2023/06/30 - 2023/07/01
298位(同エリア579件中)
タブラオさん
梅雨の時期ではありますが、この時期恒例の「大人の休日倶楽部パス」を利用して、会社の友人と1泊2日で青森県の嶽温泉 「縄文人の宿」に泊まってきました。
元々、「縄文人の宿」には、ちょうど2年前のこの時期に泊まる予定でしたが、この時は経営者のご家族がPCR検査を受けたため、直前に宿泊不可となってしまいました。今回はその時のリベンジです。その時の旅行記は以下をご参照下さい。
https://4travel.jp/travelogue/11700411
「縄文人の宿」は元々人気のある宿ですが、ただでさえ3部屋しかないところをコロナだからといって1部屋だけで営業しています。そのため更に予約が取りづらい状況ですが、何とか取れました。ただ、一時期全国的にニュースになっていましたが、ここ嶽温泉は年初からお湯の出が悪かったり、湯温が低下したりで、もしかしたら営業できない可能性もあると言われ、直前までハラハラしました。
で、どうだったかというと、結論から言うと最高の宿でした! 1組しか宿泊客を取っていないため、それが影響したのかも知れませんが、お風呂も最高、食事も最高、その割には宿泊代は高くなく、コスパ抜群の宿でした。通年で営業していますので、冬の大人休の時期にまた行きたいと思うほど気に入りました。
嶽温泉以外にも青森県の鄙びた温泉を回ってきました。愛読書である「日本百ひな泉」で第64位の新岡温泉と第66位の森田温泉ですが、どちらの味があっていい温泉でした。更に黄金崎の不老ふ死温泉にも寄ってきました。観光も前から気になっていた、十二湖の青池と斜陽館にも行くことができ、大満足の青森一泊旅行となりました。
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7時32分発の「はやぶさ5号」で新青森駅に向かいました。大人休の季節のためか新青森までほぼ満席でした。途中で体調が悪くなられた乗客の方がいて、はやぶさ号は止まらない駅で病人の方を下ろしたりしたため、新青森駅には15分遅れで到着しました。
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「太宰らうめんと津軽のめしや・めぇ」
太宰治にちなんだメニューも置いてあるということで、お昼は駅ビル内のここのお店で食べました。おすすめの「十三湖のしじみラーメン」にしましたが、1,500円の割にはちょっと残念な内容でした。このスープは恐らくシジミの出汁を取ってないと思います。 -
2日間借りて7,300円でした。ネットで検索した中で一番安い車を借りましたので文句は言えませんが、かなりお疲れのマーチでした。同じクラスのヴィッツやフィットやノートと比べて狭いのは仕方ないですが、駆動系の整備不良で加速する度にガラガラ音がするのには閉口しました。
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「森田温泉」
私の愛読書である「日本百ひな泉」で第66位の温泉です。温泉の建物も鄙びた感満点でした。 -
浴室内もいい感じで鄙びていました。
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お湯は鉄泉&弱炭酸泉でした。口に含んでみましたが、鉄の味に加え、若干出汁の効いた味でした。炭酸泉ですので、ちょっとシュワシュワしていましたが、泡付きはイマイチでした。温めでしたが温まりやすいお湯です。成分が濃いのでしょう。
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「新岡温泉」
「日本百ひな泉」で第64位の温泉です。「にいおか温泉」と読むそうです。電話で営業状況を聞いた時に「しんおか温泉さんですか?」と聞いたら、数秒間無言の対応をされました。番号を間違えたのかと思って聞き直したら、「にいおか温泉ですが」と嫌な顔されました。青森の方はプライドが高い方が多いようです。 -
他の入浴客の方がいらっしゃいましたので、写真はありません。お湯はモール泉だと聞いていましたが、色も臭いも油泉でした。お湯がヌルヌルしていて、湯船の床の部分はツルツルでした。かなり熱いため、長湯は出来ませんが、なかなか良いお湯でした。
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「嶽温泉 縄文人の宿」
「縄文人の宿」には15時40分に着きました。ここまで来たのは2回目ですが、前回は眺めただけでした。直前まで、いつ宿泊不可と言われるかヒヤヒヤでしたし、クルマも常にガラガラ鳴っていたため、無事にここまで来れてホッとしました。 -
縄文人の宿と言いながら、まあ外観は普通な感じでした。
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玄関を入ったところです。提灯の向こう側が受付です。小規模旅館ですので館内は広くなく、普通の旅館とはちょっと違った趣でした。
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色んな物が置いてあって雑然としていました。縄文人と関係無さそうなグッズもたくさん置かれていました。
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1泊2食付きで一人16,720円でした。1日1組だけの貸切使用というのが大きいかもしれませんが、正直、プラス10,000円でも納得出来るほど、コスパは抜群でした。
