夏休み　トスカーナの田舎　Monticchielloの農家に泊まる　2

2023/07/21 - 2023/07/22

７月２２日の日程は、前に赤いハートマークを付けたCetonaとTerme San Filippo。

Cetonaの街はCetona山のふもとにある歴史のある町。歴史といって石器時代、いやネアンデルタール人が住んでいたっていうんだから、本当に長い歴史です。考古学公園のガイドツアーと考古学博物館、とってもよかったんですが、イタリア語の説明で。。。。打ちのめされました。

日本人はやっぱり温泉ということでTerme San Filippoへ。温泉でまったり。。。

エリア イタリア

朝の散歩。アミアータ山

この日はアミアータ山に行く予定だったんですが。。。

この一帯は全てこの農家の農場のようです。

広くないと採算がとれないんでしょうね。

Cetonaに向かいます。

ヒマワリの花は皆同じ方向を向くのですね。向日葵と書くくらいですから。

今年は戦争でヒマワリ油が高騰しているので、今年はヒマワリ農家は儲かるでしょうね。

グーグルマップに赤いハートマークを付けたCetonaです。何で赤いマークつけたんだろう。。。。

ここは車乗り入れ禁止になっています。ここでコーヒーとジェラートを食べました。

Cetonaの街　　丘を登っていきます。たまたま美人のお姉さんが。。。

この先に考古学博物館があって、入場料を払うときに、そこの人に聞かれました。考古学公園の入場も含めて買いますか？って。昔の人の生活は好きなので、もちろん買いました。時間の関係でまずは公園に行ってください、と言われました。

公園でツアーに参加します。

このあたりはBelverdeという名前の場所です。

綺麗なグリーン　　そうなんです。泊まっているMonticchielloは、乾燥して緑が少ないんですが、この地域はCetona山に湿った風が当たって雨が降るらしく、緑が多く、キレイです。

参加者は私たちを除き全員イタリア人です。

ガイドさんは英語が話せないようです。

最初はガイドさんの言うことを頑張って理解しようとしたんですが、３０分もすると集中力が切れてしまって辛かったです。

アミアータ山の栗農家に泊まった時に、宿泊客がどこのハムがうまいという話しになり、自分だけついていけなかった時のあの屈辱感、それを超えるものをこの日感じました。ボキャブラリーの無さが最大の問題です。英語とフランス語から単語やフレーズを想像するのはもう限界ですね。

来年の夏までに絶対にちょっと複雑な話も話せるようになってやる、と決意しました。

この地域は、自然にできた洞穴が沢山あります。ちょっと富士山のふもとみたいですね。

この奥はそばにあるフランシスコ教会のチャペルになっていたそうです。洞窟チャペルですね。

ヘルメットを着けて洞穴に入っていきます。

狭い洞窟に入っていきます。

これは洞窟から上を見たところです。

複数の洞穴が地下経路ラビリンスでつながっているのです。

富士山の忍野八海もそうだったんですかね。

これはアンフィシアターです。

イタリア語で質問をしました。何を見たんですかね？って。

特に見世物があったわけではなかったそうです。

３０分くらいのツアーが終わり、車で公園管理棟に戻ってきました。

ここに行く途中、よく見ずに右折したため、トラックの運転手さんに怒られました。はい私が悪かったです。

ガイドさん、心配したよ、っていっていました。

こういう竪穴住居は日本にもありましたね。縄文時代かなんか。

この竪穴住居の特徴は、赤い土壁があることです。

冬寒いんでしょうね。

家畜が下で、人間が上で寝ます。

台所

かまど

昔はこうやって火をおこし、青銅器を作っていたそうです。

ガイドさん、こうやって矢じりを作ったんですよ、って教えてくれました。

この後、小麦を粉にする実演も見せてくれました。私もやってみました。もちろん、食べました。ちょっと砂が混じってましたが。子供たちは、え～食べるの？みたいな顔をしていました。

