2019/05/30 - 2019/06/07
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父の「一度でいいから大西洋を横断してみたい。」という言葉から始まった8日間で世界をぐるっと一周周る旅の旅行記です。
父の色々な希望を叶えながら最終的にぐるっと巡る8日間の旅は、3日目に突入。
3日目の今回は、初ロンドンの父の為に計画したプランで、観光地を巡ります。
因みに、今回の旅行で父のやりたいことは以下です。
船に乗りたい→①で達成
ヴィクトリー号を見たい→②で達成
大西洋横断
アメリカでロッキー山脈を越えたい
大陸横断鉄道に乗りたい
世界一周
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旅は3日目に入りました。
イギリス好きの母と幾度となく渡英していまして、父からは毎回「何が楽しいのか?」と言われていました。
そこで、初渡英の父とベタなロンドン観光をしたいと思います。
今回の宿泊は「セントパンクラス・ルネッサンス・ホテル」です。こちらも実は観光スポットなのです。
ということで、早速観光スタートです。
写真は、前日チェックインをしたホテルのロビーラウンジ「The Hansom」。
車が発明される前の一頭立て辻馬車を「Hansom Cab」と言い、庶民の足となる現在のタクシー的な存在でした。ここは、以前のホテルが創業した1873年当時、駅に向かう乗客が「Hamsom Cab」を乗り降りしたタクシーの停留所だった場所なんだそうです。 -
ホテルは、2つの棟に分かれています。私達が宿泊したのは、現代的な作りの「バーロウ・ハウス棟」。そして、もう一つが「チェンバーズ棟」で、19世紀の歴史的な造りになっています。こちらはチェンバーズ棟を代表する「大階段」。
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細部まで拘った造りは、圧巻です。
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19世紀から時間が止まったかの様です。
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こちらは「The Ladies Smoking Room」、現在はパーティー会場だそうです。
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ロビーラウンジへ戻り、ラウンジの隣にある朝食会場にやって来ました。
こちらは「Booking Office 1869」といい、元々は駅の切符売り場だった場所なんだそうです。バーロウ・ハウス棟側にあって、元切符売り場だった名残で、駅の通路にも直結しています。 -
カウンターには、豪華な朝食用ビュッフェが用意されています。
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見た目も美しいフルーツ。
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パンの種類も豊富。
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素敵なイングリッシュブレックファーストになりました。
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地下鉄に乗り観光に出かけます。この「Oyster card」は前回訪れた2017年6月のチャージが残っていて、2年間未使用でしたが、問題なく使えます。
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王道の観光スポットに到着です。
「ビッグ・ベン(Big Ben)」にやってきました。地下鉄ウエストミンスター駅を下りて地上に上がります。
出た瞬間に目の前に見上げるビッグベン、ロンドンに来たと実感する瞬間です。
のはずが、なんと絶賛改修工事中。
幕に覆われたビッグベンに私は声を失います。それでも父は写真を何枚も撮って楽しそうです。なので、まぁ良しとします。ビッグベン 現代・近代建築
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ビッグベンの撮影を終えて、「ウエストミンスター寺院(Westminster Abbey)」にやって来ました。事前に日本からネット予約しています。寺院入口は大勢の観光客が並んでいます。でもこれで諦めたり後でまた来ようとか思ってはいけないのです。この行列は、時間が遅くなればなるほどもっと増えます。訪れるのは朝一がお勧めです。列はネット予約有りと予約無しに分かれていますが、予約してもそれなりに並びます。
ウェストミンスター寺院 寺院・教会
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寺院の中で、こんなものを発見しました。「Britain's oldest door(英国で一番古い扉)」です。
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寺院内は、オーディオガイドで巡ることが出来ます。寺院の聖堂内は撮影禁止。歴代の王侯貴族や政治家が眠る霊廟と、テレビの中継で見たことがある王室の式典が行われる内部は一見の価値ありです。
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中継では見ることがない寺院の細部を見ることも出来ます。
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この扉も古そうです。
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中庭をぐるりと巡り、この辺りは撮影可です。
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こちらは、小さく古い礼拝堂です。
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この後、回廊を歩いて最後はギフトショップやカフェがあったと記憶しています。
