2023/04/29 - 2023/05/01
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bell-sanさん
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新型コロナウイルスの感染拡大から3年半。ようやく落ち着き、海外へ行けるようになりました。
コロナ後の実質初の海外復活はやっぱり、お気に入りの中国へ。
しかし日本人の「ビザ免除」は停止中。観光ビザを取得するのが正攻法ですが、ビザ申請は混雑していて非現実的。
どうしようかと考えていると、中国には元からトランジットビザ(過境免簽)という制度があるのをニュースで知りました。
これなら日本で事前にビザ取得しなくても中国に入国できそう!
また、香港から深センへは「特区旅游ビザ」が存在。現地で取得できるため、うまく組み合わせれば北京と深センの観光ができるのでは?
それならチャレンジ!と、ゴールデンウイークに中国の北と南で4年ぶりの旅を敢行しました。
コロナの間で中国の街も旅の形もさらに進化。変化を感じる旅にもなりました!
第1日 大阪・関西空港→北京首都国際空港(中国国際航空)
CA928 13:50→16:15
第3日 北京首都国際空港→香港国際空港(中国国際航空)
CA109 12:55→16:25
第4日 香港→羅湖口岸→深セン(地下鉄)
第6日 深セン→香港西九龍口岸→香港(中国高速鉄道)
第8日 香港国際空港→大阪・関西空港(香港エクスプレス)
UO862 15:40→20:30
ようやく書き上げた第2回は、北京滞在の前半!
戦争の歴史を振り返り、最新の名所を訪ねる旅になりました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩 飛行機
- 航空会社
- 中国国際航空
PR
-
トランジットビザで中国に4年ぶりに無事入国!
北京首都国際空港から市内に向かいます。
いつもの机場線。見慣れた景色に安心です。北京首都国際空港 (PEK) 空港
-
車両が新しくなっているみたい。
前はもっと座席が布張りで疲れていたイメージあるけど、
きれいになっていました。 -
机場線の東直門駅で下車。
以前は机場線の起終点でしたが、
コロナの間にさらに1駅延伸されていました。
大部分の人が降りたから実際は東直門がターミナルとして
機能しているみたいです。東直門駅 駅
-
4年ぶりの中国の街並み。
感動です! -
東直門駅から歩いて15分ほどで今回の宿、
ホリデイ・イン・エクスプレス北京東直門に到着です。ホリデイ イン エクスプレス ベイジン トンチーメン ホテル
-
広々としたロビーでカジュアルながら高級感あり。
いつもはもう少し安いホテルに泊まるんですが、
今回はトランジットビザを取るために、
ある程度、名前が通ったホテルのほうが入国もしやすいかと思い奮発!
空港で入国できなかった場合に当日夕方でも無料キャンセルできるように
ホテルの公式サイトで予約しておきました。 -
部屋もさすがにクオリティー高し。
トランジットビザと、4年ぶりの入国で
ちょっと緊張していたので、やっと心がほぐれました。 -
部屋からの眺めもグッド。
市内中心部にありながら緑も多めで落ち着きます。
コロナ中だったら、中国入国は2週間、
ホテルで隔離があったそうだから、大変だったでしょうね。 -
ホテルでゆっくりしていたら、すぐに日が暮れていきます。
ホテル近くの春秀路にあったこの店で、久しぶりの中国の夜ごはん。
「中国伝統蘭州拉面」というお店です。 -
店内は適度な広さで装飾もそれなりに豪華。
きちんと気を使っている店みたいなので、これは期待できそう!
新疆の人たちなのか、先客が家族で食事をしていました。 -
写真付きのメニューがあったから安心。
一番最初に載っている「牛肉面套餐」にします。
牛肉面の他にいろいろ付いているみたい。
セットで45元(900円)とお手頃。 -
揃ってみると結構なボリューム!
もちろん燕京ビールも注文して、グビッといただきま~す! -
メインの牛肉麺はこちら。
あっさりスープで麺はもちもち。
おいしい! -
羊肉の串焼きも追加でオーダー。
柳の枝に付いてくるかと思ったら金属串でした。
でも、ジューシーで味は抜群!
1串5元。 -
それと、ヘルシーに豆干を注文!
日本ではあまり食べられないから、中国来たら結構食べる。
20元だったかな。 -
店を出てホテルへ戻っていたら、
やけに人が歩いているので、歩いてくる方向へ行ってみたら、
近くに北京工人体育館がありました。
なにかプロスポーツの試合でもあったみたいです。
とにかくすごい人出! -
ホテル近くの便利店でビールとポテトチップと
アイスクリームを購入。
部屋で4年ぶりの本格海外旅行に乾杯! -
北京2日目の朝。
今日も天気が良さそうです。 -
朝にニュースを見ていたら、
中国各地でもコロナ明けで行楽地の人出が戻っているとの
ニュースをやっていました。
ゼロコロナから一転、4カ月でここまで雰囲気変わるなんてね。 -
ホテルで朝食。
ちょっと取りすぎたかな。 -
朝食は品数も多く、席数もゆったりしていて
さすがそれなりにレベルのホテルだと感心しました。 -
北京での滞在は実質きょう1日しかないので、
早々に行動開始!
