自転車旅行（ローマからパリ）３０、３１日目　ヤーミーヌ・アマメからチュニス、フェリーでパレルモへ

2023/04/29 - 2023/04/30

第二ステージ：フェリーでナポリに戻り、フィレンツェ、ジェノバ、トリノ、スイス国境へ

エリア イタリア

今日から第二ステージに入る。
フェリーでナポリに戻り、フィレンツェ、ジェノバ、トリノ、スイス国境へ行く。
今日はリゾート地から少し北上し、ハンマーメットを経由し、チュニスのフェリーポートまで走る。

ハンマーメットに到着した。
海が綺麗な場所で、海水浴する家族連れが１組だけで、まだ寒いから泳ぐ人はいない。

チュニスまでの道のりは変化がなく、退屈だ。

それでも、野原一面に菜の花が咲いていて良かった。手前の路肩はゴミだらけなんだが。

羊飼いの姿は何度も目にした。
町中では犬や猫のようにペットとして飼われ、羊に首輪をつけて散歩していた。

チュニスの隣町ラディスで食事と買出しをし、１９時過ぎにフェリーポートに向けて走った。
なぜ買出ししたかというと、このあとパレルモで滞在することなく、ナポリまでのフェリーに乗り継ぐため、買い物ができないからだ。
それにチュニジア通貨は外貨に換金できないので、使い切る必要がある。

グレット橋は自転車でも通行可能なのだが、路肩に車を停める人が多く、危険だ。

無事にフェリーポートに到着した。
出航は深夜３時半なので、１１時くらいまで近くのカフェで待機した。
チェックインは１１時半までなので１２時過ぎに来ていたら、乗り遅れてしまう。

船内は難民船のような状況で、雑魚寝する人が多い。自分もそのひとりで、カフェ近くのスペースで寝袋に入って寝た。マットがないので寝付かれる。

朝、外に出たが、雨が降っていた。パレルモは雨なのか。

悪天候のためか到着が遅れた。
17時４５分頃到着するが、なかなか下船ができない。
船内は長蛇の列ができ、蒸し暑い。
フランス人が下船できないことに抗議しようと言い出し、壁をドンドン叩いた。さすが、フランス。日本人だったら、じ～と待つだけだろう。抗議に賛同したのはフランス人やチュニジア人だけだったようで、イタリア人もやれとか言っていた。
抗議したところで状況が変わる筈もなく、３０分くらいして、下船が始まった。
下船後、パスポートコントロールでまた並んだ。
順番を待ち切れない客ばかりで、どんどん抜かれてしまいったが、パスポートに入国スタンプを押してもらった。
さらに、荷物チェックでまた並んだ。
また並ぶのかと思ったが、隣のスペースでバイクの下船が始まり、荷物チェックはなく、ほとんど素通りしていく。どうやら、自転車もバイクと同じように行けるらしく、持ち金チェックとタバコを吸うか聞かれただけで終了し、イタリアに入国できた。
この時点で１９時１０分。
ナポリ行きのフェリーは２１時出港なので、急がないと間に合わない。
simカードの有効期限が切れているので、パレルモで手続きをしたかったが、無理だ。
直接、リレニアのフェリーポートにに向かった。

リレニアのフェリーポートはItalian Navigation Company S.P.A.のランドマークにある。
パスポートと電子チケットのチェックだけでスムーズに乗船できた。