リスボン旅行記(ブログ) 一覧に戻る
リスボンの旧市街をとことこと走る小さな市電はリスボン観光のシンボルだ。レトロ風の車両に乗るには30分待ちもざら。その勢いで、急坂を上り下りするアセンソール(ケーブルカー)にも乗ったら、狭い車内にかなりぎゅうぎゅう詰め。それでもリスボンの素朴な古き良き時代体験にひたれて大満足。地下鉄や国鉄だって安価で便利。圧巻は、ヨーロッパでも次第に絶滅危惧種になりつつある電気機関車に引かれた客車特急に出くわしたこと。重々しい響きをを残して駅を出ていった姿を思い出すにつけ、次はポルトガルの北や南に行く特急の旅もいい。

市電が走るリスボンの国鉄、地下鉄、アセンソール

40いいね!

2023/04/28 - 2023/04/28

306位(同エリア2649件中)

0

54

Pメテオラさん

リスボンの旧市街をとことこと走る小さな市電はリスボン観光のシンボルだ。レトロ風の車両に乗るには30分待ちもざら。その勢いで、急坂を上り下りするアセンソール(ケーブルカー)にも乗ったら、狭い車内にかなりぎゅうぎゅう詰め。それでもリスボンの素朴な古き良き時代体験にひたれて大満足。地下鉄や国鉄だって安価で便利。圧巻は、ヨーロッパでも次第に絶滅危惧種になりつつある電気機関車に引かれた客車特急に出くわしたこと。重々しい響きをを残して駅を出ていった姿を思い出すにつけ、次はポルトガルの北や南に行く特急の旅もいい。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
4.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
航空会社
エールフランス
旅行の手配内容
個別手配
  • 【重厚なCPの客車特急に遭遇】<br />リスボンにもやや慣れたある日の夕方、ちょっと遠回りして地下鉄や国鉄を乗り継いで都心部まで出た。最初に向かったのは、長距離列車の新しいターミナルになりつつあるリスボン・オリエンテ駅:Lisbon-Oriente。国鉄と地下鉄のレッドラインの乗換駅。レッドラインは空港線なので、オリエンテ駅は交通の要衝として、21世紀スタイルのビル群が目白押し。

    【重厚なCPの客車特急に遭遇】
    リスボンにもやや慣れたある日の夕方、ちょっと遠回りして地下鉄や国鉄を乗り継いで都心部まで出た。最初に向かったのは、長距離列車の新しいターミナルになりつつあるリスボン・オリエンテ駅:Lisbon-Oriente。国鉄と地下鉄のレッドラインの乗換駅。レッドラインは空港線なので、オリエンテ駅は交通の要衝として、21世紀スタイルのビル群が目白押し。

    オリエンテ駅

  • 明るく軽快なオリエンテ駅で遭遇したのが、電気機関車に引かれて重々しく入ってきた下りインターシティ特急ポルト方面行き。プラットホームでスマホ片手に待っているたくさんの乗客を前にして、静かに、そしてゆっくりと停車した。<br /><br />ポルトガル国鉄の略称は昔も今もCP。現在の正式名称は、コンボイオス・ダ・ポルトガル:Comboios da Portugal と言うそうだ。コンボイとは、おそらく「輸送団」だから、少し重たそうな列車が来ても、「名は体を表す」ゆえ違和感なし。<br /><br />このスタイルの列車、ヨーロッパでも次第に数を減らしていて、英仏独はもちろんイタリア、スペインでも絶滅危惧種と言えそうなほどに少なくなってきた。どんどんTGVや新幹線スタイルの電車に置き換えられている。

    イチオシ

    地図を見る

    明るく軽快なオリエンテ駅で遭遇したのが、電気機関車に引かれて重々しく入ってきた下りインターシティ特急ポルト方面行き。プラットホームでスマホ片手に待っているたくさんの乗客を前にして、静かに、そしてゆっくりと停車した。

    ポルトガル国鉄の略称は昔も今もCP。現在の正式名称は、コンボイオス・ダ・ポルトガル:Comboios da Portugal と言うそうだ。コンボイとは、おそらく「輸送団」だから、少し重たそうな列車が来ても、「名は体を表す」ゆえ違和感なし。

    このスタイルの列車、ヨーロッパでも次第に数を減らしていて、英仏独はもちろんイタリア、スペインでも絶滅危惧種と言えそうなほどに少なくなってきた。どんどんTGVや新幹線スタイルの電車に置き換えられている。

    オリエンテ駅

  • この特急列車は、先頭の電気機関車に続く6両が2等車、最後の2両が1等車の8両編成。ステンレス鋼板の銀色と黄緑色の2等客車が旅情をそそる。現代の客車はエアコン付きなので、もう窓は開かない。古い映画のシーンのように、窓から身を乗り出して手を振ったり、手の甲にキスするシーンはなし。<br /><br />ちなみにポルトガル国鉄の線路の幅(軌間、またはゲージとも言う)は、英仏独伊などより広い1674ミリ(167.4センチ)。日本のJRの線路幅より60センチ広く、ホームから眺めただけでも幅広感が十分に伝わってくる。

    この特急列車は、先頭の電気機関車に続く6両が2等車、最後の2両が1等車の8両編成。ステンレス鋼板の銀色と黄緑色の2等客車が旅情をそそる。現代の客車はエアコン付きなので、もう窓は開かない。古い映画のシーンのように、窓から身を乗り出して手を振ったり、手の甲にキスするシーンはなし。

