3年振りの金沢旅

2023/06/15 - 2023/06/16

3年振りの金沢旅、前回は2020年の冬の旅でした。
今回も美食を堪能し、街歩きも楽しみました。

エリア 金沢(石川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

特急サンダーバードは、大阪～金沢間を結ぶ、北陸線の特急列車です。

特急 サンダーバード 乗り物

ゆったりとした車内です。

「鼓門」は、金沢駅のシンボル。
金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージしています。
高さが13.7mあり、2本の太い柱に支えられた門構えは圧巻です。

鼓門 名所・史跡

もてなしドームは、金沢は雨や雪が多いため「駅を降りた人に傘を差し出すおもてなしの心」をコンセプトに誕生。
幾何学模様のガラスの天井がやさしく迎えてくれます。

もてなしドーム 名所・史跡

金沢駅構内に金沢市観光案内所があります。
総合的な観光案内、金沢市内１日フリー乗車券も販売しています。

金沢市観光案内所 名所・史跡

駅構内を出てすぐ左手に半円状に広がっているのが「金沢駅東口バスターミナル」です。
中心付近に総合交通案内所があります。

金沢駅バスターミナル 乗り物

城下まち金沢周遊バスは観光に便利です。
金沢駅東口を起点に、金沢市内の主要な観光地をめぐります。
「右回りルート」「左回りルート」それぞれ約１５分間隔で運行しています。

城下まち金沢周遊バス 乗り物

金沢の食文化を支える「市民の台所」として親しまれている近江町市場。
新鮮な海産物や野菜などの生鮮食品が手に入ります。

近江町市場 名所・史跡

近江町市場の小さなおもち屋「すゞめ」さん、自家栽培のもち米を使用し杵づきしたお餅や和菓子などを販売しています。
杵つき餅と香ばしい黒豆が絶妙の「塩豆大福」が人気です。

すゞめ 近江町市場店 グルメ・レストラン

近江町市場店限定の「すゞめのまる焼き」は新名物。
本日のお味は、能登牛カレーそぼろ・塩豆あずき・抹茶みるくあん・あんこクリームチーズ。

まる焼（塩豆あずき）をイートイン。
外はサクッとしてモチモチ、さらに中にもお餅が入っています。
餡子も甘すぎず、美味しく大満足。

お宿は「三井ガーデンホテル金沢」。
尾山神社に近く、何処に行くのも便利な立地です。

三井ガーデンホテル金沢 宿・ホテル

館内はスタイリッシュな雰囲気で素敵です。

和菓子木型のオブジェがいいね。

お部屋は加賀友禅を採用した上質なデザインで安らげます。

クイーンサイズのベッドを配した広々とした部屋です。

ゆとりのあるリビングセット。

バスルーム。

ランチは金澤おでんを代表する店「赤玉 本店」さんで。
片町周辺のおでん屋さんでランチ営業もしているのは赤玉本店だけなので貴重ですね。

赤玉 本店 グルメ・レストラン

平日限定のおでん定食を注文。
おまかせおでんは４種、大根・赤巻・車麩・シュウマイ。
ご飯は茶飯をチョイス、お味噌汁・小鉢・漬物のセットです。
おでんは薄味だけど味わい深いお出汁がしみて、絶品。

牛すじ煮込みも柔らかくて、とても美味しく大満足でした。
　

お鍋を覗かせてもらうと、あれもこれも食べてみたくなりました。

ホテルに戻り、最上階の大浴場で寛ぎます。

金沢城址公園のパノラマが広がります。

寝湯でゆったりとしながら、景色を堪能。

夕食はお寿司にしましょう。
「もりもり寿し」さんは人気の回転寿司チェーン、片町店に伺いました。

もりもり寿し 片町店 グルメ・レストラン

メニューが豊富、好きなものを好きなだけ頂けて、気軽に入れるお店です。
回転はしていなくて、タッチパネルで注文する方式。
注文すると職人さんが握ってくれます。

身が引き締まり、脂ののったぶりとろが最高。

とろサーモンの脂が甘い。

アジも美味。

コリコリ食感のつぶ貝も美味。

　

がすえびはプリプリで甘みがあり、ねっとりと濃厚な味わい。

白いかはコリコリで甘い。
新鮮なネタを堪能できました。

朝食は１階にある「能加万菜 万庭」さんで。
石川県の恵みを存分に味わえる「おばんざい朝食ビュッフェ」です。

能加万菜 万庭 グルメ・レストラン

加賀野菜の金時草の酢の物・車麩の玉子とじ・金沢おでん・治部煮・加賀野菜サラダ・加賀野菜をベースにした特製ドレッシング・能登豚のしゃぶしゃぶ・のどぐろのお出汁のお茶漬、など石川県を丸ごと楽しめます。

　

