イギリス(6)さよなら友よ／バーミンガム

2023/02/24 - 2023/02/27

旅の締め括りはロンドンから足を伸ばしてバーミンガム、コロナ禍で別れを告げられなかった大親友に、遅ればせながら感謝の想いを届けに。ご両親と想い出の地を巡りながら、幼い頃はこんな風景を見ていたのかな…と空想トリップ。新しいのに懐かしいいい街だったよ、ボビー。

エリア バーミンガム(イギリス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: イージージェット
• 旅行の手配内容: 個別手配

トリンダーデ駅から乗り換えなしでポルト空港、なんですが「あっちのトラムの方が早く着くわよ！」と地元の人たちにいざなわれ、皆で別のホームへ猛ダッシュ。

トリンダーデ駅 駅

どうやら空港で唯一のラウンジはなかなかのロケーション。プライオリティパスで入れます。ここでエッグタルト〆。

ポルト空港 空港ラウンジ 空港ラウンジ

欧州内だし…と油断しかけてましたが、シェンゲン協定非加盟の英国に戻る際には空港内で関門がもう一つ。

ポルト国際空港 (フランシスコ サ カルネイロ空港) (OPO) 空港

庶民の味方イージージェットでガトウィックまでは２時間強。ポルトを飛び立って間もなく、眼下にドウロ川とドン・ルイス１世橋が見えました。

ドウロ川 滝・河川・湖

ガトウィック空港から鉄道テムズリンクでロンドン橋乗換、地下鉄でユーストン駅へ。全部クレジットカードのタッチ決済でチケットレス。

ユーストン駅 駅

地下鉄ユーストン駅から、バーミンガム行きアヴァンティ・ウェスト・コーストが乗り入れるロンドンユーストン駅まではちょびっと歩きます。

早く着き過ぎて電光掲示板にも自分が乗る便の情報が出ておらず、暫し二階のスタバで暇つぶし。

アヴァンティは早めに予約すればする程リーズナブル。バーミンガムの玄関口、ニューストリート駅までは１時間強です。

親友ボビーのご両親が迎えに来てくれて、さぁまず夕飯、という所で「ちょっと薬局へ」。日本から持参した常備薬が底を突きました。英国では風邪程度ならどこでも見つかる市販薬（十分パワフル）で対処するとかで。

駅前の中華料理屋が集まる一角で、さっそく大歓迎の満漢全席。一帯のお店の看板デザインは、香港出身の父上が手掛けているのでどこへ行っても有名人でした。

ボビーが幼少期に過ごした家を見に行く道中も、当時の想い出話をたくさん伺って。

駅周辺に連なる街並みは重厚レトロなのに明るくモダン。

アイルランド生まれのファストファッション、PRIMARKも大盛況。初めて会った時にボビーがロンドンの店に連れていってくれました。お手頃だけどアジアのファストファッションには無いデザイン性と耐久性。

街のど真ん中に線路を見つけちゃいました。

どこへ行ってもこの手のものが視界に入ると乗ってしまいます。まだ車両も真新しいウェスト・ミッドランズ・メトロ。

ICカードを持っていない乗客は、車掌さんから切符を購入する仕組みで、これがグダグダ。我々はちゃんと買いましたが、超満員の車内をおじいちゃん車掌が行き交う内に乗り降りが続き、多分全くちゃんと徴収できていない雰囲気。

トラムで、欧州最大とも言われるバーミンガム市立中央図書館へ。某高級カバンの柄のような強めの外観ですぐ見つかります。

つい数日前に訪ねたポルトの本屋さんとは趣が真逆ながらも美しい。

まるでＳＦ映画！ただ真っ直ぐ上下するエレベーターでのぼったら勿体ない。

ご近所さんなのに実は図書館の中へ入った事がなかったというご両親も興味津々で。

盛大にシークレットガーデンと書かれた展望フロアも無料です。

市営住宅的なビル群の狭間に運河がチラリ。産業革命で発展したバーミンガムには運河も残されています。見に行くか？と問われましたが、寒いのでまた今度、と。

実は到着初日からずっと圧倒されていた、ブルリング。ニューストリート駅と一体化したショッピングモールは凄い異物感で、真横の聖マーティン教会との２ショットも近未来。でも、四六時中どこからでも見えているためあっという間に馴染んでしまいましたが。

ブルリング ショッピングセンター

教会の中へ。第二次世界大戦後に備えられたという巨大なステンドグラスも見事です。

再びチャイナタウン、２日目のランチは人気店で大行列。ボビーの父上と旧知のオーナーが「入って入って」と裏口入学、謝謝。

鶏の指先のアレだけあまり得意じゃなかったものの、他は百点満点ご馳走様です。

英国アルアルの御多分に洩れず、バーミンガムの美術館たちも入館無料です。悪目立ちの巨大人型アートが元から斜めっており、いつもイヤな予感がして遠回りしてました。

寒いのでご両親は帰宅。駅周辺を一人で散策です。ブルリング、生き物の如く見る角度によって全く別物に。

実はトラムのチケットは購入時に指定した区間は一日乗り放題。用もなく行ける所まで乗って引き返してみました。土曜の早い夕方だというのに、どうやらサッカー観戦を終えて早くもビール臭い乗客で通勤ラッシュ並みのすし詰め状態！

帰宅すると「市場で見つけたの」と超大物がシンクでスタンバイ。豪快な鍋料理を囲みながら、また想い出話の交換で夜が更けて。

生前愛用していたシャツを形見に譲ってもらいました。父上が「おまえはもううちの家族だから」と最後にハグしてくれたし、また帰省する事になりそうです。運河巡りもパブのはしごも出来なかったし、必ずきっと。