塩原元湯温泉 大出館に泊まってきました & 大田原の鮎 満喫の旅

2023/06/09 - 2023/06/10

金曜日に午後休を取って、一人で塩原元湯温泉・大出館に泊まってきました。

大出館には泊まりで１回、日帰りで２回行きましたが、いずれも名物の「墨の湯」は、墨の湯というほど真っ黒ではありませんでした。聞くと、「墨の湯」が本当に黒くなるのは、雨の季節だといい、雨の少ない季節や雪の季節は地中に入り込む水分が少ないため、黒くなりにくいとのことでした。ということで、次に行くのは梅雨の季節と決めていました。それと、以前から近場で温泉が充実していて、食事も美味しく、なおかつ安いところはないものかとずっと探していますが、お湯も良くてお値段もリーズナブルな大出館が食事も良ければ、いい線行くのではないかとふと思い付きました。色々調べてみたら、夕食はしゃぶしゃぶが基本コースでお肉の追加も出来るとのこと。ということで、和牛しゃぶしゃぶコースのお肉一人前追加で行きました。

で、どうだったかというと、結論から言えば、お肉追加が功奏し、とても豪華な夕食となりました。食事も満足ゆく内容だし、お風呂も良い。しかもお値段はリーズナブル。ということで、大出館のリピーターになることに決めました。

それと翌日には、大田原に鮎を食べに行ってきました。鮎そのものはちょっと残念な感じでしたが、気分転換にもなったし、それなりに楽しめて良かったと思います。　

エリア 塩原温泉郷(栃木)

この日は午後休を取って、午後から出掛けました。13時37分大宮発の「なすの259号」で那須塩原に向かいました。大宮駅までの在来線がかなりタイトな乗り継ぎであったためヒヤヒヤでした。

「塩原元湯温泉　大出館」

大出館には15時30分過ぎに着きました。塩原温泉バスターミナルから旅館のミニバンで送迎してもらいました。前回泊まった時には、送迎車に煙草臭が染み付いていたため、覚悟して乗りましたが、今回は全く大丈夫でした。

金曜日ではありますが、梅雨時の平日ですのでそれほど混んでいないだろうと高を括っていましたが、宿泊者名がずらりと並んでいるのを見て面食らいました。満室ではないとのことでしたが、予想外の宿泊者数でした。ただ、お風呂が多いのと、食事も部屋食であったため、他の宿泊者の方と一緒になることも少なく、快適でした。

お風呂場からすぐの部屋でした。近辺の部屋は全て埋まっていましたが、コロナも本格的に明けたんだなと痛感しました。

１泊２食付き、１人泊で13,200円(税込)でした。これにしゃぶしゃぶ肉を一人前追加したため+1,980円でしたが、2,640円の旅行支援と2,000円のクーポンを貰えたため、とてもお得に泊まることが出来ました。お風呂も食事も満足ですので、旅行支援がなくても充分に納得のできる内容でした。

広縁も広々としていて、いい感じでした。ちなみに、夕食は全室部屋食でしたが、畳に腰を下ろして食べるのではなく、このテーブルで食べました。このテーブルセットは夕食用に買ったのだそうです。

お部屋からの景色です。どの部屋からもこの景色が見えると思います。露天風呂からの景色もこれでした。

トイレは共同でしたが、部屋に洗面台がありました。

タオルは無料でしたが、バスタオルとシャンプー・リンスは有料でした。バスタオルは結構いいお値段でした。

「隅の湯」

ここの旅館の名物風呂です。濃い時には墨のように黒いそうです。これまで宿泊１回を含め３回来ましたが、残念ながらそこまで黒いことはありませんでした。色々聞いてみると、どうも雨の季節の方がお湯が黒くなる可能性が高いらしく、そのためわざわざ梅雨の時期に予約しました。逆に雪の季節は水分が地中に入り込まないため、黒くなりにくいのだそうです。

源泉の違うお風呂が２つあります。右側がいわゆる「墨の湯」です。

淡い緑色のお湯は露天風呂や他の内風呂と同じ源泉の硫黄泉です。いつもは激熱ですが、前に入った方が水を足したせいか適温でした。

そして「墨の湯」。これまでで一番の黒さでした。真っ黒いお湯に見えたのですが…

せっかくの真っ黒な「墨の湯」ですので、大出館のHPにもあるような真っ黒なタオルを作ろうと思い、下ろし立てのタオルを水面に広げると…。タオルはやがて沈んでいきましたが、結局、全く黒くなりませんでした。