日本で中国工商銀行の銀聯カードを以前に作っていて、
日本の円預金が中国で中国元で引き出せるから便利だったのですが、
ATMに行ったら使えませんでした。
よく見るとカードの有効期限が切れており、
日本に帰国後、銀行で調べたら数年利用がなかったので凍結されているとのことでした。
ちなみに、今は中国での現金引き出しはできなくなったらしく、
買い物だけにしか使えないそう。
中国ではデビットカードよりもQR決済の時代になったので、
あまり使い道はなさそうですね。。 -
東直門から地下鉄を乗り換え、
北京西駅にやってきました!
北京西駅は2017年に平遥古城へ出かけた際に利用したことありますね。
【中国・平遙&北京】明代の城壁に守られた世界遺産の町へ(1/大阪→北京→平遥古城)
https://4travel.jp/travelogue/11225239北京西駅 駅
-
北京西駅からは路線バスに乗り換え。
始発駅だからガラガラだったけど、
この次のバス停から結構乗ってきました。
車内に警備員が同乗していました。 -
百度地図のアプリは必須!
現在地と目的地を入れると、こうしてバス路線も的確に指示してくれるし、
今どこを走っているかもわかるから降りるタイミングもわかって便利。 -
北京西駅から20分ほどで「抗戦雕塑园站」に到着!
-
北京は5度目ぐらいなので、
主な観光地は行っているため、
どこへ行くか思案した末に、
「中国人民抗日戦争記念館」を訪ねることにしたのでした。 -
日中戦争のきっかけになった盧溝橋のすぐ近くにある記念館。
入り口には当時から残っているような門がありました。 -
門を抜けると並木の緑がきれいな道が続きます。
-
コロナ後の中国ではQRコードの利用がさらに浸透し、
今回の記念館のような観光名所のほとんどは
事前にスマホで予約か手続きが必要になっていました。
入場口の近くにはまだ予約が済んでいない人のために、
QRコードの読み取りができる石碑が建てられていました。
中国では一人ひとりに身分証が配られており、
スマホで予約すると結局は実名で予約することになるため、
いわゆる「実名制」がほとんどの箇所で導入されています。
外国人観光客には、これが非常に厄介になっています。
国家級の観光地では箇所によってはパスポートナンバーで予約できるのですが、
スマホでSMS認証が必要なため、今回は中国在住の友人に手伝ってもらいました。 -
中国人は身分証を読み取り機にかざしてスムーズに入場。
しかしパスポートはそうは行かず、係員に提示。
奥の事務所で確認してから返してくれて、晴れて入場となりました。
これが正面玄関。 -
共産主義のマークが迎えてくれます。
記念写真を撮る人がたくさんいました。中国人民抗日戦争記念館 博物館・美術館・ギャラリー
-
中は結構広くて、台湾での戦いを紹介するエリアが右側に別れてありました。
-
入って正面のレリーフ。
日本人だととても肩身が狭くて、
大人しく入っていたのですが、
入り口には日本語のパンフレットも設置されていて、
日本人を拒んでいる雰囲気はありません。 -
偉大勝利、歴史貢献。
中国では日中戦争は「抗日戦争」とされており、
「国家の主権と領土保全を守った抗日戦争の勝利は、中国人民が近代以降、外敵の侵入に抵抗して初めて収めた完全な勝利だった。抗日戦争の勝利は世界反ファシズム戦争の勝利と人類文明の進歩のための事業に大いに貢献した」と総括されています。 -
最初に時系列を紹介する壁面では、8月15日に日本が幸福したことが書かれています。その後の戦後処理もあり、中国では9月、10月まで戦争が続いていたことになっています。
-
関東軍が中国東北部(満州)に侵入し、さまざまな事件を起こした過程が生々しい写真とともに紹介されています。子どもたちに熱心に説明する親の姿が目立ちました。
-
張作霖の乗った列車が爆破された時の写真も展示されていました。
満州事変につながり、日本の侵略がが本格化していくことなりました。 -
雪の中を戦った様子もジオラマ風に紹介されています。
どの展示も熱心に見ている人が多い。 -
日本の侵略と中国側の抵抗の様子が詳細は地図で説明されています。
-
ここにもジオラマがありました。
-
記念館が立つ北京郊外の盧溝橋で1937年7月7日に置きた盧溝橋事件が説明されています。演習中の日本軍が、兵1名の行方不明をきっかけに中国軍を攻撃。日中戦争へとつながっていくことなりました。
それにしても、小さな子どもたちの多いこと。。 -
日本軍の「暴行」(中国側の表記による)に関する展示にも広いスペースが割かれていました。
-
南京事件では中国側の発表によると、30万人が犠牲になったとされています。
以前に南京を訪れた際も資料館を訪ねましたが、同様の展示がありました。
ここでは掲載しませんが、かなりグロテスクな写真も多数あり。
日本国内では議論がいろいろありますが、写真が残っている事柄は少なくとも事実と思われるため、やはり日本人の一人として深い反省の気持ちを抱かずにはいられませんでした。 -
日本各地で中国人が労役などに従事した箇所の紹介もありました。
-
日本軍が行ったとされる細菌や化学兵器の研究に関する展示もありました。
中国では現在も化学兵器の跡地が発見されることがあるそうで、健康被害への対策が課題になっていると言います。 -
1945年の終戦時の日本の新聞。
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展示は戦後の東京裁判に関しても続きました。
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東京裁判で戦争犯罪が認定された被告も紹介されていました。
展示を見ていると、中国では日本の軍国主義に戦争責任があるとの立場が一貫しており、
一般の日本国民を批判する姿勢は感じられませんでした。 -
最後は日本と中国の戦後の関係を紹介するコーナーもありました。
-
日本と中国の国交回復、その後の友好親善に続けられた努力が展示されています。
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1972年の日中国交正常化に関する共同宣言の書面も展示されています。
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1978年には日中平和友好条約が結ばれました。
近年、中国が日本に攻めてくるイメージが流布されていますが、
両国間には平和条約があることを忘れてはなりませんね。 -
戦後の展示にはあまり人がいなかったのが残念ですが、
日本と中国は二千年以上も交流があり、世界的に見ても
こんなに長い関係がある国同士も珍しいんですよね。
歴史はしっかり見つめながら、
お互いに切磋琢磨して、いい関係が続いてほしいものですね。 -
外に出ると青空と白い雲がとても鮮やか。
はためく中国の五星紅旗を見ながら、所々に雲もありながらも、日本との関係がこの青空のように、ずっと晴れ渡っていてほしいと願いました。 -
さて、またバスに乗って北京市内に戻ります!