ガイドさんはとってもいい人でした。賢そうな人です。多分考古学の博士号を持っておられるのでしょう。

Cetonaの旧市街に戻り、Osteria del Merloでお昼ご飯です。

ここもCaveにあります。

イカの炭焼き

本当に、おいしかったです。ここのシェフはすごい腕前です。

CantucciとVino Santoです。一度Vino Santoの本場で本物を食べてみたかったんです。

このコップに入ったVino Santoにビスケットを浸して食べます。

簡単なようで、本当に美味しかったです。

これは生姜入りのアイスクリーム

とっても美味しかったです。

この店のシェフはすごいです。

チェトナの街を登っていきます。

一番上に塔があるのですが、私有地ということで、入れませんでした。

イタリアは遺跡が私有地になっていることが良くありますね。

考古学博物館に行きます。

そうそう、公園のガイドツアーを入れて７ユーロです。こんなに安くていいんだろうか、と心配してしまいます。

石器時代からの人骨や出土品が展示してあります。

Spada　槍ですね。

チェトナを出て、アミアータ山に行こうと思ったのですが、もう午後４時すぎです。

アミアータ山に行かず、そのそばのTerme San Filippoという温泉地に行くことにしました。

早速硫黄の匂いがしてきました。

日本人は硫黄の匂いに弱い。この匂いが無いと温泉、っていう感じがしません。

この辺は普通の水ですが

温泉が滝のように流れてくるところがあります。

川につかっている人が沢山いましたが、水温は３０度ちょっと、日本人としては、それでは温泉につかったとは言えません。

探したらありました。岩を伝って暑い温泉が流れてきます。その岩の下に居れば、４０度くらいの温泉につかることができます。そこで３０分くらいつかっていました。

まあ、日本人としては、４５度はほしいんだけどね。

この洞穴にも熱い温泉が流れてくるそうです。

ひと風呂浴びて、スッキリ爽快な気分で、農家に戻ります。

この辺も緑いっぱいです。

だんだん茶色い大地に代わっていきます。

途中で見た糸杉の並木

途中のスーパーによって、お土産のペコリーノチーズを買って、あと、Burrataを見つけたので買いました。フィレンツェのお友達の彼女がMateraの出身で、Burrataは食べたことある？と聞かれたので、あるよ～って言ったら、トスカーナのBurrataは本物ではないと、南に行かないと本物は無いと、言われました。彼の方は同意してませんでしたが。

でもいいんです。食べてみたかったので。

このBurrataは、中が柔らかいバッファローモッゼレラでした。とっても美味しかったです。

フィレンツェのお友達に写真を送ったら、このCoopブランドのやつは美味しいよ、っていっていました。

確か、どっかで、もっと美味しいBurrataをたべたことがあります。

翌日はフィレンツェに戻ります。いよいよ家に帰る日が近づいてきました。しょぼん、という感じです。

この旅行記へのコメント （2）

• tamaemonさん 2023/08/02 08:41:43

  温泉最高！？

  　　East of Edenさん、こんにちは！トスカーナの夏休みの旅行記楽しませていただいてます。
  
  　チェトーナには考古学博物館、日本の縄文式の時代に似てますね。イタリアにもこういった生活跡が残ってるんですね。気になったのが、Osteria del Merlo Cetonaのお料理！思わずGoogleマップにチェック入れちゃいました。
  
  　Bagni San Filippoにも行かれたんですね。場所によって温度がだいぶ違いますが、川が流れてるので温度調整もしやすいし、夏の方が過ごしやすそうです。
  
  　続きも楽しませていただきますね。
  
  　　　　　　　　　　　　tamaemon

  East of Edenさん からの返信 2023/08/03 02:26:14

  RE: 温泉最高！？

  そうですね、縄文時代の日本の竪穴住居に似ています。アメリカのインディアンの居住区でも同じような住居を見ました。イタリアのここの住居は赤土の壁があるのが特徴のようです。Cetonaは観光客がすくなくて良かったです。
  
  Bagni San Filippoで冬に雪を見ながら温泉につかる、というのもよさそうですね。美味しいワインを飲みながら、だったらさらにいいですね。