    ちなみにポルトガル国鉄の線路の幅(軌間、またはゲージとも言う)は、英仏独伊などより広い1674ミリ(167.4センチ)。日本のJRの線路幅より60センチ広く、ホームから眺めただけでも幅広感が十分に伝わってくる。

    オリエンテ駅

  • オリエンテ駅で3分ほど停まって、ほぼ満員の乗客を乗せた後、列車はゆっくりと動き出した。髪に白いものが混じる世代にとっては、これぞ、ヨーロッパの長距離列車の発車シーンを彷彿させる感動のひととき。次は、こういうノスタルジックな要素の残る客車特急に乗ってポルトガルの他の都市へ行ってみたくなった。<br />

    オリエンテ駅で3分ほど停まって、ほぼ満員の乗客を乗せた後、列車はゆっくりと動き出した。髪に白いものが混じる世代にとっては、これぞ、ヨーロッパの長距離列車の発車シーンを彷彿させる感動のひととき。次は、こういうノスタルジックな要素の残る客車特急に乗ってポルトガルの他の都市へ行ってみたくなった。

    オリエンテ駅

  • 【中距離電車に乗ってサンタ・アポローニア駅】<br />オリエンテ駅の様子が分かったあとは、折からやってきた中距離用と思しき電車に乗って昔からのターミナル駅、サンタ・アポローニアへ向かった。

    【中距離電車に乗ってサンタ・アポローニア駅】
    オリエンテ駅の様子が分かったあとは、折からやってきた中距離用と思しき電車に乗って昔からのターミナル駅、サンタ・アポローニアへ向かった。

    オリエンテ駅

  • この電車の内装は赤が基本。ゴミもなく清潔、傷みや剥がれもなく、メンテも上々で好感が持てる。遠くから来た電車の割には、乗客の大半が通勤客や近隣の数駅をちょこっと乗るだけの雰囲気。

    この電車の内装は赤が基本。ゴミもなく清潔、傷みや剥がれもなく、メンテも上々で好感が持てる。遠くから来た電車の割には、乗客の大半が通勤客や近隣の数駅をちょこっと乗るだけの雰囲気。

  • 【リスボンの伝統的な長距離列車ターミナル】<br />サンタ・アポローニア駅:Santa Apolonia(アクセント記号は略)は、都心部の東のテージョ川沿いの狭い土地に建てられた格式の高いターミナル駅。昔のポルトガルの鉄道事情を反映して、メインの発着線は2本しかなく、脇の方に6線ほどある。1日10本か20本の長距離列車をさばくだけだったなら十分という規模だと思う。私は、30数年前にスペインからの夜行列車に乗って来て、ここに降り立ったはずなのに、全く記憶がない。モウロクしたようだ。

    【リスボンの伝統的な長距離列車ターミナル】
    サンタ・アポローニア駅:Santa Apolonia(アクセント記号は略)は、都心部の東のテージョ川沿いの狭い土地に建てられた格式の高いターミナル駅。昔のポルトガルの鉄道事情を反映して、メインの発着線は2本しかなく、脇の方に6線ほどある。1日10本か20本の長距離列車をさばくだけだったなら十分という規模だと思う。私は、30数年前にスペインからの夜行列車に乗って来て、ここに降り立ったはずなのに、全く記憶がない。モウロクしたようだ。

    サンタ アポローニア駅

    もうすぐ歴史になろうとするターミナル駅サンタ・アポローニア by Pメテオラさん
  • ホームや駅舎内を少し歩いてみたが、最近、深紅の色合いにきれいに塗り直されたようだ。駅前や周辺も工事中で、サンタ・アポローニア駅を中核の歴史的建物にして付近一帯をレトロ・リスボンみたいな観光地に再開発しようという目論見だろうか。<br /><br />あと、リスボンでは、オリエント駅なども含めて、怪しげな男女や壁のくぼみで寝ているような人がいない。リスボンの治安はEUの首都ではトップクラスという評判に納得した。

    ホームや駅舎内を少し歩いてみたが、最近、深紅の色合いにきれいに塗り直されたようだ。駅前や周辺も工事中で、サンタ・アポローニア駅を中核の歴史的建物にして付近一帯をレトロ・リスボンみたいな観光地に再開発しようという目論見だろうか。

    あと、リスボンでは、オリエント駅なども含めて、怪しげな男女や壁のくぼみで寝ているような人がいない。リスボンの治安はEUの首都ではトップクラスという評判に納得した。

    サンタ アポローニア駅

    もうすぐ歴史になろうとするターミナル駅サンタ・アポローニア by Pメテオラさん
  • 【シントラ線の赤い通勤電車】<br />ニッポン人にとってCP(国鉄)の電車のうちで、一番、認知度が高いのが、シントラ線の赤いステンレス製通勤電車のはず。4両編成を2組つなげた8両編成で朝から晩までシントラ線を走り、ロシオ駅にも顔を出している。<br />「あたしも赤い電車に乗った」、「ぼくの乗ったのも、この電車・・」<br />という訳で、ホントに多くの日本人に愛されている。

    【シントラ線の赤い通勤電車】
    ニッポン人にとってCP(国鉄)の電車のうちで、一番、認知度が高いのが、シントラ線の赤いステンレス製通勤電車のはず。4両編成を2組つなげた8両編成で朝から晩までシントラ線を走り、ロシオ駅にも顔を出している。
    「あたしも赤い電車に乗った」、「ぼくの乗ったのも、この電車・・」
    という訳で、ホントに多くの日本人に愛されている。