-
それにしても今日は天気がいい。
青空に映えるビル群を見ていると、北京も本当に発展したのだと実感! -
北京西駅に戻ってきました!
北京西駅 駅
-
駅前のどこかの店で遅めの昼食にします。
柳州の螺?粉の店に入ってみましょう。 -
「螺蛳粉」は広西チワン族自治区柳州市の名物グルメ。タニシ麺の別名があり、近年はすっかり全国区のグルメになった感がありますね。
タニシはどこに入っているのかわからないけど、とても具だくさん。
辛さは抑えてもらって完食!
こうして町の普通の店で食べるのもコロナ後初めて。感慨深いです。 -
北京西駅から地下鉄で移動!
-
北京西駅から地下鉄7号線で1時間15分。
やってきたのは「北京環球度假区」。
ユニバーサル・北京・リゾート! -
「北京環球度假区駅」は、地下鉄7号線と、八通線(1号線と直通)が乗り入れており、とても広くて大きな造りです。
-
将来的に北京首都空港と大興空港を結ぶ城際鉄道も乗り入れることになっているらしく、北京の東部の交通拠点になります。
-
駅を出るとすぐにユニバーサル・北京・リゾート。
着いたのが午後だったので、人影は多くありませんでした。
手荷物検査を簡単にパスして、中へ。 -
入園は事前予約制になっています。
-
この看板は撮影スポットかな?
-
パークの入り口までは入場券を持たない人も無料で進むことができます。
大阪でもJRの駅から入り口まの間が商店街になっているように、
テーマパークの雰囲気を模したショップやレストランが続きます。
大阪よりもはるかに大規模! -
とても明るく開放的な雰囲気。
所々にグッズを売る屋台も出ています。 -
グッズと売る店もあります。
大阪にもパークの外側に売店がありますもんね。 -
通りの突き当りに、ユニバーサル・スタジオならではの球体が!
大阪では壁がバックになっていますが、ここでは広場の中央にあります。 -
オフシャルのカメラマンがいるらしく、青いジャケットを着たカメラマンが記念撮影に応じていました。
中国の観光地では、一番良い撮影スポットを私設カメラマンが占拠しているケースをよく見るので、これはいいアイデアかも? -
球体の広場を右に折れると正面に巨大はビルが!
後から調べると、建物は「The Universal Studios Grand Hotel」になっているみたい。オフィシャルホテルで、1泊3万円ぐらいするみたい。
とにかくデカくてびっくり。
さて、チケットは持ってないので、
どこまで入っていけるか試してみます。
続きは次回! -
コロナで3年半ぶりに訪れた中国。
停滞していたように見えて、中国はさらに変化し、
北京にも新名所が誕生していました。
戦争も伝染病も旅行の大敵。
やっぱり平穏な毎日があってこそですね。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- メイリンさん 2023/11/06 13:02:49
- 目一杯動きましたね~
- bellさん こんにちは~。
北京の西に東に、目一杯の動線ですね!
抗日戦争記念館、事前予約ないと難しいですか。前回行ったとき月曜休館で断念しちゃったけどやっぱり見ておきたいですね。
日本地図に沖縄載せてないのは気になりますが、中国はどこもこういう載せ方でしょうかね。
ユニバは遠かったでしょう、お疲れ様でした。次回の旅行記楽しみです。
蘭州ラーメン🍜のお店美味しそう。そしてセットが45元は安いね。
- bell-sanさん からの返信 2023/11/07 08:24:26
- Re: 目一杯動きましたね~
- こんにちは。
久しぶりの北京滞在記、やっと公開できました!
後半もお楽しみに(笑)
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