2022/10/29 - 2022/10/29
169位(同エリア375件中)
まりも母さん
先週に続き今週も 紅葉絶景を探しに出かけました。
今回は 谷川岳へ。
しかし、膝の調子の悪い私は 登山はキツイので
ダンナが 山でありながら 登り下りのほぼ無いコース と 言う 甘々なルートを選んでくれました。
行き先は「一ノ倉沢」
クライミングで有名な大岩壁の景色を・・・見るだけなら~お手軽~と 言う事で。
しかし・・・予報通りにいかないのが山の天気!
しっかり雨に降られました。
まぁ それはそれで岩壁上部に雲がかかる 迫力の景色が見られた、と言う事にしておきます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
天気予報では「晴れ 絶好の行楽日和」との事で
朝方少しの小雨も 昼前には回復 と 信じて道を進みました。
水上インター出口付近 虹がかかるのが見えました。
きれいな半円とはなりませんでしたが
自分の背後から日が差すので 長い時間見え続きましたね。 -
国道291号から見える山の景色。
結構色づきも進んできています。
が、山の上の方 雲の中ですねぇ。 -
谷川岳ベースプラザの駐車場に到着。8時20分頃。
結構車も多いです。
紅葉登山、谷川岳ロープウェイでの紅葉見物の方も多い時期ですしね。 -
山登りはしませんけど 歩いて一ノ倉沢までの往復のつもりなので
登山と同様の支度です。
準備をして ロープウェイには乗らずにベースプラザの建物を出ます。
停まっているのは ベースプラザと一ノ倉沢間を往復している 電気ガイドバスです。
片道500円。運賃は無料で ガイド料が500円となっています。
およそ20分の乗車時間。緑の一ちゃん号とオレンジの倉ちゃん号の2台。
(ネーミングセンス皆無でございますね)
このバス8名しか乗れないのですよ。満席になったら、次のバスを待つしかない。
これが~ほぼ1時間に1本。充電時間が必要な為らしい。
歩かずに楽に一ノ倉沢までガイドを聞きながら行かれますけど
お年寄りとか 往復乗れるのか?不安になりそう。 -
なーんて バスの後ろを通り歩き始めたら・・・なんと雨が降って来ちゃったんですよ。
向こうの方明るいですよね。
でもしっかり降っているのです。
このまま進むとびしょ濡れになるかも~と 一旦ベースプラザに戻って雨が収まるのを待ちました。
ベースプラザには 同じく雨が止むのを待つ登山者が沢山いましたねぇ。 -
30分程で雨はやみ 歩き再開。
煙った景色の中だったロープウェイも はっきり見えてきた。 -
谷川岳山岳資料館のあたりから国道291号は車両通行禁止。
おにぎりマークがあるものの 一般車両は入れません。
山岳資料館前には男性が居て マップを配りながら 通る人に声掛けしていました。
入山(?)人数も数えていたみたいだし どこまで行くのか?装備をチェックしているみたいでした。
10月末の谷川岳 実際 この天気だとかなり寒かったですしね。
あまりにも軽装で行こうとすれば 注意される事もあるでしょう。安全の為です。
この辺りが標高750m位 -
すぐ先に 休憩所と山岳警備隊の基地のある 登山指導センター。
なにせ有名な岩場の一ノ倉沢のある谷川岳。
クライミングだけでなく 登山での滑落事故も多い場所。
重要な施設ですね。 -
まだ周りの木々には緑が多いです。
大きな石の道標がありました。
一ノ倉沢までの道は 車も通れる位の歩きやすいハイキングコース。 湯檜曽川沿いに進む道もあります。
ダンナは当初 行きは291号の林道コース、帰りは湯檜曽川沿いを考えていました。
が、直前まで雨が降っていて滑りそう。
ちょうど下から上がってきた方に聞くと 紅葉もさほどではないそう。 -
雨もやみ 日が差してきました。
これから晴れれば 濡れた道も乾くかなぁ。
赤い色が足りませんが お山は色づいて来ましたね。 -
舗装された広い道です。
傾斜も緩く ほぼ平らな道と言えます。
これなら スニーカーで十分歩けますね。 -
少し進むと こんな道標が。
