アフタヌーンコンサートｉｎ札幌2023

2023/06/21 - 2023/06/21

ヴァイオリニスト前橋汀子さんの大ファンである。
2022年に演奏活動60周年を迎え、私の追っかけ歴も50年になる。
４年ぶりのアフタヌーンコンサートを聴きに、札幌のコンサートホールＫｉｔａｒａに行ってきた。
いつもは９月の紅葉の時期だが、今年はバラの花が美しい６月に開催された。
中島公園の中に佇むコンサートホールＫｉｔａｒａは素晴らしい演奏会場だ。
日曜の午後にリーズナブルなお値段で、どなたにも楽しんでいただける様なコンサートを、というコンセプトで東京・大阪・名古屋・札幌で開催しているもの。
【音楽はひとを幸せにする】まさに、その言葉通りであります。
前橋汀子さんのご活躍に元気をいただきました。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5

今日のお宿は『ビジネスインノルテ中島公園』

ビジネスインノルテ中島公園 宿・ホテル

１泊朝食付き１人5400円。
駐車場料金1200円/日

チェックイン前に車だけ停めさせてもらって、後は時間を気にせず自由に演奏会を楽しめるのはとても良い。

早めに出かけていつもの様に中島公園を散策する。
いつも秋に来る事が多かったので、こんなに薔薇が美しく良い香りを放っているなんて、嬉しくて気持ちも高揚する。

中島公園には、山内壮夫氏の作品が５点ある。
その中で一番人気なのが、この『母と子の像』

中島公園 公園・植物園

『豊平館(ほうへいかん)』
1880年建築の様式ホテル。
国指定の重要文化財としては、唯一結婚式場として利用されており、レストラン・喫茶室などもある。

豊平館 名所・史跡

日本庭園に入る。
庭園面積2000坪。
池泉庭園・枯山水・路地を全て見学できる。

少し歩くと水の音が聞こえた。
左を見ると小さな滝が流れている。
岩肌を流れる水と木々が涼しさを与えてくれる。

滝の水は、庭園内を静かに流れ池に流れ込む。
静寂な庭園内の雰囲気を楽しみながら、ゆっくり歩く。
なんとも贅沢な時間だ。

ここは、小堀遠州が建てたと伝わる茶室『八窓庵』
滋賀県長浜市で建てられ、移築されたもの。

鳩が数羽やって来ていた。
水鳥も気持ちよさそうに泳いでいた。
昔ボートに乗ったことがあったなぁ。

広場にレナード・バーンスタイン像があった。
バーンスタインは、20世紀を代表する指揮者・作曲家であり、パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌(PMF)の創設者でもある。

いよいよ開演時間も迫ってきた。
そろそろコンサートホールキタラに入ります。
中に前橋汀子さんがいると思うと、緊張するなぁ。

札幌コンサートホールキタラ 名所・史跡

☆ピアノ：ヴァハン・マルディロシアン
【演奏曲】
●ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ第４番
●ベートーヴェン：ヴァイオリン・ソナタ第７番
●ドビュッシー：亜麻色の髪の乙女
●シャミナード：スペインのセレナード
●チャイコフスキー：感傷的なワルツ
●クライスラー：中国の太鼓
●パガニーニ：ラ・カンパネラ
●ドヴォルザーク：ユーモレスク
●ドビュッシー：美しき夕暮れ
●サラサーテ：ツィゴイネルワイゼン

特にチャイコフスキーの『感傷的なワルツ』が良かった。
４年ぶりの演奏会だったが、全く衰えを知らず、もっと言うなら一層迫力が増し、ダイナミックで繊細で美しく胸を打たれた。
華やかなピンクの衣装で、立ち姿も凛として、歩く姿も颯爽としている。
13年後の自分は、真似できるだろうか・・。
素晴らしい２時間余りの優雅な時間を、有難うございました。

私が毎回前橋汀子さんの演奏会に来るのを知って、友人が連絡をくれていて会う約束をしていた。

倉式珈琲店 札幌中島公園店 グルメ・レストラン

最近は年賀状のやり取りもしなくなり、コロナもあってしばらく会えていなかった。

ビストロ トランビア グルメ・レストラン

数年ぶりに会って近況報告しあうと、３年前にご主人が亡くなったと知らされた。

最近色んな旧友と再会する機会が増えてきたが、何人か同じような事があったり、同級生の訃報というのも少なくない。
自分もいつ何どきどうなるか分からない。
その日その時を精一杯生きるしかない。

哈爾濱飯店 グルメ・レストラン

ビジネスインノルテには無料朝食が付いていた。
珈琲飲みながら、晴天の空を眺めて、色々な事を考える時間。
友人との会話にはショックな事も多かったが、前橋汀子さんのコンサートでは素晴らしい演奏に興奮し、元気をいただいた。
全ての演奏会に足を運ぶ事は出来ないが、できるだけ多く聴きに行きたいと思っている。
次は７月のサントリーホール。
これを『押し活』と言うんだろな♪