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お馴染みの寺院の姿が見えるこちらが見学の出口で見学終了です。
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次に向かったのは、向かい側にある「国会議事堂(The Palace of Westminster)」です。
国会議事堂 (ウェストミンスター宮殿) 現代・近代建築
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こちらは、事前にネット予約が必要です。ライオンとオリバー・クロムウェルの銅像。
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こちらの入場パスを首にかけて、見学スタートです。
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セキュリティを受けて入場します。
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初期の宮殿は、1090年ウィリアム征服王時代に完成。現在の形は14世紀に建てられたもので、1834年のロンドン大火で多くを焼失した様ですが、その後再建されています。
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こちらもオーディオガイドがあります。
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オーディオガイドを渡されて見学はここから始まります。
「ウェストミンスター・ホール」です。こちらは2022年に崩御された女王エリザベス2世の棺が安置され、多くの人達が弔問に訪れたあの場所です。 -
ホールの奥にある巨大なステンドグラスを正面にT字路にして、左右に両院「庶民院(House of Commons)」と「貴族院(House of Lords)」があります。
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こちらは庶民院、ここからは両義会場共に撮影禁止です。議会場はとても小さいです。テレビでもよく中継されて見ていましたが、席の間の通路も人一人が通るのがやっとで、議員達が座る席は擦れて古さが目立つ造り。そして、マイクやカメラが至る所に黒いワイヤーで吊るされていて、それもあってより窮屈に感じます。座席は議員の数よりあえて少なく、理由は立っていた方がより議論が白熱するからなんだそうです。
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通路には歴代の首相達の彫像。
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こちらは貴族院です。議会場の大きさは両院共に同じです。しかし、庶民院側はグリーン基調で装飾も非常に質素。それに対して、金の装飾と赤いベルベット素材の座り心地の良さそうな座席で、更に控えの部屋なども豪華な作りです。更に王族の控室もあり、庶民と貴族という歴史背景がよく分かります。
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見学の最後にカフェがあって、あまりの暑さにこちらで冷たいドリンクを買い喉を潤しました。イギリスの夏のハーブ「エルダーフラワー」味のジュースです。
事前予約で議会内にあるラウンジでアフタヌーンティーをすることも出来ます。人気がありますので、早めの予約が必要です。私が議会見学を予約した時には、既に満席でした。 -
セントジェームス・パークを散歩しながら、次にやって来たのは「バッキンガム宮殿( Buckingaham Palace)」です。
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毎年6月に開催される女王エリザベス2世の誕生日パレード「トゥルーピング・ザ・カラー(Trooping the Color)」翌週に控えて、予行練習が行われています。
バッキンガム宮殿 城・宮殿
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私も以前パレードを見学したことがあります。エリザベス女王が沿道からの「QUEEN!」の呼びかけに反応して、沿道のあっちにこっちにと向きを変えて笑顔で手を振る姿はとても印象的でした。
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バッキンガム宮殿は毎年7月から9月に一般公開されていて、ネット予約で申し込みが出来ます。私が以前訪れた時は、オーディオガイドの音声が当時のチャールズ皇太子でした。色々な物や場所を直に見ることが出来て、見学後にバッキンガム宮殿の庭園にあるオープンカフェで軽食をとり、ギフトショップもあり、とても楽しい時間を過ごしました。
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セントジェームス通りにやって来ました。奥に見えるのは「セントジェームス宮殿(St.Jame's Palace)」です。
こちらの通りは王室御用達の紳士達も通う老舗が軒を連ねる通りになっています。セント・ジェームズ・パレス 城・宮殿
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こちらのいかにも古めかしい店は「Berry Bros. & Rudd」の旧店舗。1698年創業の店舗で、店内は創業当時の造りそのままで一見の価値なんですが、数年前に写真向かって右手に進んで角を曲がった通りに新しい店舗を造ってしまいました。
オリジナルのウィスキーのバリエーション豊かで、酒屋の若旦那と思われる店主が上手に客の好みに合うお酒を選んでくれる素敵な店でした。
新店舗では、観光客が多く以前とは少々違う感じです。 -
こちらは、王室メンバーの靴も手掛ける「ジョン・ロブ(John Lobb)」。ビスポークのシューメーカーです。故女王エリザベス2世もこちらの靴を愛用していました。写真の「LOBB」の上にロイヤルワラントが2つ見えますね。確か3つ認定されていたはず。