器は石川県の工芸品（九谷焼や山中漆器など）で、優雅な気分になります。
どれもとても美味しく大満足。
石川県の食の素晴らしさを実感できました。

金時草の酢の物と手毬寿司。

能登豚のしゃぶしゃぶ。

金沢の名物グルメ「おでん」、ソウルフードとして定着しています。

薄味のお出汁が美味。

治部煮は金沢の郷土料理。

鶏肉に小麦粉をまぶしてあるため、汁にとろみがあります。

家庭料理の「加賀車麩の卵とじ」、煮汁がしみ込んだ車麩が美味。

のどぐろのお出汁のお茶漬が絶品でした。
「能加万菜 万庭」さんの朝食、おすすめです。

尾山神社にお参りします。

尾山神社 寺・神社・教会

二代藩主・前田利長は、金沢城と城下の防備のため東西の内惣構を、さらに東西の外惣構を造ったといわれています。
尾山神社前にも遺構があります。

金沢城惣構跡 (西内惣構跡尾山神社前遺構) 名所・史跡

全国的にも珍しい和漢洋の3つの建築様式が用いられた「神門」は金沢市の代表的な観光スポットとして有名です。

国の重要文化財にも指定されており、特に、最上階にはめ込まれたギヤマンは美しく、訪れた人を魅了します。

前田家の家紋「梅鉢紋」。

教会のようなステンドグラスが美しい。
また、日本現存最古の避雷針が施されています。

樹齢200年を越える蚊母樹(いすのき)は、マンサク科の常緑樹。

加賀藩祖・前田利家公と正室お松の方を祀ります。

本殿は古式に則った三間社流造で、簡素にして神厳に満ちた社殿です。

本殿の周囲にめぐらされているレンガ造りの玉垣、レンガを使用したのは金沢ではここが最初です。
アクセントに前田家の家紋である加賀梅鉢の紋様が組み合わされています。

尾山神社の庭園にあたる神苑。

尾山神社庭園 公園・植物園

別名、「楽器の庭」と呼ばれる池泉廻遊式庭園です。

旧金谷御殿の庭園であって、かつては辰巳用水の水が流れていました。

前田利家公像、槍の名手だったため「槍の又左」の異名をもって敵軍に怖れられました。

お松の方像。
前田利家公の正室で、学問や武芸をたしなむ才能豊かな女性であったと伝えられています。

摂社・金谷神社。
二代藩主前田利長公をはじめ三代から十七代までの藩主、当主と正室（夫人）をお祀りしています。

金沢城の金谷出丸跡。

神社の裏門にあたる東神門。

神社の裏手に、2020年（令和2年）鼠多門と鼠多門橋が完成しました。

金沢城公園から鼠多門・鼠多門橋を通って尾山神社、そして長町武家屋敷跡界隈までたどり着けるようになり、新たな城下町巡りが楽しめます。

鼠多門は、金沢城の西側の郭である玉泉院丸に位置し、木橋（鼠多門橋）により接続される金谷出丸（現在の尾山神社境内）からの出入口として機能していました。

鼠多門は、大扉の上に櫓が作られる櫓門形式の城門。

金沢城公園 鼠多門 名所・史跡

かつて玉泉院丸庭園と尾山神社を結んでいた門と橋が復元されました。

金沢城の西側、黒い海鼠漆喰が特徴の「鼠多門」。
明治期に失われて以来約140年ぶりに復元整備され、往時の姿が甦りました。

玉泉院丸庭園は、廃藩時まで金沢城内玉泉院丸に存在していた庭園です。

金沢城公園 玉泉院丸庭園 名所・史跡

城内に引かれた辰巳用水を水源とする池泉回遊式の大名庭園。

庭園は明治期に廃絶され、その面影は失われていましたが、平成27年3月、歴代藩主が愛でたであろう庭園の姿が再現されました。

金沢城では、さまざまな種類の石垣を見ることができます。
色紙短冊積石垣は、石垣の上部に滝を組み込んだ特別な石垣です。

城郭石垣の技術と庭園としての意匠とが見事に融合した金沢城ならではの傑作とされています。

三十間長屋（重文）は、2階建の土蔵。
現在、屋根の修復工事を行っています。

橋爪門は、二の丸の正門です。
高麗門形式の「一の門」、石垣と二重塀で囲われた「枡形」、櫓門形式の「二の門」からなる枡形門で、枡形は城内最大の規模を誇ります。

五十間長屋は、一般的には「多聞櫓」と呼ばれるもので、武器や什器等の倉庫です。

河北門は、三の丸の正面であり、金沢城の実質的な正門です。

金沢城は、江戸時代には加賀藩主前田氏の居城でした。
城址は国の史跡に指定されており、城址を含む一帯は金沢城公園として整備されています。

金沢城公園 公園・植物園

石川門（重要文化財）、現在は金沢城公園の表門として親しまれています。