お部屋は、和室のようなそうでないような不思議な造りでした。広くはありませんでしたが快適でした。 -
縄文人の宿グッズ。浴衣は変わったデザインでしたので、館内で愛用していました。ゴミ袋はゴミを捨てるのに使うにはもったいないデザインであったためそのまま持ち帰りました。
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廊下も薄暗くて、雑然としていました。
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お風呂場の更衣室です。広々としていました。
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こんな感じで1~2人サイズの湯船が2つありました。左側は源泉のお湯で42度位でした。以前は45度位だったようですので、まだ湯温は戻ってないのだと思われます。右側はそれよりも1~2度低めでしたが、私にはちょうど良い温度でした。
今回は友人と2人でしたのでちょうど良かったですが、ふと3組宿泊したら、どうするのだろうと思いました。男女別にするにはもう1つ浴室が必要だと思いますが、他に館内にあるのかな? -
お湯は正に正統派硫黄泉で強い酸性でした。口に含んでみましたがレモン味でした。那須湯本温泉や蔵王温泉のお湯に似ている印象です。硫黄の香りはそれほど強くありませんでしたが、いずれにしても私好みのお湯でした。
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こちらが源泉の湯船です。1~2人サイズですので、湯船に入ると豪快にお湯が湯船の外に溢れ出ます。足元も板張りで好印象でした。
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上の方はこんな感じです。総ヒバ造りのようですが、浴室内には木の香りもしていて、いい感じでした。
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露天風呂はないそうですが、内風呂だけでも充分に満足できました。
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温めの湯船から源泉の湯船側を撮ったものです。こんな景色を見ながら、ずっと入っていました。他の宿泊客が入ってくることもないし、とても贅沢な気分に浸ることが出来ました。
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浴室のガラスに貼ってありました。雪降ろしをすれば、朝昼晩の食事と宿代がただなのだそうです。人気があるみたいですが、老体ではとても務まりません。
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夕食は専用のお部屋でいただきましたが、居酒屋みたいな造りでした。1組だけでしたので、静かで贅沢な時間を過ごすことが出来ました。
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縄文人と関係があるのかどうか知りませんが、夕食は炉端焼きがメインでした。
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ここの旅館の名物女将が、焼き方をとっても丁寧に説明してくれました。その他、お風呂の使い方とか館内の注意事項はたくさんありますが、女将に気に入られると、とても良くしてもらえますので、女将の話は最後までしっかり聞きましょう!
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そして出来上がり。食材が良いのか、炉端焼きにすると美味しくなるのか知りませんが、とても美味しかったです。グラスワインは何と330円でした! 良心的というか倍でも誰も文句を言わないと思うのですが…
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海鮮炉端焼きとは別に、一品料理がどんどん出てきました。どれも見た目が綺麗だし、美味しい! 女の人は絶対に喜ぶと思います。
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魚料理ということで、炉端焼きの魚介類とは別に出てきた、ヒラメorカレイ。結構なボリュームでした。
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肉料理はすき焼きでした。卵白部分がムース状になっていました。何牛かは分かりませんが、美味しかったです。
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ご飯とお味噌汁、それに何と毛ガニの小鉢が付きました。毛ガニは身が小鉢に詰まっていました。この写真のセットだけでも立派なランチになると思います。
夕食は、質量ともに大満足の内容でした。お湯が出なくても、食事だけで泊まりに行きたいと思えるほど気に入りました(*^^*) -
朝食も夕食と同じところでいただきましたが、こちらも質量ともに大満足の内容でした。お味噌汁はしじみ汁でしたが、とても美味しかったです。前日のしじみラーメンは何だったのか?