    オリエンテ駅

  • 【電車も注文建築から建売の時代】<br />夕方のローマ・アレーイロ駅にやてきたのは、最新鋭2階建て通勤電車3500系4両編成。このタイプ、平日はけっこう走っているのに、土曜と日曜は全然見なくなる、まさに通勤車両そのもの。車内は、パリやミラノで見かけるものと同じ造り。今や通勤電車は、都市ごとに独特の車両があるのではなく、車両メーカーで基本モデルを作って、あとは各都市がオプションで少し変化を加えて導入する感じ。家で言えば、注文建築から建売住宅になった感じ。どうしても面白味に欠ける。

    イチオシ

    【電車も注文建築から建売の時代】
    夕方のローマ・アレーイロ駅にやてきたのは、最新鋭2階建て通勤電車3500系4両編成。このタイプ、平日はけっこう走っているのに、土曜と日曜は全然見なくなる、まさに通勤車両そのもの。車内は、パリやミラノで見かけるものと同じ造り。今や通勤電車は、都市ごとに独特の車両があるのではなく、車両メーカーで基本モデルを作って、あとは各都市がオプションで少し変化を加えて導入する感じ。家で言えば、注文建築から建売住宅になった感じ。どうしても面白味に欠ける。

  • 【フェルタグス線でテージョ川を渡ればよかった】<br />そのときは、ローマ・アレーイロ駅に、見慣れない青い色合いの電車が停まっているなと思った程度だったが、帰国後に見てみたら、テージョ川に架かった4月25日橋を通って初めてリスボンと対岸を結んだ鉄道、フェルタグス線(Fertagus)の電車だったという「後悔先に立たず」体験。今度、来たら乗ってやるぞと意気込んでも、それがいつのことやら分からないのが海外旅行の悲しき「一期一会」。

    【フェルタグス線でテージョ川を渡ればよかった】
    そのときは、ローマ・アレーイロ駅に、見慣れない青い色合いの電車が停まっているなと思った程度だったが、帰国後に見てみたら、テージョ川に架かった4月25日橋を通って初めてリスボンと対岸を結んだ鉄道、フェルタグス線(Fertagus)の電車だったという「後悔先に立たず」体験。今度、来たら乗ってやるぞと意気込んでも、それがいつのことやら分からないのが海外旅行の悲しき「一期一会」。

  • フェルタグス線の車両そのものは、国鉄の真っ赤な2階建て電車と同じ。いままでは船で行き来していたテージョ川対岸まで電車で行けるというのが従来との違い。だから、リスボン発の特急や急行だって、フェルタグス線を通って南部の主要都市ファロなどに直通できるようになった。経済発展と技術進歩の輝かしい側面に、思わずホロリ。

    フェルタグス線の車両そのものは、国鉄の真っ赤な2階建て電車と同じ。いままでは船で行き来していたテージョ川対岸まで電車で行けるというのが従来との違い。だから、リスボン発の特急や急行だって、フェルタグス線を通って南部の主要都市ファロなどに直通できるようになった。経済発展と技術進歩の輝かしい側面に、思わずホロリ。

  • ヨーロッパの鉄道によくあるのに、日本のJRや私鉄にめったにない配線が、写真のようなDSSと呼ばれる分岐器。地味に鉄道文化の違いを感じる場面のひとつ。ローマ・アレーイロ駅の西側にも、ばっちりとDSSを2組連続して配置した線路が見えた。<br />「やっぱり、リスボンもヨーロッパ」と感じた。

    ヨーロッパの鉄道によくあるのに、日本のJRや私鉄にめったにない配線が、写真のようなDSSと呼ばれる分岐器。地味に鉄道文化の違いを感じる場面のひとつ。ローマ・アレーイロ駅の西側にも、ばっちりとDSSを2組連続して配置した線路が見えた。
    「やっぱり、リスボンもヨーロッパ」と感じた。

  • 【シントラ観光の起点ロシオ駅】<br />シントラ線は、少し前までは都心部のロシオ(Rossio)駅が起終点。ロシオ駅は大屋根の下に8番線くらいまである堂々としたターミナル駅。CP(国鉄)にては珍しくバリア式の自動改札機がびっちり並び、不埒なやからのホーム侵入を防いでいるのは、観光客には安心材料。駅の隅っこの方にシントラ行きの赤い普通電車が8両編成で停まっていた。

    【シントラ観光の起点ロシオ駅】
    シントラ線は、少し前までは都心部のロシオ(Rossio)駅が起終点。ロシオ駅は大屋根の下に8番線くらいまである堂々としたターミナル駅。CP(国鉄)にては珍しくバリア式の自動改札機がびっちり並び、不埒なやからのホーム侵入を防いでいるのは、観光客には安心材料。駅の隅っこの方にシントラ行きの赤い普通電車が8両編成で停まっていた。

    ロシオ駅

  • 「シントラ観光はロシオ駅から」と、どの言語の観光ガイドにも載っているらしく、春先の10時過ぎのロシオ駅「有人」窓口は長蛇の列。ちなみに中国人、日本人らしき顔つきは、ほぼいなかった。シントラ周遊のお得なキップを買うまでに何分くらいかかるか不明であるが、こうした光景を見て、ペイペイやクレカ利用の専用マシンを導入するとか、CPのスタッフが改札前でデスクを並べて現金売りなどの「お客の便」を考えないのだろうか。<br /><br />「考えません。だって当社(CP)は、親方ポルトガル企業だもんね。決まった以上に働くなんてイヤ。あはは」<br />