見た目ほど黒くはないんだと思いつつ、お湯をかき混ぜてみたら、結構黒くなったため、思い切って、タオルをお湯に入れ、底の部分をタオルで擦ってみたら、左の写真のように真っ黒になりました。

部屋数は合計で26室だそうですが、部屋数の割にはお風呂は充実していました。写真は、「墨の湯」とは別の内風呂です。この内風呂は男女別にありました。

「混浴露天風呂」

露天風呂は男女別にはなく混浴ですが、混浴になるどころか、ほとんどの時間、一人でした。

外の空気がひんやりしていて、とても気持ちよく、ほとんどの時間を露天風呂で過ごしました。一人でいる時間が長かったため、とてもリラックスできました。

夕食はお部屋でいただきました。部屋食というと、普通、床に座ってちゃぶ台で食べますが、ここの部屋食は専用のテーブルで食べます。景色を眺めながら食べられますので、とても良かったです。

料理の写真のアップ。ここの梅酒、美味しかったです。

これに和牛しゃぶしゃぶが付きますが、しゃぶしゃぶの肉を増量しなくても充分に満足できる内容でした。

上が元から付いていたお肉で、下が追加でオーダーしたお肉です。追加肉は1,980円(税込)でした。野菜は漏れなく付いてきます。ちなみに、和牛しゃぶしゃぶが基本メニューですが、300円追加ですき焼きに、700円追加でステーキに変更することも可能のようです。

で、お味ですが、まあ最高級の和牛という感じではありませんでしたが、私にはこれで充分でした。これだけの量だと食べても食べてもなくならない感じで、豪華な気分を味わえました。次はすき焼き、またはステーキ(もちろん追加肉付きで)にチャレンジしたいと思います。

朝食もお部屋でいただきました。朝食は、まあ値段相応な感じでした。

テレビでたまたま大田原で鮎が食べられることを知り、調べてみたら、西那須野駅または那須塩原駅からバスで行けることがわかったため、早速行ってみることにしました。西那須野駅からバスに乗りましたが、乗客は私だけでした。

「高橋商店」

「向町」というバス停で降りて、事前に調べておいたこのお店に行きました。そしたら、事前にしっかり調べていかなかったのが悪いのですが、販売だけで、食べるスペースはありませんでした。

売られている鮎が養殖物であることは事前に確認して分かっていましたが、一旦焼いた物を再度焼き直して出していることは、行って初めて知りました。正直、「あれ？」な感じでした、

こんな感じで売られているものをお土産に買って行かれる方がほとんどでした。私は、最初からここで食べるつもりで来ていましたので、外で食べられそうな場所を先に見つけてからオーダーしました。

行く前から、鮎だけでお腹をいっぱいにしようと決めていましたが、４本にするか５本にするか迷い、結局５本にしました。

河原に腰掛けて食べられそうな場所があったため、ここで食べました。景色もいいし、風が気持ち良かったため、結局、バスの時間まで２時間位、ここでマッタリしていました。

で、肝心のお味なんですが、結論から言えばハズレでした。卵入りのメスを２本、大きめサイズのオスを３本食べましたが、メスは卵の量も多くてそれなりに美味しかったです。ただ鮎そのものは、１本目から既に「あれ？」な感じでした。脂が乗っていて、プリプリしていて、味が繊細なのが鮎だと思っていましたが、「これ、ホントに鮎？」っていうほど大味でした。スーパーで買った川魚みたい。焼きたての鮎だったらきっと印象も違っていたのだと思われます。

何だかんだ言いながら、残すのは嫌いなので全て食べましたが、後になって、ひどい胸焼けに苦しみました。鮎はちょっと残念な感じでしたが、河原に腰掛けてのんびりと気持ちよく過ごせましたので、行って良かったと思います。

6月1日に鮎釣りが解禁になったそうですが、大勢の釣り人が川に入って鮎釣りをしていました。釣りたての鮎が食べられたら良かったのですが…

15時25分発の電車で西那須野駅から那須塩原駅に向かうのですが、出発時間が同じであるため、危うく宇都宮方面の電車に乗るところでした。気が付いて良かった！

16時03分発の「なすの278号」で帰京しました。

鮎はイマイチでしたが、大出館が予想以上に使えることがわかり、収穫の多い一泊旅行となりました。