ロープウェイ駅のあるベースプラザ方面の土合駅、これから向かう 一ノ倉方面が示されたものと
もうひとつは谷川岳山頂を示す 登山道入り口を知らせるものです。
ここから山頂へ向かう道は 西黒尾根登山コース。 -
ここが入口。
西黒尾根コースは
日本三大急登のひとつとされ いきなりの急な登りが2時間程続くらしい。
まりも母は絶対行きたくない道。
だが、急な坂道は 登りより下りが危険。(特に今日のような雨の後)
キツイ登りより下る方が楽だろうと思うのは 山を知らなすぎるってもんよ。
だから~見るだけ~。 -
林道から見える周りの木々はこんな感じ。
紅葉見頃・・・は あと一週間って感じかなぁ。 -
お山の上の方はきれいな色づき。
オレンジが目立ちます。
ちょっぴり青空も見えてきて 早く雲がなくなれば良いけど。
まりも母 2016年に谷川岳には登っています。(旅行記記載済み)
もちろん ロープウェイ利用の 天神平からの~最も利用者の多い一般ルートで。
それは花いっぱいの7月上旬でした。秋の谷川岳は今回が初めて。 -
後ろから電気バスがやってきました。
9時半出発の始発バス。
ずいぶん前から並んで待ってる人も居ましたし~。8人なんてすぐに満席でしょうね。 -
歩き始めから30分程で マチガ沢へ到着。
景色の開けた 絶景ポイント。
その昔 この辺りに三軒程の宿があったらしく 墓跡もあるそう。
新潟側 越後から清水峠を超え夕暮れ時に歩いてきた人が
灯火を目にして 「町が見える」と言ったのが名前の由来だと 解説板がありました。 -
まだ山の上の方は雲の中でした。
紅葉は進み 青空だったら素晴らしかったでしょうねぇ。 -
マチガ沢にはもうひとつ 巌剛(がんごう)新道登山コースの入り口がありました。
こちらも 結構な急登のあるコースらしい。 -
マチガ沢あたりからは 周りに大きな岩も見えてきます。
紅く色づいた草はなんでしょうか?
岩に沢山生えています。 -
そして、こんな物も。
岩につけられた 遭難慰霊碑。
ご家族や山の仲間によって 谷川岳で亡くなられた人の慰霊の為に設置されたもの。
女性のレリーフの意味は判りませんけど。 -
この辺りから ブナの木も見えてきます。
ブナはまだ黄葉してない感じです。 -
マチガ沢から30分程で 一ノ倉沢が見えてきました。標高870m
岩壁 すごい迫力ですね。
しか~し 少し前から 再び雨が降り出してきちゃったのですよ・・・。
気温も低め。 濡れると冷えそうだし 景色も残念なので、
左に見える建物 トイレなのですが その軒先でしばらく雨宿りしました。 -
一ノ倉沢概念図 岩の名前が示されています。
小説や映画で聞いたことのある名前の岩場
衝立岩、滝沢スラブ(滝沢第三の鬼スラ)本谷・・・。
遭難者数でギネス記録を持つ谷川岳 800名以上の方が遭難死されています。
その数の多くは 昭和初期の登山ブームの頃 まだクライミング装備が充実していない時代
一ノ倉沢のクライミングでの事故によるもの。 -
沢山の命を飲み込んだ谷
紅葉がきれいなはずの景色も
今日のこの天気 低い雲が上部に垂れ込め
迫力と共に怪しさに満ちていました。 -
一ノ倉出合のあたりには あちこちに遭難慰霊碑が。
ひとつひとつを見れば、10代の若者の名前も。
ベースプラザの手前には 土合霊園地 谷川岳遭難者慰霊碑もあります。 -
さて、目的地の一ノ倉沢まで来ましたが、
雨も止んできたのでもう少し先まで進んでみます。
その先は舗装路ではなく 落ち葉の積もる砂利道となりました。 -
標高差はわずかでも進むにつれて紅葉景色は広がりましたね。
雨は一応やみましたけど お昼頃に回復するかどうか・・・。 -
雲はずっと低いまま。
岩山が全部見える程にはなかなかなりません。
まぁこの景色も 魔の山谷川岳っぽいって言えば~そうかも~ですが。 -
この砂利道は相変わらず 国道291号な訳です。
一ノ倉沢までは 電気バスも通れる道
そのから 清水峠を越えて居坪坂分岐までは徒歩で通行は可能だとか。
その 更に先は トンネルの崩壊、崖、道路、橋が途切れたり草だらけの廃道になっているそうです。