    「シントラ観光はロシオ駅から」と、どの言語の観光ガイドにも載っているらしく、春先の10時過ぎのロシオ駅「有人」窓口は長蛇の列。ちなみに中国人、日本人らしき顔つきは、ほぼいなかった。シントラ周遊のお得なキップを買うまでに何分くらいかかるか不明であるが、こうした光景を見て、ペイペイやクレカ利用の専用マシンを導入するとか、CPのスタッフが改札前でデスクを並べて現金売りなどの「お客の便」を考えないのだろうか。

    「考えません。だって当社(CP)は、親方ポルトガル企業だもんね。決まった以上に働くなんてイヤ。あはは」

    ロシオ駅

  • 【威風堂々ロシオ駅】<br />旅行者にも有名なロシオ駅舎正面で、馬蹄形の入口が印象的。、プラットホームは建物の奥の4階くらいの高さにあるのことも、かなり知られた基礎知識。<br />

    【威風堂々ロシオ駅】
    旅行者にも有名なロシオ駅舎正面で、馬蹄形の入口が印象的。、プラットホームは建物の奥の4階くらいの高さにあるのことも、かなり知られた基礎知識。

    ロシオ駅

  • 【もうひとつの近距離電車ターミナル、カイス・デ・ソドレ駅】<br />テージョ川沿いの国鉄、地下鉄カイス・デ・ソドレ駅:Cais de Sodre もリスボン有数の鉄道ターミナルのひとつ。市内のベレンや、海辺のリゾート、カスカイス(カシュカイシュ):Cascais へ行く電車の始発駅だ。地下鉄との連絡通路を通ることが多いので、大樹に囲まれた駅舎には、あまり馴染みがないかも。

    【もうひとつの近距離電車ターミナル、カイス・デ・ソドレ駅】
    テージョ川沿いの国鉄、地下鉄カイス・デ・ソドレ駅:Cais de Sodre もリスボン有数の鉄道ターミナルのひとつ。市内のベレンや、海辺のリゾート、カスカイス(カシュカイシュ):Cascais へ行く電車の始発駅だ。地下鉄との連絡通路を通ることが多いので、大樹に囲まれた駅舎には、あまり馴染みがないかも。

    カイス ド ソドレ駅

    通り過ぎてしまうカイス・デ・ソドレ駅 by Pメテオラさん
  • 同じCP(国鉄)の通勤路線でもカスカイス線の電車は黄色で、3両1組を2編成つなげた6両編成が基本。車体も、シントラ線に比べると、ちょっと古い感じがする。それでも、わくわく。

    同じCP(国鉄)の通勤路線でもカスカイス線の電車は黄色で、3両1組を2編成つなげた6両編成が基本。車体も、シントラ線に比べると、ちょっと古い感じがする。それでも、わくわく。

    カイス ド ソドレ駅

    通り過ぎてしまうカイス・デ・ソドレ駅 by Pメテオラさん
  • 川沿いのカイス・デ・ソドレ駅からカスカイス方向に出たところ。こちらの駅にもDSSがあって、ヨーロッパの駅らしい雰囲気を漂わせていた。電車は、週末でも20分おきくらいに走っているが、お客の多くは行楽客やガイジン観光客だった。

    川沿いのカイス・デ・ソドレ駅からカスカイス方向に出たところ。こちらの駅にもDSSがあって、ヨーロッパの駅らしい雰囲気を漂わせていた。電車は、週末でも20分おきくらいに走っているが、お客の多くは行楽客やガイジン観光客だった。

    カイス ド ソドレ駅

    通り過ぎてしまうカイス・デ・ソドレ駅 by Pメテオラさん
  • カスカイス行き電車は、テージョ川沿いに走り、4月25日橋の下をくぐり抜けて10分ほどでベレンに到着。跨線橋を上がって周りの景色を見ていたら、ちょうど上りのカイス・デ・ソドレ行きが入ってきた。

    カスカイス行き電車は、テージョ川沿いに走り、4月25日橋の下をくぐり抜けて10分ほどでベレンに到着。跨線橋を上がって周りの景色を見ていたら、ちょうど上りのカイス・デ・ソドレ行きが入ってきた。

    ベレン駅

  • この路線のハイライト風景のひとつ、世界遺産ジェロニモス修道院をバックに走るカスカイス線の電車。「発見のモニュメント」側の遊歩道に立って撮った。

    イチオシ

    地図を見る

    この路線のハイライト風景のひとつ、世界遺産ジェロニモス修道院をバックに走るカスカイス線の電車。「発見のモニュメント」側の遊歩道に立って撮った。

    ベレン地区 散歩・街歩き

  • 【リスボンのメトロに乗って】<br />カイス・デ・ソドレ駅に戻ってきて、今度はメトロでロシオ広場あたりに行く。地下鉄の目印は、「M」の字をあしらった赤い看板。地図にも同じマークがついているから、すぐにコツをつかめるはず。

    【リスボンのメトロに乗って】
    カイス・デ・ソドレ駅に戻ってきて、今度はメトロでロシオ広場あたりに行く。地下鉄の目印は、「M」の字をあしらった赤い看板。地図にも同じマークがついているから、すぐにコツをつかめるはず。

    カイス ド ソドレ駅

    通り過ぎてしまうカイス・デ・ソドレ駅 by Pメテオラさん
  • 駅の改札あたりには、路線図や駅周辺図が設置してあるから、スマホが読み取りにくくても十分安心して、自分の居場所や目的地の方向が分かる。

