへ戻るルートを歩くことにした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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シュテーリゼーへはメトロでスネガ、ブラウヘルドまでゴンドラで行きそこから歩き出すのが最短コースだ。その出発点ブラウヘルドから眺めたワイスホルン(左)とブルネックホルン(右)の景観は、青空の下すっきりとした朝の清々しさを感じされる素晴らしさだ。8:30にスタートする。
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本日のルート図、ブラウヘルド(Blauherd、2574m)からシュテーリゼー、フルーエアルプ経由でスネガへ向かうコースだ。
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シュテーリゼーへは車も走れる広い道路を進む。振り替えると左にマッターホルン、その右下にはシュッタフェルアルプ(Stafelalp)に続くツムット氷河(Zmuttgletscher)の谷間がある。さらに右にダン・ブランシュ、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペが続く。空にはうすい絹のような雲があるが、快晴の青空だ。
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シュテーリゼーが見えてくると、その奥にはシュトラールホルン(Strahlhorn、4190m)と右の尖りピークのアドラーホルン(Adlerhorn、3987m)が見えてくる。奥にはあとで向かうフルーエ小屋が小さく佇む。アルプには多くの羊がいるのも分かる。
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湖の奥まで進み振り返るとマッターホルンからヴェーレンクッペまでの山々が湖面に映る。
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マッターホルンだけを切り抜いて湖面に映してみる。左中腹に漂う雲の雰囲気も素敵だ。
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角度を少し変えて見てみる。湖面に浮かぶ茶褐色の大きい岩が良いアクセントになっているようだ。
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ダン・ブランシュとオーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペをまとめて見てみる。湖面は少しざわついているので鏡面のようにはならない。
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もう一度マッターホルンとダン・ブランシュなどを手前の岩越しにまとめて眺めよう。
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シュテーリゼーでの最後はもう一度マッターホルンを映してみる。湖面が一番静かになった時だと思われる。
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フルーーエ小屋に向かって歩き出すととても多くの羊たちが草を食んでいる。後ろの山々がグッと近く感じる。
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進む坂道を振り返ってシュテーリゼーと山々を眺める。
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だらだらとした坂道を登るとフルーエ小屋が近づく。
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さらに小屋に近付くとアドラーホルンが圧し掛かっているように迫る。
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小屋に到着、背後に迫る山々を改めて眺める。右の尖った山はアドラーホルン、すぐ左はシュトラールホルンさらに左のギザギザの山頂の山はリンプフィッシュホルン(Rimpfischhorn、4199m)だ。このリンプフィッシュホルンの手前のV字の鞍部が以前登ったプフルヴェ峠(Pfulwe、3155m)だ。
参考:プフルヴェ峠の記録(2015年)
https://4travel.jp/travelogue/11036146 -
登ってきた方向、シュテーリゼー方面を振り返る。20分ほど登っただけだが、距離感と高度差を感じる。
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小屋のテラスにはすでに多くの人たちが和んで集まっている。
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赤白ワインを注文しマッターホルンにかざして眺める。
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白ワインをマッターホルンにかざして乾杯としよう。
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もう一枚もアップしておこう。こうしてワインを戴くと山の美しさが溶け込んでさらに美味しくなるような気がする。
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マッターホルンの上空はうすい絹布を流したように幻想的な様子を呈してきた。
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そのずっと左は、先日登ったホーテリグラートのロープウェイ駅が見えている。
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シュテーリゼーと共に右手のダン・ブランシュ、オーバーガーベルホルン、ヴェーレンクッペを眺める。湖から見た時より高度感があって山の威厳が大きくなったようだ。
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テラスの透明な防風板を通してマッターホルンを眺める。ポスターのような感じがするが、マッターホルンは本物だ。
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美味しくワインを戴いた後、出発する。やって来た道ではなくモレーンの下部沿いを歩くコースを進むことにした。
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モレーンの下部コースへ降る途中、リンプフィッシュホルンとプフルヴェ峠を仰ぎ見る。
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スネガを目指してゆったりと降っていく。この辺りはテーリネン(Tällinen)というようだ。左側にはモレーンが続いている。
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今日は朝からマッターホルンの左側に雲が漂っていて、山を覆ってしまう心配をずっとしてきたがまだそのままで山容は健在だ。マッターホルンに向かって歩く喜びはとても大きい。
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さらに進むと左手下方に湖が見えてきた、グリンジーゼー(Grindjesee、2334m)だ。歩いている高度が2400m付近だから、約70m下方にあることになる。
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グリンジーゼーの拡大。湖の周りはカラマツ(レルヒ、Lärche)に囲まれているので、秋には黄葉が美しいと聞く。
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続いて下方にはモースジゼー(Moosjesee、2139m)が見えてくる。この湖は他の湖違ってなぜか白濁しているので、景観を映すことはない。
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マッターホルンを見上げると心配していた雲が広がって、山を覆いだしてきたようだ。
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右手のオーバーガーベルホルンやヴェーレンクッペ方向はまだ全く雲がない。右端に今まで見えていなかったチナールロートホルン(Zinalrothorn、4221m)が顔を見せてくる。手前の荒々しい斜面が印象的だ。
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前方にフィンデルン(Findeln、2177m)の集落が見えてくる。雄大な山々を背景にゆったりと広がる草原の優しさはとてもスイスらしい。マッターホルンに掛かる雲が取れてすっきとしてきた。
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さらに近づくとオーバーガーベルホルン群が大きく迫る。
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スネガの建物が右方向に見えてくる。オーバーガーベルホルンとチナールロートホルンの間に見える小さなポツンとしたピークはトリフトホルン(Trifthorn、3729m)だ。
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雲が取れたマッターホルンをもう一度フィンデルンの集落とともに眺めておこう。
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ちょっとした坂道を登るとスネガの手前にあるライゼー(Leisee、2234m)に着く。青い湖面に山を映している。
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湖面に映るマッターホルンもきれいだ。ライゼーはスネガに近いのでファミリー向けの遊具施設がたくさんあって子連れの家族が多い。
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マッターホルンだけを切り取って眺めよう。この山は見る地点によってさまざまな山容を見せるが、スネガ周辺から眺める形は勇ましさと躍動を感じるようだ。
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スネガの駅舎まで上がるとこれまで見えていなかった山が見える。メッテルホルン(Mettelhorn、3405m)の稜線に隠れるようにウィスホルンが顔を出す。また手前の防護柵のワイヤの向こうにビーチホルンも見える。
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そのビーチホルンの拡大。この山も見る角度でいろんな形状を見せるが、南方向からはこのように端正な三角のピラミダルな形を見せる。
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最後に今日一日、大いに楽しませてくれた山々を眺めておこう。
本日の全行動時間は2時間40分、うち休憩35分、実動時間2時間5分、登り220m、降り495m、6.7kmだった。
絶好の天気に恵まれて山と湖の美しい景観を堪能できた一日だった。
これでツェルマットでのハイキングは終了、明日(7/15)はフィーシュへ移動し後半戦が始まる。
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