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デザートとコーヒー。コーヒーはおかわり自由でした。朝から豪華なデザート?って感じですが、恐らく前日の夕食で出し損なったのだと思います。
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出発前に嶽温泉街を歩いてみました。上は「小島旅館」で下は「山のホテル」です。「山のホテル」はマタギ料理と畳風呂で有名でしたので、いつか泊まってみたいと思っていましたが、残念ながら、湯温低下騒ぎもあり、閉業となってしまいました。「小島旅館」は日帰り入浴で一度利用しましたが、いいお湯でした。嶽温泉に連泊するなら、小島温泉に泊まってみるのも良いかも知れません。
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福島県に「岳温泉」という温泉があります。今回泊まったのは「嶽温泉」ですが、両方とも「だけおんせん」と読むため何だか紛らわしいです。ところが、嶽温泉のバス停には「岳温泉」と表示があったため、何が何だかわからなくなりました。今回はレンタカーで来ましたが、バスも2時間に1本位あります。弘前駅から50分位ですので、アクセスも悪くありません。
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「青池」
「縄文人の宿」を9時30分頃に出て、十二湖を目指しました。途中、寄り道したため、十二湖には12時00分前に着きました。途中まで雨はほとんど降っていませんでしたが、あいにく十二湖周辺だけ雨が降っていましたので、取り敢えず、青池だけ行ってきました。 -
青池は、雑誌か何かで、絶景として紹介されていたため、気になっていましたが、天気も良くないし、正直余り期待していませんでした。ところが、実物を見て、予想以上の青さに驚きました。天気が良かったらもっと綺麗だったのでしょうが…
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「黄金崎 不老ふ死温泉」
今回2回目でしたが、友人が初めてでしたので、せっかくここまで来て、行かないのはもったいないと思い、寄ってみました。幸い、雨も止んでいてラッキーでしたというか、雨が降っていたのは十二湖だけでした。
それにしても、どうして「不老ふ死」の片方の「ふ」がひらがななんだろ? 聞こう聞こうと思っていて、聞くのを忘れてしまいました。 -
お湯は鉄泉でした。舐めてみましたが、鉄の味と海の近くということもあり、塩辛い味でした。常に人がいますので落ち着けないというのはありますが、近くまで打ち寄せる波の音を無心で聞いていると、心が洗われます。この手の大規模旅館は苦手ですが、人が少ない季節なら泊まってみるのも良いかも知れません。
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海沿いの道をずっと進みました。左側に見えるのは五能線の線路です。五能線と言えば絶景ローカル列車で有名ですが、五能線と同じようなコースを通りますので、絶景ドライブコースです。晴れだったらもっと良かったのでしょうが…
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「道の駅ふかうら」
ここの道の駅は海鮮が充実していました。ここで夕食のお弁当を買いました。 -
「海鮮二色丼」
ヒラメと深浦サーモンがのっていましたが、肉厚もあって美味しかったです。 -
いか焼きも美味しそうであったため買ってみました。1匹まるごとではなく、スライスしたものでしたが、味は良かったです。
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「斜陽館」
友人が行ったことがなかったため、寄ってみることにしました。私は2回目ですが、調べたら前回は2009年7月でした。外見も中身もまったく変わっていませんでした。 -
この斜陽館は、1950年から1996までの46年間、旅館として使用されていたそうです。部屋数は全部で19部屋。1階に11室、2階に8室だそうですが、全室に泊まれたのでしょうか? 私が最初に訪れた時には既に旅館としては営業していませんでしたが、泊まれる内に泊まっておきたかったと悔しく思いました。それ以来、文化財の宿とか古い木造建築の旅館には泊まれる内に泊まっておこうと思うようになりました。
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和室の方が圧倒的に多いですが、階段はなぜか鹿鳴館風でした。
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2階には立派な洋室があります。この部屋も泊まれたのでしょうか? 一体いくらだったのだろう?
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「金木観光物産館 産直メロス」
ここはただのお土産屋ではなく、地元の野菜や果物もたくさん売られていました。その中でたまたま佐藤錦のパックを見つけ、確か300円台だった記憶がありますが、それが半額で売られていました。これは流石にお買い得だと思い、2パック買って帰りましたが、家族に大変喜ばれました。 -
18時25分発の「はやぶさ44号」で帰京しました。盛岡、仙台、大宮しか止まらないため、3時間掛からずに東京駅に着きました。
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夕食は、「道の駅ふかうら」で買った「たこ飯」「つぶ飯」と「笹餅」を食べました。どれも当たりでした。
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