    駅の改札あたりには、路線図や駅周辺図が設置してあるから、スマホが読み取りにくくても十分安心して、自分の居場所や目的地の方向が分かる。

    カイス ド ソドレ駅

    通り過ぎてしまうカイス・デ・ソドレ駅 by Pメテオラさん
  • キップやビバ・ビアジェンカード類の自動販売機。大きな駅には5台、6台と並び、小さな駅でも2台は置いてあった。外国語は、英語対応はあるが、日本語対応はなし。うろ覚えだが、中国語もなかったと記憶している。キップの選び方や操作方法は、解説好き、あるいは徹底攻略を標榜するブロガーさんらがいっぱい書いているので、そちらをご覧あれ。<br />最初は、ちょっとだけビクつくが、1度体験すれば2度目からは安心して機械に触れるので心配無用。

    キップやビバ・ビアジェンカード類の自動販売機。大きな駅には5台、6台と並び、小さな駅でも2台は置いてあった。外国語は、英語対応はあるが、日本語対応はなし。うろ覚えだが、中国語もなかったと記憶している。キップの選び方や操作方法は、解説好き、あるいは徹底攻略を標榜するブロガーさんらがいっぱい書いているので、そちらをご覧あれ。
    最初は、ちょっとだけビクつくが、1度体験すれば2度目からは安心して機械に触れるので心配無用。

  • リスボンのメトロの既存4路線は青、緑、赤、黄色の名前で呼ばれていて、横浜市営地下鉄と同じ分類法。旧市街をじっくり観光するとメトロに乗る機会も減るが、それでも緑、青の2路線は観光客の使い勝手も良いはず。<br />電車の色とデザインは4路線共通。多分、車庫や工場がひとつで、4路線を一元管理してコストをセーブしているので、路線ごとのカラーの電車を個別に準備できない感じがした。

    リスボンのメトロの既存4路線は青、緑、赤、黄色の名前で呼ばれていて、横浜市営地下鉄と同じ分類法。旧市街をじっくり観光するとメトロに乗る機会も減るが、それでも緑、青の2路線は観光客の使い勝手も良いはず。
    電車の色とデザインは4路線共通。多分、車庫や工場がひとつで、4路線を一元管理してコストをセーブしているので、路線ごとのカラーの電車を個別に準備できない感じがした。

  • メトロの電車は、3両1組の編成を2編成つないだ6両編成が基本。電気は第三軌条と呼ばれる線路のような装置から取るので、屋根上のパンタグラフはなし。夜になって、3両の短い編成が来た時は、リスボン市民も大慌てで3両しかない車両に向かって小走りで移動。何かのトラブルで例外的な措置らしく、皆んなお互いに「参ったな」と苦笑し合って一件落着。

    メトロの電車は、3両1組の編成を2編成つないだ6両編成が基本。電気は第三軌条と呼ばれる線路のような装置から取るので、屋根上のパンタグラフはなし。夜になって、3両の短い編成が来た時は、リスボン市民も大慌てで3両しかない車両に向かって小走りで移動。何かのトラブルで例外的な措置らしく、皆んなお互いに「参ったな」と苦笑し合って一件落着。

  • メトロの座席はボックス席と長椅子の組み合わせ。椅子の背もたれはポルトガルらしくコルク素材。表面を硬くコーティングして、コルクがボロボロ剥がれないようにしてあった。ご当地風の電車に拍手だ。

    メトロの座席はボックス席と長椅子の組み合わせ。椅子の背もたれはポルトガルらしくコルク素材。表面を硬くコーティングして、コルクがボロボロ剥がれないようにしてあった。ご当地風の電車に拍手だ。

  • リスボンの地下鉄も「メトロ」と呼ぶんだなと一人合点していたら、パリのメトロの出入口そっくりのデザインを見つけた。黄色線のピコアス駅の出入口のひとつで、当局が遊び心で作ってみたという感じ。他の駅は、ほぼ、柱の頭頂部にMの字をあしらった赤い標識で統一されているからだ。<br /><br />それにしても、世界中から「パリのメトロこそ、『メトロ』の元祖、あるいはシンボル」と思われているのだ。ロンドンの地下鉄は「アンダーグラウンド」なので”メトロ”ではないらしい。<br />

    リスボンの地下鉄も「メトロ」と呼ぶんだなと一人合点していたら、パリのメトロの出入口そっくりのデザインを見つけた。黄色線のピコアス駅の出入口のひとつで、当局が遊び心で作ってみたという感じ。他の駅は、ほぼ、柱の頭頂部にMの字をあしらった赤い標識で統一されているからだ。

    それにしても、世界中から「パリのメトロこそ、『メトロ』の元祖、あるいはシンボル」と思われているのだ。ロンドンの地下鉄は「アンダーグラウンド」なので”メトロ”ではないらしい。

  • 【サンタ・ジュスタのエレベーター】<br />メトロのロシオ駅から広場に上がってくると、少し遠くに鉄塔と連絡橋が見えた。<br />「ふふん、あれが、何とかのエレベーターだな」と直感して歩いていった。

    【サンタ・ジュスタのエレベーター】
    メトロのロシオ駅から広場に上がってくると、少し遠くに鉄塔と連絡橋が見えた。
    「ふふん、あれが、何とかのエレベーターだな」と直感して歩いていった。

    ロシオ広場 (ペドロ4世広場) 広場・公園

  • 通り沿いから「サンタ・ジュスタのエレベーター」(Elevador / Santa Justa Elevator )を見上げた。午前9時30分なのに、塔の階段の背後まで乗車待ちの観光客がとぐろを巻いて列を作っている。私も背後に回って列の最後尾にくっついた。