石川郡の方を向いていたと言われることからその名がついたと言われます。

型式的には桝型門で、表門・多聞櫓・渡り櫓・菱櫓・太鼓塀から構成されます。

左右で組み方が違う石垣。

石垣には各大名の紋章を彫り込んだ「刻印石」が残ります。

百万石の風格を漂わせるその堂々たる構えが美しい。

石川門 名所・史跡

金沢城公園石川橋下に前田利家公の像があります。

観光を終え、金沢駅に戻って来ました。

金沢駅でお土産を買うなら、「金沢百番街あんと」か「おみやげ処 金沢」が便利。
Rinto内にある「おみやげ処 金沢」は、広い店内に金沢北陸の銘菓・珍味・駅弁など、種類豊富に揃っています。

おみやげ処金沢 お土産屋・直売所・特産品

一際目立つビーバーのコーナー、人気のお土産のようです。
北陸製菓（金沢市）が製造、北陸で長く愛され続けるビーバーは、昆布のうまみが効いた揚げあられです。

のどぐろビーバーは、ノドグロの粉末をまぶしてあって旨味が最高。

白えびビーバーは、白えびの香りと甘みがなんとも絶妙。
サクサク食感で、食べ出すと止まらない美味しさです。

金沢駅構内にある「金沢百番街」は3つのエリアに分かれています。
「あんと」は、地元の名店が集まった商業施設です。

地元の和菓子、地酒、工芸品が揃うお土産ショップから、金沢ならではの味が楽しめる飲食店が数多く揃っています。

小さなおもち屋「すゞめ」さん、金沢百番街 あんと内にもお店があります。

すゞめ 金沢百番街店 グルメ・レストラン

杵つき餅と香ばしい黒豆が絶妙の「塩豆大福」が人気です。

柚子大福と塩豆大福のセットを購入。
塩豆大福は、お餅のもちもち感とほっくりした黒豆の相性が最高。
甘さ控えめの粒あんの上品な甘さがいいですね。
柚子大福は、柔らかいお餅と爽やかな柚子の香りが秀逸です。
　

「金沢・茶の間 フランドール」さんは、加賀棒茶や五郎島のさつまいもなど地元の素材を使った洋菓子が人気です。

金沢・茶の間 フランドール グルメ・レストラン

五郎島のおいもやきを購入。
ほっこりとした石川県産さつまいも「五郎島金時」と香り豊かな「五郎島紅はるか」をブレンド。
ホクホク感があり、さつまいも本来の風味でとても美味しく大満足。

　

「まめや金澤萬久」さん、萬久の顔ともいえる「豆箱」・甘納豆・豪華絢爛な「金かすてら」・型ぬきバウムなど、こだわったお菓子が揃っています。

まめや金澤萬久 金沢百番街店 専門店

はしっこラスクを購入。
「金かすてら」のはしっこをラスクにしたもの、金箔が付いているので豪華に見えます。
サクサク食感でほんのり甘くて美味しいです。

「ル・コタンタン金沢」さん。

ル・コタンタン金沢 グルメ・レストラン

代表銘菓「きんつばビスキィ」は、フランス産のクリーミーで香り豊かな手作りバターと金沢で愛されてきたきんつばとの出会い。
洋と和を結んだ新しいお菓子の食感と美味しさを楽しめます。

プレーンと抹茶のセット。
ビスキィの上にきんつばが乗っている感じ、厚みも半々。

新感覚のきんつばですね、和風のきんつばが洋風スイーツになっています。
とっても美味しくて気に入りました。

河内屋さんは創業70有余年続く北陸を代表する蒲鉾専門店です。
店頭には様々な蒲鉾が並び、どれも魅力的です。
お鮨のような美しい「鮨蒲」や細工蒲鉾など、まるで芸術品ですね。

びっくり揚は大判の河内屋流さつま揚げ、いかとごぼうがありました。
大きくてボリューム満点です。
すり身といかが美味しく、食べ応えがあります。

「たい焼き工房 土九 金沢駅あんと西店」さん、和菓子職人が手がけるたい焼きを味わえます。

たい焼き工房 土九 金沢駅あんと西店 グルメ・レストラン

５種類のお味があります。
金沢たい焼き(粒あん)・りんごカスタード・五郎島金時・能登大納言＆白玉入り抹茶クリーム・アイス入りたい焼き。

五郎島金時を購入。
加賀野菜の五郎島金時を焼き芋ペーストにして、砂糖だけで甘さを整えた鯛焼きです。
皮は香ばしくサクサク・モッチリ、たっぷり入った餡は五郎島金時の上品な風味が感じられます。

サンダーバードで帰阪します。

いよいよ、2024年春に北陸新幹線、金沢～敦賀間が開業します。
これに伴う「サンダーバード」など北陸方面へ向かう在来線特急列車の去就も気になるところです。