それでも 国道扱いのままで「酷道」と言われる所以。
雪も多い場所です。
道路脇の木々は見事なまでに皆 弧を描いて立っていました。 -
幽ノ沢出合に着きました。
マチガ沢出合、一ノ倉沢出合そして幽ノ沢出合。
出合とは山用語で 複数の地形が合流する場所の事です。
川や沢が合流する場所を指します。
ここは 河原があって休憩場所にも良さそうです。
ただし、大雨の場合は危険そうですね。 -
この岩壁もクライミングポイントだそう。
下の紅葉はきれいですが
岩場は険しそう。 -
幽ノ沢出合の所に 「ブナのしずく」と言う湧水ポイントがありました。
今日は寒い位。冷たい石清水を飲む気にはなれませんでしたー。 -
黄色く色づいたトチの葉
-
ここまでの道 道路脇にこんな石垣がたびたび見られるのです。
丁寧に積まれた石垣が不思議な感じでした。
明治18年(1885)に清水峠越えの道は旧国道8号として開通しました。
(一般国道291号となるのは昭和45年)
その頃の名残としてこの石垣が残っているのです。 -
石垣も この舗装もされていない道が国道であると判るまでは 不思議に思われましたが
所々岩につけられた金具は一体なんなのか?が謎です。
比較的低い位置にある事と 岩は高く続いてはいないので、
クライミングには関係なさそう。
わっかの付いた釘状のものが打ち付けてあるのは一体なんでしょうか?
ここは旧8号国道として開通した当初 馬車道であったもの(開通は明治18年)
馬をつないでおく為の環金具だったりするのかなぁ?と思ったりも・・・。
でも、旧国道8号は開通後 1カ月で土砂崩れが起こり 雪解け後は更に各所が寸断され
馬車道の機能は失われていたそう。
金具は そんな130年以上前からあるものとは思えませんねぇ。 -
幽ノ沢出合の少し先まで来ました。
この少し先で新道に入り 湯桧曽川沿いに戻るのがダンナのプランでした。
しかし、小雨が度々降る天気では 沢沿いは滑りそうなので
このあたりで折り返す事にしました。 -
青空も見えてきて 以降お天気回復かな?と言う感じに。
来た道を戻りつつ明るくなってきた紅葉景色を眺めます。 -
びっしり苔生した石積み。
これも道の端に 積まれた歴史の跡。 -
今日の紅葉は まだ「紅」が足りない あとちょっと!と言う具合でしたね。
あと一週間後が ピークな気がしました。
カエデもなかなかこんなに紅くはなっているのは見つからず・・・。 -
一ノ倉沢出合まで戻って来ました。
時間もそろそろお昼。
この河原で昼食にします。
今日は 持ってきたカップ麺。コッヘルでお湯を沸かして。
暖かい汁気のあるカップ麺がありがたい寒さでした。 -
行きに通った時よりは雲は上にあがっていましたが~取れはしなかったです。
大勢の人たちもお昼を食べていました。
こんな紅葉景色を眺めつつ お昼を食べ終えた頃・・・
なんと又しても雨が降って来てしまいましたよ!
なんともコロコロ変わる 谷川岳のお天気!
ザックカバーを引っ張り出して レインウエアのフードを被り
カメラもしまって 戻り道を急ぎました。
しか~し まだまだ観光らしい軽装で上がって来る方も多かったですね。
傘があればマシですが 傘無し レインウエアも来ていない方も多く
気温も低くて 心配になっちゃいましたよ。 -
ベースプラザもあと少し と言う場所にある
山岳資料館に入ってみました。
レインウエア結構濡れてましたよ。雨水を払って入館。
歴史のありそうな 登山、クライミング用品の数々や資料。
所せましと展示されていました。 -
山岳資料館 入館は無料です。
じっくり見ている 登山歴の長そうなおじさまも。
ビデオにはエヴェレスト神々の山嶺 が映されていましたね。
今日は 予想に反したお天気となってしまいました。
山の天気は難しいので仕方ないです。
紅葉はあと一歩、な感じ。
それでも 一ノ倉沢の大迫力の岩壁と紅葉景色が楽しめた一日でした。
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