    通り沿いから「サンタ・ジュスタのエレベーター」(Elevador / Santa Justa Elevator )を見上げた。午前9時30分なのに、塔の階段の背後まで乗車待ちの観光客がとぐろを巻いて列を作っている。私も背後に回って列の最後尾にくっついた。

    サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

  • サンタ・ジュスタのエレベーターは、12分毎の運転で、1回の乗車定員は15人くらい。係員が人数を数えて誘導している。鉄塔の裏から、自分の乗車順まで待つこと約90分、その間、背後にくっついたイタリア人中年夫妻と雑談。長時間待ちに耐えられずに列を去って行く人もいた。いまや実用性は全くなく、単なる観光アトラクションと化しているにしても、ディズニー並みの待ち時間に、リスボン人気のすごさを改めて感じた次第。<br />

    サンタ・ジュスタのエレベーターは、12分毎の運転で、1回の乗車定員は15人くらい。係員が人数を数えて誘導している。鉄塔の裏から、自分の乗車順まで待つこと約90分、その間、背後にくっついたイタリア人中年夫妻と雑談。長時間待ちに耐えられずに列を去って行く人もいた。いまや実用性は全くなく、単なる観光アトラクションと化しているにしても、ディズニー並みの待ち時間に、リスボン人気のすごさを改めて感じた次第。

    サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

  • 待ちに待ったエレベーター乗車。市営の交通機関なのでビバ・ビアジェンカードを黄色い改札機にタッチ。2ユーロ弱の所定運賃がピッと引かれた。箱の中は100年前から変わらないような木目調のデザイン。乗客どうしの距離はゆったり気味。ぎゅぎゅう押し込むと、エレベーターへの負荷が増して痛みが早くなるのだろう。係員が安全確認して蛇腹状の扉を閉めると、エレベーターは音もなく、すうっと上昇開始。1分で上の階に到着。<br /><br />「90分待って、1分で終わり・・・・」<br />4月のリスボン観光は、1に忍耐、2に忍耐であった。<br />

    待ちに待ったエレベーター乗車。市営の交通機関なのでビバ・ビアジェンカードを黄色い改札機にタッチ。2ユーロ弱の所定運賃がピッと引かれた。箱の中は100年前から変わらないような木目調のデザイン。乗客どうしの距離はゆったり気味。ぎゅぎゅう押し込むと、エレベーターへの負荷が増して痛みが早くなるのだろう。係員が安全確認して蛇腹状の扉を閉めると、エレベーターは音もなく、すうっと上昇開始。1分で上の階に到着。

    「90分待って、1分で終わり・・・・」
    4月のリスボン観光は、1に忍耐、2に忍耐であった。

    サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

  • 90分待って見たサンタ・ジュスタのエレベーターの上の階からのロシオ広場の眺め。リスボン特有の茶色に屋根が延々と連なっている旧市街の街並みが美しい。

    90分待って見たサンタ・ジュスタのエレベーターの上の階からのロシオ広場の眺め。リスボン特有の茶色に屋根が延々と連なっている旧市街の街並みが美しい。

  • 前の写真の風景だけ見たいのならば、近くの路地を10分くらい上ってきて、エレベーターに通じる橋を渡ってくるだけでよい。エレベーターの真上は有料展望台である。私は行かなかったが、目に入る風景は連絡橋からのそれと大差ないはず。金網がない分、開放的、360度展開かもね。

    前の写真の風景だけ見たいのならば、近くの路地を10分くらい上ってきて、エレベーターに通じる橋を渡ってくるだけでよい。エレベーターの真上は有料展望台である。私は行かなかったが、目に入る風景は連絡橋からのそれと大差ないはず。金網がない分、開放的、360度展開かもね。

    サンタ ジュスタのエレベーター アクティビティ・乗り物体験

  • 【名物のアソンスール3線】<br />リスボン旧市街を代表する光景は、教会や美術館ではなく、市電とケーブルカー。エコバックやTシャツの図柄にいっぱい描かれている。そういう訳なので、しつこく歩いて3路線をすべて見た。<br /><br />まず、ロシオ広場の北、レスタウラドーレス広場北西付近から急坂をのぼるグロリア線:Ascensor da Gloria のケーブルカーを発見。初顔合わせゆえ、1乗車3.80ユーロをICカード引き落としで払って体験乗車。<br />「高か・・・・、570円。観光客以外は乗らない、乗せない公共交通機関だ」<br /><br />車両は、勾配のついた台車の片方をかさ上げして、客室の床が水平になるようにしたタイプ。他のビカ線は、日本のケーブルカーのように車内の床を階段状に造って勾配対応。

    【名物のアソンスール3線】
    リスボン旧市街を代表する光景は、教会や美術館ではなく、市電とケーブルカー。エコバックやTシャツの図柄にいっぱい描かれている。そういう訳なので、しつこく歩いて3路線をすべて見た。

    まず、ロシオ広場の北、レスタウラドーレス広場北西付近から急坂をのぼるグロリア線:Ascensor da Gloria のケーブルカーを発見。初顔合わせゆえ、1乗車3.80ユーロをICカード引き落としで払って体験乗車。
    「高か・・・・、570円。観光客以外は乗らない、乗せない公共交通機関だ」