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ロイヤルワラントは、認定を与えたロイヤルが死後も2年間は維持出来るんだそうです。なので、2024年までは故女王エリザベス2世のロイヤルワラントを見ることが出来ます。
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「ジョン・ロブ」なら日本にもあると思う方もいるかと思いますが、日本にある店舗は、パリの「ジョン・ロブ」で、現在エルメスグループの傘下でロンドンの「ジョン・ロブ」とは別の会社。
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私もいつかビスポークを作ってみたい。
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セントジェームス宮殿周辺には、
ブラザーズアンドラッド
ロック&Co. ハッターズ
ジェームズ・ジェイ・フォックス
ジョン・ロブ
トリッカーズ
角を曲がるとエドワードグリーン
少し離れたところですが、クロケット&ジョーンズ
と、調べると本当に歴史のある店ばかり。ウィンドショッピングするのもお勧めです。
更に、フォートナム&メイソンもこの近くです。 -
観光で沢山歩き午後になりました。
午後といったら、アフタヌーンティーの時間です。
ばらまき土産を買いたいという父の希望もあり、「ハロッズ(Harrods)」にやって来ました。ハロッズ 百貨店・デパート
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ハロッズのティールーム「The Harrods Tea Rooms」です。アフタヌーンティーを2名でシェアして食べられます。ヨーロッパの食事はボリュームがあるので、夕食はレストランを予約してしっかり食べるつもりなので、ここでは少し控えめにしてみました。
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サンドイッチ、ペイストリー、スコーンの3段プレートですが、サンドイッチが非常に凝っています。
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ジャムもクロテッドクリームも濃厚で、とても美味しいです。
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皆様は、ジャムとクロテッドクリームはどのようにスコーンの上に載せますか。
この時は、デヴォン派のクロテッドクリームの上にジャムで食べていますが、
最近はジャムの上にクロテッドクリームのコーニッシュ派です。比べると味に違いがあって面白いです。 -
ハロッズには店のオリジナルパッケージの専門コーナーがあって、紅茶やクッキー、チョコレートをまとめ買い。
その後、地下鉄で「ベーカーストリート」へ移動。
こちらの「Daunt Books」へ。 -
目的はオリジナルのエコバッグの購入。
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ベーカーストリートまで来たので、やはり一番有名な221Bに立ち寄るべきかと向かいましたが、住居であるミュージアムは激混みです。20年ぐらい前には、こんな行列はなく、ホームズ好きはオタク扱いでしたが、世の中不思議。
隣のギフトショップでこちらを購入。エコバッグマニアではありません。ただのシャーロキアン歴45年です。 -
コヴェントガーデンにやって来ました。なぜか写真がありませんが、ロンドン交通博物館を見学。近くのレストランを予約しているので、予約時間まで付近をブラブラと散歩。大道芸などもあって楽しいエリアです。
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本日のディナーは「ルールズ(Rules)」で、イギリス名物ローストビーフを戴きます。
ロンドンには、英国料理の老舗「ルールズ」と「シンプソンズ・イン・ザ・ストランド」があります。どちらもローストビーフなどの伝統料理で有名な名店です。
違いは、ローストビーフをシンプソンズは1名からオーダー出来て、ルールズは2名からしかオーダー出来ないこと。ルールズ 地元の料理
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メニューには、オイスターやシュリンプ、パイとプティングの文字。イギリスの伝統料理が並びます。
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シンプソンズは、シャーロック・ホームズにも登場する店ということで行ったことがありましたが、ルールズはまだ来たことがなく一度来てみたかったのです。
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料理を待つ間にこちらの告知が目に入りました。「ルールスロイヤルクリームティー」、これも魅力的ですね。
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2階のお手洗いを借りに階段を上がりました。2階にはバーカウンターがあります。
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店内は満席です。
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年季の入った店内の造りは、老舗の風格が漂います。
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ローストビーフに合わせて、お店お勧めのワインをオーダー。
「イギリスは飯が不味いと聞いていたが、美味いなあ。」と言って父も大満足の夕食で、この日を終えました。今回はここまでです。読んでいただきありがとうございました。次回4日目は、大西洋を横断します。
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