    車両は、勾配のついた台車の片方をかさ上げして、客室の床が水平になるようにしたタイプ。他のビカ線は、日本のケーブルカーのように車内の床を階段状に造って勾配対応。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • 外目にも小さな車両の中は手狭。体の大きな兄ちゃんも身をよじって窮屈そうである。<br /><br />サンタ・ジュスタのエレベーターともども、ケーブルカーも99%観光アトラクション。20世紀初頭の古いものを、継子扱いしながらも残しておいて良かったね。<br /><br />

    外目にも小さな車両の中は手狭。体の大きな兄ちゃんも身をよじって窮屈そうである。

    サンタ・ジュスタのエレベーターともども、ケーブルカーも99%観光アトラクション。20世紀初頭の古いものを、継子扱いしながらも残しておいて良かったね。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • 発車時間になって運転手さんがドアを閉め機器を操作すると、車体がゆっくりと動き出した。物知りな方の解説を読むと、動力は電車側についているとのこと。線路の間に、もう1本の線路状の溝があるので、これが普通の市電ではないことは分かるのだが、2両1組であるはずの車両が実際にどうやって動いているのか実体験限りでは不明。

    発車時間になって運転手さんがドアを閉め機器を操作すると、車体がゆっくりと動き出した。物知りな方の解説を読むと、動力は電車側についているとのこと。線路の間に、もう1本の線路状の溝があるので、これが普通の市電ではないことは分かるのだが、2両1組であるはずの車両が実際にどうやって動いているのか実体験限りでは不明。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • 線路は、坂の下が単線、途中から複線になって終点まで続くYの字のような配線。線路際は歩いて通れるので、坂道を行き来して電車のすれ違い場面も観察。それにしても、落書きの凄まじさよ。車両は、夜間、囲いも何もない線路上に留置するので、やりたい放題なのだろう。

    線路は、坂の下が単線、途中から複線になって終点まで続くYの字のような配線。線路際は歩いて通れるので、坂道を行き来して電車のすれ違い場面も観察。それにしても、落書きの凄まじさよ。車両は、夜間、囲いも何もない線路上に留置するので、やりたい放題なのだろう。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • グロリア線の坂の上の終点。駅舎もなくふきっ晒し。ケーブルの巻き上げ機器などはどの建物に入っているのだろうか、それも別の構造なのだろうか。観光客なので、ここで思考停止。景色を見るためにそばの公園の展望台に上がった。

    グロリア線の坂の上の終点。駅舎もなくふきっ晒し。ケーブルの巻き上げ機器などはどの建物に入っているのだろうか、それも別の構造なのだろうか。観光客なので、ここで思考停止。景色を見るためにそばの公園の展望台に上がった。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • グロリア線の車両を横からチェック。垂直方向から見た感じより実際の傾斜は緩い。

    グロリア線の車両を横からチェック。垂直方向から見た感じより実際の傾斜は緩い。

    ケーブルカーグロリア線 その他の交通機関

  • 【アセンソール・ド・ラブラ】<br />2番目は、もっとも地味なアセンソール・ド・ラブラ:Ascensor do Lavra。ラブラ線。<br />それにつけても、ポルトガル語でケーブルカーは、エレベーターに当たる「アセンソール」なんだと頭を捻る私。フランス語、イタリア語からの類推は、巻上げ装置見合いの「フニクラ」だから、意外や意外の言語センス。ビルにある、いわゆるエレベーターも「エレバドール」または「アセンソール」のようなので、”ふうん”である。

    【アセンソール・ド・ラブラ】
    2番目は、もっとも地味なアセンソール・ド・ラブラ:Ascensor do Lavra。ラブラ線。
    それにつけても、ポルトガル語でケーブルカーは、エレベーターに当たる「アセンソール」なんだと頭を捻る私。フランス語、イタリア語からの類推は、巻上げ装置見合いの「フニクラ」だから、意外や意外の言語センス。ビルにある、いわゆるエレベーターも「エレバドール」または「アセンソール」のようなので、”ふうん”である。

    ケーブルカー ラブラ その他の交通機関

  • こちらも、落書きいっぱいの車両が、坂下の単線、坂上の複線区間を15分おきくらいに往復。レスタウラドーレス広場から1つ内側に入った道沿いに乗り場があるので、探すのにちょっと苦労した。

    こちらも、落書きいっぱいの車両が、坂下の単線、坂上の複線区間を15分おきくらいに往復。レスタウラドーレス広場から1つ内側に入った道沿いに乗り場があるので、探すのにちょっと苦労した。

    ケーブルカー ラブラ その他の交通機関

  • ラブラ線は、3線中で最も早く開業したとの説明。何の変哲もない住宅地の脇に、プラットホームと門のような駅舎がある。

    ラブラ線は、3線中で最も早く開業したとの説明。何の変哲もない住宅地の脇に、プラットホームと門のような駅舎がある。

    ケーブルカー ラブラ その他の交通機関

  • 何か、ほのぼのとする駅舎。20世紀初頭に、電気と鉄を利用した最先端の技術で作ったアセンソールの誇らし気な雰囲気が伝わってきた。

    何か、ほのぼのとする駅舎。20世紀初頭に、電気と鉄を利用した最先端の技術で作ったアセンソールの誇らし気な雰囲気が伝わってきた。

    ケーブルカー ラブラ その他の交通機関

  • 【アサンソール1番人気のビカのエレベーター】<br />最後は、車窓風景が良いと人気のビカのエレベーター:Ascensor da Bica。ビルをくり抜いた坂の下の駅舎は、3線中ナンバーワンで素晴らしい。人気路線だけに、いつも長蛇の列で、30分1時間待ちも当たり前との情報だ。予想通り列が長かったので、見るだけ。

    【アサンソール1番人気のビカのエレベーター】
    最後は、車窓風景が良いと人気のビカのエレベーター:Ascensor da Bica。ビルをくり抜いた坂の下の駅舎は、3線中ナンバーワンで素晴らしい。人気路線だけに、いつも長蛇の列で、30分1時間待ちも当たり前との情報だ。予想通り列が長かったので、見るだけ。

    ビカのケーブルカー その他の交通機関

  • やってきましたビカのアセンソールの車両。1両は、夜間、駅舎内部に取り込めるので落書きから免れている様子。そのため、インスタ映え、旅行記映えがするので画像が山のように出回っている超人気車両だ。<br />これならいいねと、私も皆さんのように写真をアップした。

    やってきましたビカのアセンソールの車両。1両は、夜間、駅舎内部に取り込めるので落書きから免れている様子。そのため、インスタ映え、旅行記映えがするので画像が山のように出回っている超人気車両だ。
    これならいいねと、私も皆さんのように写真をアップした。

    ビカのケーブルカー その他の交通機関

  • 【いまさらですが市電にも乗って】<br />「リスボン観光に来て、市電にも乗らないなんて」と言われないよう、レトロな市電車両も忘れずに体験。乗ったのは、ホテルの方も旅行案内もイチオシの28系統ではなく24系統。28系統は満員、長蛇の列で、あっさりあきらめたのであった。

    【いまさらですが市電にも乗って】
    「リスボン観光に来て、市電にも乗らないなんて」と言われないよう、レトロな市電車両も忘れずに体験。乗ったのは、ホテルの方も旅行案内もイチオシの28系統ではなく24系統。28系統は満員、長蛇の列で、あっさりあきらめたのであった。

    バイシャ シアード駅

  • リスボンの坂道をくねくねと市電は行く。

    リスボンの坂道をくねくねと市電は行く。

  • 車両は、100年モノ風に作った30年モノ。終点ではループ状にくるりと回り、折返し運転はしないので、座席は常に進行方向を向いている。9割方観光客だが、たまに、おばあさん、おじいさんも乗っているので、まだ一般の電車感覚がある。運賃も1ユーロちょっとのはず。ICカード引落としなので正確に覚えていない。

    車両は、100年モノ風に作った30年モノ。終点ではループ状にくるりと回り、折返し運転はしないので、座席は常に進行方向を向いている。9割方観光客だが、たまに、おばあさん、おじいさんも乗っているので、まだ一般の電車感覚がある。運賃も1ユーロちょっとのはず。ICカード引落としなので正確に覚えていない。

  • 大混雑、長蛇の列で乗れなかった市電28系統を恨めし気に見る。廃止された線路もいっぱい残っていて、日本では松山市でしか見ることのできなくなった、路面上で十文字に交差する線路だって1カ所のみならずあった。

    大混雑、長蛇の列で乗れなかった市電28系統を恨めし気に見る。廃止された線路もいっぱい残っていて、日本では松山市でしか見ることのできなくなった、路面上で十文字に交差する線路だって1カ所のみならずあった。

  • 【市電のトリは最新鋭の連接車15系統】<br />ジェロニモス修道院や発見のモニュメント観光に行くときに使う人もいる15系統には、旧型車と新進気鋭の3連接エアコン完備車が走っている。修道院を背景に走る新型車両だって、十分に絵になると思う。

    【市電のトリは最新鋭の連接車15系統】
    ジェロニモス修道院や発見のモニュメント観光に行くときに使う人もいる15系統には、旧型車と新進気鋭の3連接エアコン完備車が走っている。修道院を背景に走る新型車両だって、十分に絵になると思う。

    ジェロニモス修道院 寺院・教会

  • ときどき、はっとするようなデザインのラッピング電車も走ってきて、市電15系統は一般市民向けの路線だということを改めて実感。私は、こういうの好きな方である。

    イチオシ

    地図を見る

    ときどき、はっとするようなデザインのラッピング電車も走ってきて、市電15系統は一般市民向けの路線だということを改めて実感。私は、こういうの好きな方である。

    ジェロニモス修道院 寺院・教会

  • 連接車タイプの市電の内部は、CP(国鉄)の2階建て電車と同じく、ユニバーサル・デザイン。低床、ボックス席、ICカードタッチ装置、つかまり棒と世界共通の仕様を見ると、いま、自分がどこの都市にいるかを忘れそうになる。

    連接車タイプの市電の内部は、CP(国鉄)の2階建て電車と同じく、ユニバーサル・デザイン。低床、ボックス席、ICカードタッチ装置、つかまり棒と世界共通の仕様を見ると、いま、自分がどこの都市にいるかを忘れそうになる。

  • 連接車両の最後尾の展望シート。前の電車との間隔が短かったせいか、最後まで乗客は少ない便だったので、湾曲した座席にどっかり腰を下ろして、過ぎ去るリスボンの街路を20分ばかり堪能した。<br />また、来られるチャンスがあればいいなリスボン。<br />                                 了<br />

    連接車両の最後尾の展望シート。前の電車との間隔が短かったせいか、最後まで乗客は少ない便だったので、湾曲した座席にどっかり腰を下ろして、過ぎ去るリスボンの街路を20分ばかり堪能した。
    また、来られるチャンスがあればいいなリスボン。
                                     了

40いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

ポルトガルで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
ポルトガル最安 487円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

ポルトガルの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP